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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1023件 301~320 16/52ページ
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曖昧で中途半端で村上作品といった感じで取り立てての内容でもないが 退屈ではなく終わりまで読み終えた。 | ||||
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面白くなかった。 賞や話題は当てにならいですね。 本屋大賞の方が面白い物が多いです。 | ||||
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「ノルウェイの森」以来のリアルな青春小説。しかし、つくるが仲間外れにされる理由は今一つ不可解だ。ヒロインが死んでしまうのは同じだが、舞台となった前回のギリシアより今回のフィンランドの方がずっと馴染めた。 | ||||
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三十七度の熱があり、自宅で暇を持て余していた。外にも出ないので身内に話題の小説、本書を買ってきてもらった。自分は文庫派でハードカバーのは読みづらいという理由だけで積読するのが常であったが、別格というのがあるものだ。シロ、クロ、アカ、アオなど色のある人物、個性的な人なんだろう。それら友人たちは時と別離とともに音沙汰もなくなるが、主人公が恋焦がれていたであろうシロとクロ(色、あるいはイデア)を合わせた色、灰田が現れつくるに慰安を与え、同時に不安のもやを心にかける。以前からの不安と合わせて払拭させるため、旅へでる。そこで合わせたものはすべて杞憂。会ってくれないだろうか、会っても嫌味を言われるのではないかという一般的な不安は現実としてない。であるのに人は気にする、いやになる。そうでないのが一般的であるのに。これを書けるのは尋常でない。「あなたはきちんと働いて納税の義務を果たしているのよ」「ハンサムボーイよ」難しいのは哲学があり、通俗性の必要性がない純文学なのだから当然だ。私は光を見る。色褪せないまま頂上へと駆け抜ける作家に。理解もいらないのだろう。自らに何も訴えかけず、哲学性のない文学が最上というのなら、この場でこれ以上は言うまい。 | ||||
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独特の言い回しと偏った描写。 自分はこれを強く欲してしまう時があり、村上春樹の作品が出る度に早く読みたいと言う衝動に駆られてしまう。 多崎つくる。とても興味を惹かれる主人公です。 評判悪いですが、とても楽しく読めたし、心にも残りました。 個人的に渇望してる事は、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの続きが見たいです。 | ||||
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「さよならカローラ、こんにちはレクサス」沙羅 「さよなら小説、こんにちは陶芸」エリ 別人のセリフにもかかわらず同じような会話が多すぎる。 全体に作者の博学を披露しただけのパッチワーク小説(またはコピペ小説) 性描写に必然性がなく偽悪ぶるだけで迫力ゼロ。 理科の実験のようなつまらない幼稚なセックス。性に何の興味もない人がそれを隠して無理矢理人間臭さを出そうと画策した跡がうかがえる。 必死にディテールを積み重ねキャラクターを作りだそうとしているが、すべて無味無臭の無機質な人物群のみ。 テーマが古い上に掘り下げ方が浅くなんの発見も提議もない。どこかで聞いたことのあるような言い回しばかり。 ストーリーに無理が有り過ぎ。 馬鹿らしくてついていけない。つまるところグループの4人が仲間の1人を残酷にハブるいじめ小説。小学生レベル。 結論:読まなきゃよかった。なぜノーベル賞候補なのか理解に苦しむ。英訳すると別物になるとか?? | ||||
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何かの問題をうまく解決しないまま生きてしまっている自覚がある人は、深い共感・共苦とともに読める本だと思う(必然的に、ある程度年齢が進んでいる人のほうが理解しやすいのだろう)。自分と重ねあわせてしまい、苦く思い出したり、傷がうずくような場面も多かった。 この本へのネガティブなレビュー、及びそれへの票の集積をみるにつけ、自分とはみているものがまるで異なる人々が膨大にいるという事実に息苦しさを感じた。とりわけ悪趣味なレビューに喝采があがっている様子を見るとなんだか哀しい気持ちがする。自分の無理解を、作品を貶めることにより解消しようとしている感じがたまらない。 完全に読む(べき)人を選り分ける本だ。 | ||||
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『1Q84』から3年ぶりで読んだ村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』という実に長く思わせぶりなタイトルの本。今度は新左翼崩れのカルト集団の教祖も、リトルピープルだの異世界の設えもないごく普通の世界の設定。まあ何度もこけおどしだけの場面設定で何の意義も見いだせない長編モノよりは、何かガツンと今度は村上の真骨頂を魅せてくれるのでは、と期待したのだが・・・ 結果、この本もまた同じ文言を繰り返し同じ場面を蒸し返すという、くどくて平板な話し。 高校時代の緊密な時間を共有した仲間にスポイルされ、ひとり東京で死ぬほど思い詰めたという多崎つくる青年が、時を経て何度目かの恋人にあたるという年上の―いかにも村上好みの?―彼女にかつての抱えたままの問題を解き放っては、と背中を押される。いまや中年の域にさしかかった男子が人生の分岐点となった仲間に「はぶ」にされた謎の解明のためフィンランドはヘルシンキくんだりまで有給を使って、死んだ女性シロの友人のクロ、というかつての友人に会ってもろもろの思いを氷解していく、というお話。 それにしてもくどい言い回しで一冊のに仕立て上げたものだと感心だけはしよう。で、その年上女性とはどーなったか、ってのはこれまたお預け。何しろこの小説なんの提起もないんで、これぐらいしか読者に「余韻」らしきものを残すものは残念ながら他に見あたらないのだから。多崎つくるが文中で空っぽの容器と独白するが、まさにこの本自体が1Q84同様すました空っぽの小説・・・というところでろうか。 ところで1Q84はBook3 でタイガーのしっぽが逆向きとやらでちょんぎれているがあれで終わりなのか?! 大衆小説というほどエンターテイメント性も無く、昨今の村上過熱報道に惑わされ、これから本を読もうとする青少年諸氏が、はじめて手にする本としては読書の道標にすらなりえようはずも無く、であれば「北杜夫」か「遠藤周作」から読み始めた方がずっと読書の醍醐味を味わう上で良質だよ、と忌憚なく本読みの先達は言うべきであると思う。 | ||||
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何故売れたのか分からない。普通なら読み進む程に作品に入っていくものなのに、読むほど引いてしまう。買ってしまった手前、最後まで読もうと思ったのですが、あまりにつまらなく、何かの罰ゲームに思えたので途中で止ました。こんな事は初めてです。ここのレビューを見て同じように感じた人が多いのも納得です。 | ||||
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なんでこんなに評価高いのでしょうか?ハルキストさんたちが絶賛しているけど、いままで読んだ村上春樹作品でもワーストの部類に入るような気がするのですが。。。なんかマンネリじゃないですか?世の中、偉大なるマンネリもありますがそうでもないし。初版本を発売日に手に入れて楽しみに読み始めたのですがどんどん後回しになっていき2014年3月にようやく読み終わりました。 | ||||
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村上春樹は日本語の使い方に長けているので、日本語が好きな方は読んでいて気持ちのよい思いができる作品と思う。 ただ、単純にストーリーを追うだけなら、こんなストーリー展開は良くある事だし、特に感動する事もない。 私は単純に日本語で書かれて、その語感が美しい小説が読みたかったので、久しぶりに日本語の質の高い小説を読めたと思いました。 | ||||
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人間は、仲間だった人に外されてしまうとものすごく傷つくということ そして時間の経過とともにその理由を 探るべく、皆に会って実際話をして、少しずつ理解していくこと。 思っていたより読みやすかった。 気になっていた本でしたので読めてよかったというのもあります。 気になった方は一読してみてもよいかと 思います。 | ||||
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1Q84みたいに長くも無くすぐ読めるのが良い。村上は本当にいい | ||||
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レビューに酷評が多かったので期待しないで読んだが、とても面白く読んだ。そして心に沁み入るものがあった。高校生から大学生になる頃のグループのつきあいとは、そのまま続くわけはなく、静かに終わって行く場合もあれば、誰かの軽率な、あるいは意を決した行動で崩れ去って行く場合もあるだろう。多くの人が経験したことがあるに違いない。多崎つくるくんは自分だけがグループから放り出されたと感じ、それを16年間抱え込んでいたが、巡礼の年を経て、すべてが虚しく消えてしまったわけではないことを知る。まだ分かっていないこともあり、明日のこともどうなるか分からないが、とにかく前を向くことができた。そんな物語を作者は、頻出する比喩表現と独特の言葉遣い、(現実にはまれかもしれない)乾いた会話の積み重ねで綴って行く。登場人物の心情はよく分かったし(分かったと思えたし)、周りの風景も鮮やかに目に浮かんでくる。小説を読む楽しみを十分味わえた。自分は作者と同じ年代であり、我々にとって多崎つくるくんの巡礼の年は人生の中でまだかなり過去にあたる。我々の今の人生を作者が書くとしたら、どんな小説になるのだろう。 | ||||
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私も何作か村上さんの本を読んできましたが、今回の作品は私にとってとても思い入れの強い作品でした。主人公のつくると私との重なる点や異なる点、いろいろな角度からこの本を読み自分を振り返ることが私はできました。また村上さんらしい表現方法がとても好きで、今回の作品でも噛みしめて読むことができました。いろいろな意見の人がいるようですが、私は村上さんの特に熱狂的なファンというわけではありませんが、自分の人生について振りかえることができ、僭越なふぁら20才になる前にこの作品と出合うことができて良かったと思います。 | ||||
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失われた青春時代の友情とその後の長い孤独、そしてその孤独を旧友達と再会しながらゆっくりと脱していく物語。 得難い友人達との幸せな記憶を青春時代に得ることができた人。そして、その友情を失って久しい人。そういう方には染みる小説だと思う。逆に、この小説をコキ下ろしてるレビュアーの方々は、幸運にもそういう経験を未だしていない方々なのかもしれない。 「人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。痛みと痛みによって、脆さと脆さによって繋がっているのだ。悲痛な叫びを含まない静けさはなく、血を地面に流さない赦しはなく、痛切な喪失を通り抜けない受容はない。それが真の調和の根底にあるものなのだ。」(307p) これは、主人公がかつての親友達の理不尽なふるまいの理由を理解した後の、終盤の一節である。孤独な魂達の再会と赦しを表現したこの素敵な一節に、僕は心が洗われるような気がした。 | ||||
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村上春樹の作品はほぼ読んでいます。 80年代の半ばごろからずっと読み続けてきましたから、かれこれ30年近いです。 人気だとか話題だとか、そういうことではなく、単純に楽しみだからです。 うまくは言えませんが、文字を追うことで、別次元に引き込まれて冒険をしているような ワクワク感を覚える作家です。 読んでいる最中はいつも、「終わらないでほしい」とさえ思います。 ですが本作は初めて引き込まれることなく、巡礼も冒険も到来しませんでした。 セリフにリアリティがないのはいつものことで、そもそも春樹はそこを追及しているとは思いません。 ですが今回ばかりはそこが気になってしまうのです。 「さようなら〇〇、こんにちは〇〇」という言い回しが、別の人物、別の場面で、 二度も使われるなど、雑さも感じます。 どうしても描かれている‘若者たち’に違和感を覚えるのです。 年をとった作家が、まったく知らない世代を描いているような、そういうズレです。 母親好みのブルックスブラザーズを着た大学生の姿が思い描けません。 せめて、もしこれが70~80年頃のお話で、現在の多崎つくるが50代だったら、 なんて思ってしまうのです。 灰田のエピソードも不発に終わっているように感じます。 灰田の父と緑川の会話だけは、エリの告白に繋がり、かろうじて不気味な余韻を残しますが…。 今回のキーとなるのは、文中、「世界で最も絶望的な牢獄」と表現されている【嫉妬】という 感情の闇だったと思うのですが、それも空中分解したまま終わってしまった感が否めないのです。 今回ばかりは、辛口採点も仕方ないです。 文章は凡百の作家より秀でて巧みです。そこは衰えありません。 いつもならそれが力強く読者をリードするのですが、今回は外していると感じました。 | ||||
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最後は読者任せ。謎が謎のまま放置。 もやもやがだけが残りました。 ミステリー小説好きの人は読まないほうがいいかも。 行間を読む人にはたまらない作品なんでしょう。 | ||||
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ベストセラーとして村上春樹作品を読まして戴きました。 ありがとうございました。 | ||||
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読みやすい。読み終わって思ったことは、それだけです。読んでいる最中は、カタカナが多いなあとか、性描写がそのまますぎだなあとか、それくらいしか思いませんでした。 なにか小説にはメッセージがあるのかもしれません。しかし、何も感じませんでしたし、読みやすいということもあり、深く考えることもありませんでした。小説をたくさん読む方ではないので、善し悪しはよく分からないのですが、ノーベル文学賞とか、発売されたらすぐ買って読んで熱狂するほどではないような気がします。 知人から借りて読みました。暇つぶしにはなりました。他のも自分で買って読んでみたい、という感情は湧きませんでした。 | ||||
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