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絡新婦の理
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【この小説が収録されている参考書籍】
絡新婦の理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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黒幕は大勢の人物を意のままに操り、自分が直接手を下さず舞台にあがった人物がどのような行動をとろうとも望み通りの結果になるという恐ろしい計画を作りあげました。 しかし、その計画の準備やら複数の人物をどうやって操ったのか具体的な描写がない為離れ業をやってのけた事への説得力に欠けておりいます。 さらに、黒幕の想定していないことが起こりそれでも計画が問題なく進行するような描写もない為、計画の精巧さが伝わらずたまたま運が良くて全部自分の思い通りになったようにしか感じられませんでした。 そんな黒幕を京極堂が持ち上げている様は、ただ深読みしているようにしか感じられず勘違いコントのような滑稽ささえありました。 とはいえ、蘊蓄パートや関口の登場回数の少なさから読みやすかったり、目潰し魔の憑き物落としの爽快感や冒頭とラストの美しさ等魅力も多くあります。 面白い部分はあるもののシリーズ最高傑作と絶賛するレベルか?というのが率直な気持ちです。 | ||||
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まぁまぁ | ||||
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サイコロ本で読むのに体力と時間が要るので、年始に一冊ずつ読んでいます。 久々に読むと、やはり登場人物を忘れていますよね。。京極堂と榎木津くらいしかわからないわりに、出てくるのがすこぶる遅い。普通の小説2冊くらい読んだ後くらいでしょうかね。そして登場人物も多いし、過去に出てきた人や別のシリーズに出てくる人もいたりと、多分勢いでシリーズを通して読んだほうが絶対面白い筈だとは思うのですが、このページの多さでは、なかなか一気に読む勇気がでません。 本作は途中までは細切れで抽象的なお話の数々が語られていきます。なので構成的に若干読みにくくめげそうになりました。しかも過去の登場人物たちもろくに関係性を覚えていなかったので何がなんだか、、という感じで、、。 ただ中盤からは細切れの話が肉付けされていき、だんだんと輪郭が解るようになるのでどんどん面白くなってはいきます。が、そこまでがまあとにかく長い、、。 あらすじはというと、美しい一族の女性たち、おぞましい真実の数々、、、そして最終的には細切れだった話が一つに収束していく感じも面白いと思いますし、漢字が多い割には表現もわかり易く文章としては読みやすいのですが、、、やっぱりちょっと長すぎるのが難ですかね。同じことなのに言い方を変えて何度も記されている所もあり、もはやわざと長くしようとしているんじゃないかと疑うくらいなので、もう少しコンパクトにまとめてもいいのになぁという気もしました。 | ||||
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「最高傑作」の声を多く見るので構えて読みましたが・・・ ミステリー的には、やっと全体の輪郭が見えだして、 複層・多重あやつりトリックってことが分かってくると なかなかゾワゾワ出来ます。 が、黒ミサだなんだとどうも絵空事っぽくて入り込めないとかあったり、 「この学校は基督教じゃなくて本当は○○」・・・いやそれ鉄鼠でやったばかりだろ?とか 最後の憑物落としの、「実はあの子の父と私は兄妹」・・・とか その他無くても問題ない”実は○○”の多さなど、 ツッコミどころが多すぎる気がするのが減点材料です(笑)。 あと、過去作引っ張りスギ。”楠本君江”とかすっといきなり名前出てくるけど ちゃんと覚えてた人いるんだろうか? 魍魎のWikiページでも、人名リストに入ってないくらいだぞ(16/12/3現在)。 良かった点は、どうにも辛気臭い関口をエピローグまで登場させず、 学校編のヤマでは美由紀を、終盤は伊左間を語り部にしたところ。 あと、木場の”探偵シーン”かな。 いきなりこれを読む人もいないでしょうが、少なくとも「魍魎の匣」だけは読んでおいた方がいいでしょう。 あの本での事件が、とある人物に多大なる影響をもたしているからです。 も1つ推奨したいのが、”メモをとること”になりましょうか。 登場人物が大人数な上、関係も複雑怪奇になっているからです。 で、最後の1行に至ったら、もう1度最初のブロックを読み返してみましょう。 (言われなくてもほとんどの人がするとは思いますが) この、桜の中で展開されるシーンは本当に印象的で、 ここまで長々と読んできたのはこの為か・・・という達成感みたいのは無いでも無い。 | ||||
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状態良く、支障有りませんでした。また機会があれば宜しくお願いします。 | ||||
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百鬼夜行シリーズの第五弾。前半は、目潰し魔と言われる殺人鬼による連続殺人事件に、ページの多くがが割かれていて、刑事である木場修太郎がその事件の謎を追う。警察小説のような感じもするが、新本格推理小説なので、ちゃんと、前半に密室殺人事件があります。ただし、館や古城の密室殺人ではなく、安い連れ込み宿での密室殺人事件です。これはこれで、雰囲気があって良いです。 話の内容は、目潰し魔による連続殺人事件だけでなく、キリスト系の女学校での黒ミサやその学校を経営している柴田財閥と柴田家の人々が住む通称蜘蛛の巣屋敷といわれる館。そこで起きる殺人事件。といった本格ミステリーのお約束がそろっています。そういった要素(モチーフ)が絡み合って、ストーリーが進展します。 ★三つなのは、他の方も書かれていましたが、探偵役の京極堂の薀蓄が酷過ぎるからです。長くて、余計なところが多いような気がします。もう少し、要約できるのではないでしょうか。このシリーズで、主役級の登場人物は、一高から旧帝国大学に進学したエリートということになっていますが、ここまで薀蓄が酷いと、その設定に無理がでてくるような気がします。 | ||||
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最高傑作との声もあり、期待していたのですが 魍魎の匣を超えるものではなかった、 というのが個人的な感想。 最も怪しくない人間が・・・というのは少しありがちか。 | ||||
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京極夏彦あいかわらずはなし長いな。 最近、島田荘司もまねして長くなった。 でも、京極夏彦、ページの構成にこだわってるな。 参りました。 | ||||
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