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夏を殺す少女
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夏を殺す少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 1~20 1/3ページ
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事故に見える殺人事件、自殺に見える少年少女の殺人事件、一見無関係な事件を追う女生弁護士と刑事。 二つの事件が徐々に繋がっていくプロットが精緻に練り上げられていてラストまで一気読み。 女性弁護士と刑事のドラマも過不足なく描かれているし、何より交互に描かれるそれぞれの事件が少しずつ真相に近づく過程が丁寧で、あまり読んだことのないオーストリア産のサスペンス小説だが完成度が高く映像化にも向いている。 テイストとしてはセバスチャン・フィジェックに少しスパイスを効かせた感じ? | ||||
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ストーリーそのものに魅力を感じなかった。伏線もなくスピード感もなく退屈だった。 | ||||
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図書館で借りて読みました。 周りの弁護士の同調圧力に負けじと我を強く持つ金髪の美人弁護士。よくある。 妻を亡くし、タバコで喉を潰し喘息に苦しむ、カフェイン中毒の一匹狼刑事。よくある。 精神疾患、児童虐待、社会的強者の裏の顔及びそれに対する制裁のような大衆が喜ぶ題材。やれやれ。 こりゃあもうご苦労様っていいたくなるようなハッピーエンド。はいはい。 それも作者は分かっていて金を取りに来てる。 もうね、ごちそうさまって感じ。 まあドイツの「相棒」を活字で読みたい人にオススメ。目を張るような新しさはないです。3時のハーブティー以上の刺激を知らない主婦向けです。ちなみにじゃあ読むなよと言われると何も言い返せないのですが。 | ||||
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ウィーンの女性弁護士とドイツの男性刑事、それぞれの主人公がとても良かったです。面白かったです。 | ||||
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この小説は主人公が二人いますが、そんなものぶっ飛ばすくらい凄いのがパトリックです。こんな凄い探偵は読んだことがない。史上最強の探偵ではないでしょうか。 | ||||
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中年の上級警部と三十代の美人弁護士の2人を主人公に据えて、違った視点から一つの事件を追う展開だが、視点の切り替えによって話の筋の難解になるようなことはなく、事件についても白髪の男と金髪で痩身の美少女という謎の人物たちを追いながら、背後に隠れた凶悪な犯罪に光の当たっていく緊迫感のある様子がしっかり書かれていて、最初から最後まで飽きることなく読むことができた。 登場人物がなかなかに魅力的なのも、大団円的な終わり方も高評価に値する。 | ||||
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キャラクターは立っているし、 長編ものとしてのこれからが期待できる作品だと思う。 説明不足な部分も少々あるけれど楽しめたかな~と。 今2作目を購入した所なので結構楽しみです。 | ||||
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ヨーロッパの推理小説で最近よく題材になる小児性愛の問題を扱っていて事件の内容は悲惨極まりないが、事件を追いかける二人のひたむきさが読むものに希望を与える。何か面白いミステリーを読んでみたいという方には、ぜひ一読をお勧めしたい。 | ||||
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一気に読めるぐらいは、面白く読めましたが、『殺人事件』自体は、フィルターがかかったような、あいまいな感じが否めません。 たとえば、計画的に少女を殺した犯人は、何も持たずに病院に侵入しています。 強い酒がなければ、目的は達成されなかったはずですが、それが病院長の部屋にあるのをなぜ予め知っていたのでしょうか? 後で「実は計画ではこうだったが、たまたま酒を見つけたので変更した」などという、何らかの説明があるのかと思えば、全くない・・・。 というのはほんの一例で、この本では『殺人』がたくさん出てきますが、どれもリアリティがないです。 アリバイとか、科学的な説明はすっ飛ばして、人間関係と動機のみ追っていくところが、テレビの2時間サスペンスドラマみたいでした。 ラスト辺りの、少女を殺した犯人の行動も、意味がわからないです。 「令状は? ない? じゃあまたね」でドアを閉めてから逃亡すればすむところを、 刑事を自分で招き入れるとか、その後の展開も、ちょっとあり得そうになくて 話をドラマチックに盛り上げるために著者が、犯人のキャラを無理矢理動かしている感じがします。 そのため、犯人が殺人を犯した切羽詰まった事情とか、感情とか、人間性とかが全く迫ってこなくて、すっきりしません。 二人の主人公たちの過去も、具体性が薄くて入り込めず、『よくある話』としか思えませんでした。 | ||||
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面白かったです。 本のレビューはネタバレになる事が多いのでこれだけで・・・。 | ||||
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ここでの評価が高かったので読んでみたが特に驚くような展開もなく。 途中で容易に事件の全体像は見えてくるし二人の主人公もそのうちどっかで合流して一緒に事件解決するんだろうなと思ってたらもちろんそのとおりに。 電話一本で何でも調べてくれる都合のいい仲間の存在や簡単に犯人の家に侵入できたりというご都合主義な展開も鼻につく。 映像化されるのを期待してそれを前提に書いていると思われる作家の意図が透けて見えるのもうんざり。 何より主人公二人が傲慢でかわいげがなく常に上から目線でこれっぽっちも魅力を感じないのが読んでいて苦痛でした。 この作家の作品はもう読むことはないかな。 | ||||
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久々にノンストップでページを繰った。 女性弁護士と刑事のコンビはややありがちだけど、恋に落ちないところが個人的には評価点。同志としての今後の活躍も読んでみたい。 それにしても、最近のミステリは本当に幼児虐待が多くてつらくなる。 | ||||
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前半は三つの異なるシーンが平行して描写されます。若い女が男を殺すシーン、精神病患者の自殺が他殺であることを暴き、孤軍奮闘する刑事のシーン、担当した死亡事故案件に若い女が関わっている事に気づき、その女を追う弁護士のシーン。それらが後半に一点に収束していく過程は読み応えがあります。 ミステリー小説として非常に残虐な題材を扱っており、かつ意外性も十分にあります。そして何よりストーリー展開が読者を惹きつけ続けます。、事件が次々に起こるので、ストーリーが予想外の方向に猛スピードで展開し、「次は何が起こるのか?」、「いったい何が起こった?」、「犯人は誰なのか?」といった様々な疑問が最初から最後まで続き、飽きる所が全くありません。第一級のミステリー小説だと思います。 | ||||
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久々に面白い海外ミステリでした。 登場人物も色々な意味で魅力的です。 | ||||
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言うなればドイツ版踊る大捜査線です。 制度や権力との対決。小さな正義が結集して巨悪を叩くところ。熱い見せ場が随所にありとても面白いです。 章ごとの表題も読み進めていくごとに意味がわかってきます。 各章を読み進めるごとに発見と新たな謎が次々と湧き出てきて、読み手を飽きさせません。 ドイツやオーストリアの風景などは見た事はありませんがこの本を読めが情景がありありと浮かんできます。 すこし残念なところがあるとすればクライマックスも大どんでん返しや大きなインパクトを与える事は少なく、他の章と同じぐらいの謎・発見の量で終わってしまったところです。 ともあれ熱いミステリー物が好きな人はかなりヴォリュームがあるにもかかわらず夢中で読めると思うのでとてもオススメです。 | ||||
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幼児に対する性的な虐待を題材にすえたオーストリア発のミステリ。主人公は、オーストリアの若き女性弁護士とドイツの中年男性刑事。ふたりの視点で物語が進み、そこにときおり犯人の視点が交錯し、彼ら三人の視点が重なり合うところでクライマックスを迎えます。 読みながら抱いた印象としては、展開や演出がいかにも映画やテレビ的で、もともと連続テレビドラマの脚本を小説にしたのかな、というもの(違ったようですが)。 視点が頻繁に切り替わり、「ここで次いくの!?」と言いたくなるほど各章が宙づりのまま区切りられるうえ、犯人の行動が主人公たちの捜査過程とリアルタイムで連動していきます。電話の相手が電話中に、保護の対象者のところへ向かったら犯人に出くわして、警告の電話がタッチの差で間に合わずにと、ハラハラさせる演出が存分に盛り込まれてもいます。それら映像作品向けのサスペンス要素により否が応でもサスペンス性が高まっています。 個人的には重いテーマがエンタメ的な軽さに中和されたぶん、娯楽小説として楽しむことができましたが、その点で好き嫌いがわかれるかもしれません。 ほかのレビュアーも指摘されているとおり、構成は優れています。ただ物語進行のテンポが速く、犯人の凶行と主人公たちの捜査がよどみなく進展する反面、かなり強引なところも多いです。さすがに犯行の実行可能性に関しては疑問を覚えました。そうしたところを「ジェットコースター」ととるか、「ご都合主義」ととるか。どちらかで評価がわかれると思います。 人物や情景の描写は浅いと感じました。主人公ふたりがそれぞれ負った過去の傷もさほど生かされているようにも見えません。 軽めのミステリとしてはおもしろく読めましたが、良くも悪くも、整合性やリアリティよりも読者の興味を持続させる技巧に特化した作品だと言えるでしょう。映像化すれば映える作品だと思いました。 | ||||
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なぜでしょう。 この表紙といい、冒頭の車を暴走させるシーンといい、サマードレスをまとった少女の魅力の虜になりました。 女弁護士が調べている事件と、刑事が調べている事件、一見無関係に見える二つが重なっていくところがまたゾクゾクしてたまりませんでした。 真相の全容が見えてきたあたりも怖かったです。 クルージングのあたり。 こういうこと、実際にあるんでしょうね。 私的には、ちょっとしたサイコスリラーより怖かったです。 あっという間に読み終えてしまいました。 この作家さん、もっと活躍してほしいと思います。 | ||||
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ミレニアム・シリーズ読んで、エーレンデュル・シリーズ読んで、特捜部Qシリーズを読んでから読むと、「あっ、また虐待関連の事件か。 新鮮味がないな、、、、、」と言う感じです。 登場人物のキャラクターも薄いですし。 ヨーロッパのミステリーはエキゾチック感が醍醐味だと思っているのですが、ドイツ,オーストリアと日本人にも馴染みのあるエリアが舞台なので、期待していたほどエキゾチック感も感じられませんでした。 他のヨーロッパのミステリーを読む前に読んでいたら、新鮮で面白かったでしょうけど。 ちょっと残念です。 | ||||
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おもしろかったです。 普段あまり読まないジャンルだったので、面白くて夢中になりました。 | ||||
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(以下ネタバレあり)比較的高評価のためか、真相に直結するネタが各レビューに見られるようだ。ゆえにこれから本書を読む場合、できればあらすじも確認しないほうが楽しめるだろう。 まず冒頭シーンが非常に映画的で、掴みとして申し分ない。以後は異なる事件が同時並行に語られ、それが少しずつ交差していくーというのはよくあるパターンだが、ヨーロッパが舞台のためかちょっとした空気感というか、雰囲気が一種独特の重さと暗さを持ったまま展開していく。謎を追うのが男女二人の組み合わせではあるが、陰影を伴う冷えた空気(英米ミステリの雰囲気とは異なる)の中で真相に迫っていくところは、映画「クリムゾン・リバー」を思わせる(謎が重なる時点でバディ・ムービー風になるところも似ている)。 ちなみに欧州が舞台になると、本書のような児童虐待や人身売買(そのシンジケートを含む)がネタになることが多いようだ。そしてこれがまた、例えばアメリカにはないひんやりした空気感と陰鬱な空模様、雨に濡れた石畳や教会といった、静かで絵画的な要素と相まって、読み手に何とも言えない生理的な居心地の悪さを呼び起こす。本書と必ずしも類例ではないが、そうした欧州的雰囲気を味わえる作品として、映画なら前記のほかに「96時間」「アンノウン」「RONIN」、ミステリなら二階堂黎人「人狼城の恐怖」がお勧めできる。 それから最後に一つ気になった点を。虐待された少女の多重人格(人格交代?)を描いた箇所で、会話でなく地の文で「○○は…」と叙述するのは技法としてルール違反(実際は○○でなく別の人物なので)。 しかしながら、今後も読みたくなる作家であることは間違いない。創元文庫はヨーロッパミステリの紹介に意欲的だが、例えばHマンケルに雰囲気はともかく謎解きの物足りなさを感じる人ならば、このグルーバーを試してみることをお勧めする。 | ||||
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