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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1023件 141~160 8/52ページ
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犯人といえる人物は二人ではないでしょうか? つまり最初の事件と次の事件は別の人物が行った. そう考えると,不自然な振る舞いのいくつかが説明でき 話がつながる気がします. いろいろな見方,解釈ができるので, たまに思いかえしてみたいです. | ||||
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変な小説です。36にもなってウジウジしてる男が2歳年上の、これまた変な女に励まされる話しですね。この女の変さ加減は異常です。主人公の男は過去に5人グループから絶好されてウジウジした人生を送っています。そのウジウジ男とセックスしてる38の女が異常な人格でウジウジ男くん問題を解決しなよ。などと余計なお節介を焼くわけです。人の精神にズケズケ切り込む無神経さに鳥肌がたちます。おまけに現在の5人グループの残り4人を探し出して会ってきなよと大きなお世話までします。しかも、ひとりひとりの人生を事細かに調べあげてます。パパラッチも真っ青です。こんな変な女がででくる小説は変な小説です。 | ||||
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村上春樹が子供の時に父親から聞かされた中国大陸での戦争体験。安保紛争時の知人の自殺。この2つの体験が村上春樹の特別な感受性により受け止められて融合した結果、彼の一生の中で「闇」として存在し続けている。彼はその「闇」に捕まらないために作品を書き続けている。その個人的な行為が多くの人を惹きつけることができるのが彼の芸術性である。 母親と弟が自殺した山頭火の芸術性と同じである。 | ||||
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いつもハードカバーはスルーして文庫化されてから読むのであまり熱心な読者ではありませんが 村上作品はだいたい読んできました。 作者の小説にはオカルトめいたというかこの世ならざるものがしばしば登場しますが この物語に関してはそれが登場したのかしなかったのかはっきりしません。 とある事件が人によるものなのか人ではない何かの仕業なのかは謎のままです。 人と人の結びつきの根底にあるものに主人公が思い至るところで 物語りはクライマックスを迎えその後のことやそれらの謎に関してはどうでもいいこととして流れていきます。 おそらくそれ以外ほとんどどうでもいいことなんだと思います。 とかく現実味のないといわれがちなキャラクターも特に気にしなければどうということはありません。 漫画やアニメに出てきそうな古典的な人達だなと思うことはありますが。 ひょっとしたら作者もこんなやつ現実にいたら笑うよなと思いながら書いてるのではないでしょうか。 かろうじて人間の姿形を保っていればいいという程度で楽しみながら。 作中では見たいものを見るのではなく見なくてはならないものを見るとか書いてあったような気がしますが読者としては見たいものだけ見ればいいと思います。 人と人との結びつきの根底にあるものの箇所が気に入ったのでそこだけを持ち帰ることにしました。 瑣末なことですが作品ごとに楽しみにしている性描写について一点不満がありました。 それは私の性的趣向に合致しないものでした。 いわゆるBL要素でしょうか。 あれは勘弁して欲しかったです。 台無しです。 そういうのがお好きな層に媚びたのかなぁ。。。 流行を敏感に取り入れるのは良いことですがもっと別のものを取り入れて欲しいです。 LGBTに関してはスプートニクの恋人や海辺のカフカなどでは興味深く描かれてきましたが 今回のはあまりにも不意打ち過ぎて嫌悪感を抱きました。 まさにレ*プです。 読者を犯すだなんて許せません。 (あの精*はアンチに対する嫌がらせなのでは?とんだとばっちりだ!) ともあれ興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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とても面白い小説です。村上春樹さんの長編の中では、個人的にかなり好きな方です! | ||||
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初めての村上春樹作品です。嫉妬の描写がとくに印象に残りました。自分の存在はとくに意味がないって思ってても自分では気付かなくても、その人にはその人なりの役割のようなものがあるんですね。 ◆引用◆「あなたの頭には、あるいは心には、それともその両方には、まだその時の傷が残ってる。多分かなりはっきりと。なのに、自分がなぜそんな目に遭わされたのか、この15年か16年の間その理由を追求しようともしなかった。」「記憶をどこかにうまく隠せたとしても、深いところにしっかり沈めたとしても、それがもたらした歴史を消すことは出来ない。 あなたはナイーブな傷つきやすい少年としてではなく、一人の自立したプロフェッショナルとして、過去と正面から向き合わなくてはならない。自分が見たいものを見るのではなく、見なくてはならないものを見るのよ。そうしないとあなたはその重い荷物を抱えたまま、これから先の人生を送ることになる。」 | ||||
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20年前にノルウェーの森を読んでから村上作品を読んでます。 心を病んだ友人、宗教団体、賢くて積極的な恋人、チャーミングで突然消えるサブキャラクター、夢か現実かあやふやな場面、などなど。またか~と思いつつにやり。 いろいろな感想があるけれど、私は正しく適度な運動とバランスのとれた食事、一人の時間を有効に使う主人公に、世界観にいつも羨ましく憧れを感じます。 | ||||
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恵まれているくせに死にたがり、の話 昔は好きだったけど、いまは、読むと、生きるエネルギーを奪われるように感じる | ||||
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未読なりにけり。 たまには小説でも読もうかしら。 あまたある小説で、やっぱり文体は夏目漱石が好きですね。 しなやかな表現手法は漱石にしかできないでしょう。 日本語のさび、さび、wabi sabiを体現した方が、漱石であると信じています。 あ、村上春樹さんの小説も読もうかと、違う感性の文脈を読むのも一つの教養ですから!!!なんて、 小説、日本語、ということです。 ではでは。 敬具 | ||||
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簡単に言えば、中年男性の冒険小説。中盤からは楽しく読み進め、クライマックスを期待していたのに、なんという尻切れ感。 終盤は序盤に書いてあることをそっくりそのままコピーペーストしたのでは、と思うぐらい同じことの繰り返しです。ページ数の残りでそんな気はしていたものの、残念でした。 謎を残す作品ならではのよさもあるかと思いますが、わたしとしてはただモヤモヤして読了後の満足感が得られませんでした。 今年の新作はどうなるのでしょう…? | ||||
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内容は、最後のギリギリ迄はかなり面白かった。 が、しかしだ、最後のページを読むと、え!?もう終わり!?となりました。 推理小説等の様に、はっきりした終わりかたでなくて良いし、それが良いのだが、この作品の終わり方は、作品自体から筆者は目を背き、丸投げにした様に感じた。 売りの、独特のファンタジー感はない。 問題は、伏線を多く出した為に収拾がつかなくなり放棄した様なエンディングにある。 もっと長編にしても構わないので、ある程度内容を詰めて治めて欲しかった。 | ||||
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あまりにも延々と作者への誹謗中傷を綴っている人が多いので、驚きました。 しかもその理由が、「あまりにも話題になっているので読んでみたら、中身のない、気取った内容で、金払って買って損した。」というような物。 マスコミの宣伝に踊らされて、自分に合わない本を、単行本の新刊の値段で買ったのは、貴方の責任です。 貴方がマスコミに踊らされたのは、村上春樹さんの責任ではない。貴方は自分自身の判断で高い本を買ったんです。 挙げ句の果てに、「読み終わってすぐにBook Offに売りに行ったのに、100円にしかならなかった。」みたいな文句を書いてる人もいます。 そんなの作者に責任があるはずもありません。全て、その本を自分の意志で買った貴方自身の責任です。 まず、『マスコミであまりにも話題沸騰になっているから、買ってみた。』なんていう本の買い方はやめましょう。 貴方がそんな俗悪な本の選び方をしているのも、村上春樹さんの責任ではありません。 そもそも、『テレビや新聞で話題沸騰で本屋で売り切れになっているような本』が、必ず文学的な名作だったり、誰が読んでも楽しめるような本だなんて、どうしてそんなことを期待して買うんだろう? そしてその自分の勝手な期待が裏切られた(自分にはその本の良さが分からなかった)からって、その怒りの矛先を、どうして作者への誹謗中傷に向けるんだろう? 村上春樹さんがマスコミを操って、ベストセラーやフィーバーを作り出してるとでも思ってるんだろうか? 繰り返しますが、勝手にマスコミに踊らされたのは、貴方自身の責任です。村上春樹さんはそんなことは全く意図していない。 村上春樹さんは、全力で、自分が良いと思う作品を書いて、それを好きになってくれる人に読んで欲しいと思ってるだけです。 村上春樹さんは貴方に読んで欲しいなんて頼んでもいないし、「あまりにも話題になっているから、仕方なく買って読んだ。」なんて言うような人に買って欲しいとも思っていない。そんな人に評価されたいとも思っていない。 また、自分がこの本の良さを理解出来ないからって、「こんな本がベストセラーになるようでは、日本の文学も終わりだ。」なんて言っている人、 まずこの本が名作か駄作かにはぜんぜん関係なく、アメリカでも日本でもヨーロッパでも、いつの時代でも、ベストセラーなんていう物は、くだらない駄作であふれています。 そんなのは誰でも知っている、当たり前のことです。 ベストセラーが常に名作で満ちあふれているなんてことは、人類史上、一度もありません。 だから、自分がこの本の良さを理解出来なかったことを以て日本の文学会の現状を嘆くなんていうのは、二重の意味でナンセンスだし、傲慢な欺瞞です。 また、そういう人たちが、繰り返し同じレビューを載せている悪意と執念にも驚きます。 自分の意志で本を買って読んだのに、どうしてそこまで作者を逆恨みするんだろう? もしかしたら… 作家になりたくてなりたくてずーっと努力しているのに、作家になれない人とか、作家になってはみたものの、自分が書いた物が全く売れなくて悪戦苦闘を続けているような人たちが、 自分には理解出来ない物が売れているのを見て、強く嫉妬しているのかな?なんて思ったりもします。 | ||||
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大変早く送っていただきました。また購入したいと思います。 いままで10冊ぐらい購入しました。 | ||||
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「ノルウェイの森」の雰囲気の小説で、面白く、2日間で読んでしまいました。20年以上前に、初めて読んだ村上春樹の小説が「ノルウェイの森」でした。 最後の結末が納得いかなかったのですが、これ、「推理小説」だったんですね。最初からそう言って欲しかったです。推理小説であれば、そういう意識で読みたかったです。 先の展開が知りたくなってしまうストーリー展開はさすがで、一気に読んでしまいました。登場人物も、私は魅力的だと思いました(特に沙羅とつくる。)。ただ、繰り返しですが、推理小説なら、もっと考えながら読んだと思います。 | ||||
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気をつけて注意深く読んでください。終盤に真相が明かされます。 ヒントは、唐突に始まるホイヤーの自動巻時計の話。それまで物語の表面に現れなかったある人物が急に浮上します。 あの事件の「犯人」に気付いたら、もう一度初めから読み返さずにはいられなくなります。 関連性がないように見えたエピソードや何気ない描写の意味ががらりと変わります。 とてもよく作り込まれたミステリーで、昔読んだ村上春樹の本の中にも気付かなかった仕掛けがたくさんあったのではないかともう一度読み返したくなりました。 以下やっぱりネタばれを書きます。 これは6本指の凶悪な呪術師が作った呪いの操り人形(依代)のお話です。 製作者の署名もあります。「多崎作」と。 呪術師が自分の「利」のために蹂躙する標的は、色彩を持った人間です。 3度目に登場する用意周到な術者?によってようやく呪いが解かれます。 それは6本指の呪術師の死後、ちょうど6年目に当たります。 犯人は「利男」です。 | ||||
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初めて行く都市、ジャカルタへの機中で、久しぶりに村上ワールドに浸りました。 名古屋で高校時代にいつも一緒だった5人組のグループ。ただ一人名古屋に残らず東京の大学を選んだ多崎青年は、突然他の4人から絶縁を宣言されてしまう。絶縁された理由もわからず、絶望に打ちのめされる毎日・・そこから懸命に生きていく、名前の中に”色"を持たない多崎青年。 村上氏特有の文章、情景描写、死や心の闇が出てきます。相変わらず独特なので、好き嫌いは分かれるでしょう。ノルウェイの森が好きな方なら、こちらの作品も気に入るのでは。 | ||||
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自作自演のレビューを連発している人がいますので、評価は参考にしないほうがよいです。 | ||||
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じ・ぶ・ん・だ・い・す・き な作品にしか思えない とはいえ恥ずかしくないのだろうか それに陳腐化(村上春樹作品の中において)もひどい。どの作品を読んでるのかわからなくなる。村上春樹小説の傾向というか手法を悪い方に爆発させた作品。もはや作者のブラックユーモアではないかとも取れる。 | ||||
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酷評されているけれど、まぁ、そういう読み方をする人にはそうなんだろうなと思った。 自分も35年前は、彼の作品の鼻持ちならないくらい気障な言葉に拒絶反応を起こしたクチだから。 『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』以降、村上ファンになった。 それでも、未消化なまま、途中から置いてけぼりをくらったような気持ちになることもあり、しばらく離れていたものの 『ねじまき鳥』や『1Q84』を読み返して、何故か驚くほど心に沁みてきた。 様々な経験をして、ある年齢に差し掛かり、もう一度夢を見たり、愛を語ったりすることの大切さに気づく年齢になったからかもしれない。 初期の作品は、喪失や孤独を描いた作品が多いが、『ねじまき鳥』や『1Q84』では、希望を持たせる終わり方をしている。 『色彩を持たない多崎つくる…』に関しては、はっきりと、傷つけられた人々は、愛によってしか救われないということを提示している。 この作品が中途半端に終わっているとは思わない。しっかりしたハッピーエンディングだと思う。 彼は逃げるのをやめて、過去に向き合い、愛を見つけることができたから。 「人の心と人の心は調和だけで結びついているのではない。それはむしろ傷と傷によって深く結びついているのだ。痛みと痛みによって、脆さと脆さによって繫がっているのだ。悲痛な叫びを含まない静けさはなく、血を地面に流さない赦しはなく、痛切な喪失を通り抜けない受容はない。それが真の調和の根底にあるものなのだ。」 本当の人間関係を築くというのは、そういうことなのだ。 | ||||
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出版直後に村上氏の新作とのことで話題だったので買いましたが、やはり村上作品はあまり好きではありませんでした。 読みやすいのですが、あまり印象に残ったり感動したりというのがありません。 | ||||
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