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図南の翼 十二国記
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図南の翼 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 1~20 1/6ページ
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一気読みでした。 | ||||
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四半世紀振りに読み返してみたが、当時と同じように感心し興奮した。 「疑問があれば情熱をもって先ず行動し、その経過や結果を冷静に分析し次へと活かす」「口先だけで行動しない大人を軽蔑する」「自分だけではなく全ての民が豊かな暮らしをしていなければ楽しくない」という価値観の元に昇山する決意をし、単身で黄海へと渡る12歳の少女の物語。 常に「自分に恥じない行動」を心掛ける彼女は、無謀で険しい旅の間にも様々な一期一会を経て、若輩故に足りない多くのものを自覚し、短期間で吸収・成長していく。 すっきりと1冊にまとまった一本道の話だが、これ以上にない密度で様々なドラマが詰まっている。 登場人物は少ないながらも、頑丘や利広との掛け合いも楽しい。 架空の異国を題材としたファンタジー作品の中でも、特別なお気に入り。 | ||||
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過酷な環境での主人公の考えの甘さにいちいち引っかかりながらも、"冒険小説"としてストーリー,演出が面白く、読みやすいのですぐ読み終わった。 過酷な環境への理解・認知といったものはどれだけそういったものを見て培われて来たかで決まる。それを大したエンタメも無さそうなこの架空世界の裕福な12歳の子に求めてもしょうがないか。(自分はたぶんテレビの野生動物ものの弱肉強食の映像や、映画の中のギャングの非常さ、ハンターハンターなどの漫画で学んだのだろう。今のロシアや中国のやり口など国際政治からもそれは学べる) もうちょっと素直じゃないと、この年齢までにここまでのインテリジェンスは育たないだろうと軽くつっこみを入れつつ、やはりジュブナイル小説なのかなと納得した次第。 個人的には風の万里〜の方が起承転結やまとめ方が鮮やかでカタルシスも大きかったが、サスペンス的な面白さ,読ませる力はこちらの作品が上と感じた。(★4の評価だけど何か辛口になってしまい申し訳ない…) | ||||
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昔読んだのだが再読したくて購入。やはり最高傑作だと思う。 内容は書かない。 | ||||
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引っ越したときに、何故か無くなってた本書を再び手に入れました。 汚れ等もなく満足です。 | ||||
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十二国記はほとんど知らず、友人に借りこの話だけ読んだのが二十年以上前。それから様々な本を読みましたが、話の構成や展開、敵との戦いや戦略などこの本と同等なものはほとんど出会っていません。読むたびにわくわくする冒険物語です。十二国記を知らなくても十分楽しめると思います。 | ||||
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全巻大人買いしてイッキ読みしました。 | ||||
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トップスピードまでが最短。 一気に読者を引き込んで離さない。 たぶん期待させたまんまの、 予告どおりみたいに話がすすみ、 だよねーとは思いますが、でも、 それが気持ちよくてしかたがない。 0巻から読み始めて、 順に読んでいくうち、 ひとつ前の短編集を読んで、 この先、この設定だけで、 やっていけるのかしら? なんて心配しかけた途端、 急に本気出されてビビりました。 いや、面白いなぁ。 こんな真っ直ぐに面白いのは、 ほんと、すごいなぁ。 キャラも展開も、 なにもかもがド直球なのに。 最後の最後まで気持ちよく、 あ、ホントの最後の最後は、 予想どおりじゃなく、 え、そーなのか?! と、ワクワクしましたけど。 全巻まとめ買いして正解でした。 今巻はなんか、 あて字も読みやすかったです。 なんでだろか。 ひねくれたあて字じゃなく、 日本語読みでいける、 わかりやすいあて字だったのかな。 スイスイ読めて、 そこもよかったです。 前巻までにはなかった、 新しいことにも挑戦されていて。 たとえば戦闘シーンが、 少し細かく描かれていたりとか。 攻撃のリスクが表現され、 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれの、 すべての格闘や戦闘に通じる、 あの感じをキチンと、 描写されていました。 おお、 ここへきてまた進化するのかと、 驚かされました。 お見事でございます。主上。 | ||||
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間違いなくこの本でしょう。世界観、主人公の成長、作者の天意が見事に融合調和し一冊で完成されています。ただし、ほかの十二国記作品の主人公つえー、あたまいいなーを期待すると物足りなくて満足できないかもしれません。なんでこの作品だけ、こんなに出来がいいのかは永遠の謎。 | ||||
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すごくきれいな本が届きびっくりです。 それでも誰かが読んだら状態良しと 記載しなきゃなんだろうな〜と 思いました。 | ||||
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ヒロイン陽子が出ない外伝的な作品だが、シリーズ通しての十二国記の世界観がこの1冊でわかる。1番理解しやすく入り込みやすい。王になるという事はどういう事なのか、陽子が苦悩し初勅を出すまでにかかった全てを主人公は王になる前から理解している。義務と権利の話であり、ありふれた自己啓発本を読むよりこの本を1冊読み切るだけで誰もが自分自身の王なのだと理解できる。 | ||||
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12国記は、TVアニメで見たのが始まりであまりに面白くて、続きから小説を買ってます。 この作家さんの書く小説は、本当にどれも面白いというか夜読んだら眠れなくなります。 簡単に言えば、少し生意気な小さい女の子がその明晰な頭脳と神様から受けた運を元に昇山する。 その過程を詳しく描いている。そして、天帝に与えられし王になりアニメで見た内容に進む。 絶対に読んで損は、ない作品。できれば、これもアニメで見たい。 | ||||
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十二国記はアニメ化になった頃に何巻か読んでいた記憶があるのですがたまたま読んだ本の冊子に数年ぶりに続編が出ると書かれており、改めて単巻でまとまりのある本作を読んでみました。世界に独特の理があり読み進むうちにそうそう、そんな設定あったな、と懐かしく思いながら読み進むことができました。 さて、この本は十二国記を通して著者が伝えたかったテーマがストレートに出ているという意見も目にします。昨今の情勢もそうですが世の中が不穏になるとつい、時代のせいにしたり政治家や官僚がよくないんだとクダを巻いて、自分の日常にストレスをぶつけてしまうこともあると思います。コロナかが猛威を振るった今年は特に。 本書の主人公、 珠晶がいる 恭国は長らく王が不在となりそのため災害や魔物が跋扈する時代に、比較的裕福な家に生まれ将来の道も漠然としている状況をなんとかするべく、誰もなり手がいないなら自分が王になると強い意思をもって行動に移していきます。やらないで文句を言うよりまずやれるだけやってみて、実際に体験をして文句を言いたい、それをやるからには迂闊に口を挟まれたくもない。傍観者ではいたくないし、少なくとも考えて体験して自分の道を定めようとする。 珠晶をいい家柄の出の12歳の少女にした事、脇を固める2人に若いながら何か達観した雰囲気を感じさせる飄々とした利広と、生まれも生業も特殊な朱子として生き別の意味で達観した壮年の頑丘と置くことで、王道でありながら、テーマがくっきりしていると思います。王になるための命がけの長い道のりを辿るサバイバルレースとも言える 蓬山への道のり、そこでまたさまざまな考え方や判断をし、時に対立する人の成り立ちを見て、王の資質を説く物語。混迷の今の時代に生きるヒントにもなる一冊だと思います。 | ||||
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12歳の少女が どうなるのかのお話でテンポ良く読めました。この続きが読みたい。 | ||||
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物語の主人公というものは、大抵自分の中で答えを見つけたり、理想と現実の間で妥協点を見つけたりしながら成長していくものです。 しかしここまで鮮やかに、自然に丁寧に成長が描かれた作品は他に知りません。 無邪気な正義感と全能感を併せ持った少女が、冒険し、成長していく様は正に痛快という他ありません。 そして展開も自然で違和感なく、キャラクターも上げすぎず下げ過ぎずでバランスが良いですし、 ストーリーや構成は超王道ですが、世界観とキャラクターが面白いので全く飽きが来ませんでした。 少し文体が難しいので序盤は読むのに時間がかかりましたが、半分ほど読み進めてからは一気読みしてしまいました。 本当に素晴らしい完成度の超王道物語なので、是非読んでみて欲しいです。 | ||||
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十二国記の話をほぼ知らず、昨年18年ぶりに新作が出てから、魔性の子を皮切りに読み始めた十二国記初心者です。 魔性の子からのスタートだし、本編は慶国からの話なので、出てきてない王様の国に関しては感情移入できないかも?と思ったけど、見事に裏切られたー!となりました。 このシリーズに出てくるどの登場人物も時には嫌悪感を抱かせるようなキャラだったりするんだが、段々と成長して好きになってしまう。 そんな作家さんの凄腕に見事に唸る一冊でした。 短編も長編もしっかりとその国の出来事が書かれてて飽きません。 | ||||
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「何故この長編が書かれなければならなかったのか、わかりますか?」 「当たり前でしょ!とっても魅力的で十二国の主要人物の1人である珠晶が、艱難辛苦の上、登極(王様になる事)する話を、何処かで詳しく書いておかなければいけないのは、理の当然でしょ」 「珠晶が登極したことは、シリーズを読んできた読者には周知のことでしょう。屋上に屋を架す事ではないでしょうか」 「では長編の主人公に、私は相応しくない、とでもいうの!」 「無理しなさんな。勝気な12歳の少女を演じてみても貴女は珠晶じゃない。珠晶は賢いから、私が挑発していることなど直ぐに見通しますよ」 「‥‥じゃ、貴方は誰?」 「その前に、貴女は所謂物語をキャラで読もうとするひとたちの魂が形を成した者と観ました」 「悪い?」 「悪くない。それも物語を読む方法です。でも私はそれとは真反対の方向から読もうとする者だと言っておきましょう」 「‥‥じゃ、いいわ。で、何故登極の話が長編になったの?」 「それは、今迄書かれていなかった黄海の話、否、道の話を書かなくてはならなかったからだと、私は思います」 「道の話‥‥」 「今まで長編で描かれたのは主に三ヶ所を舞台にしています。国を司り不老不死の人たちが住む雲上と、普通の人たちが住む雲下と分けた場合、雲下はエピソード1、雲上はエピソード3、そして世界中央の黄海真ん中の五山に住む仙人たちの話がエピソード2、エピソード4の陽子の話は雲上下両方かな。そしてもう1つ2つ書かれなければならない舞台があります。それが黄海だと私は思うのです」 「十二国の中央に位置して、妖魔の跋扈する人外魔境、人の領分でもなく、神の領分でもない。でも人は黄海を通って蓬山に昇山し、麒麟に王様になる事を願わないと登極できないのよね」 「この巻で、やっと黄海が実は水のない海であることがわかりました。人は基本的にそこを徒歩か、馬などで苦労して道なき道を行かねばなりません」 「だから道の話なの?」 「その道ではない。麒麟と対たる鵬を象徴する道、即ち王の行く道とは何かを明らかにする話、だったのだと私はこの作品を解釈しました」 「それは今までも描かれてきたわ」 「国の政治とは全く無関係の舞台で描かれる必要があるのです」 「わからないわ」 「それは十二国世界の成り立ちに関することだ、と今はそれしか言えません。ともかく、黄海を舞台にして、抽象的な道の世界を描く必要があった」 「この巻は、そんな抽象じゃなくて、冒険ものよ」 「そこが小野不由美女史の凄いところなんでしょう。おそらく漢文で書けば数百字ですむところを四百頁超の大長編にしてしまいました」 「貴方のそんな全てを見透かしたような物言い、大っ嫌い!私は私の道を行きます。でも‥‥貴方、ちょっとこの巻の利広に似ているわね」 「さあ、それはどうかな」 年表(加筆訂正) 1400年ごろ 奏国宗王先新が登極 妻と3人の子仙籍に入る 1467年 六太1歳応仁の乱で罹災する。 1470年 六太4歳延麒となる。 1479年 瀬戸内海賊村上氏により海辺領主小松氏滅亡 (大化元年) 雁国延王尚隆が登極 1500年(大化21年)元州の乱 斡由誅殺 −X75年 恭国供王珠晶が登極 X元年 泰麒 胎果として日本に流される X4年 才国采王黄姑が登極 X9年末 慶国予王が登極 X10年 泰麒 2月蓬山に戻る 戴国泰王驍宗が登極 X11年 泰麒 4月日本に戻る X 12年 芳国峯王仲韃崩御、娘の祥瓊の仙籍剥奪 芳国の麒麟卵果が触により流される X14年 5月慶国予王崩御。 X15年(1992年?)1月?陽子日本より来たる 10月慶国景王陽子が登極 X 16年 慶国で和州の乱 陽子伏礼を廃す X17年 泰麒 9月戴国に戻る | ||||
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きれいでした。ありがとうございました。 | ||||
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痛快で面白かった。 見た目は少女なのに気が強い恭王は既出なので成り立ちを知れてよかった。 利広もまた出てきたし、何より更夜。 ちゃんと延王は約束を守ったんだなぁとしみじみ。 | ||||
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良かったです | ||||
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