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ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔
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ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全141件 121~140 7/8ページ
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クラクラ日記の居所が判明し、これからどうなるのかと思った、第三巻から いろいろ進展したな と感じた。 わかる方には わかるかと思いますが、まず内容はとても素晴らしく……読み終えた後、本屋さんでつけていただいた、ブックカバーを外して はっと なりました! 今回の表紙 栞子さんじゃない! これきっと お母さんの方じゃないかなあ 栞子さんコート着てたっけ?… んー読み返しですね これは…(^ー^) | ||||
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読み出すと止まらないです。久しぶりにおもしろい本に出会いました。出てくる本も読んでみたくなります。新刊が出たばかりですが、続きをすぐにでも読みたいです。 | ||||
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シリーズ4冊目。 個人的には、シリーズ中でもっとも面白いと感じました。 江戸川乱歩にちなんだ貴重な品が収められた金庫をあけるために謎解きに挑む、 という話なのですが…。 乱歩の少年探偵団はもちろん、ルパンとかホームズなんかを 子供のころに時間を忘れて読んだことのある方にはより面白く感じられるのではないでしょうか。 今作自体が、「オーソドックスで読みやすいがストーリーのしっかりした探偵もの」という雰囲気なので。 そこかしこに昔の探偵小説の雰囲気、小道具、仕掛けを現代に採り入れた感がありますので、 私は気になりませんでしたが違和感がある人もいるかもしれません。。 一巻発売時から読んでいますが、ここまで(メディアミックスや後追い的な作品の乱発など)話題の シリーズになるとは思いもしませんでした。 ライトノベルの類型である、「異能の少女」と「平凡な少年」の主人公コンビを 現実世界に設定し直しただけなのではと当初は思っていましたが、 今回の長編作品で、題材への取材に基づいた1つのストーリーとして、一定の水準以上に面白いことが確認できてよかったです。 (細部をつつけば釈然としないところもちらほらありますが、構えず楽しむには十分という感じ) ただ、 10年以上前に出て行った母親が、残していった子供たちの近況を知人を使って探るような事はしながらも、 子供たちには何の接触もなく、いきなり今回の登場に至ります。 母親の人物像だけでは説明がつかない、それほどの不自然さを埋めるような事情とはどういうものか。 続刊で明らかになると思うので、期待しつつ待ちたいと思います。 | ||||
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タイトルの通り、まさに江戸川乱歩にはまった人が 読むべき本と感じました。 本書はビブリアシリーズ初めての長編で、作中通して ずっと乱歩のことが語られます。 「小学校でクラスの何人かが少年探偵団シリーズを読んでいた」 「洋館を見たら怪人二十面相が出てきそうと考える」などなど。 登場するエピソードが一つひとつ自分に当てはまり、 幼心が思い出されました。 もちろん、ただ乱歩の思い出話を語るだけでなく、それの 付随したストーリーも面白かったです。 五浦くんと栞子さんの関係も見ものですし、乱歩をモチーフに したミステリーも読んでいてどうなるんだという ドキドキ感がありました。 このシリーズを今まで読んできましたが、現時点で私にとって 一番面白い本です。 誰とも語りあえなかった乱歩の記憶を共有できた気分です。 どうか多くの人に読んでもらいたい本です。 | ||||
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土曜日に全面広告。アマゾンからでは待てないので、すみませんが仕事帰りに書店に直行、徹夜で読了。 今回は乱歩です。薀蓄開陳には最高の題材ですね。作中に本格推理小説とは、という栞子さんの説明がありますが、あっと驚くどんでん返しと穴のない合理的推論による面白さよりも、トリビアルな作家・作品に対する知識がストーリーの鍵になるというスタイルが楽しいです。料理帖シリーズを読んで料理が食べたくなるのと同様、「二銭銅貨」も「押絵」も40年前に読んだっきりですが、また無性に読みたくなりますね。 ただ評者の興味はいまや、栞子さんの母親が、善人なのか悪人なのかというところに集中しているのですが、いやー今回も微妙なところでじらしてくれますなー。ネタバレになるといけませんのでここら辺で止めておきますが、ますます五巻に期待であります。 | ||||
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レビューをみて、今回は江戸川乱歩がテーマと知りました。 僕は江戸川乱歩について無知ですので、読み進めていく中で、いろいろ学ばせ てもらいました。ですが「名探偵コナン」を読んで育った者ですので、読みな がら「名探偵コナン」の登場する人物の名前の由来に気づかされました。また、 江戸川乱歩のファンで結成されたバンドの名前の由来となった作品も説明があ ったので大変有意義に感じました。 三上先生の作品は文学的な用語が多用されているというよりも、読んだ文章 からイメージしやすい、まるで映像をみているような錯覚を味わうことができ る、そうゆう作品だと思います。私だけでしょうか。 ですから、すごく読みやすいです。しかし、単純というわけではありません。 デビュー作から読んできた私は、そろそろビブリア最終巻に向けた伏線が準備 してありそうだと思いますので、二度読みをしなきゃと感じます。あと、エピ ローグ前の内容はやはり三上先生だと分かるような書き方でした。今回のエピ ローグ前のページを読んで、「次のページの最初の一行は必ずエピローグと書 いてあるだろうなあ」と思い、にやにやしながらページを繰ったのが先ほどの ことです。 ビブリアに興味をもたれた方は三上先生の「ダークヴァイオレッツ」という作 品も読んでみてはどうでしょうか。その作品にも本好きな人物がいて、私はそ れをきっかけにサンテグジュペリの作品を読みました。三上先生の作品は次の 本を読むきっかけをつくってくれるものだと感じます。 最後に、「ダークヴァイオレッツ」を読んだ私からしますと、次の巻以降の栞 子さんのことが気にかかります。 ビブリア4巻を読むきっかけにこのレビューがなれば大変うれしく感じます。 稚拙な文章で失礼しました。 | ||||
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(影響が無い程度にネタバレありです) このシリーズは装丁につられて購入して以来読んでいます。 毎回、古書の魅力を登場人物を通して伝える形式は興味深い。 『古書』というジャンルを知らなかった私には、新鮮な作品です。 ただし、よく知っている作家やタイトルが中心の回はうっすら先が読めてしまうだけに、 キャラクターの魅力も重要、という印象です。 さて、今回は江戸川乱歩の作品がたくさん出てきます。 ポプラ社の少年探偵団のシリーズは、小学生時代、私もお世話になりました。 今回も、ウィキ先生には教えてもらえないネタが一杯で、よかったです。 あとがきによると、膨大な取材の結果、発表時期が遅れたようで、 作者の既存知識だけではなく、努力あっての作品なんですね。 キャラクターとその相関図もこのシリーズの支柱ではあるのですが、 大事な部分での行動に、時々理解しにくい部分があります。 話がなにかと途中になったまま聞き出せない傾向にあって、 篠川智恵子にあっては、某国のスパイですか?というもったいつけぶり。 相手を困らせるような扇情的態度で、悪人ぽい描き方かと思えば、 敵に塩を送るかのような、好意的?なところが見えてきます。 謎が多いというよりは、言わない(書いてない)からわからないというだけなんですよね。 こういう部分がライトノベルらしいというか、「実は」的な後付けがされるだけですので、 リアル描写が好きな方や、伏線と完璧な回収が好きな人にはおすすめできません。 篠川母娘間は特に、電話やメールが一方通行というのも、 現代で普通に生活していれば、フォローがない(できない)のは全くおかしな話です。 ドメインがビブリアなのも、サーバー管理、使用料金など、どうなっているのかが不思議。 自作管理する暇と親心があるなら娘に連絡しないはずはない、など。 消息不明にすべき大いなる使命があったんでしょうか。 今のところは、智恵子に悪意は無かったような説明ですが、腑に落ちません。 携帯電話やインターネットのない時代で書いたほうが矛盾なくすっきりしそうな気がします。 この作品に限って言えば、演出も気になりました。 例えば、首を振ってロングヘアーが隣の人にあたるほど強く降る仕草をするか、など。 多分、隣の人に届くほど長い髪は、重くてそこまで動きません。 そして、肩前後までの髪が自分の頬を打つ程度です。 (シャンプーの宣伝でわかるように、体ごと振り返ったり、回転しないとロングヘアは浮き上がらないです) 二人には身長差もあるようですので、完全にイメージの世界だと思いましたが、 それくらい接近してたということなんでしょうか。読み返せばわかるかな。 通り過ぎる電車によって、視界が遮断される場面も、 思わせぶりで、かまってちゃん的ですし、表現が古いように思い、ちょっと白けました。 こういった感想のため、評価したいのは、取り上げられる古書についてのくだりで、 ストーリー展開、キャラクター等は好きになれず、次作も読みたいと思いながらも読後感は悪いです。 個人的には、登場人物ふたりだけで古書の話をするシリーズで延々と続くパターンが良く、 サスペンスの要素は要らなかった。 ただ、それを言ってしまうとこのシリーズになりませんし、ライトノベルこその軽さなんでしょう。 購読している皆さんが感じている魅力の比率はどうなのか、ちょっと興味があります。 著者の言葉から察するに、話が折り返し地点を超えているようなので、あと2冊程度で終わるんでしょうか。 多分次回も購入します。 | ||||
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今までの伏線をある程度回収した感じがある。 今回は長編ということで、矛盾点などが生まれないか心配であったが、特になかったので安心しました。 江戸川乱歩を扱っていて、読みたくなったのは言うまでもありません。 ただ、1つ不満があるとすれば、帯です。 お願いだから剛力はやめてくれorz | ||||
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シリーズ初めての長編で、たぶん一番ミステリ仕立て。 だからこそ、アラがとても目立つ形に。 ネタバレになるので詳しくは書かないが、主要なトリックの必然性が非常に乏しい。トリックの『遊び』の側面をもうちょっと掘り起こしてくれれば理解もできたのだけど、残念ながらそれもなく、『遊び』としても、その『遊び』を知らない人を巻き込む意味がない。ただミステリとして成立させるための、無意味なトリックになってしまっているのは、『事件手帖』としていかがなものか。 また、そのトリックを解く鍵が間違っているのも致命的。 実際に読んだ方にしか分からない書き方をするためわかりにくくて申し訳ないのだけど、日本の多くのアレはあの非常時でもちゃんと動作する。ただ、あの機能付きであれば動作しないケースも多いので、あの機能付きに変えたといった一文あればフォローできただけに、非常にもったいない。 ミステリとしてのアラだけを指摘したが、小説としてもアラは大量に。特に智恵子さんにまつわるアラは言い出したらキリがない。 この多くのアラは推敲段階で改善できるはずのもの。作者本人が気付かないのも問題だが、編集者がちゃんと指摘すべきものだ。 「所詮ラノベ」といわれないよう、特に編集者は猛省すべき。 | ||||
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ビブリア古書堂には栞子さんと「妹」の文香が住んでいます、念のため 今回せどり屋の志田さんの出番が多いですが、彼の住所は橋の下です、念のため 栞子さんの背中には黒くて長い髪が垂らされています、念のため さて、今回はいよいよ二巻、三巻の焦らしを経ていよいよ篠川智恵子が登場。江戸川乱歩を巡って栞子さんとの 知恵と知識を駆使した大乱闘が展開されます。これまでの短編集仕立ての構成と違い一冊まるまる使った長編構成です 今回、読み終わって感じたのは「ああ、三上延ってやっぱりラノベ出身だなあ」という点でしょうか。篠川智恵子の 描き方は本当に「ラスボス」です。栞子さんが今回も古書に関する超人的な知識を披露しますが、それを語らせた上で 智恵子は必ずそれを上回る知識を披露して栞子さんを悔しがらせます、お前はどこの海○雄山かと…。しかも作中で 何度も古書界の暗黒面に栞子さんを引き込もうと画策、お前はどこのダー○・ヴェー○ーかと…。しかも終盤に 「悪墜ち」しそうになった栞子さんを大輔が愛の力(w)で取り戻す場面は本当にベタなラノベの「ラスボス」とのやり取りですな 今回取り上げられるのは日本の読書人口の半分は通過儀礼として読んだであろう江戸川乱歩です。終盤は戦前の乱歩作品を 取り上げていますが、中盤で「少年探偵団」シリーズが登場。そう、あの学級文庫や図書室で読書好きな男子は必ず全巻読破するあれです しかも、キーアイテムとして「BDバッジ」が登場!ポプラ社版のカバーに書いてありながらとっくに終了したキャンペーンを見ては 「作中に登場したBDバッジが欲しいよう」と小学生男子を悔しがらせた懐かしのアイテムの登場に涙が出るほど嬉しくなりました 今回は長編だけあってせどり屋の志田や「ヒトリ書房(この屋号の意味も明らかになります)」の井上も登場。智恵子と彼らの因縁が たっぷりと描かれます。そして栞子と大輔の恋愛面もいよいよ本格化。ラスボス登場で一気に急展開を見せた第四弾でした | ||||
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相変わらず期待を裏切らない安定した面白さです。 ストーリーの面白さに加えて、身近な作品や、作家の思いもしないウンチクやエピソードが興味深く この作品をきっかけに自分の読書の枠がドンドン広がっていきます。 まだ読んでいない人のために詳しいことは書けませんが、 今回は割りとストーリーの根幹に関わる部分で大きな進展があり (正直、これだけ売り上げているシリーズなので、本筋と関係ない引き伸ばしエピソードもあるかな・・・とか思ってました) 終わり方も、次への意味深な引きを見せて(5巻に続く的な)、続きがとても気になります。 ただ、続きが気になる反面、謎がドンドン解けていくということは、このシリーズが 終わりに向かってるということなので、いつまでもこのまま終わって欲しくないと言う気持ちもあります。 主人公とヒロインも相変わらずのつかず離れずの安心して見ていられる良い距離感(?)でした。 少し距離がちぢまった雰囲気もしますが、あんまり接近しすぎて甘ったるくなってしまうと興味がそがれるので 個人的には、煮え切らない距離でモヤモヤする今ぐらいの関係がちょうど良いです。 このままずっと終わって欲しくない・・・でもクオリティーが落ちるとイヤなので この作品が終わるべき時には、爽やかな読後感とともに(出来ればハッピーエンドで)潔く(?)終わって欲しいです。 とりあえず、周りの友人には「おもしろいよ」と勧めまくっています! | ||||
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ついに栞子さんと母智恵子が対面します。 金庫の謎を巡る激しくも静かで鋭利な心理戦が展開されます。 ビブリアシリーズの終盤に向けた山場は興奮の坩堝ですね。 シリーズ最高傑作です! | ||||
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発売翌日なのに、このレビューの多さは、いかに今、この作品がホットであるかが良く分かる。 テレビドラマをも含めた、まさにメディアミックスの賜だろう。 しかも、新聞の一面を占領するとは、まったくもってたいしたものだ。 それだけ勢いがあり、また確実に売れている作品でもある、ということだろう。 文庫オリジナルという点、読みやすい文章、適度な長さというのもまた、実にツボにはまっている。 さて、4冊目はシリーズ初の長編であり、まるごとテーマが大乱歩である。 これは、読まずにはいられない、というものだ。 おなじみのキャラクターの登場は、本作のようなシリーズものの愛読者にとっては、実にうれしくも楽しいものだ。 ただし、どうしても毎週ドラマを見ているせいか、志田が登場するとドラマの役者の顔と声が浮かんでしまう。 大輔も栞子もしかりである。 本シリーズも2冊目以降のお楽しみは、栞子姉妹と母親との関係の謎であり、それが少しずつ明らかになっていく点である。 これがシリーズを引っ張るポイントであり、この謎が明らかになった時点で、本シリーズは終了するのだろう。 正直なところ、本作における乱歩をキーとした謎はそれほど難しいものではない。 いくつかの乱歩作品がモチーフとなっているので、「陰獣」などの乱歩作品好きには、たまらないものである。 「少年探偵団もの」の愛読者であり、「少年探偵手帳」や「BDバッジ」の存在を知っている私などには、実にニヤニヤものであった。 ただし、本作で言及されている乱歩全集は桃源社版までであり、リバイバルブームの引き金となった講談社版や近年の光文社文庫版については、まったく触れられていない。 講談社の文庫全集は完璧に近い叢書だし、昭和44年の講談社版全15巻は横尾忠則の挿画、重厚な装丁など、実にリッチなものだった。 のちに同様な装丁で横溝全集全10巻も刊行されたくらいだ。 全集としての重要度はけっこう大きいと思うのだが、なぜ本作中で言及されなかったのだろう。 巻末の参考図書には「幻影城増刊 江戸川乱歩の世界」も含まれていなかったし・・・ ところで、ラストのあの場面は、やはり「スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲」のあのシチュエーションを意識してのものだろうか。 イメージは、まさに瓜二つである。 すると、大輔がヨーダ? 古書に関する知識はフォース? するとダークサイドは・・・・・ 大輔と栞子のラブラブの行方は、じれったいほどの速度で進展してはいるが、今後の展開はいかに。 なかなかに、続編が興味深く待ち遠しいところではある。 | ||||
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ドラマ化されたおかげで本屋で買うのが若干恥ずかしかったのですが、他の文庫本に混ぜ込んで買ってきました。 早速読んでみましたが、シリーズ中、一番良くなかったです。 栞子と大輔の距離も縮まり、母親も登場するなど、核となるストーリーはかなり進んだ感がありますが、 今回のエピソード自体があまり面白く感じることができませんでした。 長編エピソードだったからですかね。 あとがきによると、そろそろ後半戦らしいです。 次が楽しみです。 | ||||
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今回も楽しく読み終えました。 第4巻はこれまでと違って、この巻で完結する長編です。 江戸川乱歩の作品群を取り上げています。 今回の推理パートは良くできていました。 謎の種は少なくとも私にとっては予想外のもので、驚いてしまいました。 今までで一番推理小説っぽいと思います。 しかし中に「二銭銅貨」という作品の暗号解読法が出ていたのでまさかのネタバレか?と思いました。 実際には読んでいないのでどれだけ重要なものかは分かりませんが、こういう引用元の魅力を損なうようなことは 避けるべきではないでしょうか。 エドガー・アラン・ポーならほんの少しだけ読んで面白かったという印象があるのですが、 運悪く子供の頃に「少年探偵団」シリーズを読まなかったので乱歩にはあまり身近な印象はありませんでした。 どうも読書好きなら読んでないとおかしいくらいの有名なシリーズみたいですね。 ポーと同じような作風だろうと思うので、一度読んでみたいと思います。 余談ですが、帯はフジテレビのドラマの宣伝なので主役の女優さんが写っています。 予想通りでしょうが一応参考までに。 | ||||
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やっぱり自分の好きな本が題材だと嬉しいですね!今回の4巻、私は今まで出一番おもしろく読めたかもしれません。 栞子さんのお母さん、智恵子さんが登場!{しかも何回も}なんだかこの人が登場している間は妙に緊張してしまって登場のページが終わるたびに「ふーっ」とため息をついてしまいました。 栞子さんと大輔くんとの「デートらしいデート」もあって微笑ましいです。この人たちにしては進展しているのかなあ?と私なんかは思ったりするのですが、皆さんはいかが思われましたでしょうか? さて今回、鹿山明さんという方がキーパーソンなのですが、この人がもう不器用で可愛い人で。でもその事をオープンにしてはいなかったので「惜しいなあ・・・もったいない事だったよなあ・・・」と思えて切なかったです。 本がただの紙以上の価値を持つ時。誰かのかけがえの無い宝物になる時。そういう美しい瞬間を今回も見せてくれましたビブリア古書堂。 お勧めの一冊です{でも出来れば1巻から読んでね!} | ||||
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鎌倉の古書店を題材にした作品 3巻が出てからかなり経っての作品だったので 待った期待感を裏切る作品になっているかなと思っていましたが とても私的には満足です。 この巻は江戸川乱歩の古書を舞台に展開します。 厳格な教育者の愛人宅にある、膨大な江戸川乱歩のコレクションの 代金として、ある金庫をあけることになるというのが今回の大枠です。 とうとう、10年前ふっと居なくなった、古書堂姉妹の母親が登場します。 姿形は、本の虫、栞子とうり二つ、声も注意しないと聞き分けられない ぐらいで、この母も、旧知のメリットを生かして、江戸川乱歩のコレクションを 狙います。 一粒で2度おいしいではありませんが、本については博識なものの 超奥手な栞子さん、なんとこの巻でデートなるものをやってしまいます そして、告白まで受けてその結果は次巻というもどかしい状況です。 長編だけに、それぞれの登場人物がよく描かれており、特に 厳格な教育者の故人を蒐集した古書から推測して結果に持ち込んでゆく様は まさにこの古書堂ならではの展開の仕方でとても楽しく読めました。 また、栞子の母親が、栞子を母親のような古書を訪ねての旅に誘うシーンと それを一声で我に戻るシーンなどの記述は、まさに映画のワンシーンみたいで とても良く練られた作品だなぁと感心しました。 さすがにこの4巻から読み始めるには無理はあるものの、映画の原作にも なりそうな、意外な展開と、シーン記述のすばらしさ、そして 読後感の良さは、特筆ものだと思います。 作者の中では、すでにこのシリーズも後半だそうです。 ぜひ、この丁寧な作り込みと展開がすばらしい作品を手に取ってもらいたいと 思います。 とてもおすすめです。 | ||||
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ネタバレは避けますが、 江戸川乱歩作品が取り上げられており、 昔、全集を持っていたので、懐かしく思いました。 今回は長編で、乱歩の作品の中でも、 印象的なものが取り上げられています^^。 第一章 『孤島の鬼』(江戸川乱歩) 第二章 『少年探偵団』(〃) 第三章 『押絵と旅する男』(〃) 筆者の三上さんは、 古書店で3年間アルバイトのご経験がある方。 その経験が、今回初の長編でも存分に生かされています。 この第4巻は、初版いきなり80万部、 シリーズ累計で470万部。 多くの読者を楽しませて、懐かしい本との出会いのチャンスを広げ、 読書の楽しみを届けてくれる著者と関係者の方々に、心から感謝しています。 | ||||
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すごく良い。前作とは違った角度から楽しめる。 特に終盤当たりは心踊らされるね。 | ||||
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今回は長編。栞子の母親がかなり重要なキー(まさに「鍵」)となり、楽しめる。なんか密室トリック的なところとか今回は普通のミステリーっぽくもあるのだが、謎が明らかに。一気に読めますね。 | ||||
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