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カレイドスコープ島「あかずの扉」研究会竹取島へ
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カレイドスコープ島「あかずの扉」研究会竹取島への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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良かった | ||||
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このシリーズを読むのは初めてでしたが、設定に惹かれて購入しました。横溝さんの影響を受けている作家さんのようですがなぜでしょう?古くさいです。犬神家や八墓村は大部昔に書かれた小説なのに新鮮な驚きや興奮をもたらしてくれますが、こちらの小説はダサくて古いように感じられました。アグネスチャンや藤圭子歌を歌うカラオケシーンは必要だったのかしら? ライトノベルやキャラクター小説のような雰囲気なので、気軽に読める物語とは云えますが、個人的にヒロインひろみの性格が苦手で我慢しながら読みました。 本当は寂しがりで臆病なのに、強がったりふざけたりして、あかずの扉メンバーがやたら気にかけ可愛がってる甘えん坊な妹分のめんどくさい女の子その他のキャラクターも魅力がありません。 島長である古老もただの変態老人だし、主人公も妙に男尊女卑な思想が見え隠れして嫌でした。ひろみの下着や足にいちいち興奮するのも息抜きシーンのつもりなんでしょうけど、ただ白けちゃいました。 ミステリーなら頭の良いミステリアスな美女にご登場頂きたいわ。 頑張って読了したけど、読み返すことはないでしょう。 | ||||
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霧舎氏のメフィスト賞受賞のドッペルゲルンガー宮に続く、あかずの扉研究会シリーズの2作目でシリーズでは最もページ数が多い大作。 霧舎版獄門島というのがキャッチフレーズだが、さほど横溝的な世界観や展開はなぞらず、まあ因習の残る孤島ものという体裁である。 1作目でも採用していたメンバーが二つに分断され二つの場所で事件が並行展開する。今回はもともと火山が原因で出来たひとつながりの二つの島という設定がトリックに絡んでくる壮大なスケールのトリックはシンプルだが効果的でなかなか魅力的なアイデアである。 新本格系が好きなら間違いなく満足できる作品。これが面白くないという人は新本格系推理などもともと読む適正がないと言うべきだろう。 | ||||
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ミステリー初心者ですが、スケールの大きいトリックとか、二転三転して最後の最後まで目が離せないとことか好きです これは結構古い作品ですが、今読んでも(個人的には)全然いけるミステリだと思います | ||||
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《あかずの扉》研究会シリーズの第二作。私的には一番お薦め。非合理な因習が支配する封建的な孤島に向かったメンバー達。そこで お決まりの惨劇に巻き込まれる。いやお決まりすぎる。。と言うのもやはり、著者の一番の特徴でもあるんですが、古今東西の本格ネタを 織り込んだあまりにマニアックな仕上がりなのです。徹頭徹尾です。微に入り細を穿つとはこのこと。網の目状に張り巡らされた伏線の 巧みさとも合わせて、本格推理小説のファンにはあまりに愉しい一冊。 そもそもが、冒頭に掲げられた引用文は横溝正史の『獄門島』から。この名作での超然とした凶行と動機を踏襲したかのような展開・犯人 が本作でも繰り広げられる。好いのよね犯人が(笑)。もちろん現実のリアリティに則せば救いようがないのよ。へどが出るような万華鏡。 ただ本格推理小説のリアリティに則れば絶賛できる。あまりに容赦がない。こちらは極彩色の万華鏡。 本作みたいな作風にふれると本当に日本人で良かったなと思わずにはいられないのが率直な感想だったりする。ここまで精神的に柔軟に なれるものなのか。凄い。ちょっとこの感覚は良くも悪くも型に嵌らない日本人の感性がなきゃ解んないよね。。捌けないんだよね。。 新本格の親分ともいえる島田なんかも、映像的な方向へ走ったアメリカのミステリ事情なんかとは違う可能性として、対照的に日本の 本格ムーヴメントは生き残れるんだと説いていたが、これも良くも悪くも納得。革新的ではないと批判する人間もいるがやはり面白い。 日本人のアレンジセンスは文化そのもの。それを得心させる霧舎巧のセンスは万華鏡の如く。 | ||||
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「あかずの扉」二作目。一作目の「ドッペルゲンガー宮」より格段に読みやすくなっています(学園ラブコメが(これでも)減っているから)。これも本格推理的部分には随分力が入っていて、良くできています。「あかずの扉」の面々はどのみち書き割りなので、こっちから読んでも問題なっしんぐ。 それにしても、新本格ブーム当時ってこの長さの本を集中して読む時間的/精神的余裕があったんだなあ。煉瓦本全盛だったなあ。 | ||||
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2000年に講談社のベルスとして出たものの文庫化。 「<あかずの扉>研究会」シリーズの第2弾。できれば、前作の『ドッペルゲンガー宮』から読み進めた方がいいと思う。 680頁という厚さである。ちょっとげんなりする。読んでいて手が疲れる。 しかし、とても読みやすい本であり、あっさりと結末までたどりつくことができた。けっこう複雑な事件であり、この長さが必要だったのも納得できる。 謎解き部分だけで普通のミステリの厚さがある。 | ||||
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建物の構造と設定とがいきなり矛盾していて、それを「ページを遠く離す事で」隠すと言うのはいかがなものか…。 ドラえもんネタもなぁ。はっきりしすぎていてなぁ…。 今回は、後半で明かされる「後付け」情報が多すぎて、ちょっと推理物としては抵抗がありすぎます。 | ||||
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冗漫、その一言に尽きる。ラブコメ風の会話も痛い。ミステリを読んで途中で真相がどうでもよくなったのは初めての経験でした。 | ||||
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《あかずの扉》研究会シリーズの二巻目にあたり、横溝正史『獄門島』のオマージュである。 洋上の隣り合った小さな二つの島に主人公達が隔離され、その島にまつわる奇怪な伝説とそれに絡んだ連続殺人。 まさに『獄門島』のパターンを踏んでいる。 二つの“舞台”を行き来し、探偵役も二人というのは前作同様で、このシリーズの確立されたスタイルです。 探偵の二人が性格も捜査手法や推理ロジックが異なるために、同じ事件に二種類の見方が提示される二元性が特徴的。 しかしそれを理解するのには、読者に読解力が求められます。 じっくり読む作品なので、西村京太郎さんや内田康夫さんのようなストレートな作品が好きな方には向いていません。 でもキャラクターがとても魅力的で、事件と並行するカケル君とユイちゃんのつたない恋模様も楽しいです。 推理小説というよりも読み物として楽しめる作品です。 | ||||
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霧舎巧による『獄門島』パターン作品。 雰囲気はうまく伝わってきますが、探偵グループが多すぎて散漫になりがちな このシリーズの欠点は補えていません。 | ||||
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横溝正史を意識した作品しかし、獄門島を意識させる前に探偵サイドの登場人物が多すぎて困ってしまいますアンチ名探偵物のパロディじゃないんですから | ||||
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「《あかずの扉》研究会」シリ-ズ第二弾!私の大好きなこのシリ-ズ、今回霧舎版金田一耕助の『獄門島』といった感じの話。竹取島と月島という2つの島を舞台にまたまた研究会のメンバ-が事件に巻き込まれ、事件解決にのり出します。トリックのほうも前作に勝るとも劣らぬ複雑さ…ざすが本格派。今回もカケルと由井のドタバタコンビを始めとして研究会メンバ-の個性が大爆発してます。彼らが居るからこのシリ-ズは面白いんですよね。前作『ドッペルゲンガ-宮』を読んでない人は是非そちらを読んでから読んで欲しい。推理小説が苦手な人にもオススメの一品です。 | ||||
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著者は保守本流の本格推理小説の書き手として、なかなか込み入った設定も書けるようだが、獄門島の本歌取りとしては、本家にはあったサスペンスに欠ける散漫な出来栄えであり、本シリーズ中でも出来の良いほうではない。 | ||||
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