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スーツケースの中の少年
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スーツケースの中の少年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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北欧ミステリーの中でも珠玉の1冊。 物語はデンマークが舞台。 主人公が友達からたのまれて コインロッカーから重たいスーツケースを出したら 中に入っていたの裸の3歳くらいの男の子! なぜ??誰がこんな酷いことを?? 改めて、ヨーロッパって地続きなんだと思います。 経済だけでなく、犯罪でもやすやすと国境は超えて。 物語のそこそこに、デンマークの(日本同様に)難民を受け入れまいとする 政治への批判がみえかくれします。 大満足の1冊でした。 | ||||
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「そういうことか」なのですが、幼い命を思う必死さはいづこも同じです。 そこに北欧の社会の抱える問題が散りばめられています。 | ||||
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北欧+ドイツミステリをこのところ読み続けており、その一貫でキンドルで読みました。 いきなり友人の頼みでスーツケースを引き取る羽目になった女性主人公が、その中に全裸の少年を発見し、そのまま追っ手から逃げ続ける、という導入部分はあれよあれよと話が進み、一体なんなんだという感じだったのですが、その後、リトアニア等、旧東欧圏から流入する人々のこと等デンマークの現在の社会情勢が色濃く出ていて実に興味深かったです。思いもかけない現代的な背景が動機に隠れていたり、終わり部分に、さらに1つ謎が残るような部分もあり。読んでしばらく経つのですが、今思い返すと、10代の幼い娼婦と少年が泳ぐ場面の、北欧の冷たそうな海の色が浮かんでくるようです。 シリーズ物なので続きも楽しみ。北欧ミステリが好きな人にはお勧めです。 | ||||
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装丁も中身も非常に良い状態で新品同様でした。特に装丁は、折れも擦れもなくツヤツヤで、もったいないくらいでした。 私も大事にしようと思います。 | ||||
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しばしば本の帯に書かれている煽り文句や賞賛の言葉にそそのかされ、うっかり購入した本にガッカリした経験をお持ちの方は多いはず。 しかし、この本に限っては『看板に偽りなし』です。 私は就寝前に読み始め、気が付いたら夜が明けそうになっていました。 本作は『ミレニアム』と賞争いを演じているそうですが、どちらかというと今作の方が好みです。 女性の視点で展開されていくので、女性の読者の支持のほうが得やすいかもしれませんが。特に、初っ端からずっと主人公とうまくいってないのでは?とも思わせる記述で描かれている夫のモーテン。ラスト近くでは、思い込んだらひたすら突っ走る主人公を非常に心配し、ただひたすら守りたい気持ちでいるのだということがわかり、ホットしました。 物語やドラマのなかでは、配偶者を裏切る展開が多いので。 主人公のニーナが、娘が赤ん坊の時に一時的に出奔していたエピソードが描かれており、その点に引っかかる読者の方もいるかもしれませんが、出産の辛さとホルモンバランスの乱れは女性にしか経験できません。そこに初めての育児がにしかかってくるのですから、出産は皆が経験して乗り越えているものなのに・・・という批判は避けてほしいなあと思います。 スーツケースの中のミカスを救うためには、ほかにも手段はあったのでは?とも思いますが、ニーナは猪突猛進型なので。 とにかく、本当に『驚愕のノンストップ・サスペンス』であり、読後感もいい作品です。 | ||||
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