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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1023件 221~240 12/52ページ
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小説名の色彩を持たない~が洒落ていて凄く興味をそそられて期待して海外旅行の飛行機の中で読もうと楽しみにしていました。 それが高校の親友グループには多崎以外は色の名前が付いていると言うくだらない出だしに嫌な予感はしたのですが、本当に残念な内容でした。 私は20年以上前に村上作品に出会い羊をめぐる冒険やダンスダンスダンスなどミステリーファンタジーというか他に無いジャンルでお洒落で大好きだったのです。 ところがノルウェイの森がどうしても好きになれず何度も読んだのですが・・・・。 登場人物全員が嫌いでしたね。性描写も非常に気持ち悪くて夢落ちや精神病落ちが多くて安易な感じも嫌でしたね。 今回もノルウェイよりもっと薄っぺらな設定の夢落ち、精神病落ちでまたかと・・・・。 他の方も書いていましたが大学生になってから高校時代のお友達にはぶられて半年間も死の淵をさ迷っていたとか 感情移入全く出来ません。 それを35歳まで引きずるとか無いと思うしその後精神的に病んでいたシロちゃんの狂言?落ちさらに精神病んでいたり本当にレイプされたり殺されたりした悲惨なことを悪霊落ち?!!酷い酷すぎます。悪霊のせいで終わらせるの?漫画でもあるまいし。 真相が知りたくて読んでいた読者置き去りです。一体誰に殺されたのよ~!! さらに伏線の灰田さんが多崎に何も言わずに退学したり灰田父と緑川の真相や6本指の話も全部真相不明で モヤモヤしました。機内の映画を観ずに呼んだのに時間を返して!!と怒りまで感じました。 私は1Q84はそれなりに読みものとして面白かったので期待してしまって本当に残念です。 最近の村上さん特にこの作品はライトノベル並みプラス性描写が気色悪く最後は真相不明どころか 何のために書いたのか・・・・。これならばライトノベル読んだ方がずっと良いのではと思ってしまいます。 とにかく今までで一番酷い作品でした。 村上さんもっとちゃんと書いて下さい。お願いいたします。 本来はあなたのファンです。 | ||||
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前評判からあまり期待せずに読み始めましたが、一晩で一気に読み終えるほど面白かったです。 本編とは深い関わりがないように見える途中で挿入されたエピソードにとりわけ強く惹きつけられました。 こっちがメインで良かったんじゃ?と思うほどでした。 とにかく話の熱量が凄かったです。 | ||||
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「ノルウェーの森」と本書のネタばれが少し含まれています。 村上春樹は10代、20代のころは文章が気取りすぎていて好きになれず、短編一冊読みましたが、「普通」という感想しか持てずでした。30代になり、ここの酷評レビューが面白かったこと、「おやすみブンブン」という漫画を無料アプリで読んでいたら「ノルウェーの森」に似ているという感想がわりとあったので、売れているし、久しぶりに村上春樹でも読もうかと思い「ノルウェーの森」と本書を読みました。 始めの感想は「あれ、結構村上春樹も面白い」でした。大まかなあらすじはネタばれレビューで知っているにもかかわらず、次が気になって読みすすめることができました。主人公は自分はつまらない人間だと思っている中年男性で、金にこまらず、積極的に女性にアピールしていないにもかかわらず何かともてており、ちょっといらっと来るのは年代の差はあれ「ノルウェー」のほうと設定は同じ。ただこちらのほうが性的な描写が少ない。変わりに内面に関するメタファーがギャグかと思われるほど何度も挿入され、早く話が進まないかなと思いながら、時に読み飛ばし、それでもページをめくる手は滞ることがなかったです。 ただ、途中からいやな予感がしてきました。先に「ノルウェー」を読んだのですが、あちらもいくつも重要そうなファクターを作品にちりばめつつ、そのいくつかは最後まで放置されていました。そのもやもやが村上春樹の特徴なのではないか。そうすると、本書にでてくる様々な気になる要素、いま先を知りたくてしかたないストーリーの先も結局放置されるのではないかと。 案の定、途中ででてきた重要人物と思われる灰田は終盤には二度と登場しませんでした。まあ彼はまだ本筋の登場人物でないからいいとして、この作品では本筋さえも灰色決着します。精神病にかかって主人公に高校のときレイプされたと言い張り、自殺かと思いきや他殺死体で発見されたシロという女性。この女性がどうしてレイプされたなどと嘘をつき、いったいどうして殺されたのか、最後まで明らかにされません。その謎が私にページをめくる手を早めさせたのですが、着地点はありませんでした。嘘の件に関しては、~だったんじゃないという推測は展開されますが、殺人事件に関しては・・・。 しかも終盤、著者は新たに興味を引くストーリーを展開してきます。主人公のアドバイザーであった恋人がどうやら年上の男性と二股をかけているらしいのです。主人公が問い詰めると彼女は3日だけ待ってほしい、3日後に結論を出すといいます。終盤数十ページ、主人公は悶々としながらその3日の期限を待ちます。そこでは孤独についてのさまざまな内省が描写されているのですが、私はまたいやな予感がしました。これも予想どうりでした。作中ではその3日後はおとずれません。 あれを結末と呼ぶ人もいるでしょう。しかし私にとってこの本は末端から、本筋、恋愛関係にいたるまで結末はありません。 だ3冊読んだに過ぎませんが村上春樹にとってストーリーとは、何かもっと大きなテーマを彩るための飾りに過ぎないように感じます。しかしそのストーリーは結構魅力的に見えます。緑川というピアニストの話という挿話ひとつとっても、なかなかに読ませるのです。読ませるのですが、結末がないのです。 それを愛する人もいるでしょう。しかしできれば私は結末がある物語を読みたいのです。はっきりしたオチがほしいといっているのではありません。結末をにおわすだけでもかまわないのです。でもまるで書くのを放棄したかのように終わってしまうのでは、とてもがっかりしてしまいます。最後まで本を読んだものとして。 作者にはいつか、結末のある物語を書いてほしいです。 | ||||
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海外在住です。 村上春樹氏の本がkindle版で読むことができて嬉しく思います。 評価は賛否くっきり別れるようですが、個人的にはこの物語の世界観にどっぷり浸かることができました。 多崎つくるの内面性を丹念に表現する力は村上春樹氏だからこそ。 読了後は涼しい風が吹くようで心地よさを感じました。 | ||||
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読書がどうしようもなく好きだ。何かに悩んでいたり、答えが分からなく悶々としているときほど読むべきかも知れない。 わたしはそういう意味でタイミングのいいタイプかもしれない。26年間生きてきて、どん底にいたり有頂天になったりする。そんな中で助けられた本は「ダンスダンスダンス」だ。人に対して、誠実に公平に接することが大切なのだと心から学んだし、失恋した私の傷付いたボロボロの精神の中でどう生きたらいいのかも、その本から学んで随分助けられた。本当に、心から。 わたしはハルキストでもなんでもないけれど、本を読んで震え涙を流した数少ない小説の1冊だ。さて、ここは、多崎つくるくんのお話なのだが。 今回も私の心にヒットしたようだ。 十数年経って、表面的には傷などなくても内側で血が流れている。思い出したくないような辛い記憶も、ぼんやりとして正解が滲んできていることでも実際には、鮮明に私の肉体に精神に宿っている。 そして実生活でも、それは支障をきたす。 素直になれずに警戒心ばかりが強くなっていく。自信喪失と共に裏ばかりを探って、傷つくことを必要以上に恐れてしまう。自分が一番可愛くて、他人を想う気持ちにもセーブをかけてしまう。多﨑つくるは、そんな人に見えた。またわたしを見ているようだった。 わたしは女性だけれど、彼の心情が痛いほどわかった、ような気がした。 本作の真相は明らかにされずに最後となってしまうけれど、ハッピーエンドであってほしい。あたたかい時間が彼女と流れればいいのにと切に祈る。 人生には、幾度か積極的に、行動すべきな時があるんだと思う。彼がアポなしでフィンランドに行ったように・・・ そんな意味でわたしも行動をしてみたいと思う。いつか近いうちに。 | ||||
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「何故皆が離れていってしまったのか?」 この問いに対する回答を追いかけるような形で話が進んでいきます。 ただ、海外経験の無い理系のエンジニアで、初海外であれだけ英語が堪能な人はまずいません(私も理系出身で英語には苦労してきたので…)。 主人公の「理系的な思考」がリアルに出てきていたら、もっと作品に入り込めたかなと思います。 いずれにしても、村上春樹の作品が好きな方なら、それなりに楽しめると思います。 | ||||
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村上春樹作品はほとんど読んでますが、秀逸です。 ぜひ一読をお勧めします。 | ||||
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表面上は、単純なあらすじのリアリズム小説。 でも、偏執的なほどに細部まで作り込まれた作品。 まるで宮崎駿の「崖の上のポニョ」のよう。 ポニョが、表面上は子供向けのお話だけれど、あの世をDEEPに描き出していたように、この「多崎つくる」も、深読みすると色々面白いことが浮かび上がってくるように思う。 宮崎駿にしても村上春樹にしても、巨匠と呼ばれるような人は、歳をとると、こういう面倒くさい作品を作りたくなるのかな。 あと、無駄を削ぎ落とした文章は、長年走り続けている、おじいちゃんランナーの肉体を思わせます。 セックス描写にげんなりしつつも、ずっと読み続けてきて良かった。 | ||||
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火サス的要素でサスペンス的なストーリーは引き込まれるものがありました。 ただ、問題がおおかた解決した後が長かった。 そして結局決着しない。 最後はともかく、だらだら最後ってのは読者を苛つかせます。 今回はファンタジー要素はなかったようですが、それがあったらもっと意外で面白かったかなと思います。 あと、平凡だけど実はモテる男性が主人公って設定はいい加減もういいかなと思います。 全体的に彼の作品は似通ってます。 ノルウェーと1Q84とオレンジデイズを足して3で割った感じ。 | ||||
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イエスが、「名は何というか」とお尋ねになると、「レギオン」と言った。たくさんの悪霊がこの男に入っていたからである。(ルカによる福音書8・30) 1 「僕の作品は寓話です」(朝日新聞1980・5・17夕刊)という村上の小説は、アレゴリーとして読まなければならない。それは、評論家のように飛ばし読みをしなければ、自然とわかるものだ(『職業としての小説家』第1章)。 「僕は、良い物語を読んだり書いたりすることで、世界を変えられると信じているのです。」(『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』文春文庫2012 561頁)という村上の『1Q84』は総合小説で、9・11以後の世界がプルトノミーによって支配され、全体主義化している現状をアレゴリーによって批判している。(だから、オーウェル『1984年』を引き継ぐタイトルなのだ。) 『色彩を・・・』は、それをさらに推し進めたメッセージを発信している。 この美しい文章の小説がまず訴えるのは、「どんなに辛い過去でも、真実から目を背けていると幸せにはなれない」というものだが、それだけでは終わらない大きな不可解さが強く残される。それは、シロ(ユズ)はどうして悪霊に憑りつかれ、つくるにレイプ犯の濡れ衣をきせ、悪霊に殺されてしまうのか、ということだ。この疑問を解かないと、この小説の本当のメッセージはわからない。 この小説には、悪魔や悪霊、森の悪いこびとたちなどという言葉が出てきて、少し禍禍しく不吉で不安な雰囲気が漂う。この霧のようなミステリアスな雰囲気が、作者の仕掛けになっている。この謎を解くヒントは、この本のタイトルに隠されている。 まず「色彩を持たない」は「特徴なり個性を持ちあわせない」(12頁)、「個性もなければ、鮮やかな色彩もない。」(322頁)である。平凡な普通の人。それは他ならない私たち普通の日本人のことである。 次の「多崎つくる」の「多崎」は不明だが、「つくる」は「つくる会」のこと。この小説が書かれたのは2012年であるから、その16年前(つくるが4人に絶交された年)は1996年である。この年に「新しい歴史教科書をつくる会」は発足している。 「記憶をどこかにうまく隠せたとしても、深いところにしっかり沈めたとしても、それがもたらした歴史を消すことはできない」。沙羅は彼の目をまっすぐ見て言った。「それだけは」覚えておいた方がいいわ。歴史は消すことも、作りかえることもできないの。それはあなたという存在を殺すのと同じだから」(40頁) 沙羅の唐突で不自然な歴史論は193頁、287頁でも繰り返されていて、作者が読者に強く印象づけようとしていることが分かる。(「まるで国家の歴史の不備を詫びるように。」261頁、という興味深い比喩表現も書き込まれている。) この団体は、南京大虐殺や従軍慰安婦問題などにも否定的で、村上は反対を表明している(『村上朝日堂 夢のサーフシティー』朝日新聞社1998 57頁)。シロがレイプされるのは、この問題のアレゴリーであり、つくるがその犯人とシロに言われるのは、つくる自身でもそんなことをしてしまったのかもしれないという恐れの意識があるように、普通の日本人が皆その問題をきちんん解決していないことへの、村上の批判である。 2 つくるのいたグループは「正五角形」(15頁)であるから、ペンタグラムであり魔除けになっている。(だから5人なのだ。)これはしかし、つくるが抜けることによって壊れてしまい、いちばん弱いシロ(ユズ)が悪霊に憑りつかれてしまう。(ユズの花言葉は、汚れなき人。) この小説では、悪霊は「森の悪いこびとたち」ともいわれる『1Q84』のリトル・ピープルの言い換え(パラフレーズ)である。この「悪いこびとたち」が、あの難解なリトル・ピープルの正体である。 総合小説という言葉を聞いて最初に思い浮かぶのは、『悪霊』であり『カラマーゾフの兄弟』です。 (村上、『考える人』2010夏 52頁) ドストエフスキー『悪霊』は「五人組」の物語であり、『悪霊』を読むと、『色彩を・・・』の「悪霊」がよくわかる。そのエピグラフには『聖書』の引用がある。 そこなる山べに、おびただしき豚の群れ、飼われありしかば、悪霊ども、その豚に入ることを許せと願えり。イエス許したもう。悪霊ども、人より出でて豚に入りたれば、その群れ、崖より湖に駆けくだりて溺る。(後略) ルカ福音書、第八章三二-三六節 これをドストエフスキーはこう解釈する。 病人から出て豚にはいった悪霊ども —これは、何百年、何世紀もの間に、わが偉大な、愛すべき病人、つまりわがロシアに積りたまったあらゆる疾病、あらゆる病毒、あらゆる不浄、あらゆる悪霊、小鬼どもです! (『悪霊』下 新潮文庫598頁) 「愛すべき病人」シロが悪霊に憑りつかれてしまうようすは、シロの色褪せてしまう姿として描かれる。 あの子はもう前のようにきれいじゃなかった(中略)昔はそこにあったはずの熱い何かが、今ではもう見当たらないということが。(中略)生命力がもたらす自然な輝きを失っていたということだ。(中略)あいつは肉体的に殺害される前から、ある意味では生命を奪われていたんだと」(200‐201頁) シロの悪霊は、シロが夢を失くし、理想を失ったことで呼び寄せたものである。「悪いこびとたち」は「災厄の犬」ともいわれる存在で、3・11でも村上が追い付かれないようにと警告しているものだ。エリが「悪いこびとたち」につかまらないようにと、つくるに言う。 「生き残った人間には、生き残った人間が果たさなくちゃならない責務がある。それはね、できるだけこのまましっかりここに生き残り続けることだよ。」 (321頁) つくるはエリに伝えるべきだった言葉を最後に、私たちに向かって言う。 「僕らはあのころ何かを強く信じていたし、何かを強く信じることのできる自分を持っていた。そんな思いがそのままどこかに虚しく消えてしまうことはない」(370頁) 1968年の理想主義で新しい世界を作ってゆくべきだと、村上はnew york timesのインタビューに答えているが(2011・10・23)、ここでもやはり理想を掲げて未来をつくることが、悪霊を退け、問題を解決する一番の道であると言っているのである。 (「つくる」という名は物語の終わりで、未来をつくるという意味に変わっているようだ。) * イエスが陸に上がられると、この町の者で、悪霊に取りつかれている男がやって来た。この男は長い間、衣服を身に着けず、家に住まないで墓場を住まいとしていた。イエスを見ると、わめきながらひれ伏し、大声で言った。「いと高き神の子イエス、かまわないでくれ。頼むから苦しめないでほしい。」イエスが、汚れた霊に男から出るように命じられたからである。この人は何回も汚れた霊に取りつかれたので、鎖でつながれ、足枷をはめられて監視されていたが、それを引きちぎっては、悪霊によって荒れ野へと駆り立てられていた。 イエスが、「名は何というか」とお尋ねになると、「レギオン」と言った。たくさんの悪霊がこの男に入っていたからである。そして悪霊どもは、底なしの淵へ行けという命令を自分たちに出さないようにと、イエスに願った。 ところで、その辺りの山で、たくさんの豚の群れがえさをあさっていた。悪霊どもが豚の中に入る許しを願うと、イエスはお許しになった。悪霊どもはその人から出て、豚の中に入った。すると、豚の群れは崖を下って湖みなだれ込み、おぼれ死んだ。(新共同訳聖書「ルカによる福音書」8章27‐33節) | ||||
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酷評のレビューを多く見かけました。でも、どの酷評レビューも何故酷評なのかについて論理的具体的には指摘していません。自分の理解可能な知識理論感情内でしか物語を読むことができていないようです。私はそこに想像力の消失や、文化レベルの低下を感じずにはいられません。娯楽的読書がしたいのなら、わざわざこんな難解な本を選ばずに本屋大賞に選ばれるような小説をお勧めいたします。意味不明という言葉によって物事を解決してしまう事はとても簡単です。作品が良くないなら、その良くない点を論理的に自分の言葉を持って評価していただきたい。自分の言葉さえ持っていない人を見るととても悲しくなります。もう読んだ人はもう一度読み返してみてください。まだ読んでない人はこの作品に対する数多の評価を気にすることなく自分の力で読み解いてみてください。 最後に 私たちは読む本を選びます。しかし、本も読む人を選ぶのだと思います。小説が読者に合わせるのではなく、読者が小説のレベルへ歩み寄っていかなければなりません。そうでなければ、文学どころか私たちは言葉さえ失ってしまうのです。 | ||||
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高校のころの仲良しグループからいきなりハブんちょというか、さけられてしまう主人公が中年になって彼らに再開して対話するという話。 グループにいた一人一人と対話するところとか、村上節というかつかみどころのない感じは受けたが、 凄い読みやすくて、一気に読んでしまった。 が、 最初に挙げられた謎、①どうしてつくるはグループから避けられたのか ②グループの殺された彼女の件 について解決することもなく、最後まで行ってしまう。 なんか肩すかしだが、雰囲気は好き (60/100) | ||||
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この方の性描写がどうしても苦手です。 毎度の性描写が出るとガッカリする。 主人公も大体いつも同じ『僕』。 それでも圧倒的な世界観に引き込まれるんだけど今回はそれもなく終わってしまいました。 全体的な文章は昔よりもあっさりしてきたのか読みやすかったです。 | ||||
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とても残念だ。 こんなことってあるんだな、というかんじ。 なにこれ、つまらない。 。 。 悲しい。 読者としての私の側に、なにか変化とか問題でもあったんだろうかと考えてしまう。 これが長編小説の第一巻ならわかる。 このやや退屈ないろんなそれやこれやについて語った後に、 ぐらりとするような眩い展開が待っているのが、村上作品だと思うんだけど、 ふつうに終わった。 全然入り込めない。 薄味すぎる。 残念だ。 悲しい。 | ||||
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すーっごくつまらなかった。 皆さんも書いているように、恥ずかしい。 途中少し面白いかなと思ったけど、最後の数ページが反吐がでるくらいの嫌悪感に見舞われた。 キモい上にしつこい。 この人酩酊状態で文書いてそう… スカしてて恥ずかしいだけじゃなく、性的な感じがとても気持ち悪い。 それをお洒落で文学的と思って書いてるみたいだけど、単にオッサンがエロいこと書いてるとしか思えず、非常に気持ち悪い上に怖い。 このオッサン、欲求不満だよ… 怖すぎる。 | ||||
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村上春樹さんの小説としては可もなく不可でもなくといったところでしょう。 無色透明な筆致です。 | ||||
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海辺のカフカ、ねじ巻き鳥あたりが筆者の頂点。 これはくだらないと思った。 | ||||
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なんだかんだで、初めて村上春樹作品を完読した、58歳です。なんとく、遠まきに眺め続けた数十年だった。 でも、私には必要な年数だったのでしょう。 素直に感動! 読書で感動なんて この歳で無かろうと高を括っていた筈なのにのに涙が ぽたり。 これから、村上春樹をじっくり味わい 尽くしたいです! | ||||
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最大の見せ場、というか村上春樹氏の熱が唯一感じられるのは物語の終盤、新宿駅で松本生きの列車を見送るところです。 | ||||
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若いころにできたこころの傷は、誰にでもあるんだと思います。 そして表面的には癒やされても、内側の方はまだ完治していないことも。 2回目ですが、またよく理解できました。 シロが浜松で事件に巻き込まれます。 昔浜松でピアノの先生が殺されてしまった事件がありましたよね。 それを思い出しました。 ピアノの上にのせていたあれはいったい何でしょうか。 | ||||
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