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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1023件 341~360 18/52ページ
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過去のわだかまりを吹っ切る為に旧友に邂逅していく話。 主人公はいつもの雰囲気の『僕』です。 主人公におしゃれなバー、しれっと女が寄ってくる様は健在。 いわゆる心残りってやつは何年たっても心残りなんだと思った。 | ||||
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村上春樹さんの本としては読みやすい方かと思います。 自分は奇想天外な村上春樹さんの作品が好きなので、星4つとします(笑) | ||||
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例の批評を読むために読んでみました。 批評を読む前の感想 爽やかでした。 希望が湧いてきました。 批評を読んだ後の感想 確かにその通り(^^; オシャンティーなとこはハイハイと流して読むのが通なんです。 | ||||
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毎年ノーベル賞の季節になるとメディアに取り上げられ、新刊が出れば多くの読者に読まれる村上春樹作品。 村上春樹作品の長所は、その作品を読んだ感想について、ああだこうだと、プロの書評家から素人まで、喧々諤々議論ができるところだと思う。 そういう私も、村上作品はそんなに好きではないのでが、批評するために、多くの作品を読んでいる。 「多崎つくる」に関しては、プロの小説家としてよくできた小説だとは思うし、文章表現や描写力はずば抜けたものがあるが、以下の理由で★は2つにした。普通の小説家なら★4つか★5つの作品だと思うが、ノーベル賞候補者であるので、厳しい採点にしている。村上作品の初心者には、オススメしたい作品である。 ・メインプロット(=主人公がある日突然絶縁されてそのまま何年も経った)の説得力が弱い ・灰田と緑川のストーリーが、回収されていない ・いろんな設定が古くさく(=平和な時代の昭和の雰囲気)、現代性に欠ける ・密室殺人が、回収されていない | ||||
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普通に読むと優良な小説程度なんだけど、犯人のわからない事件がありますよね 考察している方がいますので検索してみましょう 犯人がわかると、この小説が持つもう1つの意味がわかります | ||||
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やっぱり苦手でした。 う~ん。 あの描写というか、、 難しいですね。 | ||||
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ほんのちょっとだけ読んでみました。 はたちの頃はすぐに読んでしまいましたが、 今はがんばらないと本が読めません。 今度よんでみます。 | ||||
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なんで登場人物全員、饒舌で口下手がひとりもいないの? なんで登場人物全員、妙に感性豊かで繊細なの? なんで登場人物全員、人生に関する警句をすらすら口にする人種なの? 実生活において、人生に関する分かったような警句をすらすら口にする 人間なんて、そうそうお目にかかれるもんじゃ御座いません。 実際にいたら武田鉄矢扱いされ、ウザイ存在に違いないと思うし。 上記のような人間ばかり登場するのが村上ワールドなら、それは それで御自由にって感じですが、リアリティといった面では到底納得 できる代物じゃない。 他にリアリティの無さで印象的だったのが、フィンランド訪問のくだり。 ちなみに当方、海外初渡航はポーランドでした。 大分昔の話ですが、日本人など一人もいないワルシャワ国際空港に 降り立った時の感覚っていったらもう。 不安、緊張、好奇心、物珍しさなどが混ざり合い、一言で表現は無理。 とにかく、地元に帰るのとは最も遠い感覚でした。 初海外のヨーロッパで、移動に時間がかかっただけで気持ちとしては 地元名古屋に来るのとそれほど変わらないって・・・ そんな奴は絶対に居ません。 リアリティが無いにも程がある。 呆れてしまいます。 | ||||
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「1Q84」もそうでしたが、まったく先がわからないし、主人公の気持ちが丁寧に丁寧に書かれているからついついページをめくってしまいます。私も人付き合いのなか、よく切ったり切られたりしているので^^、あまりに辛いことが起こると引きこもってしまう気持ちもよくわかります。なんていうか、村上さんのこのところの作品は非常に面白いと思うのです。いままで「読者はこういうのが好きなんでしょう〜〜」というような無理矢理書かれた、そして編集者が「買わせることができればこっちの勝ちだ」といって憚らない煽り文句に飾られたベストセラー小説といわれるものを読んできて、どうしても何が面白いのかわからなかったのですが、この作品は本当に面白いと思いました。それは「降りてきている」話だからだと感じます。誰が殺されて誰が犯人かなんてどうでもいい、こういう湧いてきたり降りてきているお話が私は読みたいのだとしみじみ思いました。中古なんかじゃなくて自分で新刊を買って何度も読み返したい、人には貸したくない、そんな本となりました。とても貴重なことだと思います。 | ||||
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ノルウェイの森の時にちょうど大学生で、それからリアルタイムで読んできました。今作は、ノルウェイ外伝、あるいはノルウェイ2みたいな感じで、昔からのファンなら安心して読めると思います。ある意味、金太郎飴で、あの作品とあの作品のちゃんぽんみたいな感じです。目新しさは全く感じないです。障害を持つ人、未成熟な主人公、性に奔放な女性、自殺、理屈っぽい男などなどいつものパターンです。引き出しからいろいろなパターンを取り出して組み合わせたみたいな内容で、これなら将来コンピューターが小説書けそうな内容です。殺人については、シロについてはもう少し深く突き詰めて書く必要があったと思いますし、そもそもそれぞれの人物描写が浅くて思い入れの入れようがないです。もう15年も前から読後の未消化の部分、書きたりない部分は新しい作品が発表されるごとに募ります。前作の、1984の空気さなぎだって、途中から出てこない、女性、博士、存在をにおわしただけの人がいました。30年間文体は全く変わっていないと思います。むしろ、作品をトータルで書き上げるだけのパワーが衰えたと思います。だから、消化不良の部分が増える。文字数だけは増えていく。私自身は、自分が年を重ねた責が多分にあると思いますが、90年代後半からの村上のスタンスは好きではありません。また出版社の、売らんかなの姿勢も好きでないです。本の中身も見ずして、100万部なんてありえないです。たぶん近いうちに、ノーベル文学賞をとって、本は売れるでしょう。でもその時点で作者のパワーはもうないと思います。 | ||||
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人々は今、生を感じ取れなくなっている。だが、関係のエロスとの再会によってリカバリーが可能なのだ。しかも、物作りを生業とし、色彩も持っていない多崎つくるを契機として。 主人公の多崎は、高校時代に友情で結ばれていたと信じていた男女四人から突然絶交される。一人東京に出てきた多崎はその意味が解らないまま、また知ろうとしないまま16年を過ごした後、年上の彼女に促されて、友人達を訪ねる巡礼の旅に出る、その意味を知るために。 青春時代の絆は、他人とは異なるこの私同士の繋がりなのだが、家族の関係とは違っているとはいえエロス的繋がりなのだ。だからそこを起点として個々の生を編み直すことができる、のだろうか。もしそうならハッピーなのに。 因みに、友達の色彩は男性が赤と青、女性が黒と白、物作りを生業とする多崎は色彩を持っていない。赤と青より黒と白の方が深みのあるのは墨絵と同じかも。しかし、緑のピアニストは何だろう。もしかしてピアノの上に置いた袋の中味は切断した六本目の指で、そのことは疎外の象徴?芸術科希望で精神障害に至り、多崎が絶交される原因となる嘘をついていた白の女性を殺害したのが誰かなど問うことには意味がない。それは誰にでもあり得ることだから。小説のテーマはともかく、面白く読ませるところはさすがです。 | ||||
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いま村上春樹にこっていて、『ノルウェイの森』や初期の短編と比べてみた。『ノルウェイの森』と比べると、面白くなくなって、迫力がないが、出だしから最後まで、まさに息もつかせぬ設定になっていて、小説のプロットとしては教科書になっている。 | ||||
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現実と非現実が交差するストーリー、わけの解らない状況に投げ出された多崎つくるくんの嘆きと悲哀、 あるときであったとある彼女の助言で彼は次の1歩を踏み出す、 勝手の旧友を尋ねる旅、特にイギリスにすむ旧友の彼女の再開は癒しと、慰めがあります。それは救いなのでしょうか? | ||||
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創造以上に期待を超える本でした。 次回も期待したいですね。 わくわくさせていただく本です。 | ||||
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本を読んでから、周りの景色が変わった。多崎つくるが、もしくわこの物語自体が、自分と重なり、読んでいながら、自分の今までを、省みていた。過去の自分に当てはめながら、読めた時間は、幸せだった。まさしく夢中。良い本に出会えた。 初めて、時間を忘れて読めた本です。 | ||||
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Amazonさんには申し訳ないが、購入せずに地元の図書館に予約、半年後にやっと読むことができた。図書館員(女性)が渡すときにニヤニヤしながら「途中で読むのを止めました」と囁いたのが少し気になった。村上春樹の小説について今まで読んだのは、英語の勉強を兼ねて昔読んだ英訳版『ノールウェイの森』と前作『1Q84』の二冊である。『1Q84』の5巻目がでると予想していたが、この本の上梓となった。 読了後、アマゾンのレビューをみて驚いた。レビュー数は635件にものぼり、☆も5つから1つまでほぼ均等に並んでいる。そして「有用性の高い順」の上位は、☆1つが占めている。村上春樹作品の好き好きは別として人々の関心が高いことを示している。発売の手法の巧みさのためもあるが。他の人のレビューも読ませていただいたが、あまり追加すべきこともない。ただ、この作品のクライマックスは、P.116〜120に描かれるつくるとシロ、クロ、灰田が登場する場面であり、これが夢か現かあるいは超常現象なのかを読者に問うている。同じような手法が、前作『1Q84』でも使われていたことを思い出した。文学作品としての評価はどうかと思うが、小説は好き好きの面もあり、☆3つの評価としておく。 | ||||
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タイトルと共に装丁に惹かれていたアタシ。 外国の方でしたので、少し納得。 たぶん、コレ村上作品の中でかなり読みやすい。 と、思う。 いつもどおり【生】というより 【死】に向き合っており。 そして も少し、書いていただいても。の、終わり方だわ。 気になるもの・・・。 30代後半にさしかかった多崎つくるくんのお話。 色彩を持たない彼。 (あはは。な、はず、ないよね。) 名古屋で過ごした高校時代の男女5人グループ。 から、理由もわからず『絶縁』を突きつけられてから。 東京で過ごす彼の『再生』が始まっていく。 『年』と、なっているので。 もしかしたら再会の一年が『巡礼の年』かも・・・。 村上作品は。 ぎゅっと、すぐに日常から離してくれる。 いつも。 ひきこまれる。と、いうより。 無音の世界の中に連れて行ってくれる感。 そして、つかっていられる、心地よくその中にいられるアタシ。 | ||||
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1Q84のようなエンターテイメントを期待した人が酷評しているのでしょうか。 小説家は色んな作品に挑戦する生き物なのです。 部数の見込めないような作品を書きたい時もあるでしょう。 それがこんなに話題になって、売れたのは、「村上春樹」という名前を利用した出版社の巧妙な売り方によるもので、少なくない人たちがそれに嵌められたということでしょう。 しかし、別の少なくない人たちが真に求めるのは、今、村上春樹は何を考えているのかということなので、 彼が何を今考えているのか知りたいし、気になるのです。 それには彼の新作を読む以外ないのですから。 私はこれを面白いと思いました。村上春樹が今考えていることに少しは共感するところがありましたから。 エルサレムでの彼のスピーチも、同様に感じたのです。 | ||||
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春樹さんの期待値はいつも高いのですが、ねじまきを読んだ後なので、続けて読みづらいのです。 寝床で開いてみましたが、何故か数ページしか進みません・・出だしが何か違う気配を感じています。 その気配がワーっと眠気を誘います??? | ||||
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さすが。 共感できました。今までの村上作品よりも具体的に、すんなり入ってきました。作品がそうなのか僕が変わったからなのかはわかりません。すごくストレートで凝縮されていて削がれていて。村上作品の核のような作品だと感じました。 当たり前ですが、村上さんも人間だ! ありがとうございます。合掌。 | ||||
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