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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1023件 61~80 4/52ページ
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よくも悪くも過去の村上作品がアップデートされた作品のように思えました。安心感と快適な読み心地、しかしもう一つ何かあれば、と感じたので星4つ。 | ||||
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村上ファンだけどファンタジー作品群は苦手。そんな方いらっしと思いますが、僕もその一人。 さて本作品、僕は愉しむことができました。しかし何がどう面白かったのか、心を震わせたのか、上手く説明ができません。 ストーリーというストーリーでもなく、メッセージも読み取りにくい。 それでも読むほどに物語に引き込まれていくし読み終えたくないとの気持ちになるし読み終えると理由を説明することが難しい不思議な余韻が残ります。 これでいいのでしょう。これが読書のあるいはある種の村上作品(勿論もっと違った魅力を持った作品もあるけれど)の醍醐味なのかも知れません。 | ||||
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初めての海外でフィンランドに行くのに器用で無感動過ぎる主人公。 異国の街での数日の滞在も東京での日常のようにそつなくこなし過ぎ。 もうちょい戸惑いあってもいいと思う、カメラすら持参しないとか。 そりゃ目的ありきだからわかるけどいざ行ったら右も左もわからないとか 現地の空気吸ったら興味なかった観光地に興味出てきたとか普通あるはず。 また登場人物みんなが会話上手。 物語自体はわかりやすくスラスラ読めた。 もう少し伏線回収してほしかった。 | ||||
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友達グループにある日突然縁を切られた主人公が、その理由を尋ねにそのグループに所属していた友達に会いに行くお話しです。 村上春樹さんとしては意外とシンプルな構成の小説になっているせいか、内容が心に突き刺さりました。 | ||||
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※ネタバレを含みます 高校の仲良し5人グループから突然追放され、一時は自殺も考えた主人公・多崎つくる。なんとか死ぬのは思いとどまり、社会人にもなり漠然とした日々を過ごしていたが、年上の恋人・沙羅に促されて自らの十年以上前の過去に向き合い始める。 って、もっと早く向き合えよ…!受け身かよ。 とにかく多崎つくるをはじめ、元グループの連中がどいつもこいつも「昔は楽しかったな…」みたいに過去をひきずりまくりで全然魅力的じゃない。 いちばん線が細くて不安定な女子として登場したシロは、誰かにレイプされ、挙句の果てに誰かに殺されてしまう。 終盤でフィンランドに移住したクロを訪ねるつくる。「シロが死んだのは自分のせいかもしれない。私たちが殺したのかもしれない」などとのたまう。自意識過剰すぎの自分大好き人間しか出てこないな、このお話は。 舞台が現実世界でありファンタジー要素がほぼ無いためか、結局大したことは何も起きない。シロを殺した犯人も最後まで判明しない。「現実なんてそんなものだ、べつにおかしくはない」と教えてくれる村上春樹らしい一冊。 | ||||
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何十年も前から世評の高い作家を一度ぐらいは読んでみようと、たまたま手に取ったのがこの本でした。 できの悪い翻訳のように不自然で、いかにもシャレたことを書いてみましたという感じの文章に我慢できず、この人は私向きではないことがよくわかりました。 好き嫌いは別にしても、主人公が高校時代の友人から絶交される理由を友人たちの家族も知っているのは、その理由からしてあり得ないことで、そういう点で話の作り方が雑だと思いました。 | ||||
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この小説は当初、短編小説のつもりで書き始めたのだそうです。主人公のつくるが3人の旧友に再会する予定は全く想定してなかったと・・。その辺の経緯については「職業としての小説家」で述べているのですが、私個人としてはつくるが4人から拒絶された理由が全く謎のまま生きていくという物語が読んでみたかった気がします。 クロとの再会は感動的であれはあれで良かったんですけど。 | ||||
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読み終えて最も気になったのは灰田くんの行方でした。暗闇に立つ彼の姿が最も印象に残っています。 | ||||
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ひと通り読んだだけだと、伏線の意味も分からず、オシャンティーな表現が鼻に付くだけのモヤモヤ小説でした。けれど、この小説の考察サイトを見ると、綿密に計算されながらも、読書に想像する余地を与えるよくできた小説だと感じました。鈍感な多崎つくる君のような読書は、ネットの考察サイトを見るだけで、一気にこの作品の評価がプラスに変わると思います。 | ||||
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個人的にself establishment として読んだので楽しかった。chapter5、11など好きです。ミステリーの解答は本筋に必要がないから書かなかったのでしょう。円熟期のEdward Hopper(画家ですが)のようです。熟練された手法だと思います。英訳版で読んだのでキャラクターの外面的な表現を気にすることなく、本質を理解出来たのが利点でした。人称表現も上手く翻訳してたし読みやすかったです。書かれている表面だけにとらわれるのはただの時間の無駄です。 | ||||
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描写がうまくて感情移入できました。 伏線が回収されなかったのが残念ではありますが。。 | ||||
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私は小説のタイトルと表紙は中身と同じくらい大事だと思います。そういう要素はおそらく著者が希望選んだものですし、そうとなれば作品の顔だからです。私自身の経験を言えば、表紙買いをした小説が自分の好みに合わなかったことはやっぱり少ないです。 『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』に関しても、私にとってその類の小説の1つでした。タイトルがユニークだし、表紙が素敵なデザインだったので読もうと思いました。 内容も実際表紙の通りユニークで、ユーモアがありました。作中のセリフで「ラグビー選手は溺れて死ぬ」みたいなところ、面白かったです。 他のレビューにも多くある通り、物語が終わってからもいくつか謎が残りました。でもそれは自然でいいと思います。私は他の村上春樹小説は『羊をめぐる冒険』と『風の歌を聴け』と『ノルウェイの森』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読みました。が、確かどれも作中の全ての謎が解明されることはなかったと思います。全ての伏線が回収されてある一点に収束されていく物語も面白いですけど、そういう作品は読み終わった後に寂しさがある気がします。急に物語の世界観が狭くなってしまったように感じてしまいます。リアリティのある推理物ならまだいいのですが、ファンタジー系でそれをやられると個人的には最悪です。話が終わっても、その世界には未探索の領域を残しておいてほしいです。そっちの方が魅力的じゃないですか? 村上春樹はノーベル賞候補と言われて、文学的な意味合い探しに読まれがちです。でも私的に、彼はワクワクしながら読むことでこそその良さがわかる作家です。良く言えば、頭を空っぽにしていい作家です。意味を求めず、粋な描写と彼のロマンに委ねて楽しむのがいいと思います。粋な感じが行き過ぎて、気恥ずかしくなる時もありますが、そんなときは「やれやれ」とか言いながら一笑に付しましょう。 『白鍵はどこまでも白く、黒鍵はどこまでも黒かった。』という描写はそれでした。こんな描写を村上春樹以外の作家が使ったらハルキスト呼ばわりされて、影響を受け過ぎだと指摘されて、笑われて、終わりではないでしょうか。そういうところに彼の凄さがあるのかもしれません。あるいは。 | ||||
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他の作品が良くてこちらも読んでみましたが、、、 周りくどい表現が多くて疲れました。 内容もつまらなかったです。 なんか世界観が気持ち悪いというか、、、 私には合わなかったというだけなんですが。 ごめんなさい。 一応、最後まで読めたので☆2です。 | ||||
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なんかものすごい意味があるんでしょうけど、毒にも薬にもならないというところが支持されてるんじゃないかなあ村上春樹という人は。 と言いたくなるような小説でしたね。 でもやっぱり読んじゃうしみんな読んでますよね。 なんというか、読ませる買わせる技術がすごいんですよね、村上春樹って人は。 すごいことですよね、ほんとに。 でも、アンダーグラウンド以降村上春樹は変わったと思ってます。 まああれを書いて変わらないでいられたらそっちのほうがすごいですよね。 ある意味村上春樹人間宣言だったのだな。あの作品は。 | ||||
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初めて村上春樹さんの作品を読みました。 最初の数ページを読み始めて…吸い込まれる様に分かりやすく想像しやすい文面に感銘を受けました!文才がある方の文章は想像しやすく読みやすい…と言うのはこういう事なんじゃないでしょうか!?スラスラと読めて想像しやすい比喩の連続なので初めて読む方にもオススメだと思います。個人的にはとても気に入りましたし、村上さんのファンになりました。内容は精神衛生面にとても良い雰囲気の小説だと思います。次に読む作品も凄く楽しみなので期待を込めてこちらの評価にしました。噂通り!素敵な比喩を用いて綺麗な作品を書き上げる作家さんです^ ^ | ||||
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本作は人に勧められ読みましたが、私は他の人に勧めません。 不要な文章、キャラクター、設定が多すぎて物語の完成度は低いです。 (以下ネタバレになります。) ・「巡礼の旅」は面白いですが、その前振りに関係ない文章が多すぎて上手いとは思えません。 ・「灰田」も「突然いなくなった友人」で、「アカ、アオ、シロ、クロ」と同等に主人公が他者と親密な関係性を築けなくなった原因として重要なはずですが、ここへの「巡礼」はありません。バランスをとるなら「灰田」は登場させなかったほうが良かったと思います。 ・「緑川」の話は完全に不要です。6本目の指もいらないと思います。 ・終盤で3日待たされるシーンも蛇足です。ページを埋めるために無理やり書いたように感じられます。自己肯定感の回復を描写したいのなら端的な1文で十分だったはずです。 ・音楽や酒の引用は筆者の個性と知っていますが、章によって頻度がバラバラで文章のグルーブを壊しています。 ・とにかく全体のバランスが悪いです。不要な部分を削り120ページくらいに再編すればいい物語になると思います。 トータルテーマは、対人関係の中における自我の喪失と孤独、そして対人関係を通した自我の再確立と自己肯定でしょうか。しかし如何せん物語全体の構成が歪でそのメッセージは読み取りにくいです。 村上作品なのでファンの方は喜ばれたと思いますが、新規の方へは本作をお勧めしません。 | ||||
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屋上屋を重ねるようなレビューは本来不要でしょう。 途中まで,緊張感をもって大変に面白く読みました。名古屋,フィンランド,音楽の描写等は大変に鮮やかです。色彩を強調した展開も面白いものです。しかし,主人公が年上の女性と親しくなった点はいつものお決まりの展開で「ああまたか」と思いました。様々な重要そうなエピソードがその後,何ら展開しないまま,したがって,話が収斂しないままに唐突に終わってしまった印象があり,読者は突然に放り出され呆然とします。多分,これは続編があるはずと期待しますし,著者はその構想で格闘中なのでしょう。 | ||||
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まずストーリーの展開がうまく、どんどん読ませる。ここに作者の才能を感じた。あと一貫して現実的な世界を扱っており、しっかりとした読み応えを感じた。この後読んだエセファンタジー「1Q84」は冗長でボリュームの割には何も残らなかったが、この作品はしっかりとした読了感を感じた。 | ||||
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どんな人にも色はある。取り柄が一つもないと悩んでいる人には読んでもらいたい本です。自分には色がない。と自己評価が低い人にはつくる君に共感できるところがあります。色がある人からみた色のない人もまた、色のある人にみえる。自分に色があるかないかは自分の心掛け次第で変わること。自信を持ちましょう。 | ||||
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初めて村上春樹氏の本を読んだが、伏線というか、”結局あれは何だっただろう?”と思う事柄がいくつかあった。 | ||||
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