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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年



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【この小説が収録されている参考書籍】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価: 3.41/5点 レビュー 1023件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1023件 1001~1020 51/52ページ
No.23:
(3pt)

死を乗り越えた者は強く、そして危うい。

いっきに読み終えました、現実的な内容の小説です(でも、村上春樹らしい作品です)。
なんとなく、大好きな「国境の南、太陽の西」に似た印象を持ちました。
村上作品は音楽で彩られていますが、今回はフランツ・リストの「ル・マル・デュ・ペイ/巡礼の年」が象徴的に使用されています。
この曲が醸し出す雰囲気は、この小説の読み方を示唆しているような気もします。
ちなみに、読後感は「国境の南〜」のほうが好きです(「色彩を持たない〜」は、なんか悲しすぎる…)。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年Amazon書評・レビュー:色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年より
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No.22:
(3pt)

ある意味、予想通り

このレビューを書いているのは発売日翌日の朝ですが、この時点で★は5個から1個まで5,4,0,1,3です。予想通りの賛否両論になりました。
賛否両論になることまでも作者は狙ってますな。思う壺ですわ。だからあえて★は3。

他のレビュアの意見にもある通り、特別扱いし過ぎだと思います。良くも悪くも21世紀の現代日本文学ですよ。内容は違うんですが、国境の南、太陽の西を読み終えた時を思い出しました。

5年くらい経ってから読み返したら、どんな感想を持つかな、とつくづく思いました。ある種のライブ感を味わいたい人は、今すぐどうぞ。
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No.21:
(3pt)

相変わらずの手法のような

アラフォー主人公が、学生時代のトラウマを解き明かすストーリー。なかなか分かりやすい作品だと思います。
が、相変わらずセックス、射精に死まで絡めてのお得意の流れは、やれやれを通り越して無ければ村上作品じゃない!とニヤニヤしながら読みました。
最後尻窄みですが、さっぱり読めて、明るい気持ちにもなります。駄作ではないですが、名作とも思えません。
タイトルの巡礼は曲のタイトルみたいですね。
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No.20:
(3pt)

期待してましたが、これは・・

初レビューです。25年位前からファンで、これまでの春樹さんの小説は多分全部読んでて、本棚は春樹さんの本ばかりで、無条件に春樹さんの文章や表現に感動し、受け入れてきました。春樹さんの本を読むと、翌日学校や会社に行けなくなるくらい、物語に「インヴォルブ」されてきました。
この本も、発売日に買って、とても楽しみにして読みました。
で、読後の感想なんですが、うーん。。
これ、確かに春樹さんらしい表現や文章がいっぱい詰まってるけど、正直、昔読んだことのあるモチーフばかりというか、既視感が半端ないのと、登場人物の描写が(名前に特徴がある以外は)あまりにステレオタイプで薄っぺらいので、正直誰にも感情移入できず、感動できませんでした。ごめんなさい。。(「スプートニクの恋人」も既視感あったけど、登場人物がたまらなく魅力的でした)
本当に、春樹さんが、何も計画せずに、思いつくまま、自分の筆のおもむくままに書かれたのではないかなあという気がします。
これ、もし春樹さんの本だと言わずに世に出ていたら、凡庸な評価しか得られないのでは??
これがベストセラーって、日本の文学のレベルって、どうなの?ノーベル文学賞って何?とまで思ってしまいました。。
文体すら段落ごとにばらばらで、統一されていないような(出版社が変わって、校正の考え方が変わった?)。。
ただ、主人公が自分のことを「おれ」と言ったり(新鮮でした)、今までにない新鮮な表現にも挑戦されています。
そういう意味では、春樹さんの現在地を確認する、という意味で、ファンは読む価値があると思いますので、星は3つです。。
これ、僕が気づいていないだけで、春樹さんのことだから、きっと、考えがあってのことなんだろうな(と思いたい)。。
あまりに肩すかしだったので、もう一回読んでみます。。次回作に期待かな。。
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No.19:
(2pt)

またしても、やっぱり何もない

ひどい作品でした。
以下ネタバレを含みます。
結局は1Q84のレビューで書いたことの繰り返しです。
私は世界の終り〜とアフターダークといくつかの短編だけは肯定的に評価します。アフターダークは意図的に未完結にしたという感がありますが、それでも都市の暗黒部分というテーマは大部分象徴的に表現されていると感じるからです。
ですがこの作品においては、色に関した名字の人物もその他の事も、やはり全てにおいて、深い意味はありません。
例えば作中に灰田の父親の話が出てきますが、特にその後展開はなく、ただエピソードを投げ出すだけです。それが作品の中で象徴的に機能していればいいものの、私には深いものは全く読み取れません。
私が(大げさかもしれませんが)絶望を感じるのは、何よりも作者である春樹氏にエピソードを展開して話を膨らませ最終的に解決する気が全くなく、そのような創作上の意識故に、実際その後物語は何の展開も見せない、ということです。
作中に夢の話がいくつか出てきますが、(物語の)作者は無意識に流されるよう漠然と夢のような情景を書くのではなく、意識的にその夢をコントロールして物語を大団円に持っていかなければならない、と思っています。(ただ、上に書いたことは絶対的に全ての作品に当てはまる理念であるとは考えていません)。
そのように通常はたとえ謎のような作品でも物語としては完結させるべきと思っていますが、春樹氏ご本人がこれでいいと思っていらっしゃる以上、どうしようもありません。
とにかく最後まで読んだということで、星二つです。
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No.18:
(1pt)

ふー夢想ですなー。

内容については割愛します。
ただ、読後感は微妙というかリアリティが希薄で、「ふーむ、そうですなー。(棒」程度です。

ただし、物語の感じ方は個人差はあるので、「これは傑作」と思う方の感想を全面否定はしません。
ただ、固定ファン以外の人が読んで、果たして文学小説として楽しめるかどうか。
万人受けするかといえば、よくも悪くもそうではないでしょう。

私が言えることはただひとつ。
メディアの煽動効果にあえて乗って、ブームに乗じて読まれる人もいると思うのですが、
無理して他人にあわせて「絶対。面白い、理解できない人がおかしいんだ」という必要はないと思います。
だから、私自身もハッキリ感想を述べさせて頂きます。

私個人としては、まったく面白いと思えず、読んでお金を損した気がしましたし、すぐ売りました。
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No.17:
(2pt)

微妙すぎる

まず、文体が物凄く変わってびっくりしました。

個人的には長編だとノルウェイの森、カフカ、ハードボイルドワンダーランドあたりの時が一番好きでした。

ノルウェイの森が心情中心で、ハードボイルドワンダーランドがストーリー中心、といった感じに思えます。

この作品は、ノルウェイの森の作風に近く、文体が1Q84の文体から村上春樹らしさを抜いた感じです。
村上春樹さん自身が、「村上春樹っぽい文章って言われるのがいやだ」とよくおっしゃっていたので、それでこの文体になったのかなと思いました。

ノルウェイの森が嫌いな方は恐らく嫌いだと思います。
ノルウェイの森を悪化させるとこの作品になります。
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No.16:
(5pt)

いつもの匂いがする

3年ぶりの長編『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』は、
「自らの人生を再びつかみ直そうとする主人公のストーリーだ」。なかなか面白い。

特筆するべき点は、
人間の心の奥の深く暗い部分にためこんだ喪失感や孤独感を、
なんとか乗り越え、前に進むようとする底力をもつ主人公の話だ。

やはり、村上春樹・・買って損はない。
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No.15:
(4pt)

現代を舞台にした村上作品。

2010年代が舞台の村上春樹の新作。
facebookやらスマートフォンやらが出てくるのが異様に奇妙な感じがしましたが、時代の流れなのでしょうか。

若くして死をこころの内に抱える美しい女や、真夜中に枕元に立つ親密な相手など、今までに慣れ親しんだモチーフも登場します。
一方で、名古屋という、東京に対比して非常に閉鎖的でローカルな世界を今作の重要な舞台の一つに据えたことは新しい試みであるように思われます。

個人的には、小説も半ばを過ぎたところで語られる「休暇と友だちは、人生においてもっとも素晴らしい二つのものだ」という警句が心に残りました。
震災以降、私たち日本人は以前よりもこういう言葉をすんなりと飲み込めるようになっていると思うのは、私だけでしょうか。
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No.14:
(3pt)

ファン以外にはすすめない

魅力的なキャラクターがいません。 どの謎についても真相は解明されない、 全体的にすっきりせず残念。 雰囲気は暗く、笑える描写もありません。 アフターダークとか、ああいう雰囲気が好きな方はいいかもしれないですが いずれにしてもファン向けの作品かなという感じ。 灰田や沙羅は、もっと魅力的に描けたのではないかと思います。 食べ物の描写はすごく少ないですが相変わらず美味しそうです。
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No.13:
(5pt)

ハルキのスタンドバイミー

3時間半で読めた。

自分は色彩を持たない没個性の人間。

そう思い悩んでいた多崎つくるが過去に向き合う為に、巡礼をする。

過去と向き合うことで明らかになる真相。

それに起因するようにつくるの無機質だった作るの感情はクリアに情熱的に表現されていく。

アカ、アオ、シロ、クロを一つにしていた容器のつくる。

「私は自分が12歳の時に持った友人にまさる友人を、その後持ったことはない。誰でもそうなのではないだろうか。」

この作品では16歳だろうか。

ファンタジーな不思議な話も出てきて、羊を巡る物語に似ている。

何かを探し求めるお話だ。
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No.12:
(5pt)

「今」って感じ。

震災や、体罰や、いじめとか
そんなニュースばかりだけど、
そこから生まれた本の様に感じた。

村上春樹の本はメタファーだらけで
そこを読み取らないと、
全く内容を持たない本になると思う。
(村上春樹の文章は、例えば「林檎」とあっても
ただの「林檎」じゃなかったりする。)

ただ、全ての人が全ての内容を理解しようと
頭を使いながら読んでいる訳ではないと思うので、
そういう人は、気楽に読んで、
お気に入りに文章なんかをみつけて
楽しめばいいと思う。
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No.11:
(5pt)

さすが村上春樹

独特の世界観、さすがです。ネタバレになるから多くは語らないけど、すばらしい。ところで最近携帯小説の「全裸姉ちゃん」という小説に衝撃を受けた。若手の作家からも村上春樹氏のような作家が現れてほしいものである。
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No.10:
(1pt)

なんかなぁ

売る為の戦略は凄いと思いますが、内容的には、どうでしょうか?
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No.9:
(5pt)

当たり前の事を無駄のない文章で

無駄の少ない文章で現実のようで現実でないような物語を語る、そんな小説でした。個人的には「楽しませていただきました」まあ、村上ファンの欲目もあるでしょう。
推理小説ではないので全てがスッキリ!というわけではないですが、多分生きる、ってそういうことなのではないでしょうか。
恐らく読んですぐに感想を書く類いのものではないのでしょう(じゃあ、何故今書く)。読んだ後も心の中で小説が続いていく予感があります。
ノーベル賞がどうとか、そういうことはどうでも良いことでしょう。川端康成と大江健三郎と、宮澤賢治と村上春樹を比べることに意味があるのでしょうか?勿論、とれば嬉しいですが。
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No.8:
(1pt)

スッキリしない結末(ネタバレあり)

沙羅とどうなったのか?
シロは誰に殺されたのか?
灰田は?

ちょっと不親切過ぎる気がします。

性的描写も多いため万人に勧めることは出来ません。
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No.7:
(2pt)

特別扱いしすぎ。

非常にリーダブルでした。ポスト311
作品といっていいと思います。
1Q84はあまりのアホらしさにブック
ワンで挫折しましたが今作は読めました。
ただポールオースターの幽霊たちとか
武田泰淳のひかりごけを読んでいれば、
着想は古いなと思います。名古屋の人間
なのに標準語ばっかりというのもリアリテ
ィーに欠けるような。まあ、とにかく春樹
さんだから許されるのでしょう。
孤独とか嫉妬という言葉をそのまま使わずに
それと感じさせて欲しかったですね。
個人的にはこの作家は実力以上の評価を受ける
ことのできた幸運な小説家だと思います。

個人的には「夢を見るために毎朝僕は目覚める
のです」のようなインタビュー集で十分です。
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No.6:
(4pt)

"村上春樹の新作"

村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読み終えた。「1Q84」や「海辺のカフカ」のようなファンタジー要素は後退したが、読みやすかった。難解と言われている村上春樹の長編小説の中では比較的わかりやすいので、初心者にはオススメだ。全体的に喪失と再生を表現している感じもあり、割と楽しめた。村上作品でここまで現実的な壁に立ち向かって、その解決に奔走する主人公の登場も珍しいので、驚いた。
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No.5:
(5pt)

村上文学のエッセンスを凝縮

大学時代に心に取り返しの付かない傷を負った主人公多崎つくるが、2つの人間関係から付かず離れずしてその出来事に答えを見出そうとする物語。
つくるを除く登場人物の描写はあくまで表面的で、それがつくるの心情描写を際立たせています。
重層的で長大な「1Q84」から一転して、引きこまれながらも読んでいて時間の流れに心地よさを感じる小説でした。
難解な部分は無いものの、村上春樹の雰囲気が凝縮されています。ほかのレビュアーさんも仰っている通り、村上春樹初心者にオススメです。
作中にジャン・シベリウスの名前が出てきますが、如何にもその7番という感じ?

なお、この小説の英題は"Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage"となっています。
普通に読むと、「巡礼」はアオとの接触以降の数週間の期間だと思うのですが、yearが複数形であることからそうではないようです。
その理由はじっくり考えてみることにします。
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No.4:
(1pt)

なんというかな

毎度思うのは、村上春樹はストーリーテラーであって作家ではないということ。
村上春樹を読んできた人にとっては今回も満足のいく作品に仕上がっているのでしょうが、
そうでない人にはなんとも印象に残らない本ではないのかなあと思います。
良い評価を否定するつもりはありませんが、ノーベル文学賞をとった作家の作品と読み比べることをお勧めします。
そうすれば、村上春樹がノーベル文学賞をとるかもといううわさや期待が、いかに蒙昧なものかわかると思います。
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