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絡新婦の理
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【この小説が収録されている参考書籍】
絡新婦の理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 81~93 5/5ページ
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姑獲鳥の夏を読んで京極に嵌り、魍魎の箱を最高傑作だと思ってました。この本を読むまでは。 | ||||
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本当に、この本を読んでいた時間が、一気に自分を通り過ぎていったようだ。素晴らしい構成力、そして京極堂の見事な語り。彼にあそこまで語らせるには、そうとう資料と努力が必要だったのではないかと思う。長ったらしい語りが多いが、苦痛ではない。面白い。 | ||||
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主要な登場人物だけでなく、脇役まで魅力的なのが京極作品の楽しいところ。今作では特に、10代の女学生たちが印象的です。猟奇事件に巻き込まれ、悲惨な目に会いながらも、精一杯の知恵を絞って戦っている。賢さも愚かさもある人々です。作家の妄想や思い込みではない、リアルな少女像は京極作品の特徴のひとつだと思います。敬遠されがちなジェンダー問題にもフェアな京極堂の言葉には、ヒザを打つことしきりです。 ストーリーは、比較的わかりやすい…と思っていたら最後に混乱した。でも美しいラストシーンです。妖怪シリーズ中で一番好きです、これ。 | ||||
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ややせこいかな?とは思うものも無駄に長い感じはせず読み終わって反芻してようやくシナリオの筋が通るというのはまあいつも通りなのだが。繋げ方は上手いな。 連続目つぶし魔は何者か。女性ばかりを狙うが被害者の共通点が微妙な所。名門の聖ベルナール女学院での七不思議と蜘蛛の正体とは。悪魔と黒い聖母は何なのか?すんなり行かないのはいつものことだが突然の台詞には苦笑するはず。読み終わってからでないと当然価値のない最初の数ぺージの演出は面白いなあ、と実感。そういうことだったのね、と。 目つぶし魔にしても七不思議と事件にしても関連性を見いだせないことには何も始まらない。その裏に潜むのはどうしても「蜘蛛」なのである。タイトルが意味するように登場人物は蜘蛛の意図に乗っ取られているような気がする。というかそうなのだろうな。特に、美由紀の場合は。 長い長いと思いつつもすんなり世界観にとけ込めて読ませるあたりはなかなかの手腕といえるしこれだけの複雑な大作を上手に書き上げたものだ。女性蔑視や「狂骨の夢」でもあったような心理学。まあ、一番は蜘蛛を新婦と題している当たりで性が最大のテーマにもなる。 流石に分厚すぎるので最初は引いたが最後まで読ませてくれるのは事実。二転三転する結末は面白い。面白いだけじゃないんだなあ、と言うのは問題提起でもあり。蜘蛛の正体でもある。一読あれ。 | ||||
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以前から知人に勧められていたのだが、その本の厚さと日常の些事で後回しになっていた。『姑獲鳥の夏』、『魍魎の匣』ととりあえず手に入れていたが、この会社の夏休み中、2日間も家族サービスもせず読んだのが、なぜかこの『絡新婦の理』だった。読み出したらとまらない、というわけでもなかったが、この分厚い本を通勤電車に持ち込む勇気がなく、2日間の強行軍となった。 まず、作者の構成力に敬意を表しておこう。よくできている。巻末のだれぞの解説にあるように、長編なのだが、読み終えた後の感触は、よくできた短編のような感じがした。ただ、これだけ厚い本を読んだのだから、それ相応の読後感がほしかったというのが正直な感想だ。だが、きっとそれは、私の読書経験によるものだろう。これを、生意気盛りの中学生あたりのときに読めば、嵌ってしまったに違いない。京極堂さんの蘊蓄自体、そういう生意気盛りの中高生を連想させないわけでもないが、『世界の何タラで~』とか『ディープ何たら~』とかの本で「感動して涙が止まりませんでした」などととぼけたことを言う子どもより、京極堂さんの蘊蓄に陶酔する子どもの方がまだ救いはあるかも。 京極堂さんがもし蘊蓄を語るときタロットカードでも出そうものなら、これを進めてくれた知人そのもののような気がして、親近感を持った。世の中には、その道に詳しい人などいくらでもいるものだ。友人に敬意を表し、星5つ。 | ||||
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蜘蛛、だけあって全体が美しく張り巡らされた蜘蛛の巣のように構成されています。推理小説の枠を超えた推理小説。描写がたいへん美しく、本当の女性の強かさを見せてくれた作品だと思います。 | ||||
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毎回中心となるテーマを持っている本シリーズ。膨大な知識と筆力で、万人に知らぬ間に難解なテーマを嚥下させる。例えば「姑獲鳥の夏」では社会病理学の特に逸脱行動理論を背後に持つ。 本作では日本におけるミステリや幻想文学の系譜をテーマに、特に山田風太郎に対するオマージュ的意味合いを散りばめる。山田風太郎の世界観を甦らせながら、ミステリの傑作への細かいオマージュやパロディにより、この一作で日本ミステリ界の小旅行が楽しめる。より一層楽しむためには、少なくとも山田風太郎の「黒衣の聖母」や「夜よりほかに聴くものなし」の第4話「必要悪」は読んでおく事をお勧めする。 | ||||
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どんな世界にも天才は存在するのです。 冒頭でやられます。 | ||||
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やはり面白い。全く異なる事件が、見方によっては同じ構造をしており、その背後に居る誰かが黒幕らしい。これだけで、推理小説3冊分の内容ですが、ここに「京極堂」が登場することで、更に面白い世界が構築されています。更に、1作目以来のシリーズ(僅か半年の間に起こった4つの猟奇事件)に関連性を持たせる役目を果たしています。しかし、文庫版を出す度に、大幅な加筆を行っている作者。より完全な京極ワールドを構築するのは良いが・・・シリーズが進む度に厚さも更新されていく京極堂シリーズ!次は、サイコロ型の文庫本になるのか?重い!かさばる!もう、次回作は分冊にして欲しい! | ||||
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物事には因果関係があります。原因があって結果がある。しかし結果はまた、原因となりうるのです。そしてある原因と結果は別の顔をも持つ……。世界は階層的多重構造によってどこまでも複雑化して成り立っています。一つの原因と結果だけを取り出しても、世界を理解することはできません。それでも人は、一時の安寧の為に一部分を切り取らずにはいられない。それが本書の核です。関東のあちこちで起こる猟奇事件。それらの事件で見え隠れする巨大財閥と密接な関係にある千葉房総の旧家の女性たち。木場修の推理が冴え、今回も絶好調の探偵、榎木津。そして、京極堂が請われて古書店から重い腰を上げた先に待つものは……? 京極堂の言葉の奔流に流されましょう。これが毎度の私の楽しみです。 | ||||
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著者の作品はほとんど読んでいるが、これがベスト。 様々なタイプの女性が登場し、誰もかれもが魅力的に描かれていて、それぞれの対比も面白い。ちなみに、とある友人は、最初のほうで誰が犯人がわかったとか。 しかしワタシはと言えば、最後まで真犯人がわからず(というより予想は大きく外れ)、ラストであごが落ちるほど驚いたのでした。ワタシのように鈍い方には更にオススメかも。 | ||||
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僕が京極ワールドにはまるきっかけになった作品です。 さまざまな人間のそれぞれの理が絡新婦の糸によって結ばれていく・・・。 | ||||
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