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月明かりの闇
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月明かりの闇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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1967年発表の本作品は、フェル博士が登場する最後の作品。 舞台は1965年(21ページに明記)のサウスカロライナ州、チャールストン港近くのジェイムズ島。 メイナード邸は、17世紀から続く由緒ある家柄で、1867年には、当時の当主ルーク提督が浜辺で頭蓋骨を割られて死亡するという事件が発生していた。 周辺には、彼自身の足跡しかないという密室状態。 果たして、同じシチュエーションの事件が再びメイナード家を襲うが…。 副題は「フェル博士最後の事件」ですが、後続の作品がないため、「結果的に」最終作となったようです。 そのため、「最終作」らしい工夫というものはなく、いつもの「カー作品」という印象でした。 ただ、ひとつだけ、読んだことのない趣向はあります。 それは、メイナード家の当主ヘンリーの娘、マッジが冒頭で、「彼氏」とデートをしているのですが、それが誰なのか分からないという点。 小粒な謎ですが、事件の真相と深く結びついています。 ところで、巻頭の登場人物欄の紹介の仕方の大半が、「…の友人」というのには、参りました。 カーは登場人物の描き分けがあまり得意でないので、登場人物欄は必須なのですが、これでは頭の整理になりません。 せめて職業を載せてほしかったです…。 さて、肝心のメイントリックですが、こちらはもともと期待していなかったので、特別失望はありませんでしたが、正直なところ、意外性には乏しいという印象でした…。 本書の巻末解説は、フェル博士への語りかけ形式で、カー作品への愛着が感じられて楽しい一編です。 解説者は幼少の頃、「曲がった蝶番」の児童向け翻訳「踊る人形の秘密」を読んだことがあるそうで、その翻訳本の解説には、カーのオススメとして、『絞首台の秘密』『どくろ城』『弓弦荘殺人事件』が挙げられていたとか。 「何も二流作品ばかり挙げることはない」という一文に、最近その3作品を読んだ自分としては、思わず苦笑してしまいました…。 | ||||
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はっきり言って推理小説としては面白みがない。カーの晩年の作品は登場人物が好き勝手なことをいいまくるのが欠点だが男は野球をしながら、女のとりあい。女は癇癪をを起こしながら男を争ってばかり。足跡のない殺人の話だが、トリックに創意があるわけでなくリアリティにもかけるので説得力に乏しい。しかし、筆力が衰え、トリックもありきたりになった老年のカーが、何とかして、不可能状況を醸し出そうと苦心しているところが読ませてくれるそういう面では良いのかも | ||||
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はっきり言って推理小説としては面白みがない。 カーの晩年の作品は登場人物が好き勝手なことをいいまくるのが欠点だが 男は野球をしながら、女のとりあい。 女は癇癪をを起こしながら男を争ってばかり。 足跡のない殺人の話だが、トリックに創意があるわけでなく リアリティにもかけるので説得力に乏しい。 しかし、筆力が衰え、トリックもありきたりになった老年のカーが、 何とかして、不可能状況を醸し出そうと苦心しているところが読ませてくれる そういう面では良いのかも | ||||
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正直言って小説としてはだめだ。男は野球に興じて、女を争ってばかりで、女はヒステリーを起こしながら男を争ってばかり。トリックも創意に乏しい。確かに足跡のない殺人なのだがこれで人を殺せるという説得力に乏しい。しかし、筆力が落ちトリックもありきたりになったカーが、何とかして、不可思議な状況を醸し出そうと苦心しているところが読ませる点である | ||||
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