■スポンサードリンク
ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
丸ごと江戸川乱歩なお話です。相変わらず古書は奥が深いですね。謎が一本に繋がったとき、いつも感心してしまいます。 面白かったですが、今までの短編構成に慣れていたので、長編のたくさん人が出てくる展開に頭が追いついていきませんでした。 少しだけ残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このシリーズ初めての長編で、テーマが乱歩ということで期待したんですが、いつもの短編のほうが、キレと瑞々しさがあって好きかな。長編だと若干、冗長でまどろっこしいかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人気キャラミスシリーズも第四巻で、初の長編ミステリ仕様。扱っている本も江戸川乱歩限定で、乱歩ファンでもある私としてはとても興味深く読む事が出来た。私がこのシリーズ最大の魅力と言って来た栞子さんの萌えキャラオーラも健在で、下僕から相棒へと順調に昇格して来た五浦君が彼女への想いを告白し、デートのお誘いを承諾してもらう恋愛の進展ぶりも微笑ましいものがある。又、彼女自身が当事者になるために名探偵ぶりが鈍りミステリ要素が劣化するきらいもあったが、今巻では込み入った暗号解読と言う趣向がミステリらしい彩りを添えている。 が、栞子さんと良く似た古書通として描かれている母親との、言わば同類近親憎悪な関係性がどうにも味が悪く、メインの謎として持って来られると辛い。昼メロ的ドロドロの女の争いに感じられて、男には苦手なのだ。家族を捨てて失踪した母親がミステリアスに描かれているが、どんな事情があるにしても栞子さんにとっては許し難い母親失格の行動であり、一生そのわだかまりが消えるとも思えない。古書を愛するがゆえに家族を捨てて失踪していたらしき事をほのめかす母親は、事あるごとに栞子さんと酷似している様が描かれている。ラストで五浦とのデートを優先して、母親との同行を拒否した栞子さん。今後は栞子さんが母親を克服して成長する物語となるのだろうか? 私には母親のキャラクターをどうしても好きになれないのだが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
閉店間際に起こった地震!ひとりで店番をしていた大輔のもとに、安否を尋ねる電話が かかってきた。「栞子さん?」だが、声の主は栞子ではなく失踪した母親の智恵子だった! 今回も、本にまつわる謎解きが面白かった。江戸川乱歩は誰でも知っている有名な作家だが、 この作品の中に書かれているようなことを知っている人は少ないだろう。作者は、乱歩と いう人間を丹念に調べ、そしてじっくりと描いている。その部分は、非常に興味深いものが あった。乱歩の作品はあまり読んでいないが、もっといろいろ読んでみようかなという気持ちを 起こさせる。 さて、篠川姉妹の母親、篠川智惠子が姿を現したことで、物語は佳境を迎えつつある。圧倒的な 存在感を持つ彼女の今後の行動がとても気になる。そして、娘たちを放って失踪までして、彼女が しなければならなかったこととはいったい何なのか?その理由が明かされる日は近い?期待が 高まる。これからもこのシリーズから目が離せない。次回作が待ち遠しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このシリーズの構成を考えると,劇的な盛り上がりを意図したのだと思いますが,滑っています。 もうちょっと,力を抜いて,それぞれのキャラが自分で動き出すまで,じっと想を練るのが正しいと思うのですが。 もう一つ,とても大きな不満があります。ネタばらしになるといけないので,あまり詳しくかけませんが,ある細工の一部が解けて大きな謎解きが出てきたら,普通そこでやめるでしょうか。その細工全部を完全に白日の下にさらして,さらなる何かが無いかと,普通の人は考えないでしょうか。 それから,これは本の裏に書いてあるから,書いても良いと思いますが,この金庫そのものが,おそらく相当の値打ちものです。にも拘らず,壊すという話が出てくるのは,話の流れがおかしくないでしょうか。 全体として,欲求不満が残る展開です。最後の謎解きも,甘くて不満が残ります。と言うか,謎そのものが,今一と言うか。 ところで,こんな所で書くべきではないかも知れませんが,あの当時のトイレって。。。。あまり考えたくない。^^ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ビブリアシリーズの4作目。 いよいよ栞子の母親(智恵子)登場の巻となる。 今作では、江戸川乱歩の作品が登場する。 乱歩のファンが残した金庫を開けるべく、栞子と大輔が奮闘する。 時代背景に矛盾は感じない。 乱歩の熱狂的なファンであれば、作中のようなクイズ(謎)を考えそうな気がする。 謎解きの要素もあるが、登場人物たちの愛する人たちへの思いが伝わってくる。 また、栞子と大輔の恋愛については物語内の清涼剤であり、良い意味で今後が気になる。 智恵子は栞子を上回る知恵者、という設定だが、あまりにも神憑り過ぎている。 金庫の中身を当てたことに関しては大した根拠を感じず、正直閉口した。 エピローグで、智恵子が本当の悪人ではない可能性も描いている。 しかし、物語後半で智恵子が栞子に対し「店は何とかなるので、ある人を追いかけよう」と話すことからも、 本が何よりも大切であり家族のことを優先的に考えられる人物ではない。 智恵子を変に善人にしないで欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいて楽しいです。期待道理の本でした。買って良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
五浦君と栞子さんの関係、1歩進んで2歩下がるっていう感じでじれったいことこのうえなし。でも、古本業界というのがのぞけて面白いですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズの続きとしてまあまあおもしろかった。 TVが先行してしまったのは残念。 (おもしろさが半減) まだ続編がありそなので期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このシリーズは、文庫版になるたびに買い求めて楽しんできました。本好きの評者にとって余り馴染みのない本をミステリー仕立てで薀蓄を語るという手法が新鮮で、かつまた、穏やかな文体というか「まったり感」が非常に魅力的なシリーズでした。 今回は長編、江戸川乱歩の作品群を縦横に駆使した、二重三重の謎解き、それに関わる人々にも様々な工夫が詰まった長編仕立てで、本格的な推理小説の新天地に進化したと評価するか、独特なライトノベルの良さが失われたと寂しさを感じるか様々な読者がいることが想像されます。私は、どちらかと言えば後者で、最後まで楽しみながら読んだのですが、心がスッキリしないような不思議な読書感を持ちました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色々と矛盾した場面があったように思いますが、それは文章の面白さで十分に補えるものでした。 ただ、私は好きじゃなかったというだけの全くの個人的な意見です。 震災をちりばめる必要はあったのかな? 一切震災を使わなくても通用したネタばかりだったと思うけれど。 やや強引になって来たな、(長編だからそう感じたのかもしれませんが)と、思いました。 嫌いじゃないです、全く。 楽しく読みました。 ただ、好きではありませんでした。 個人的な好みで言えば、下り坂一方です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初の長編である4作目にして、話が一気に動いてきた。 今回はまさに乱歩づくし。 小学校の図書館で乱歩に初めて触れた私のような読者にとっては、今回の作品は作者によるサービス満点である。 その乱歩をめぐって、智恵子と栞子の母娘の本に関する知識の競い合いが、本書の軸となっている。 話の展開も今までと比べてかなり早くなり、次巻ないし次次巻で大団円となるのだろう。 しかし、この作者は基本的に短編向きではと、思わざるを得なかった。 どんでん返しの連続で話はおもしろいのだが、息を抜く場面がない。 息を抜く場面がないと緊張感が持続したままなので、一つ一つの見せ場のインパクトが却って小さくなってしまっている。 本シリーズをより魅力的なモノにしていた独特のまったりした心地よさがなくなってしまい、少々戸惑ったことも事実である。 加えて、乱歩や古書全体の知識に加え、東日本大震災の要素も加えるなどいろいろな要素を詰め込みすぎ、消化不良の感が否めない。 作者にとっては本シリーズ初の長編ということで力が入ったのだと思うが、いささかサービス過剰だったと言わざるを得ない。 とはいえ、今後この母娘の関係、そしていわば読者代表の大輔と栞子の関係がどうなるか、興味は尽きない。 次作以降の展開に大いに期待している。次作は発売日当日に買うことになるだろう。 p.s.間違っても、人気シリーズだからということで古書を巡る母娘対決を延々続ける、美味しんぼのパターンには堕ちないで欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前回よりもページ数があって、読み応えがあります。 ただ、今までと違って区切りが長くて読みづらい感じ。 いつもより読むのに時間がかかりました。 ストーリーは斬新さもあって飽きません。 読みづらい感じが否めませんが、きっとつづきが気になるので 次も買います。あと、2巻くらいで終わりでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2013年01-03月クールにはテレビドラマ化もされた,人気シリーズの4作目となります. 連作短篇だった過去から長篇へとスタイルを変え,江戸川乱歩が題材となった本巻では, これまでを整理する描写が多めで,ここから読み始める人にも一定のフォローはある印象. 反面,ずっと読んできたファンでも,なじみがないと乱歩だけで一冊というのは厳しく, 作品や人柄,エピソードなど,盛り込まれた多くの情報は確かに興味や関心を引くものの, それらになぞらえた,物語や謎の深い部分にまでは,なかなか入り込めないかもしれません. また,東日本大震災の直後として描かれ,謎を持ち込んだ相手が宮城県の人であったり, これ以外にも,本棚が倒れたという身近なことから,原発事故のことまで触れられますが, 人々や古書,謎に深く絡めるまではなく,このあたりは評価の分かれどころかもしれません. とはいえ,少しずつ描かれてきたヒロインとその母,その関係が大きく動いたのも確かで, 母親の偏狭ぶりと狡猾さはもちろん,その娘にも同じ表情が浮かんだのには改めてゾッと…. そんな彼女を『こちら側』に引き留めた青年の存在,二人の『これから』も気にさせられます. 一件落着かと思いきや,さらにひと山,ふた山と盛り上がりを見せる終盤の演出は引かれ, ひとまず嵐は去りましたが,風はまだまだ止まず,いろいろ残していったものも大きい様子. 母と娘は互いの姿に自分を重ねたのか,未だ見えぬ二人の奥底は終盤への見所になりそうです. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公たちを悩ましている栞子の母、智恵子が主役と言って良いくらい目立っています。 対立軸がはっきりしてドラマチックです。面白い。 トリックも暗号有り、いかさまありで盛りだくさんで飽きさせません。 また、東日本大震災をうまく織り込んだのも注目されるところです。 ただ、ストーリーから考えると不要な脇役もいます。渉とか、カズヒロのエピソードはどうかな。 登場人物を絞ったほうが話しが引き締まって緊迫感を演出できたのではないか。 おそらく、この辺は作品を映画化するためにわざと作ったのではと思われます。 主人公のキャラクターが当初からかなり変わってきたのも気になります。 文香のいう「侍従」から栞子の相棒のようになっています。それが栞子と主人公との距離を縮める効果がある。 その一方で、栞子のキャラクターから深みが無くなってきている。 最後に、主人公と志賀のエピソードは蛇足です。栞子が普通になってきている分、智恵子は謎が多い方が良い。 面白い作品ですが、興をそぐ場面があったのと、キャラクターの魅力が薄らいだのが残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(影響が無い程度にネタバレありです) このシリーズは装丁につられて購入して以来読んでいます。 毎回、古書の魅力を登場人物を通して伝える形式は興味深い。 『古書』というジャンルを知らなかった私には、新鮮な作品です。 ただし、よく知っている作家やタイトルが中心の回はうっすら先が読めてしまうだけに、 キャラクターの魅力も重要、という印象です。 さて、今回は江戸川乱歩の作品がたくさん出てきます。 ポプラ社の少年探偵団のシリーズは、小学生時代、私もお世話になりました。 今回も、ウィキ先生には教えてもらえないネタが一杯で、よかったです。 あとがきによると、膨大な取材の結果、発表時期が遅れたようで、 作者の既存知識だけではなく、努力あっての作品なんですね。 キャラクターとその相関図もこのシリーズの支柱ではあるのですが、 大事な部分での行動に、時々理解しにくい部分があります。 話がなにかと途中になったまま聞き出せない傾向にあって、 篠川智恵子にあっては、某国のスパイですか?というもったいつけぶり。 相手を困らせるような扇情的態度で、悪人ぽい描き方かと思えば、 敵に塩を送るかのような、好意的?なところが見えてきます。 謎が多いというよりは、言わない(書いてない)からわからないというだけなんですよね。 こういう部分がライトノベルらしいというか、「実は」的な後付けがされるだけですので、 リアル描写が好きな方や、伏線と完璧な回収が好きな人にはおすすめできません。 篠川母娘間は特に、電話やメールが一方通行というのも、 現代で普通に生活していれば、フォローがない(できない)のは全くおかしな話です。 ドメインがビブリアなのも、サーバー管理、使用料金など、どうなっているのかが不思議。 自作管理する暇と親心があるなら娘に連絡しないはずはない、など。 消息不明にすべき大いなる使命があったんでしょうか。 今のところは、智恵子に悪意は無かったような説明ですが、腑に落ちません。 携帯電話やインターネットのない時代で書いたほうが矛盾なくすっきりしそうな気がします。 この作品に限って言えば、演出も気になりました。 例えば、首を振ってロングヘアーが隣の人にあたるほど強く降る仕草をするか、など。 多分、隣の人に届くほど長い髪は、重くてそこまで動きません。 そして、肩前後までの髪が自分の頬を打つ程度です。 (シャンプーの宣伝でわかるように、体ごと振り返ったり、回転しないとロングヘアは浮き上がらないです) 二人には身長差もあるようですので、完全にイメージの世界だと思いましたが、 それくらい接近してたということなんでしょうか。読み返せばわかるかな。 通り過ぎる電車によって、視界が遮断される場面も、 思わせぶりで、かまってちゃん的ですし、表現が古いように思い、ちょっと白けました。 こういった感想のため、評価したいのは、取り上げられる古書についてのくだりで、 ストーリー展開、キャラクター等は好きになれず、次作も読みたいと思いながらも読後感は悪いです。 個人的には、登場人物ふたりだけで古書の話をするシリーズで延々と続くパターンが良く、 サスペンスの要素は要らなかった。 ただ、それを言ってしまうとこのシリーズになりませんし、ライトノベルこその軽さなんでしょう。 購読している皆さんが感じている魅力の比率はどうなのか、ちょっと興味があります。 著者の言葉から察するに、話が折り返し地点を超えているようなので、あと2冊程度で終わるんでしょうか。 多分次回も購入します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマ化されたおかげで本屋で買うのが若干恥ずかしかったのですが、他の文庫本に混ぜ込んで買ってきました。 早速読んでみましたが、シリーズ中、一番良くなかったです。 栞子と大輔の距離も縮まり、母親も登場するなど、核となるストーリーはかなり進んだ感がありますが、 今回のエピソード自体があまり面白く感じることができませんでした。 長編エピソードだったからですかね。 あとがきによると、そろそろ後半戦らしいです。 次が楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回も楽しく読み終えました。 第4巻はこれまでと違って、この巻で完結する長編です。 江戸川乱歩の作品群を取り上げています。 今回の推理パートは良くできていました。 謎の種は少なくとも私にとっては予想外のもので、驚いてしまいました。 今までで一番推理小説っぽいと思います。 しかし中に「二銭銅貨」という作品の暗号解読法が出ていたのでまさかのネタバレか?と思いました。 実際には読んでいないのでどれだけ重要なものかは分かりませんが、こういう引用元の魅力を損なうようなことは 避けるべきではないでしょうか。 エドガー・アラン・ポーならほんの少しだけ読んで面白かったという印象があるのですが、 運悪く子供の頃に「少年探偵団」シリーズを読まなかったので乱歩にはあまり身近な印象はありませんでした。 どうも読書好きなら読んでないとおかしいくらいの有名なシリーズみたいですね。 ポーと同じような作風だろうと思うので、一度読んでみたいと思います。 余談ですが、帯はフジテレビのドラマの宣伝なので主役の女優さんが写っています。 予想通りでしょうが一応参考までに。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!