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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1022件 241~260 13/52ページ
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やっぱり村上春樹のにおい満載な小説でした。私は村上春樹の現実離れした、洒落た、西洋の匂いが立ち込める感じが好きなので抵抗なく読めるのですが、もう少し結果を明確にしてくれてもいいのに…とは思います。 村上春樹ファンなのに、なぜか星一つのレビューを読んで大笑いしてしまう始末。そうそう、村上春樹は本当にオシャレで現実離れしすぎなので、気恥ずかしいセリフなんかにも堂々と向き合って、オレ、私も負けないほどにいい男、女だと自分に言い聞かせてワイン片手に読むくらいの気合いは必要です! まぁ、いずれにしても、ひとときのつまらない現実を忘れるにはちょうどいい小説でした。 | ||||
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村上作品にしては、随分わかりやすい本だというのが第一印象。 謎が謎のまま比較的放置されず、謎を人に聞きに行けば、新たな謎が生み出されるのではなく、それなりに解決される(6本目の指の話とか。一方、灰田問題はそのまま)という奇異な作品。 別の時空間に入り込んだりしない(が、どこか期待する部分がある)。 灰田の父の不思議な話も、何かに繋がると過度に期待してはいけない。 好きな表現。 ・限定された目的は人生を簡潔にする ・思考とは髭のようなものだ。成長するまでは生えてこない(引用だが) ・自分の頭でものを考えろ、責任を持って判断しろと言われると、彼らは混乱する。 ・大事なのは、・・、そのとき既に、生命力がもたらす自然な輝きを失っていたと言うことだ。 まるで誰かが裏に回ってプラグを抜いたみたいに。 ・おれたちは人生の過程で真の自分を少しずつ発見していく。そして発見すればするほど自分を喪失していく。 ・色が薄くなって見えたの。強い陽光に長い間さらされて、全体の色彩がまんべんなく褪せてしまったみたいに。 ・つくるにとってショックだったのは、・・がそのとき心から嬉しそうな顔をしていたことだった。 ・それ(ル・マル・デュ・ペイ)はいわば、散り散りになった3人の人間を一つに結びつける血脈だった。 ・裕福な農家に生まれ、そこで性格のよいおしゃべりな鵞鳥たちと一緒に育てられたという印象があった。 ・後ろも振り返らなかった。冥界への道筋を既に死者に教えた死神のように。 ・あの素敵な時代が過ぎ去って、もう二度と戻ってこないということが。いろんな美しい可能性が、時の流れに吸い込まれて消えてしまったことが。 ・多崎つくるにはとくに向かうべき場所はない。 | ||||
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意外にもあっという間に読み終わって、しかし、読後感がモヤモヤとしていたので 皆さんの書評を読んで納得。 村上春樹さんの小説を読んでいたのは、考えたら20年以上も前?!(キャー恐ろしい・・・) 挫折した本も多々有り、一番面白かったのはエッセイだったことを思い出した。 でも、この小説と今現在の人々の心象との開きがある気がしてなりません。 そして、それは自分にも。 主人公は、これだけ恵まれていながら(職も、実家も、住まいも、彼女にも!!)孤独を感じ、 バーでグラスを傾け、プールで泳ぎ、結論彼女と結婚したい。って 今の若者は共感できないんでしょうね。 そして、かつて若者だった自分の心象とかけ離れた今の自分。 10代の子供を持つ親として、10代の今の子ども若者の気持ちが分かる親の心象になっている自分とは かけ離れてしまっているのかもしれません。 それでも、この本が大量に売れる理由。 村上春樹に何かを求めているんでしょう。 トップの書評がとても面白かったので、このことに気づきました。 それを踏まえてもう一度読みたいです | ||||
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すごく痛々しい小説だが、これが売れるということは、思春期の自意識過剰をこじらせたまま大人になったような作品に今も需要があるということだろう。 | ||||
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読み出したところでは、死をテーマにしたノルウェイの森と同じテーマかと思いましたが、違った新しいテーマでした。 頭の中で鮮明な映像としてイメージできる明瞭な比喩と歯切れの良い文体で、つくるの絶望と希望を体験できる…その体験の後には新しい世界が開けている。 辛く孤独な夜の冷たい海のような経験をした事がある方には愛読書になると思います。 | ||||
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初期の頃の長編の村上作品が好きで、派手に売れた作品ではない物の方が好きなので、私は少数派のファンかと思います。 最近の村上作品には昔ほど強く惹かれるもの揺さぶられるものがなかったので、今回もあまり期待せずに読みました。 ですが私にとっては、この作品はまさに村上春樹作品です。心深くしみてくることこの上ないです。 この時代にこの国で村上春樹作品をこうして読める幸運に感謝です。 | ||||
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村上さんの小説を、長編は全て読んでいます。 短編も、新作を除くと、全て読んでいます。 そんな私からの、レビューです。 村上さんの小説を、読むのが初めての方には、とても読みやすい部類だと思います。この作品を読んで、理解に苦しむことになるでしょう。若い人たちは、村上さんの作品に興味があるなら、この作品を読まずに「ノルウェーの森」を、読んだ方が良いと思います。 村上さんの小説を、ある程度好きな方には、少し物足りないかもしれません。しかし、決して面白くない、という意味ではありません。「20年間ほど前に、『ノルウェーの森』が、好きだった人」が読むと、しっくりくるかもしれません。 とにかく、若い人達が読んでも、いまひとつしっくりこないと思います。おそらく、30代以降の方で、「今の自分に、漠然と違和感を感じている方々」に、おすすめです。 | ||||
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妻のために購入。入り組んだストーリ展開がおもしろいようです。 | ||||
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あまり期待せずに読んだのが良かったのかもしれない。読後感は良かった。 いくつかの軸が解決されずに、そのままに終わるのは村上春樹の手法かもしれない。 ただ、今回は「書くことで伝えたい部分」は持続して展開して、そうでない軸は「巧く切り捨てられて」いたと思う。 その匙加減がとても心地よく、卓越したセンスとして感じた。(いつもはそう感じないんだけど) つくるが抱く空虚感と、他人から見える人間像、時間の経過、 その他エッセンス全てが作家としての技量として伝わってきた。満足◎! いつもは、読み終わった後、消化不良になるけれど、村上春樹を読んで初めていいと思った。 | ||||
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う~ん。どうなのコレ…。 十代の頃にドップリとムラカミワールドに囚われたことがある私としては、けっこう残念、かなりガッカリ。 アマゾンでハードカバーが100円くらい(送料込みで400円弱)になるまで待った自分の判断はかなり正しかった(笑) | ||||
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ノルウェーの森以降読んでいませんでしたが久しぶりに読んでみようと、この本を手に取りました。 比喩や言い回しなど村上春樹ワールド全開でした。とてもきれいな情景を観ることが出来たし、脳裏に浮かんできました。 おすすめです。 ただ、最後の終わり方、「あれ、これで終わり?」という気持ちに、自分はなりました。あと、2つほど疑問が出来ました。その疑問には、答えがないのかな、、、、、。知りたいけど続編はないのですねー 以上です。 | ||||
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親友四人に絶交されて、自殺を考える。 こんなの、文学とは言えないよ。 世界には、もっと素晴らしい読むべき本が、沢山ある。 | ||||
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「つくる」の友人達はなぜ、「つくる」がレイプしたのではないと知っていながら、何年も「つくる」にそのことを言わなかったのだろう。 言えばいいじゃん。こうこうこういうことで、君を避けている、すまんね。と。 シロが死んだ後なら、なおさら言っても支障ないでしょうが。なのに黙って避け続けている。 こりゃ、「つくる」がよっぽど友人等に嫌われていたとしか思えんね〜(ゲス顔) それか、もともと友人でもなんでもなかった、友人等が超薄情だった、とか?苦笑 沙羅はこんなしょうもない男を待ち続けてあげる必要もないし、結婚する必要もないよ。てか、結婚なんてしちゃダメ、絶対。 「女のいない男たち」でもそうだったけどさ、好きな女が死んでからじゃないと後悔も反省もできないのか?ボクたちは。 元カノの旦那から元カノが死んじゃった、って電話がきた!なんで彼はボクに電話してきたんだろう?あ、そうだ、元カノがボクのチ○コのカタチが美しいってことを旦那に話したからかもしれない!←この思考回路が全く理解できない。 普通、なぜ元カノが死んでしまったのか、なぜそれを自分に知らせる必要があるのか、を考えるだろうが。さも大切な存在だったかのように回想するが、それはうわべだけで、元カノの死よりも自分のチンコと穴兄弟になる元カノの旦那との関係の方が大事なんだろうな。 村上ワールドの男達(主人公)って、隠れマッチョじゃないか?で、弱者のふりしてる。村上文学は「隠れマッチョ」の「哀れで孤独なボク」プレイなんじゃないかとさえ思えてきたよ。 | ||||
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村上春樹による、青春小説です。 青春の1ページと、大人として成長していくことが凝縮されて描かれています。 ふと、学生時代の楽しい思い出を思い出せる一冊です。 | ||||
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村上春樹さんの作品で最初から引き込まれたのは初めてです 仲良し5人組、きっと誰もが経験したことがある身近な話だからでしょうか 話に波もなく最後まで楽しくよめます ただ、以前に握手会の時にあの本の最後はどう言う意味か聞いてくる読者には困ると村上さんがおっしゃっていましたが、まさしく疑問だらけの最後です 解説本みたいなのが出ているので合わせて読むとさらに楽しめるのではと思います | ||||
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伏線が回収されないのも、比喩がくどいのも、何を今さら?といった感じです。「万人に受けようとは思わないけれども、何かを感じてもらえればいいし、何も感じなければそれはそれでいい」という春樹ワールドが、わたしは好きで、これからも何度か読み返すと思うし、新しい小説を心待ちにすると思います。 | ||||
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今回は住んでいるあたりが題材になっていて、いろいろと思い巡らせる楽しみがありました。つくるさんは独りよがりで、物語は俗っぽいですね_学生時代にノルウェイの森を読んだ頃とは時代が変わっているんだなあ、という感覚も味わえました。 | ||||
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久しぶりの春樹らしい、中編小説。最後まで緊張感をもって読むことが出来ました、楽しみました。 | ||||
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可もなく不可もない一冊です。 ノルウェイの森から村上作品を読み始めた方は, あまり村上春樹を好まなくなるようですが,おそらくこの作品から入る方も そうなってしまう気がします。 フィクションと意識して楽しみましょう。 | ||||
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私の世代を反映しており一気に読めましたが、中途半端な終わり方で少し期待はずれでした。 | ||||
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