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図南の翼 十二国記
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図南の翼 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 21~40 2/6ページ
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十二国記の話をほぼ知らず、昨年18年ぶりに新作が出てから、魔性の子を皮切りに読み始めた十二国記初心者です。 魔性の子からのスタートだし、本編は慶国からの話なので、出てきてない王様の国に関しては感情移入できないかも?と思ったけど、見事に裏切られたー!となりました。 このシリーズに出てくるどの登場人物も時には嫌悪感を抱かせるようなキャラだったりするんだが、段々と成長して好きになってしまう。 そんな作家さんの凄腕に見事に唸る一冊でした。 短編も長編もしっかりとその国の出来事が書かれてて飽きません。 | ||||
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「何故この長編が書かれなければならなかったのか、わかりますか?」 「当たり前でしょ!とっても魅力的で十二国の主要人物の1人である珠晶が、艱難辛苦の上、登極(王様になる事)する話を、何処かで詳しく書いておかなければいけないのは、理の当然でしょ」 「珠晶が登極したことは、シリーズを読んできた読者には周知のことでしょう。屋上に屋を架す事ではないでしょうか」 「では長編の主人公に、私は相応しくない、とでもいうの!」 「無理しなさんな。勝気な12歳の少女を演じてみても貴女は珠晶じゃない。珠晶は賢いから、私が挑発していることなど直ぐに見通しますよ」 「‥‥じゃ、貴方は誰?」 「その前に、貴女は所謂物語をキャラで読もうとするひとたちの魂が形を成した者と観ました」 「悪い?」 「悪くない。それも物語を読む方法です。でも私はそれとは真反対の方向から読もうとする者だと言っておきましょう」 「‥‥じゃ、いいわ。で、何故登極の話が長編になったの?」 「それは、今迄書かれていなかった黄海の話、否、道の話を書かなくてはならなかったからだと、私は思います」 「道の話‥‥」 「今まで長編で描かれたのは主に三ヶ所を舞台にしています。国を司り不老不死の人たちが住む雲上と、普通の人たちが住む雲下と分けた場合、雲下はエピソード1、雲上はエピソード3、そして世界中央の黄海真ん中の五山に住む仙人たちの話がエピソード2、エピソード4の陽子の話は雲上下両方かな。そしてもう1つ2つ書かれなければならない舞台があります。それが黄海だと私は思うのです」 「十二国の中央に位置して、妖魔の跋扈する人外魔境、人の領分でもなく、神の領分でもない。でも人は黄海を通って蓬山に昇山し、麒麟に王様になる事を願わないと登極できないのよね」 「この巻で、やっと黄海が実は水のない海であることがわかりました。人は基本的にそこを徒歩か、馬などで苦労して道なき道を行かねばなりません」 「だから道の話なの?」 「その道ではない。麒麟と対たる鵬を象徴する道、即ち王の行く道とは何かを明らかにする話、だったのだと私はこの作品を解釈しました」 「それは今までも描かれてきたわ」 「国の政治とは全く無関係の舞台で描かれる必要があるのです」 「わからないわ」 「それは十二国世界の成り立ちに関することだ、と今はそれしか言えません。ともかく、黄海を舞台にして、抽象的な道の世界を描く必要があった」 「この巻は、そんな抽象じゃなくて、冒険ものよ」 「そこが小野不由美女史の凄いところなんでしょう。おそらく漢文で書けば数百字ですむところを四百頁超の大長編にしてしまいました」 「貴方のそんな全てを見透かしたような物言い、大っ嫌い!私は私の道を行きます。でも‥‥貴方、ちょっとこの巻の利広に似ているわね」 「さあ、それはどうかな」 年表(加筆訂正) 1400年ごろ 奏国宗王先新が登極 妻と3人の子仙籍に入る 1467年 六太1歳応仁の乱で罹災する。 1470年 六太4歳延麒となる。 1479年 瀬戸内海賊村上氏により海辺領主小松氏滅亡 (大化元年) 雁国延王尚隆が登極 1500年(大化21年)元州の乱 斡由誅殺 −X75年 恭国供王珠晶が登極 X元年 泰麒 胎果として日本に流される X4年 才国采王黄姑が登極 X9年末 慶国予王が登極 X10年 泰麒 2月蓬山に戻る 戴国泰王驍宗が登極 X11年 泰麒 4月日本に戻る X 12年 芳国峯王仲韃崩御、娘の祥瓊の仙籍剥奪 芳国の麒麟卵果が触により流される X14年 5月慶国予王崩御。 X15年(1992年?)1月?陽子日本より来たる 10月慶国景王陽子が登極 X 16年 慶国で和州の乱 陽子伏礼を廃す X17年 泰麒 9月戴国に戻る | ||||
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きれいでした。ありがとうございました。 | ||||
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痛快で面白かった。 見た目は少女なのに気が強い恭王は既出なので成り立ちを知れてよかった。 利広もまた出てきたし、何より更夜。 ちゃんと延王は約束を守ったんだなぁとしみじみ。 | ||||
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良かったです | ||||
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十二国記で一番好きな作品です♪ 数えきれないほど読み返してます なに不自由ないお金持ちの女の子が 自ら動くお話し 色々な助けがあり ファンタジーてんこ盛りで 読んでいて気持ちいい( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ 最近でた4冊もこの時の クオリティなら楽しめたのに まぁ若いくて元気いっぱいの時に 執筆された作品って感じます! | ||||
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十二国記シリーズは一冊も読んだことがなく、オススメされたので、今回はじめて読んでみました。最初は文体に慣れずとっつきにくかったのですが、読み進めていくうちに引き込まれ、一気に読めました。想像以上に面白かったです!話しの運び方がうまいし、物語の壮大な構想力にひかれます。同じシリーズの本も読んでみたいです。 | ||||
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私達は、何者かになろうと背伸びをし、もがき、自己形成・キャリア形成をします。 誰もやらないなら私がやる。どんなに無謀でも、文字通り命をかけました。 クライマックスの叫びは、あの場面・あのタイミングこそ響きます。かつ、歯を食いしばって旅をした陽子の姿も重なりました。何も好きで強いわけじゃないんですよね。 思春期に入るタイミングでもいい、新入社員でもいい、「私にも言い分があるんだ!」と言いたくても言えない時期、理不尽なことにぶつかったとき、それでも成長したい時に、味方になってくれる一冊です。 | ||||
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どっぷり世界観に浸り、ページをめくる手が止まらず、一気に読みきってしまいました! 以来何度も読み返しています。 異世界ファンタジーにもかかわらず、途中からはまるで史実の人物の伝記を読んでいるかのような臨場感と説得力でした! タイトルと内容もぴったり! 十二国記最高傑作というのも頷けます。 | ||||
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荒廃する国に住む12歳の少女が、王となる審査を受けに、妖魔の森へと歩を進める物語。ものすごく簡単に言うと、こんな話。豪商の末娘として可愛がられ、利発で気の強い女の子。ただ、彼女の価値観は周囲の人間とはかなり異なるものだった。 最後に主人公が、なぜ王となろうと思ったかを切々と語る部分は、2回も読み直してしまった。子供のセリフなので、いろいろつたない表現にはなっているが、読んだ全員が、自分が置かれている状況を振り返るきっかけになると思う。どうしてそんな歪んだ価値観の中にいて、まっとうな善悪を抱え続けえて前を向けるのか。それが、王が王たる所以と切り捨てずに、今の自分が胸を張れるかどうか、ちゃんと考え直す手本にしたい。 | ||||
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国王不在で荒廃しつつある国を憂う12歳の少女が、誰もが尻込みするサバイバルロードに挑む冒険物語。独特の世界観に縛られる異世界ファンタ-とは言え荒唐無稽な設定だが、同行するさまざまな大人たちと接して自己の価値観を揺さぶられ失敗も犯しながら少女は着実に成長していく。何度も絶体絶命の危機を脱しながら、彼女が本当に国王になるべく選ばれた人間である事がわかった時は素直に感動した。ハッピーエンドで読後感は素晴らしい とにかく壮大な十二国記の世界で、少女の成長と言うただ一つの切り口で描いただけのストーリーだが、グイグイ引き込まれてあっと言う間に読み終えた。十二国記の最高傑作と言う世評も過言ではない。毎回異なる切り口でストーリーを描き分け、巻を追う毎に凄みを増す作者の筆力に脱帽である。 | ||||
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十二国記の最高傑作。登場人物が実に良い。珠晶を筆頭に、頑丘、利広。室季和とのやりとりも好きだ。北方謙三の解説がまさにその通り。ロード・ノベルであり、ディスカッション・ドラマでもある。加えて、途中で真君を出してきたり、利広のエピローグを入れたりと、小ネタもまた心憎い。何度読んでもワクワクできる、名作。 | ||||
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最後まで完全無欠で面白かったです。途中で出てくる王の論理など現在の政治にも当てはまるポイントがあり、そこを再討議する機会を作っているので、こちらも考えさせられます。 | ||||
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この珠晶=恭国の供王、シリーズの前巻に芳国から祥瓊を引き受けたシーンで少しだけ王として登場しましたが、その時は、麒麟をひっぱたくは、祥瓊に対する対応の意地悪さに「生意気な子供が王になんだ…」と思いながら。 そしていよいよ、珠晶が王になるまでの経緯をこの著書で読み、祥瓊への対応・嫌いだ!と言う感情の「意味」が解りました。 12歳にして、黄海の昇山を目指す心意気と勇気。蓮山に辿り着くまでの苦難や命の危険等々。なかなかの根性の持ち主。 はぐれて1人になっても、妖魔に傷付けられた身体で石を運び、塚を作る。失敗に終わっても「とにかく行ける所まで行ってみるしかないか!」「やれるだけ、やってみるしかないわよね!」「くじけても、しょうがないわ!」と、ドンドン色んな事をやって、進もうとする所など。12歳の子供とは思えない強さ。 命がけの苦難の中でも、少しでも希望が見えたと思うと「やっぱり私って運がいいわ!」と思える所など。やっぱり本人も本心からは気づかない王の気質があったのです。 生意気で、気高くて、ちょっぴり自惚れ屋さん。しかし「私って馬鹿だわ……」とも自分自身で感じる・気づく所。 黄朱の命や犠牲に対する感情は、最初は人間らしく情がある。でも旅をするにつれ、危険に合うにつれ、黄朱の「生き延びる」真の意味を理解していく。他社の血が流れなければ、王座にはつけない!とも理解していく。 サバイバル的な旅の内容、大金持ちの何不自由のない子供が、この世界に飛び込む。 とても良い内容だったと思います。読んでるこちらも、祥瓊への冷たい対応の、本当の「意味」も解りましたし。 読み終えて、利広はやっぱり王の子だったんだ!(高貴な雰囲気は感じていたので)。 珠晶が王になった後、頑丘は本当に宮下に入ったのか?どうなったのか?が気になる所ですが。(また後巻に出てくるかな?と期待して)。 頑丘の騎獣=駮を繋いで、犠牲に……の場目は正直驚きましたが…。駮が無事だった場目が出てきた時には、安堵しました。(良かった!)。 そして、私が1番?びっくりしたのは!「犬狼真君」で更夜が!!(延王・延麒のシリーズで、更夜が去って行ったその後も気になっていたので)。そこがまた良かったです。 この後もシリーズを最終巻まで読んで行きます。十二国記は、やっぱり読む価値ありです! | ||||
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単独の物語としての完成度がずば抜けて高い 主人公の葛藤や悩みや、読者が感じるだろう疑問をすべて一冊の中で完結させている作品 (十二国自体は出来事の節目で節を区切るが、人物の内面は色々抱えたまま進む群像劇スタイル) 私的には十二国記を終わらせた作品だと思っている もちろん続刊も出ているので現実には違うのだが、これまで陽子や泰麒の弱さや葛藤、 尚隆や六太の見せる強さと危うさといったものにたいして、この作品で珠晶が見せる 現実と理想を妥協や諦観なくきっちり紐解いていくアンサーがあまりに強烈過ぎて 今までのキャラクターが色褪せてしまった(と当時の自分は感じた) 実際この後しばらく続刊が出なかったりもしたのは著者多忙もあったろうけど ある種、この作品で書ききっちゃったんじゃないかなーとか邪推 | ||||
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大好きなシリーズ 今回も引き込まれるように一気に読みました。続きが読みたい。 | ||||
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すぐに読みたくて「お急ぎ便」で注文した。 同シリーズを他に4冊注文し、計5冊で届いた。 本の表面に黒い点々があった。カビだった。 梱包材もなくビニールに5冊まとめて放り込まれており、大きな箱の中を輸送中に動き回ったのだろう、 本の角は潰れ、ページは何か所も折り込まれていてひどい状態だった。 客観的に見ても、中古品に見える。新装版だから長年の経年劣化とも思えない。 Amazon発送だったが全く信用できない。 でも、早く読みたかったから返品せずに表紙カバーを捨て、アルコールでカビをこすって読んだ。 こんな状態のものを新品として売り、雑な梱包で商品を壊す方針に変わったのは最近のことのように思う。 明らかに今までの梱包と違うし検品もされていない。どうなってしまったのだろうか。。。 作品自体は大変面白い。著者が電子書籍反対派なのが惜しい。Kindle版であればこのような嫌な思いはしなくて済むのにと思った。 | ||||
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中古商品でしたが新品どうようでした 問題は物語の内容が面白くなかった 12歳の少女が王女になるまでの生い立ちです 私が求めていた内容は キリンと出会い王となり 王としてどのように国を良くしたかですが 最後の内容はキリンに何故最っと早くあらわれなかったのと平手打ちで終わりの内容でした | ||||
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以前アニメで見てましたが、『図南の翼』はアニメ化されてなくて、とても残念な気持ちでいっぱいでした。 結局、どんなストーリーか知りたくてしょうがないから、小説を読むことにしました。 結論を言うと、大変快い買い物でした! | ||||
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十二国記シリーズの中で一番好きな作品です。 最初、図書館で借りてよんだのですが、また読みたくなって買ってしまいました。 もう5回ほで読み返しています。 | ||||
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