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日本庭園の秘密
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日本庭園の秘密の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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1937年作の力作で読みごたえがある。日本暮らしが長かったカレンは知られた作家だが、人見知りでめったに外出せず、邸内の日本式庭園を散策するだけ。そんな彼女がパーティを開く、急に人が変わったようになったある日、惨殺死体で発見される。部屋のドアは人の出入りは不可能で、密室殺人事件か!?とクイーンらしい掴みだ。東京帝大とか着物姿、日本人召使、とか琉球賢鳥とか日本趣味一杯であるが、当時流行っていたらしい。某女史のマープルさんの庭も日本式だった。事件が解決したのに残り20頁もある。最後にドンデン返しがあり、これがイマイチ微妙!英語は古風な俗語が交じっているが時代らしいきちんとした英語。 | ||||
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途中まではあまりエラリー・クイーン要素がなく、どちらかというと クリスティーっぽいような?? というくらい、恋愛要素アリアリで、他の国名シリーズを期待すると”あれ??”な感じもあるのですが¥¥¥ 雑誌『COSMOPOLITAN』に掲載された・・という説明で納得しました・ 多分、連載当時は”エヴァ”と同じような境遇のステキ女子たちがワクワクしながら読んでいたんだろうなあ。。(憶測ですが。) と思うと、ベタベタな三角関係にも納得です。 逆に女子向けストーリーもいける、エラリー・クイーン(作家のほう)の多才さ(?)に驚いたのでちょっと点数甘めです(笑) | ||||
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The total impression throughout the story is vague, like in the mist. In other pieces of Ellery Queen, the victims (the killed) are vividly characterized and you can almost hear their voices, but here no such voice is available, which makes you unsatisfied. Besides, the new detective named Terry Ring was there with Ellery, but was he really necessary? | ||||
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一見すると一人しか犯人がいないように 見えてしまう作品です。 しかしながらそれは無論のこと、 真実ではありません。 たぶん国名シリーズで一番凝っている 作品だと思います。 なぜならば、まず思いつくことはないであろう トリックが用いられているから。 そして真相もまた驚かされるはず。 だって、終わったと思った先から 別な角度で一撃がこようとは 読者の人は思わないですからね。 久々にやられた作品でした。 | ||||
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前作『中途の家』(`36)に続き、クイーンの転換期の作品です。原題の「ドアの間」というのも、新たな扉を開く意味と深読みできなくもありません。 本作でも、登場人物はただの男女や善悪の属性だけでなく、男女の三角関係や親子関係と、後期の作品に深く描かれるテーマが、扱われています。 特筆すべきは、恋愛要素を絡めた軽い本格ミステリと思っていた本作が、最後の最後で驚きのどんでん返しがあります。 後年、犯人の圧倒的な悪意に翻弄され、叩きのめされる探偵エラリィが、逆に、ここでは生殺与奪権を握って事件を支配します。 最大の楽しみは最後にありますので、タイトルや話しの軽さに惑わされることなく、是非読んで下さい。 | ||||
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本書の原題は「The Door Between」で、いわゆる国名シリーズの作品ではないが、死んだ女性が日本趣味である等、日本が関係することから国内限定で「日本庭園」と題されている。 元々雑誌掲載時のタイトルが「The Japanese Fan Mystery」だったのが、当時第二次世界大戦が近づきつつあり反日感情が高まる中、「The Door Between」に変えられたという話がまことしやかに伝えられているが、これは江戸川乱歩の推測が流布したものだろう、「The Japanese Fan Mystery」の原題が掲載されたという雑誌は存在しない。 東京帝国大学教授の娘で作家のカーレン・リースが密室状態の自室で死体となって発見され、容疑者としてカーレンの婚約者の養女エヴァが疑われる。この事件の真相をエラリイが読み解くという本書は、国名シリーズからライツヴィルものへの移行期の作品として人間ドラマに重きを置いているようだ。 ミステリー作品としては偶然が事件をわかりにくくしているだけでトリックなどなく、国名シリーズ初期に見られた鮮やかな謎解きの論理は期待できない。だから国名シリーズではないのだろう、読者への挑戦状もないし。(この内容では、挑戦のしようもないか) かといって、人間ドラマとしても登場人物に魅力がなく、前作「途中の家」の方が上。ほとんど見るべきものがない作品。 | ||||
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曰くつきで原題の変更がありアメリカでは国名シリーズでなくなった作品。しかし個人的には国名シリーズより面白い。密室、変わった凶器、途方も無い真実、そして最後の・・・ いつものごとく論理的でありながら、どこか昔読んだクリスティーを思い起こさせた。・・・でも庭園ってどうよ? | ||||
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最近古典のラインナップも充実させている 早川ミステリ文庫からは クイーンの国名シリーズ(?)最終作が遂に刊行されました 密室の中で殺されている女性 その兇器は全然別の場所で発見されるという謎を扱った作品です 文字が大きくなって電車で読むには便利しかし、なんで日本庭園にしたんでしょうか? 日本扇にして欲しかったんですけど・・・ | ||||
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