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夏を殺す少女
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夏を殺す少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 1~20 1/2ページ
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事故に見える殺人事件、自殺に見える少年少女の殺人事件、一見無関係な事件を追う女生弁護士と刑事。 二つの事件が徐々に繋がっていくプロットが精緻に練り上げられていてラストまで一気読み。 女性弁護士と刑事のドラマも過不足なく描かれているし、何より交互に描かれるそれぞれの事件が少しずつ真相に近づく過程が丁寧で、あまり読んだことのないオーストリア産のサスペンス小説だが完成度が高く映像化にも向いている。 テイストとしてはセバスチャン・フィジェックに少しスパイスを効かせた感じ? | ||||
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中年の上級警部と三十代の美人弁護士の2人を主人公に据えて、違った視点から一つの事件を追う展開だが、視点の切り替えによって話の筋の難解になるようなことはなく、事件についても白髪の男と金髪で痩身の美少女という謎の人物たちを追いながら、背後に隠れた凶悪な犯罪に光の当たっていく緊迫感のある様子がしっかり書かれていて、最初から最後まで飽きることなく読むことができた。 登場人物がなかなかに魅力的なのも、大団円的な終わり方も高評価に値する。 | ||||
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キャラクターは立っているし、 長編ものとしてのこれからが期待できる作品だと思う。 説明不足な部分も少々あるけれど楽しめたかな~と。 今2作目を購入した所なので結構楽しみです。 | ||||
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ヨーロッパの推理小説で最近よく題材になる小児性愛の問題を扱っていて事件の内容は悲惨極まりないが、事件を追いかける二人のひたむきさが読むものに希望を与える。何か面白いミステリーを読んでみたいという方には、ぜひ一読をお勧めしたい。 | ||||
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面白かったです。 本のレビューはネタバレになる事が多いのでこれだけで・・・。 | ||||
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久々にノンストップでページを繰った。 女性弁護士と刑事のコンビはややありがちだけど、恋に落ちないところが個人的には評価点。同志としての今後の活躍も読んでみたい。 それにしても、最近のミステリは本当に幼児虐待が多くてつらくなる。 | ||||
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前半は三つの異なるシーンが平行して描写されます。若い女が男を殺すシーン、精神病患者の自殺が他殺であることを暴き、孤軍奮闘する刑事のシーン、担当した死亡事故案件に若い女が関わっている事に気づき、その女を追う弁護士のシーン。それらが後半に一点に収束していく過程は読み応えがあります。 ミステリー小説として非常に残虐な題材を扱っており、かつ意外性も十分にあります。そして何よりストーリー展開が読者を惹きつけ続けます。、事件が次々に起こるので、ストーリーが予想外の方向に猛スピードで展開し、「次は何が起こるのか?」、「いったい何が起こった?」、「犯人は誰なのか?」といった様々な疑問が最初から最後まで続き、飽きる所が全くありません。第一級のミステリー小説だと思います。 | ||||
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久々に面白い海外ミステリでした。 登場人物も色々な意味で魅力的です。 | ||||
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言うなればドイツ版踊る大捜査線です。 制度や権力との対決。小さな正義が結集して巨悪を叩くところ。熱い見せ場が随所にありとても面白いです。 章ごとの表題も読み進めていくごとに意味がわかってきます。 各章を読み進めるごとに発見と新たな謎が次々と湧き出てきて、読み手を飽きさせません。 ドイツやオーストリアの風景などは見た事はありませんがこの本を読めが情景がありありと浮かんできます。 すこし残念なところがあるとすればクライマックスも大どんでん返しや大きなインパクトを与える事は少なく、他の章と同じぐらいの謎・発見の量で終わってしまったところです。 ともあれ熱いミステリー物が好きな人はかなりヴォリュームがあるにもかかわらず夢中で読めると思うのでとてもオススメです。 | ||||
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なぜでしょう。 この表紙といい、冒頭の車を暴走させるシーンといい、サマードレスをまとった少女の魅力の虜になりました。 女弁護士が調べている事件と、刑事が調べている事件、一見無関係に見える二つが重なっていくところがまたゾクゾクしてたまりませんでした。 真相の全容が見えてきたあたりも怖かったです。 クルージングのあたり。 こういうこと、実際にあるんでしょうね。 私的には、ちょっとしたサイコスリラーより怖かったです。 あっという間に読み終えてしまいました。 この作家さん、もっと活躍してほしいと思います。 | ||||
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おもしろかったです。 普段あまり読まないジャンルだったので、面白くて夢中になりました。 | ||||
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(以下ネタバレあり)比較的高評価のためか、真相に直結するネタが各レビューに見られるようだ。ゆえにこれから本書を読む場合、できればあらすじも確認しないほうが楽しめるだろう。 まず冒頭シーンが非常に映画的で、掴みとして申し分ない。以後は異なる事件が同時並行に語られ、それが少しずつ交差していくーというのはよくあるパターンだが、ヨーロッパが舞台のためかちょっとした空気感というか、雰囲気が一種独特の重さと暗さを持ったまま展開していく。謎を追うのが男女二人の組み合わせではあるが、陰影を伴う冷えた空気(英米ミステリの雰囲気とは異なる)の中で真相に迫っていくところは、映画「クリムゾン・リバー」を思わせる(謎が重なる時点でバディ・ムービー風になるところも似ている)。 ちなみに欧州が舞台になると、本書のような児童虐待や人身売買(そのシンジケートを含む)がネタになることが多いようだ。そしてこれがまた、例えばアメリカにはないひんやりした空気感と陰鬱な空模様、雨に濡れた石畳や教会といった、静かで絵画的な要素と相まって、読み手に何とも言えない生理的な居心地の悪さを呼び起こす。本書と必ずしも類例ではないが、そうした欧州的雰囲気を味わえる作品として、映画なら前記のほかに「96時間」「アンノウン」「RONIN」、ミステリなら二階堂黎人「人狼城の恐怖」がお勧めできる。 それから最後に一つ気になった点を。虐待された少女の多重人格(人格交代?)を描いた箇所で、会話でなく地の文で「○○は…」と叙述するのは技法としてルール違反(実際は○○でなく別の人物なので)。 しかしながら、今後も読みたくなる作家であることは間違いない。創元文庫はヨーロッパミステリの紹介に意欲的だが、例えばHマンケルに雰囲気はともかく謎解きの物足りなさを感じる人ならば、このグルーバーを試してみることをお勧めする。 | ||||
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ものすごい大どんでん返しのある作品ではないけれど、 癖がなくて、面白かったです。 主人公は、若い女性弁護士と、オジサン刑事、そして謎の少女。 若い弁護士は、エアバッグとマンホール訴訟に携わり、 オジサン刑事は、10代の子供の殺害事件に携わり、 そして謎の少女は・・・ 全く関係がないようで、どんどん3人の距離が縮まっていくのがハラハラします。 ラストは、うわー、やられた!!みたいなことはないし、 ドイツやヨーロッパの事情なんてさっぱり分からないし、 名前になじみがないので、男性なのか女性なのかもよく分からずじまいの人もいたけれど、 それでも、作品に引っ張り込まれるのがスゴイと思います。 人物がよく作りこまれているのに、話完結なのが残念な感じ。 面白かったです。 元気になったパトリックも活躍する続編ができればいいですね。 | ||||
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去年か、今年か。 初めてミステリー、ないし推理小説系の本を読みました。 非常によかったです。 皆さんのレビュー評価を見ながら買った上での感想になってしまいますが…。 まったく違う事件を追っていた二人が、互いの事件のピースをつなぎ合わせて、まったく別の視点から、事件の真相に迫る。 後半は、映画を見ているようでした。 作者さんの文章能力、構成能力ともに素晴らしいです。 ミステリー系読んだことのない人でも入りやすいと思います。おすすめです! | ||||
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巻末の酒寄氏によるドイツミステリおよびオーストリアミステリについての解説が非常に勉強になった。この部分だけでも読むだけの価値は十分ある気がする。それにしても謝辞でわざわざ「原稿の誤りを細かくチェックしてくれる厳しいテストリーダー」の存在を示唆しているにも関わらず、だれも、「1998年以来、毎月1000ユーロの送金」、という部分につっこみをいれなかったのはどういうことだろう。気になって導入時期を調べたけど、ユーロが現金として12か国で使われるようになったのは2002年からだそうですよ。 | ||||
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私立探偵のパトリックって、どんだけ有能なのよ。 彼のおかげで、どんどん事件の謎がほどけていく。 ちょっと都合良すぎ。それがちょっと引っかかる。 ただし、面白さには変わりがないけど。 | ||||
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若い女性弁護士が関わる数々の名士の不審死、と落ちこぼれ刑事が関わる少年少女の自殺に見せかけた殺人事件という一見無関係な事件を追いかけていくという話で、それら2つの事件がどう絡み合っていくのかがこの小説で一番読ませてくれるところでした。 これ以上書くとネタバレになりそうなので書けないのですが、一気に読ませる小説でした。 日本のミステリーはどうしても国内しかもある地域に限定した話になりがちですが、この本はドイツ、オーストリアを駆け巡る話で、ミステリーはこれくらいスケールが大きい方が私は楽しめますね。 | ||||
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なにげに、土曜の夜の暇潰しで作者も知らず選んだ本でしたが、以前読んだ 世界的にヒットしたミレニアムを彷彿しました。展開が早く、ぐいぐい登場人物に感情移入 していきました。久々に一気に読んだ本でした。 | ||||
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邦題は秀逸ですね。 TVドラマのクリミナルマインド、LAW & ORDER(性犯罪特捜班)の欧州版とは 言い切れないけどテーマ的には、共通するかな? 児童虐待を扱った作品は、ちょっと読んでて辛いです。 大勢死にます。 大勢死ぬと、一人ひとりの死が希薄になってしまうような気がします。 プロットは大変面白く一気に読みました。最後の主人公二人の清々しさ(?) には、違和感を覚えました。 | ||||
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ドイツとオーストリアという舞台設定から、もっと陰鬱な雰囲気を予想していて、 amazonの評価が高いからダメ元で読んでみようか、程度のノリでした。 いやいや、これは結構いけます。 ミステリーとして極めてオーソドックスなストーリー展開ではあるのですが、 主な登場人物が根っこのところで楽観的なキャラクターに設定されていて、 重いテーマにもかかわらず読後感を明るくしてくれます。 ドイツの刑事ヴァルターとウィーンの女性弁護士エヴェリーン、それぞれ 個性的なこの二人が活躍する続編を、是非読んでみたいですね。 | ||||
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