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ゆがんだ光輪
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ゆがんだ光輪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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北村薫さんの「よくぞ翻訳してくれたという異色作」という評に興味津々で読んだ作品。10年ほど前のことですが、期待を裏切られることはありませんでした。 確かに本格ものの代表作ですら品切れと再版を繰り返しているのに、殺人も起こらないコックリルその人も出てこないこの作品が、その後もいつまでも新刊入手できることのほうが驚きではあります。 殺人は起こらないものの一応謎解きの要素はあり、ブランドの持つシビアなロマンティシズム、シニカルで露悪的といった面もよく出ていて、物語の語り手としてのブランドが好きな読者にお薦めの、肩の力の抜けたエンタテイメント小説です。架空の国への旅行での体験話なので、自分の旅行の際にバッグに入れて出かけるにはぴったりでしょう。 ブランドがこういう作品を他にも書いていたのならぜひ紹介してほしいものです。 | ||||
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ブランドの人格描写の冴えが行き渡る作品。殺人事件などといったものがないだけに、登場人物の各種各様の思惑が交差し、架空の島サン・ホアン・エルピラータにドラマおのおのに始まる。 大きな謎といえば聖人に入る申請をなぜ大公が拒むのか? ということになるだろうが、他にも細かな謎はたくさん出てくる。意表をつく展開、でもその展開になぜ自分が思い至らなかったのか? と思わせてくれる。満足。 | ||||
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