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64(ロクヨン)
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64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全542件 281~300 15/28ページ
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私も横山氏の小説大好きなんで楽しみにしてました。 うーーーん。登場人物と管轄、部署が多すぎる! そんなに大変ならサツなんて、やめちまえ!と グダグタいいすぎる主人公に言いたい。 娘さんもなんだか可哀想。 警察の力なんて借りなきゃいいのに。また悪用や交換条件に使われそう。 | ||||
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「64」の上巻、昨夜読み終わりました。 いや~、ノンフィクションと錯覚してしまいそうな臨場感です。 物語は昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件を中心に進んでいきます。通称「64」 昭和天皇崩御により、この事件は新聞の片隅へと追いやられたのと同じく、目撃情報も少なく 犯人は見つからないまま闇へと葬り去られた事件のはずだった。。。 しかし、被害者宅への警察庁長官の慰問計画がきっかけで、世間を激震させる様な 警察内部でも一部の上官しか知らない筈の、箝口令まで敷かれた重大な秘密が見え隠れするようになる。。。。 刑事小説でもトリックを使った様な推理小説とは全くの別物。 下巻がどのように進むのか今から楽しみです。 | ||||
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昭和64年に起きた女子高生誘拐殺人事件の一四年後の話で、なんで14年後かというと、女子高生の父親が、犯人は土地の者で、電話で声を聴いたのでそれを手がかりに電話帳の「あ」から順番にしらみつぶしに無言電話をかけ、「目崎」で犯人らしい声に当たったから。もうこれ、バカミスでしょ。電話して出るのは普通は主婦である。無言電話で犯人がとる可能性は低い。独身者やアパート居住者は電話帳に載っていないことも多い。ありえん・・・・・・。 しかも、その馬鹿ネタにたどりつくまで、読者は延々と意味があるんだかないんだか分からない警官の苦悩だの、たかが自動車事故の加害者の名前を伏せただけで本部長へ抗議文を出すとかいう考えにくいマスコミへの対応とか、失踪した三上という主人公の醜形恐怖の娘の話とかにつきあわされ、途中で「これは駄作では」と思う。で、三上のところへも最近無言電話が来たのだが、「み」で、それから「め」へ行ったと。それで主人公が三上なのかと気づくともう笑いが漏れます。 | ||||
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多くの人々が熱狂するような場面を描くのが、本当に上手だと思う。 キャラクターも大変素晴らしい。 | ||||
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終盤になるにつれて、いったいこの残りのページ数でどうやって終わるのか、と思いながら読み進む。 後半に登場するあの人物がたいへんかっこよくて好きである。 | ||||
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心理描写がくどい。お仕着せがましい。直接的に登場人物の心理描写をああだこうだと書き連ねるが、確かにわかりやすくはなるが、過剰なレトリックが鼻につくし、不必要に長い。その結果、大したことない事象にまで大きな伏線かのように読者に勘違いをさせ、伏線の回収も中途半端。テンポが激遅い。 | ||||
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上巻を半分以上読んでいるのに事件らしき展開がありません、警察組織の確執、マスコミとの確執・・・ 読んでいてどうでもいい事ばかりで全く面白くありません。 頑張って読み進めましたが作者の愚痴を聞いてるような気分になって不快になってきました、おすすめしません。 | ||||
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横山秀夫は好きな作家の一人でほとんど全作品を読んでいます。短編が切れ味鋭い作品が多く、長編は起承転結がかなり明確でどちらにも言えるのはこの作家はギアチェンジがすごい!ということです。昨今の売れっ子の作家の作品のほとんどのタイプは臨場感に乏しく淡々と表現することが多く、作家の技量よりも読者が持つ結論がどうなるのか?という好奇心で読破していくというスタイルです。しかしこの人はとにかく人の心理描写と情景描写が巧みに描かれており記者で培った表現力が豊かでこの作品はその集大成と言えるものです。この作品は最初に述べたように最初の起承が少し長く登場人物が多く整理していくのに時間がかかりなんだダラダラな小説だなと諦めかけた頃、最初の150ページを過ぎた頃からギアチェンジが徐々に入ります。その後はどんどん加速していきます。だから最初の150ページは我慢して登場人物とその人物相関図を頭で描く時間だと思ってください。それではこれから読む人は楽しんでください。 | ||||
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上下を一気に読みましたが疲れました。刑事物が好きで「第3の時効」が面白かったので期待して読んだのですが私には合いませんでした。説明の多さ、登場人物の多さ、主人公の気持ちの一貫性の無さ、警察の広報とマスコミの関係の話がほとんどで64の犯人もな~んだと言う感じでした。結局部屋に詰めていた警察の人たちはなんでだったんでしょうか。解らないまま終わってしまいました。もう一度読み返す気力はありません。唯一共感できたのは主人公の妻の言葉でした。娘さんは誰かの元でしあわせに暮らしている事を願います。 | ||||
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警察小説の名手として名高い作者らしい読み応え充分の作品。主人公(ノンキャリア)は元一課・二課の刑事として優秀な実績を残した県警の広報室の室長。刑事の経験を持つ事務方(刑事からは蔑視されている由)とした点が工夫で、両者の実態を熟知しているが故に、両者の板挟みになっているという巧みな設定。主人公の娘が家出し、行方不明になっているという事由(このため、家族小説の趣きも呈している)から、上司のキャリアに弱みを握られているという更なる板挟みの要因も用意しているという周到さ。この主人公が、「警察vsマスコミ」、「情報開示(実名報道)vs秘密保持(匿名報道)」、「本庁vs県警」、「刑事部vs警務部」、「キャリアvsノンキャリア」といった様々な対立軸の壁にぶつかりながらも、広報という自身の職責を"まっとう"して行く姿を精緻に描いた力作。「64(ロクヨン)」という珍しい題名は、本作が昭和64年に県警管轄内で起こった未解決女児誘拐殺人事件をベースにしている事に由来している。 ただし、全体の5/6程度は、主人公の心理の機微を中心に、所詮は警察組織の中で起きている「コップの中の嵐」を描いているようにしか見えず、余り感情移入が出来なかった。作者の作品の幾つかを既読の私にとっては、作者が本作でどのような"新しい何か"を描こうとしているかの意匠がサッパリ掴めず、正直戸惑いを覚えた。ところが、末尾の1/6程度から、物語は急に動的に展開し、読む者を唸らせる結末へと導くのである。前半の表面上は異なった視座から描かれる何気ない描写が見事な伏線になっている点には感心させられた。作者の目配りは主人公だけではなく、全ての登場人物に行き届いていて、人には様々な人生があり、人はその中で出来る範囲で精一杯生きるしかない事を自然と教えてくれる。更に、その中で、"頼れる人"の存在の重要性を訴えている点が特に印象に残った。警察小説の枠を越えた優れた文学だと思った。 | ||||
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物語りにぐいぐい引き込まれて、上下巻2日で読み終えました。 やや強引ながらドラマチックな展開と、キャラが立った登場人物たち。 作者は漫画の原作や児童書を手がけていた時代もあったときいて納得です。 事件そのもののオチは、推理小説なれしている人なら途中でわかると思います。 ミステリーというよりは、人間ドラマが熱い小説です。 ちなみに、キーパーソンのひとりが、過去のいくつかの短編で主役を張っています。 私は先に短編を読んで彼の人となりを知っていたので、 奴は敵か味方か?と悩む主人公に答えを教えてあげたくなりました。 | ||||
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上巻のレビューではべた褒めしてしまいました。 でも、よーく考えてみると登場人物たちってほとんど「事件の推理」なんてしてないような。 だから警察小説なんですね。 伏線がたくさんあって、それがだんだんと回収されて、最後の伏線大回収まで一気に読まされたので「推理した」気になってました。 本当に読ませます。 広報の視点から見た、内部闘争、マスコミの動き、過去の事件の扱い、事件発生から解決、までという全然異なるディテールを「64」というキーワードで綺麗にまとめてあります。読んでて何の不具合も感じなかったので、本当に細部まで緻密に、気を配って書いてあるのがわかります。 そのことを端的に表したのが、文庫化にあたっての著者の校正の多さでしょう。著者の表現を借りれば「単行本はボジョレー」「文庫はビンテージ」だったかな?その言葉に納得しました。単行本も発売時すぐに読めばよかった(高いから読まないけど)。 | ||||
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本当に素晴らしい作品でした。前半部分の匿名問題を絡めて描かれた濃い人物描写それを受けての後半のスリリングな展開は圧巻でした。横山秀夫の7年ぶりの新刊は期待を遥かに上回るものでした。本当に良いものと出会えました。 | ||||
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ネタバレにならないように注意して書きます。 初めて横山氏の作品を読んだと思います。脱帽しました。最初に上巻だけ買って帰ったののですが、すぐに下巻を買いに行く羽目になりました。 上巻では提示される謎や課題が多く、ほとんどが解決されません。 下巻で、上巻で広げた風呂敷がたたまれ始めるのですが、、、圧巻です。 「それ伏線だったんだ…」と何度も唸らされました。しかも、巧みに配置された伏線なのでまったく卑怯ではありません、気がつかない読者(私)が悪いのです。 かなり大きなイベントが、全く違った意味の伏線になっていたりして。 良い時間を過ごさせて頂きました。 | ||||
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間違いなく、最高です。映画になって主演は誰がいいだろうかと考えてて、佐藤浩市さんがハマり役かもって思ってたら、正にその通りにw 実は、刑事もののミステリーはもう読み飽きた感をもっていましたが、「64」は別格ニャムです。 | ||||
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究極の警察という謳い文句に偽りのない傑作でした。上巻で描かれていた濃密な人物描写それを下敷きに繰り広げられる怒涛の展開は素晴らしかったです。前半での細かい謎、伏線の回収も見事でさすが横山秀夫だなと思わせるものでした。ミステリ史上に残る傑作と言えるでしょう。 | ||||
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さすがとしか言いようがない。 これぞ横山秀夫というべき圧巻の一冊。 昭和64年に起こった幼女誘拐殺人事件。 物語は未解決のこの事件を中心に構成されていくのだが、それ以外にも同時進行で多くのサイドストーリーが展開されていく。 まずは、D県警内部の刑事部と警務部の内部対立の問題。 主人公の三上は現在は広報官であるが、元刑事であり、その事による葛藤や嫉妬といった複雑な感情が詳細に描かれている。 そして、警察庁vsD県警、つまり東京と地方の対立問題。 さらには匿名報道をめぐっての記者クラブと広報室の対立。 おまけに、三上の娘は失踪しており、それに関する父と娘、夫と妻といった家庭問題。 これでもかと言わんばかりに三上の周囲には問題が次々と起こってくる。 どれをとっても一つの小説が出来上がりそうな深い内容のテーマだが、「64」ではこれらが同時進行で起こる。 そして物語の後半では、現在進行形のこれらの問題と、昭和64年の誘拐殺人事件が複雑に絡み合ってくる。 並の力量ではとても書ききれないほどの複雑さ! それを横山秀夫は一つの物語として見事に収斂させていく。 組織と個人の関係とは? 組織の在り方とは? 職責とは何か? 報道の自由とは何か? 地方と東京の関係性とは? etc… 多くのテーマが内包されている超ド級の警察小説。 大満足の一冊だった。 | ||||
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本が届いてその分厚さにひるんだが、実に読み応えのある良作。 「警察の広報官」というニッチすぎる業種に序盤はなかなか入り込めず、中途断念か、と思ったが、中盤からは読ませる読ませる。おかげで後半はあっという間。 誘拐事件に色々な意味で(ここがポイントなので伏せます)巻き込まれていく主人公への思い入れは、状況が特殊すぎて難しいものの、記者経験のある著者の描く情景のリアリティとともに、複雑な状況を過不足なく伝える構成力のゆえに、決して置いてきぼりにされずに併走できる良質ミステリー。 何か分厚い本が読みたい、と思った休日の午後におススメ。 | ||||
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本が届いてその分厚さにひるんだが、実に読み応えのある良作。 「警察の広報官」というニッチすぎる業種に序盤はなかなか入り込めず、中途断念か、と思ったが、中盤からは読ませる読ませる。おかげで後半はあっという間。 誘拐事件に色々な意味で(ここがポイントなので伏せます)巻き込まれていく主人公への思い入れは、状況が特殊すぎて難しいものの、記者経験のある著者の描く情景のリアリティとともに、複雑な状況を過不足なく伝える構成力のゆえに、決して置いてきぼりにされずに併走できる良質ミステリー。 何か分厚い本が読みたい、と思った休日の午後におススメ。 | ||||
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話の構成、著者の力量感ある文筆力、どれをtとっても、すばらしい、重厚感ある、推理サスペンス小説誕生。 | ||||
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