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眠れるスフィンクス



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眠れるスフィンクスの評価: 4.14/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

隠れた名作であり、流麗な純文学

私の一番好きなカーの作品ですね。第一級のミステリーであると同時に、純文学の品格を備えた名作だと思います。しかし残念ながら、地味な作品のため、埋もれてしまっているのが現状ですね。かつての「囁く影」もそうでした。「眠れるスフィンクス」や「囁く影」など、中期の作品は、一般受けする名作が多いです。文学性の高い文章に、ミステリーを融合させ、かつ人間を深く掘り下げたこの作品を、私は生涯忘れることはないでしょう。
眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)Amazon書評・レビュー:眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)より
4150703663
No.6:
(5pt)

読んでいて思わずゾーッとする心理トリック

 これをカーの傑作に上げる人は少ないかも知れませんが、自分は大好きです。
 この作品ではお得意の密室などの不可能興味は出てきませんが(一応動く墓石の謎がでてくるか……)、ある意味で別の不可能興味が待っています。
 その不可能興味というのが、夫婦が殺し合い寸前の争いをやっているのをのぞき見た者が、怖くなって離れ、しばらくしてどうなっているか気になってまたのぞいてみると、二人はさも楽しそうに談笑していた……という謎なんですね。言っとき増すけど最初の殺し合い寸前の争いが芝居だったなんて言うオチじゃありませんよ。
 余りの不可解さに思わずぞっとしたくらいなんですが、それにはちゃんとした理由がついてます。ただこの作品入手が困難なんでねぇ……。
眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)Amazon書評・レビュー:眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)より
4150703663
No.5:
(5pt)

読んでいて思わずゾーッとする心理トリック

これをカーの傑作に上げる人は少ないかも知れませんが、自分は大好きです。
 この作品ではお得意の密室などの不可能興味は出てきませんが(一応動く墓石の謎がでてくるか……)、ある意味で別の不可能興味が待っています。
 その不可能興味というのが、夫婦が殺し合い寸前の争いをやっているのをのぞき見た者が、怖くなって離れ、しばらくしてどうなっているか気になってまたのぞいてみると、二人はさも楽しそうに談笑していた……という謎なんですね。言っときますけど最初の殺し合い寸前の争いが芝居だったなんて言うオチじゃありませんよ。
 余りの不可解さに思わずぞっとしたくらいなんですが、それにはちゃんとした理由がついてます。ただこの作品入手が困難なんでねぇ……。
眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)Amazon書評・レビュー:眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)より
4150703663
No.4:
(4pt)

フェル博士の心理的推理

 これは過去に起こった殺人を解明するという一見地味にも感じられるものです。一応、密閉された墓の中で墓石が動くという不可能犯罪のようなものもありますが、それはこの作品ではトリックとして二の次になっています。この作品も登場人物の恋愛を入れて書かれていますが、この作品でのそれは恋愛小説というよりも心理サスペンスのそれに近く、恋愛は話を面白くするための道具ではなく、中心となる問題でもあります。 戦争から帰ってきたホールデン少佐は以前親しくしていた娘シーリアに会いに行く。しかし、シーリアの姉は脳出血で死亡し、彼女は精神障害を起こしたと聞く。ホールデンは関係者にその事件を詳しく聞くが、シーリアは姉の死はかつての親友であるソーリイに原因があるという………。果たしてこれはシーリアの妄想なのだろうか? といった話で、他のカーの作品とは全く違った謎です。しかし、十分本格ミステリにはなっているし、最後にフェル博士が明らかにする真相は大胆で意外性に満ちています。フーダニットでもハウダニットでもない強いて言えばホワイダニットとでもいうべき作品ですが、なかなか上手く出来ていると思います。
眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)Amazon書評・レビュー:眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)より
4150703663
No.3:
(4pt)

フェル博士の心理的推理

これは過去に起こった殺人を解明するという一見地味にも感じられるものです。一応、密閉された墓の中で墓石が動くという不可能犯罪のようなものもありますが、それはこの作品ではトリックとして二の次になっています。この作品も登場人物の恋愛を入れて書かれていますが、この作品でのそれは恋愛小説というよりも心理サスペンスのそれに近く、恋愛は話を面白くするための道具ではなく、中心となる問題でもあります。
 戦争から帰ってきたホールデン少佐は以前親しくしていた娘シーリアに会いに行く。しかし、シーリアの姉は脳出血で死亡し、彼女は精神障害を起こしたと聞く。ホールデンは関係者にその事件を詳しく聞くが、シーリアは姉の死はかつての親友であるソーリイに原因があるという………。果たしてこれはシーリアの妄想なのだろうか?
 といった話で、他のカーの作品とは全く違った謎です。しかし、十分本格ミステリにはなっているし、最後にフェル博士が明らかにする真相は大胆で意外性に満ちています。フーダニットでもハウダニットでもない強いて言えばホワイダニットとでもいうべき作品ですが、なかなか上手く出来ていると思います。
眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)Amazon書評・レビュー:眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)より
4150703663
No.2:
(3pt)

動く墓石の謎

この頃からカーは現代ミステリの中に恋愛要素を盛り込むことに腐心しますこの作品でも影を指す恋愛人物の内面等が推理の鍵の一つになっていますただ、あまりに内面告白を多用しすぎて読みづらいのがもったいない
眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)Amazon書評・レビュー:眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)より
4150703663
No.1:
(3pt)

動く墓石の謎

この頃からカーは現代ミステリの中に
恋愛要素を盛り込むことに腐心します
この作品でも影を指す恋愛
人物の内面等が推理の鍵の一つになって
います
ただ、あまりに内面告白を多用しすぎて
読みづらいのがもったいない
眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)Amazon書評・レビュー:眠れるスフィンクス (ハヤカワ・ミステリ文庫 カ 2-16)より
4150703663

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