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ニッポン樫鳥の謎



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【この小説が収録されている参考書籍】
ニッポン樫鳥の謎 (創元推理文庫 104-14)

ニッポン樫鳥の謎の評価: 2.75/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

日本だけの国名シリーズ

1937年発表の本作品は、日本でだけ通用する国名シリーズ。
このところ、角川文庫の新訳版で、国名シリーズ9作すべてを読んでしまった関係で、題名は知りつつ未読だった本作品が気になり、読んでみることとしました。
ただ、本サイトのレビューを始め、全体的に国名シリーズとしては、評価が芳しくなく、一抹の不安を抱えながらの、読書でした。

ニューヨーク・マンハッタンにある日本文化の趣味に彩られた屋敷で発生した密室殺人と呼ぶべき事件。
被害者の女流作家の姪、エヴァが現場の状況から容疑者にされてしまう。
これに対し、エラリー・クイーンが、名推理で導き出した真相とは…といったストーリー。

原題が、「The Door Between」のところ、邦訳の際、無理矢理「日本」を冠した国名シリーズにしてしまっただけあって、同シリーズの神髄である、「緻密なロジックによる推理」という点が薄まっていて、やはり国名シリーズとするには、物足りないな、というのが正直なところ。
でも、後半には、意外な真相が待ち受けているし、最後の最後にもう一ひねりある点は、評価して良いのではないかと思います。

作中の日本文化の説明には、「?」な部分も見受けられましたが、「ニッポン樫鳥」という日本独自の邦題は、事件解決のキーポイントを上手く表現していて、そういう意味では、日本限定で国名シリーズとしても良いのではないか、という気もしました。

クイーンの諸作の中では、あまり高順位にはならないけれど、国名シリーズが好きな日本人なら、読んでおいて損はない作品といえるのではないでしょうか。
ただ、やはり日本語訳が古めかしく、できれば新訳で読みたかったというのが、正直な思いでもあります。
ニッポン樫鳥の謎 (創元推理文庫 104-14)Amazon書評・レビュー:ニッポン樫鳥の謎 (創元推理文庫 104-14)より
4488104142
No.2:
(3pt)

タイトルに“国名”がありますが、実態は後期の作品に属するのではないでしょうか

30年ぐらい前に読んでいたが、全く記憶になかった。同時に、後で書くが、極めて重要な一説を読み落としていた。

まず、単体のミステリとして読むと、さほど面白くない。
なかでも、殺人事件がおきるまでは、読むのにかなり骨が折れた。
エヴァ・マクルア、テリー・リング、リチャード・バー・スコットの関係もかなりありきたりだし、謎解き全体についても、斬新さは感じられない。もちろん、発表当時(1937年)であれば、殺し方に驚く人もいたかもしれないが、現在からみると、どうだろうか。本作を、人生最初のミステリにでも選ばない限り、感じ入ることはないだろう。
それと、本作は、厳密な意味では“国名”シリーズではない。原題『The Door Between』を見ても明らかである。

ただ、興味が惹かれる部分がないわけではない。
一つは、発表当時の日米の関係を考えると、なぜに、これほど「日本」趣味を作品のなかに取り入れ、描いたのか。
それと、ラストの「エラリーは、火のない暗い暖炉の前で、少し寒気がした。まるで、神の役を演じているような気がして、しんから愉快になれなかった」という部分。これは、後期のクイーン作品につながる重要な文章だろう。この文章がある限り、日本国内でタイトルに“国名”を入れたとしても、作品そのものは、後期に重心を置いていると言わざるを得ない。
ニッポン樫鳥の謎 (創元推理文庫 104-14)Amazon書評・レビュー:ニッポン樫鳥の謎 (創元推理文庫 104-14)より
4488104142
No.1:
(3pt)

もっぱら費やされる猿芝居な剥き出しのまま稼働する小児病の上に立ちこう述べた「 」

1937年作 舞台 ニューヨーク マンハッタン 日本庭園 著名な文学賞を受賞した女流作家の死 常ならぬ展開に不意の訪問者!そこから
始まるんだね、うん。もとの掲載の事情からメロにうるさい品質管理(笑)。さて内容は、

悲劇的背景、数奇なべいべつ
瞬間的出来事の邪念的虚偽による疎外効果は、いつまでも実体のないカリスマ性であり可視領域外に追いやられた巍然(偽善)即身成仏(笑)。
背後にあったまったく別のリアリティ... ...その時、凶悪なまでに緻密な傍証的垂迹。ともなう皮肉な脱落身心。。

装飾的興味、日本情緒
満足のいく材料とはなりえなかった?非常に肩入れしながら、定期的に優位意識(笑) マリアは良い方を選んだ それを取り上げてはならない

徹底的分析、密室仕掛け
限界を越えてしまった物の見方は無芸的技術水準(笑)、まさかそんなところに祀ってあったなんて(笑)。そして核心に迫っていくなか背後に
あった思いがけない第二の真実・・・トリミングが施された突きつめた極点だけど(笑)。発見と位置付け、巧妙に形作られながら確定さを欠く
葬礼。絶対的把握 そして気持の整理のつかぬまま。。。振り分け おぼろげながら察する 弔う

という具合に三位一体で、ではここでヒント、この事件のヒントはChet Fakerの「I'm Into You」のビデオのなかにあるよ

じゃ最後に組織的構造、一国二制度、じゃなくて一冊二解決
基本的にはこの時期特有のメロな類似点があり、異国情緒をまといながら古き良きと進行形の調和のとれた統合にして、まさに決定的要因が
いよいよなってくる決定的矛盾ということで、組み立てる力と同じくらいの破壊装置、それが後々彼を闇の中に押しやっていくと・・・・・
主体性のない終わりなき決断を迫られて・・さて、ではこれを現代ニッポンの謎としてミクロクローズアップとマクロロングショットを
組み合わせて脳内ラボラトリーすると(笑)、結局、鳥瞰的な視角で神秘性を指向する踊るピエロで、あくまでたなびく非再現的なものとしての
神秘性を取り除いてきたんではないかと、
しかしまあ傾向に基づく総覧として、不即不離に置き換えて抽出していく過程において仏教もキリスト教も儒教も同じような変種になっていく
わけだから、あらためて思うと    驚異(笑)
草木も成仏するを押し付けがましい宣教師のノリでもってして閉鎖的に垂れ流す、これがなにかだなと思ったら、象徴的表象としてなにかだなと
思ったら、あっ これが日教組なんだ(笑)
しかししょせんプロレス的瞞着で教育を語ったところで票にならない金にならないそのひたすら即物的スピード感の一致にとらわれた美意識の
欠如、個々人の美意識のなさ そういうことじゃないかな
ニッポン樫鳥の謎 (創元推理文庫 104-14)Amazon書評・レビュー:ニッポン樫鳥の謎 (創元推理文庫 104-14)より
4488104142

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