鏡は横にひび割れて

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評判

鏡は横にひび割れての評価:

4.31/5点 レビュー 71件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 101〜120 6/7ページ
No.26
(5pt)

方向は違っていても

この本は私が初めて読んだミス・マープルシリーズであり、私の一番好きな話でもある。何故好きなのか、上手く説明は出来ないが、クリスティー作品を半分ほど読んだ今でも、この話への愛着は変わらず、何度も読み返している。この話の犯人の動機は、他の方のレビューにもあるが、女性の作家でないと、思いつきにくいだろう。しかし、女優のジーン・ティアニーのように(彼女について調べて、この話と色々な点で一致していることに驚いた。クリスティーは彼女の身に起きたことを知らなかったが、アメリカの読者はクリスティーを無神経と批難したそうだ。アメリカ人が如何に、自分中心の考え方をするかと言う良い例だろう)、犯人の動機となる出来事は、世界の至るところで起きていたのではないだろうか。そして、美しいが我が儘で不安定な女優のマリーナと、行動的だがお節介の過ぎるヘザー、この2人は、向いている方向は違っても、とても似ている……どちらも、自己愛が非常に強い。マリーナの自己中心的な振る舞いは言うまでもないが、ヘザーも、「人助けをする優しい私」に酔っているだけで、本心から、人の為に尽くす人間ではないのだろう、と思った。矢張り、クリスティーは人間性を巧みに描く作家だ。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.25
(5pt)

方向は違っていても

この本は私が初めて読んだミス・マープルシリーズであり、私の一番好きな話でもある。何故好きなのか、上手く説明は出来ないが、クリスティー作品を半分ほど読んだ今でも、この話への愛着は変わらず、何度も読み返している。この話の犯人の動機は、他の方のレビューにもあるが、女性の作家でないと、思いつきにくいだろう。しかし、女優のジーン・ティアニーのように(彼女について調べて、この話と色々な点で一致していることに驚いた。クリスティーは彼女の身に起きたことを知らなかったが、アメリカの読者はクリスティーを無神経と批難したそうだ。アメリカ人が如何に、自分中心の考え方をするかと言う良い例だろう)、犯人の動機となる出来事は、世界の至るところで起きていたのではないだろうか。そして、美しいが我が儘で不安定な女優のマリーナと、行動的だがお節介の過ぎるヘザー、この2人は、向いている方向は違っても、とても似ている……どちらも、自己愛が非常に強い。マリーナの自己中心的な振る舞いは言うまでもないが、ヘザーも、「人助けをする優しい私」に酔っているだけで、本心から、人の為に尽くす人間ではないのだろう、と思った。矢張り、クリスティーは人間性を巧みに描く作家だ。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.24
(5pt)

ドラマ性の高い作品

本作品をミステリとして評価する場合、さほど高い評価は得られないのだと思う。
犯人はすぐに見当がついてしまうし、トリック(と呼べるものかどうかわからないが)もありきたりなものだ。
ところが、”なぜ殺したのか?”その理由がなかなかわからない。
ある知識が当たり前のごとく頭の引き出しの中に入っている人ならば、すぐに見当がついてしまうのだろうけれど(現に、その知識を職業柄知っていて当然だった知人はすぐに犯人とその動機が分かったそうだ)そうでなければ、マープルが謎解きを終えた後にかなりの衝撃を受けるのではないだろうか。
動機を解明するヒントはほとんどが序盤に明示されているが、なかなかそれを殺人の動機と結びつけることができない、そこにこの作品の面白さがあるように思う。
タイトルは、アルフレッド・テニスンの「レディ オブ シャロット」からの引用。
第一の犯行の際、ある人物が見せた奇妙な表情を”鏡は横にひび割れぬ 「ああ呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり”というフレーズを用いて説明している、そしてこの秀逸なタイトルは物語に独特の雰囲気を与えることに成功しているように思う。
この作品のラストは「レディ オブ シャロット」の最後の一節で締めくくられる、そしてその独特の余韻がすばらしい。
また、本作品では序盤、マープルが足を痛めてしまい事件の情報はほとんどが通いのお手伝いのチェリーや旧友のバンドリー夫人、そして「予告殺人」で知り合ったクラドック主任警部からもたらされる。
それらの情報は正確さに欠けていたり、主観が混じっていたりするためマープルもなかなか謎を解くことができない。

新しく変わっていくセント・メアリ・ミードの様子や、マープルの周りの人々が巧みに描かれているあたりも私的には好印象。
晩年のクリスティ作品はミステリ性よりも、ドラマ性を重視したような作品が多くなるが、本作はドラマ性を重視した作品のなかでもかなり秀逸な作品なのではないだろうか。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.23
(5pt)

ドラマ性の高い作品

本作品をミステリとして評価する場合、さほど高い評価は得られないのだと思う。
犯人はすぐに見当がついてしまうし、トリック(と呼べるものかどうかわからないが)もありきたりなものだ。
ところが、”なぜ殺したのか?”その理由がなかなかわからない。
ある知識が当たり前のごとく頭の引き出しの中に入っている人ならば、すぐに見当がついてしまうのだろうけれど(現に、その知識を職業柄知っていて当然だった知人はすぐに犯人とその動機が分かったそうだ)そうでなければ、マープルが謎解きを終えた後にかなりの衝撃を受けるのではないだろうか。
動機を解明するヒントはほとんどが序盤に明示されているが、なかなかそれを殺人の動機と結びつけることができない、そこにこの作品の面白さがあるように思う。
タイトルは、アルフレッド・テニスンの「レディ オブ シャロット」からの引用。
第一の犯行の際、ある人物が見せた奇妙な表情を”鏡は横にひび割れぬ 「ああ呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり”というフレーズを用いて説明している、そしてこの秀逸なタイトルは物語に独特の雰囲気を与えることに成功しているように思う。
この作品のラストは「レディ オブ シャロット」の最後の一節で締めくくられる、そしてその独特の余韻がすばらしい。
また、本作品では序盤、マープルが足を痛めてしまい事件の情報はほとんどが通いのお手伝いのチェリーや旧友のバンドリー夫人、そして「予告殺人」で知り合ったクラドック主任警部からもたらされる。
それらの情報は正確さに欠けていたり、主観が混じっていたりするためマープルもなかなか謎を解くことができない。

新しく変わっていくセント・メアリ・ミードの様子や、マープルの周りの人々が巧みに描かれているあたりも私的には好印象。
晩年のクリスティ作品はミステリ性よりも、ドラマ性を重視したような作品が多くなるが、本作はドラマ性を重視した作品のなかでもかなり秀逸な作品なのではないだろうか。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.22
(4pt)

憎悪が生んだ悲劇

普通ミステリーって犯人にはお世辞にも
同情できないものが大多数を占めていますが、
この作品に関しては例外ですね。
真実を知ったとき、非常に悲しいものがありました。

それは読者が後半部分で犯人の真意がわかれば
おのずとうなずけてくるはずです。

ただこの作品、あまりトリックはひねりはありません。
読んでいて次々ページを繰る感じにはあまりなれなかったので
星は1個マイナスです。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.21
(4pt)

憎悪が生んだ悲劇

普通ミステリーって犯人にはお世辞にも
同情できないものが大多数を占めていますが、
この作品に関しては例外ですね。
真実を知ったとき、非常に悲しいものがありました。
それは読者が後半部分で犯人の真意がわかれば
おのずとうなずけてくるはずです。
ただこの作品、あまりトリックはひねりはありません。
読んでいて次々ページを繰る感じにはあまりなれなかったので
星は1個マイナスです。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.20
(4pt)

風俗小説としても読ませる

クリスティーのなかでは、世評では中の上のトリック(ミスディレクションぶりや、物語構造)だろうが、映画『クリスタル殺人事件』の豪華配役(ロック・ハドソン、リズ・テイラー、アンジェラ・ランズベリー、トニー・カーチス、ジェラルディン・チャップリン、エドワード・フォックス)を想起しつつ読めば、楽しさは三倍。
 かつ、その幻の日本語吹替版(広川太一郎や高橋和枝さんら、亡くなった方もいる)を見ていると、さらにその倍たのしめるだろう。
 個人的には、「視点」をどうしぼるか切り替えるかで光景が変わるという好きなタイプのミステリーで、傑作『葬儀を終えて』と同種のサプライズもあった。

 戦後イギリスの田園に戦後都市文化や「アメリカ」がやってきている、という風俗小説の文脈でも読める。

鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.19
(4pt)

風俗小説としても読ませる

 クリスティーのなかでは、世評では中の上のトリック(ミスディレクションぶりや、物語構造)だろうが、映画『クリスタル殺人事件』の豪華配役(ロック・ハドソン、リズ・テイラー、アンジェラ・ランズベリー、トニー・カーチス、ジェラルディン・チャップリン、エドワード・フォックス)を想起しつつ読めば、楽しさは三倍。
 かつ、どの幻の日本語吹替版(広川太一郎や高橋和枝さんら、亡くなった方もいる)を見ていると、さらにその倍たのしめるだろう。
 個人的には、「視点」をどうしぼるか切り替えるかで光景が変わるという好きなタイプのミステリーで、傑作『葬儀を終えて』と同種のサプライズもあった。
 戦後イギリスの田園に戦後都市文化や「アメリカ」がやってきている、という風俗小説の文脈でも読める。
 
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.18
(5pt)

キャメロンのシャるロット

ミス マープルものでは、最も重い話題を扱っている。
最終結末は想像だにしなかった。

アガサクリスティらしい犯人に至る道筋。
ミスマープルらしい人間性に訴えた論理展開。
どれをとっても、一流の作品である。

イギリスの古い文化を楽しむのも本シリーズの利点だと思う。
「クリスタル殺人事件」として映画化された
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.17
(5pt)

キャメロンのシャるロット

ミス マープルものでは、最も重い話題を扱っている。
最終結末は想像だにしなかった。
アガサクリスティらしい犯人に至る道筋。
ミスマープルらしい人間性に訴えた論理展開。
どれをとっても、一流の作品である。
イギリスの古い文化を楽しむのも本シリーズの利点だと思う。
「クリスタル殺人事件」として映画化された
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19)) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1-19))より
4150700192
No.16
(5pt)

イギリス文化とアメリカ文化

ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによい。
ミス マープルものでは、最も重い話題を扱っている。
最終結末は想像だにしなかった。

アガサクリスティらしい犯人に至る道筋。
ミスマープルらしい人間性に訴えた論理展開。
どれをとっても、一流の作品である。

イギリスの古い文化を楽しむのも本シリーズの利点だと思う。
「クリスタル殺人事件」として映画化された

本書、「鏡は横にひび割れて」は、古風なイギリスだけでなく、アメリカ文化が入ってきたイギリスの混沌とした状況を指し示しているかもしれません。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.15
(5pt)

イギリス文化とアメリカ文化

ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによい。
ミス マープルものでは、最も重い話題を扱っている。
最終結末は想像だにしなかった。
アガサクリスティらしい犯人に至る道筋。
ミスマープルらしい人間性に訴えた論理展開。
どれをとっても、一流の作品である。
イギリスの古い文化を楽しむのも本シリーズの利点だと思う。
「クリスタル殺人事件」として映画化された
本書、「鏡は横にひび割れて」は、古風なイギリスだけでなく、アメリカ文化が入ってきたイギリスの混沌とした状況を指し示しているかもしれません。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.14
(5pt)

シャロット姫=?

かつて「クリスタル殺人事件」として映画化された作品です。

タイトルは、この物語の中にも何度も登場するキーワードとなるテニスンの「レディ・オブ・シャロット」の一節で、「「ああ、呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり。」と続きます。命運が尽きたという言葉です。

物語は、野戦病院協会の慈善パーティで起こります。一人の女性が毒薬で殺されます。しかし、それはグラスの酒を溢したために、他の女性から受け取ったものでした。その女性が、大女優ということで、この女優を狙った殺人事件だろうと大騒ぎになります。更に、この女優のかつての夫や養子が来ていた事も解り、謎が深まってゆきます。

全体的に、非常に雰囲気のある作品です。従って、女性に非常に人気があるというのも良く解ります。特に、殺人の動機が女性独自の感性にヒットするものであるだけに、女性の関心が高いのも当然でしょう。

ミス・マープルは、非常に行動を制限された状態での登場ですが、最後に来て、これではいけないと思いを新たにします。この後も、4編の長編が書かれていますが、読者としてはほっとするところです。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.13
(5pt)

シャロット姫=?

かつて「クリスタル殺人事件」として映画化された作品です。
タイトルは、この物語の中にも何度も登場するキーワードとなるテニスンの「レディ・オブ・シャロット」の一節で、「「ああ、呪いがわが身に」と、シャロット姫は叫べり。」と続きます。命運が尽きたという言葉です。物語は、野戦病院協会の慈善パーティで起こります。一人の女性が毒薬で殺されます。しかし、それはグラスの酒を溢したために、他の女性から受け取ったものでした。その女性が、大女優ということで、この女優を狙った殺人事件だろうと大騒ぎになります。更に、この女優のかつての夫や養子が来ていた事も解り、謎が深まってゆきます。
全体的に、非常に雰囲気のある作品です。従って、女性に非常に人気があるというのも良く解ります。特に、殺人の動機が女性独自の感性にヒットするものであるだけに、女性の関心が高いのも当然でしょう。
ミス・マープルは、非常に行動を制限された状態での登場ですが、最後に来て、これではいけないと思いを新たにします。この後も、4編の長編が書かれていますが、読者としてはほっとするところです。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.12
(4pt)

すぎゆく年月

ミスマープルの親友の家が、売りにだされます。なつかしの、書斎の死体の、ゴシントンホールが。

住人がかわり、開かれたパーティーで、事件が起こります。

鏡は横にひび割れぬ。

割れた鏡は、もとにはもどらない。

過ぎた年月にかわった村の様子とともに、殺人事件を、お楽しみください。

年をとっても、やっぱり、ミスマープルは健在ですから・・・。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.11
(4pt)

すぎゆく年月

ミスマープルの親友の家が、売りにだされます。なつかしの、書斎の死体の、ゴシントンホールが。
住人がかわり、開かれたパーティーで、事件が起こります。
鏡は横にひび割れぬ。
割れた鏡は、もとにはもどらない。
過ぎた年月にかわった村の様子とともに、殺人事件を、お楽しみください。
年をとっても、やっぱり、ミスマープルは健在ですから・・・。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.10
(5pt)

変わってゆくセント・メアリ・ミード村

お馴染みのセント・メアリ・ミード村もこの作品ではだいぶ様変わりしています。スーパーができ、新興住宅街ができ、マープルも少し年をとってしまった感じです。冒頭ではマープルがつまづいて転んでしまったり。ちょっと複雑な気持ちで読み進むと…何と!

こんなに意外でこんなに悲しい動機を私は他に知りません。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.9
(5pt)

変わってゆくセント・メアリ・ミード村

お馴染みのセント・メアリ・ミード村もこの作品ではだいぶ様変わりしています。スーパーができ、新興住宅街ができ、マープルも少し年をとってしまった感じです。冒頭ではマープルがつまづいて転んでしまったり。ちょっと複雑な気持ちで読み進むと…何と!
こんなに意外でこんなに悲しい動機を私は他に知りません。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422
No.8
(4pt)

微笑ましく。

ますます高齢のミスマープル。甥のレイモンドに看護婦兼家政婦まで付けられてしまって少々欲求不満気味。
家政婦の隙を見つけて抜け出したはいいものの、近年目覚しく立ち並んだ新興住宅街で転んでしまって…。
と、とってもかわいいミスマープルです。
マープルだけではなく、これまでの「火曜クラブ」や「予告殺人」などでおなじみの人物も次々と登場して微笑ましい気持ちになれます。
なので、他の作品を読んでから、これを読むことをオススメします。
推理はなかなか難易度が高く、テニスンのシャロット姫の散文を主題に引き出し、謎めいた場の空気を生み出しています。
「織物はとびちり、ひろがれり。鏡は横にひび割れぬ。」
引用の仕方も効果的で、ぴりっとミステリーの筋を通しています。
推理も楽しめるし、マープル懐古談も楽しめてお徳な感じです。
鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3ZU
No.7
(4pt)

微笑ましく。

ますます高齢のミスマープル。甥のレイモンドに看護婦兼家政婦まで付けられてしまって少々欲求不満気味。家政婦の隙を見つけて抜け出したはいいものの、近年目覚しく立ち並んだ新興住宅街で転んでしまって…。と、とってもかわいいミスマープルです。マープルだけではなく、これまでの「火曜クラブ」や「予告殺人」などでおなじみの人物も次々と登場して微笑ましい気持ちになれます。なので、他の作品を読んでから、これを読むことをオススメします。推理はなかなか難易度が高く、テニスンのシャロット姫の散文を主題に引き出し、謎めいた場の空気を生み出しています。「織物はとびちり、ひろがれり。鏡は横にひび割れぬ。」引用の仕方も効果的で、ぴりっとミステリーの筋を通しています。推理も楽しめるし、マープル懐古談も楽しめてお徳な感じです。
鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 鏡は横にひび割れて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300422