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さよなら渓谷
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さよなら渓谷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 1~20 1/5ページ
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複雑ではなく頭に入りやすいストーリー。 長編作品に読み疲れた後でもサラッと読む事ができます。でも内容は考えさせられ、読み応えアリでオススメです。 | ||||
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期待して読んだのですが、何だか段々とわからなくなって、物語について行けなかった | ||||
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賛否両論。人によって評価がかなり分かれるところです。加害者の男とその被害者の女が一緒に生活を共にする、今までにはない極限の愛のかたちを問うミステリー。 男の気持ちはなんとなく理解できなくもないが、女の気持ちはまったく理解不能。加害者と被害者が一緒に暮らすなんて、あり得ないシチュエーションだ。なかなか共感ができないし、違和感の残るストーリーだった。 | ||||
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母親の息子殺し、というような、ショッキング な内容で始まり、実は、集団レイプ事件、その事件の加害者、被害者が、同棲しているという、更なる、興味深い内容を、渓谷の清きょしい、背景で、面白く読ます、吉田修一、「悪人」と並ぶ、傑作中の傑作。 | ||||
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軽く読める内容かなと思って手に取ったら、罪とは、赦しとはを問う凄い物語だった。それぞれの立場があると思うけど、最も真摯に考えた時、主人公の男の選択になるのかもしれない。絶対に許せない気持ちを突き詰めると、この女性のようになるのかもしれない。なかなか良かった。 | ||||
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とても難しい問題をテーマにしている。女性側からみたレイプの後遺症、加害者のその後、心理描写とその後の人生、行く末がうまく書かれているとはおもうが、読みようによっては、とくに女性からすると、こんなものありえないと思うだろう。野獣のような若い男の性欲が時と場所を間違えてしまえば性犯罪に至ってしまうのはよくあること、とするにはあまりにも男性目線がきつすぎる。親目線、女目線、いろんな目線をとりいれて確かに描写してくれてはいる。これがハッピーエンドだったり、すっきり終わったりすると、小説、というか物語としても、やはり、問題あり、とされてしまうだろうし、その不確かな、よりその方が現実的だろう、と思われる、話の方がリアルになり、読者の反作用を呼び起こすと、インパクトという意味ではその方がいい。文体が好みだったり、風景描写、体躯の動き、生理的な動態、みたいのが、あ、それあるよね、と直に入るくらい、表現がうまい。まだ、吉田修一、3冊目の一ファンに過ぎない、私ではあるが、改めて、筆力のすごさには感嘆させられる。まだまだ作品を量産しそうな勢い、これからどこに行ってくれるのか、楽しみだ。 あ、そうそう、巻末の柳町光男氏(映画監督)の解説も、必読、なんでこんな文章がうまいのと思ったら、脚本家もかねているという、世の中すごい人だらけ。まいった。 | ||||
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映画とほぼ同じ内容です、普通原作の方がより繊細に緻密に描いているのでしょうが、この作品はほぼ同じで期待するほどではなかったです。 | ||||
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まだ途中ですが怖い。レイプシーンが鬼気迫ると言うかリアルに感じて恐怖と怒りと納得とで読むのを一時中断しました。そして読み終わって、感情が表現できない読後感です。性的虐待や強姦の心理については何故か凄く興味がありました。勿論怒りの感情が第一なのですが行為自体が愛の時と罪の時があるからなのか終着点が自分で見いだせません。非難を覚悟で、この状況の場合はこれが救済だったと思いました。 | ||||
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描写や比喩が細かいのだけれども、その表現をうっとおしく感じてしまいました。 物語が遅々として進まず、また不必要な(効果的とは思えない)人物、会話が多過ぎて、なんのことを、誰のことを話しているんだ?ってな感想を持ちました。 その物語も、わりと一本調子で、ぼくには、ちょっと合わない本でした。 | ||||
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本を買ったけどなかなか読み進まなかったので映画を先に観ました。映画のおかげで 、小説の小さな伏線を広いながら読むことができました。最後の渡辺の「問い」に、これまでのすべてがあったのか、これからのすべてがあるのか。と、満足しました。 | ||||
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一気に読みました。 かなこと俊介の言い分が、両方とも理解できます。私は映画は見てませんが、テレビで真木よう子さんが、この映画は大変だったけど出演できて良かったと話していたので、興味をもち読んでみました。 ストーリーはキテレツだけど、世間は簡単に許すけど、簡単には許さない、いつもの世間です。消えたかなこを俊介は必ず探し出すでしょう。なかなか簡単に切れないで反発しながら寄り添う世間の夫婦と同じです。 | ||||
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映画を見てこちらを買いました。普通、小説を映画やテレビドラマにすると原作と全く別物になってしまう場合もありますが、今回は「映画とほとんど違わないな」という感じで、逆に驚いた位です。確かに、レイプ被害者の受けた心の傷を思うと、慶応事件や高畑事件を考えさせられる小説です。 | ||||
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男と女、加害者と被害者 真反対の立場で解りあうことはできない、許し許され幸せになれないのだろうな とは思うのですが、物語にも登場人物にも共感も感情移入もできませんでした 「悪人」が良かっただけにがっかりした1冊です | ||||
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まず、この著者の女性描写がうまいことに感心します。白く細いうなじに汗ではりつく黒い髪、、夏美の薄幸でいて儚く美しい女性なのが伝わってくる。その上世捨て人で生気のない妙な色気、、。 ナンパについていき、さらに男だらけの寮にまでついていって酒の勢いとはいえ、酔って脱いだ男の傷口や肌に触れる女たち、強姦は恐怖だろうけど少なくとも不細工な中年男だったら彼女たちもついて行くことはなかった。 しかも人生どん底、強姦以上の傷を既に負っている夏美。精神状態も普通じゃないのだから2人がああなってもさほど違和感はないかな。 若い男は歩く生殖器みたいなものです。それに理性とか性格とか運だとか絡み合って、機会さえあれば誰もが加害者になりうる。 反省しない男もいれば反省する男もいるでしょうそりゃ。 女性向けの漫画でも昔からあるでしょ、犯した男に惚れるパターン。当然イケメンに限る!なんだけど。 心のどこかに奪われたい願望があり、奪いたい願望がある。まぁ人間だからそれを理性でおさえるわけだけど、しょせん人間も動物だってことです。 ほんなわけで、ありがちな悲劇と悲愛を吉田修一はうまく書くよな~~と。 おもしろかった。 でも彼女の行方を追わない方が終わり方としては美しいよね。一緒になってほしいけど。 | ||||
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まず、ご都合主義な部分が目立ちます。 子殺し犯人の隣に偶然住んでて、記者の仕事仲間が偶然かつての共犯者であり、加害者と被害者が偶然映画館で会い、共犯者と被害者が偶然同じ病院で会う... 架空世界のことに現実感を持ち出すのは間違ってるのかもしれませんが、もうちょいどうにかならなかったのかな。 それでも★4なのは、事件のことをうわべだけでなくきちんと反省し、被害者の幸せを願う加害者の心がみられたから。 被害者が幸せになっていれば自分も許された気になるから=自分のためなのかもしれないけれど。 現実には、強姦事件なんて起こしたやつは若気の至りとか言って武勇伝のように語るんだろう。被害者のほうも悪いとか言って。クソです。 個人的にはラスト、俊介に「彼女を探しだす」とか言ってほしくなかった。一気に、ただの安っぽい話になった気がする。 直接は関係ないとはいえ冒頭で子供はひとり死んでるし、強姦被害者に歩ませてしまった悲惨な人生も取り戻せないのだから最後までとことん救いのない話であってほしかった。 渡辺が俊介に言った「もし強姦事件を起こさなかった人生と~」というセリフ、かなこがそれでも今の人生を選んだ場合にのみ、俊介は幸せになる=かなこを探す権利があると思う。 | ||||
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とある渓谷のそばに 奥という団地があった。 小さなこどもが渓谷で殺されていた。 その犯人は 母親 立花里美かもしれない。 その母親は派手で、めだつ化粧をしている。 テレビに写るのに モザイクされていることが、気に食わない。 その隣に住んでいる男女は 俊介とかなこと言う。 俊介は、近所の工場に勤め、少年野球のコーチをしていた。 俊介が里美とつきあっていたかもしれないと言う噂が出始める。 俊介の過去のことが 明らかになる。 俊介は、大学生の時に 野球部で集団レイプの主犯だった。 それで、退学になったが、先輩の紹介で、きちんとした会社に就職し、 通信大学を卒業していた。仕事を順調にこなし、婚約も決まっていたが、 そのまま 失踪していたのである。 ところが、かなこが 警察で、俊介は 里美とつきあっていたと証言するのだった。 記者 渡辺は、それがニュースバリューがあると思い、 俊介の大学や友人にあったって 真相を つかもうとする。 実は、かなこが レイプにあった被害者であることを知る。 かなこは、つねに レイプされたと言う噂がつきまとう。 一度受け入れて、結婚したオトコも 結局 暴力を振るうのだった。 かなこの前には 『強いオトコ』 が現れなかった。 なぜ、俊介はかなこと 住んでいるのか? なぜ、かなこは俊介と 住んでいるのか? なぜ かなこは 俊介と里美がつきあっていたというのか? 俊介は 法的な裁きは受けている。 しかし、俊介の過去は 消すことはできない。 被害者と加害者。贖罪と自虐。こころの傷は癒されない。 そのことに 向き合いながら 生活している。 『幸せにはしない』といいながら 『しあわせになりそうだから』と さよならとさっていく かなこ。 かなこを 受け入れてくれる ところはあるのか? | ||||
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題名を「汗掻き」にした方が良いんじゃないか? それ程汗の記述が多い。 「汗」という単語が出るたびにイライラしてしまい、内容どころじゃなかった。 | ||||
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暑さの描写がやたらリアルで、重苦しい展開に一体どういうオチなのか・・?興味が高まり集中して読みましたが 最後にずっこけました。。 自分を襲った犯人と暮らすとかあり得ないですよ。それは著者が男性だから思い付いたことだと思います。 ま、女性側も女性側で、体育会系の集団が飲み会で女の子を襲う事件は多発していますから そんな場に行って酒を飲む方もどうかしてますけどね。双方に共感できませんし、もっと壮大な結末を期待していたのでガッカリしました。 よくこんなオチで映画化しましたね。映画のキャストも???ですが。 | ||||
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なんかうんざり。 やはり男と女は理解しあえないのですね。 被害者の人生ってこんなものだろうと思いますが、加害者の中で反省 する男なんていないでしょう。 若い頃さんざん痴漢に泣かされましたが、それを男の先輩に愚痴ったら 「でも、本当はうれしいんだろう」と言われ唖然としました。 男による男のための男の弁護本ですね。勝手にいい子ぶれ、あほ。 | ||||
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本作は吉田修一氏によるミステリー? はたまたサスペンス? 的な作品。 2013年に映画化もされている。 時は現代、舞台は西東京。 山間部の渓流で男児の死体が発見される。警察は男児の母親が強く関与した事件として捜査を行い、やがて男児の母が逮捕される… と、ミステリーかなと思いながら読み進めるうちに、次第に物語の焦点が変わり、気付いたら男児の隣に住む俊介・かなこ夫婦の過去の話になっていた。 しかもその二人は予想外の過去を共有している。その過去とは!? え? 死んだ男児はどうなった? …という意外な展開を楽しみながら、謎の夫婦の想いに身を寄せる作品。 基本的に暗澹としたトーンで進むが、最後に一縷の光を見ることができる。 吉田修一ファンじゃなくてもおすすめしたい作品。 | ||||
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