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64(ロクヨン)
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64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全542件 341~360 18/28ページ
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良く練られたストーリー、精緻な心理描写、著者渾身の一作だ。 かなり分量は多いが最後の最後で点が線につながる時、思わず唸ってしまった。 「究極の警察小説」此処にあり。 | ||||
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読めそで読めない漢字が多くていい感じ!! 周りにいる不細工なオッサンを 想像しながら読んだ私は罪な男でしょうか? | ||||
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横山著「64」には、既に200近い絶賛のレビューが寄せられていて、新たに書き加えることもないのだが、やはり「面白かった」と書いておきたい。 一口に24万人の警察組織と称されるけれど、この内部を我々庶民がうかがい知ることは難しい。が、この小説によって、警察も他の組織同様、捜査の第一線に立つ現場と管理部門の抗争、霞が関中央vs地方県警本部の熾烈なpower gameが存在することを知る。 横山作品は、従来描かれることのなかった「警務」という管理部門組織に光をあてて警察小説の新分野を開拓した。 全組織人の挙動に眼を光らせ有無を言わさぬ人事案を練り上げる人事のエース、二渡警視を造形したことが横山ワールドの原点だ。作品はいろいろあるが、この意味で二渡を中心に描いた陰の季節 (文春文庫)から読み始めるのが良い。 「64」は横山氏の最新作。650ページの大作だがゆるんだ箇所はなく読者は安心して読み進み、満足感を得るだろう。 私事になるが、私もさる大手商社で広報室の課長をやった。主人公がマスコミ対策で奔走する箇所は生生しく記憶をよみがえさせられ、ついつい徹夜して読了した。 「巨悪を退治する」特捜の前身はGHQの手先機関であって、旧軍部の隠匿物資の摘発に従事した。爾来米国政府とは密接な関係を保持し、反米的な自主独立を指向する政治家つぶしをやってきた。今後、横山氏はこの禁断の領域に足を踏み入れることができるだろうか。 | ||||
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「第3の時効」を読んでから、しばらく横山氏の警察小説にはまっていましたが、7年ぶりの新作は格別ですね! 横山氏がブランクを埋めるようにノリに乗って書いた勢いが伝わってきます。 以前にも増して、文章に磨きがかかっていました。 通称64と呼ばれている、14年前に起きた未解決の誘拐事件を軸に、警察の広報官三上が苦悩から立ち直るまでの話です。 64事件をかぎまわる二渡の存在を気にしつつ、警務部と刑事部とのはざまの苦悩を感じながら 家庭では抱えつつ、苦難を切り抜けようと気持ちを少しずつ開いていく三上。そして、犯人を捜し続けていた雨宮や横山。 登場人物が抱えているそれぞれの苦悩が綿密に描かれていて、物語にドンドン引き込まれていきました。 警察シリーズの中でも「半落ち」にちかい人情小説だと思いました。そして、私はこの手の話に弱い! 「震度0」のような、何もなかったという終わり方よりも好きです。 どんな場面でも「情」の大切さ、自分の気持ちの持ちようでどうにでも苦境は開けていくというメッセージは 生きていくうえで励みになります。 私はこういう世界に身を置いてるわけではないですが、主人公の人間臭い苦悩と情の熱さ、深さにとても共感しました。 今何か悩みのあるビジネスマン、これから就職する学生さん、いろんな立場の人に読んでほしい本です。 自分の立ち位置を振り返ってしまうのではないでしょうか。 今まで一番の大作とのことですが、それに匹敵する内容の濃さです。間違いなく横山氏の代表作になる一冊だと思います。 | ||||
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初めて横山秀夫の著書を読みましたが、読後の感想として、読んでいて詳説の世界に何か入り込めない感じが抜けず、読み終わるまでに時間がかかってしまいました。 警察の組織内部の政治抗争の話が中心となっています。地方警察の主人公は、犯人を追いかける刑事から人事異動でスタッフ部門の警務部の広報室に配属された男で、その主人公を中心に、刑事部と警務部、中央キャリアと地方警察、広報と記者クラブとのそれぞれの確執、対決を複雑なプロットながら緻密に描いています。 しかし、なぜか自分には、悪事を退治する警察がその目的をそっちのけで組織内抗争に明け暮れているように見えて共感できませんでした。 それに、あからさまにこんな抗争が組織内で起こっているのか現実味を感じられませんでした。 まあ、私が自分の会社の社内抗争に気がついていないだけの、ナイーブな人間だけなのかもしれませんが、、、 それぞれの抗争の中で中途半端な立ち位置の主人公は、最後には悟りをひらき、広報の仕事を全うするために働くところは救われました。 多分、普通の人には滅茶苦茶面白いと作品だと思います。 | ||||
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三上…永島敏行 諏訪…岡田准一 赤間…加瀬亮 石井…阿部サダヲ 秋山…中井貴一 二渡…堤真一 美雲…桜庭ななみ あゆみ…松雪泰子 松岡…内野聖陽 雨宮…寺尾聰 | ||||
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おなじみ、D県警が舞台の、警察小説。警務、刑事、マスコミが、それぞれの正義を振りかざし、緊迫のドラマが展開される。未解決の誘拐事件の行方は、D県警に何をもたらすのか?貪るように読んでしまった。二渡をはじめ、お馴染みのD県警の面々が、登場するのも、横山ファンにはうれしい。 | ||||
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文章が流れるが如く、目に入ります。書き直しを随分とされたか、それともフィーリングでパッと書くのか、文才、天才様かな。 | ||||
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とにかく『面白い』としか言えない。たぶん私の人生No.1ミステリーだと思う(現時点では)。 主人公は警務・広報官の三上。 14年前に起こった64事件(誘拐殺人事件)に絡み、色々な人間が翻弄されて行く。 警務部VS刑事部、マスコミ、被害者、加害者、家族、、、スピード感と、深い人物描写でグイグイと読者を引っ張って行く。 もし今あなたが読みたい本がなければ、是非これを読んで欲しい。 ※もし映画化するなら、3〜4時間くらいの長尺映画にして欲しい。お願いですからあまり端折らないで!端折るとつまらなくなるので。 | ||||
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実際にはまず、起こりえない話です。 現代においてこんなにとんがった記者クラブはないし、こんなに中央嫌いの県警組織もあり得ない。 そして結末もかなりご都合主義です。 マスコミと当局をめぐる同著者の「クライマーズハイ」のようなリアリティは、この小説にありません。 とはいえ、すばらしく面白い。 希有な面白さです。 外部から見たときのリアリティはなくとも、内部的に自己完結しています。 人物造形が完璧ですから、ついつい引き込まれます。 全体よりも途中が面白いという点では、村上春樹に匹敵すると考えます。 ご本人はミステリー作家を標榜しておられますが、私からすると希代の純文学作家です。 長いことは間違いなく長いので、「ジャン・クリストフ」を(勝手に)思い出しました。 | ||||
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本の厚さを感じない疾走感で話が進みました。重厚、濃密、そういった評価に尽きます。 警察小説好きには外せない一冊! | ||||
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本の厚さに圧倒され、読み終えられるだろうかと不安を覚えつつ・・・ 確かに最初のほうはなかなか進みませんでしたが、だんだんと引き込まれていきました。 私は女性なので、観点が違うかもしれませんが、男同士のつながり、信頼関係にとてもうらやましさを感じました。 また、どんな人間でも、それぞれの人生があるのだということを改めて感じさせられました。 (小説ですし、青臭いことを書くのは、ちょっと恥ずかしくもありますが・・) カフェで、こらえきれず、下を向き泣きながら読んでいて、隣に座っている人を居づらくさせてしまいました。 現代社会に生きづらさを感じていても、このような作品に出会うことで、少しでも前向きにさせてもらえます。 拙いレビューですみません・・・ | ||||
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この著者の作品は初めてで、かつ何の予備知識もないままにページを紐解きました。 序盤は、家庭問題と組織問題が絡み合い、てっきり自分の娘を捜索する物語かと油断してました。 中盤から終盤にかけて過去の事件とリンクさせ、次第に明らかになる事実と、白熱する組織の軋轢に 一気に物語の世界観に引き込まれた感じです。 最近読んだミステリ物の中では一番の作品です。 | ||||
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面白かったです。読みやすかった。この後何冊か横山秀夫を読みました。 | ||||
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ようやく、ようやく、手に取りました。 そして、あっという間の3時間。でした。 昭和64年といえば、わずかな期間。そのわずかな期間に 生じた迷宮入りの誘拐事件。 D県警の主人公は、刑事として活躍して、現在広報官。 男としての刑事、広報官。 父親としての娘の失踪。 夫としての美那子さんへの気遣い。 記者クラブとの対立。 警察庁との関係。 追い求める幸田メモ。 刑事部と警務部との対立。 ロクヨンの模倣犯。 そして雨宮の執念。 描いています。力作です。筆の力って言うんでしょうか。 押されます。 本屋大賞のノミネート。海賊と、と方を並べたこの作品。 改めて、力作です。 90点。 滑り出し。親としての三上さんの気持ちが痛いほどでした。 その気持ちは一体どこに行ったのでしょうか。それがわたしの 最後の疑問でした。 | ||||
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うわぁ〜すばらしいなぁ この「64」という警察小説は・・。 日本の社会派ミステリというのはあまり読まない方なのですが、 警察小説は大好きでその中でも横山秀夫の作品をよく読みます。 図書館でやっと借りれたので、期待満々で読みましたが、 この小説は期待以上で横山秀夫氏の 巧みなストーリー展開・心理描写に衝撃を受けました。 D県警の話で広報官が主人公なのですが、 64年に起きた事件に関連した謎の幸田メモを焦点に、 D県警や報道機関の人の駆け引き、陰謀が目まぐるしく展開されていくというお話です。 後半ではなんと誘拐事件も発生するわけで、ジェットコースター並みですが、 登場人物の葛藤する心理とかセリフがとにかく濃密に描かれています。 警察組織の構造に組み込めれている人が登場しますが、 それぞれ立場や信念が違ってきますから、 思惑が違っていますし、取ろうとする行動も違ってくるわけです。 それを一気に文章にしようとするとちょっとこんがらっちゃうと思いますが、 その構造のバランスの取り方が上手いんです。 セリフも生きているようで、リアルすぎて怖いなと思う時もありました。 | ||||
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内容がとても想像力と活気に溢れ、わくわくドキドキで読破させていただきました。 横山秀夫さんのファンです。 又、次のお勧めを読ませていただきたいものです。 ありがとうございました。 | ||||
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本書は「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ミステリーベスト10」で1位に輝き、本年度の本屋大賞にもノミネート(2位)されたミステリー作家・横山秀夫氏による7年ぶりの最新作! 私自身、『半落ち』『クライマーズ・ハイ』『臨場』といった映像化作品は拝見した事があったが、横山氏の作品を手にしたのは今回が初めてでした(手にした理由も本屋大賞にノミネートされ、惜しくも次点(大賞は百田尚樹著『海賊とよばれた男』)となったが、本書の内容と評判に興味がそそられた次第です)。 58万世帯、182万人が集う地方都市D県!タイトルの『64(ロクヨン)』とは、<昭和64年>(1989年)に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件(未解決事件)の符丁を表し、それから14年後の時効を間近に控えた(当時は時効撤廃前)平成14年12月5日から一週間の間に起こったD県警を舞台にした物語である。 一人娘のあゆみが家出をしてから三月の間、娘の消息を心配するD県警の広報官・三上義信!かつては『64(ロクヨン)』の専従捜査員であったが、現在では広報官として不都合な情報は知らせない県警とそれを不満に紛糾する地元の記者クラブとの板ばさみで翻弄されるなか、突如、警察庁長官が『64(ロクヨン)』の視察に訪れる事が決定した事により事前に下準備を命じられた三上だったが、そこからかつての『64(ロクヨン)』事件で公にならなかった警察の不祥事や隠蔽体質、やがては長官視察の裏にある真意とそれによる警務部と刑事部の確執からやがてはD県警全体も揺るがす全面戦争に突入する怒濤の展開が描かれている。 私自身、最初に読んだ時(ナナメ読みしていたというのもあるが)、登場人物の多さとまた各人物や物語があまり頭に入ってこず、読後感は本書の面白さが伝わらず、ピンとこず、以前読んだ麻生幾著『外事警察』と同じ印象を受けた。 その時は主人公の広報官・三上を始め、登場人物に感情移入を出来ずに(途中で誰が誰やら分からなくなった)そのため、物語がどこへ進行をしているのかも分からず、今ひとつの印象を受けた(余談だが、昨年映画化されて話題となった貴志祐介著『悪の教典』も膨大な頁数と登場人物が多数であったが主人公以下、各登場人物のキャラクター設定がしっかりしているので感情移入しやすく私的には集中して読めました)。 ただ、本屋大賞ノミネート作品(2位)である事や評判も知っているのでこのままでは納得が出来ないと思い、私なりに登場人物と物語の時系列を整理して読み直してようやく物語の全貌が掴めて、当初は登場人物のキャラ設定も今ひとつだなと思っていたが実は各人物などの性格もよく描き込まれている事も理解して、なるほど評判どおり面白かったです(^_^)。 主人公の三上が揺れ動く警察組織の狭間で翻弄されながらも警察官としての誇りと職務を真っ当しようとする姿には心を打たれたし、三上を支える広報課の部下たち(機転を利かせてサポートする諏訪係長、真面目が取り得の蔵前主任、職務に熱心で清楚な美人の美雲婦警)の活躍や三上の同期で『64(ロクヨン)』絡みの件で調査する二渡(ふわたり)真司、刑事部における捜査の最高指揮官である松岡勝俊捜査一課長(参事官)が印象的でした。 ただ、後半の急速な展開からラストまでは一気に読ませるも読後感はカタルシスを得ないし、あゆみに関してはどうなんだっていうのもあるし(そもそもあゆみが家出した理由というのもヒドイ話( ゚Д゚)だし、それが原因なら『ドラえもん』に登場するジャイアンの妹・ジャイ子はどうなるんだ!ヽ(`Д ')ノ)、読後感としては何かしら釈然としなかった。 それからこれから読む読者のためにもわかりやすい登場人物の紹介と各部署をまとめた図解は掲載された方がよいと思います。私自身、横山秀夫『64』特設サイト〈http://bunshun.jp/pick-up/64/〉で登場人物の紹介図を把握しながら読みましたのでこれを掲載してもらえるともっと混乱せずにスムーズに読めるのではないかと思います。 あと、著者の最初の出世作となる『陰の季節』にも二渡以下、本書で登場する人物が活躍されていると聞くのでできればそちらも読んでみたいと思います。 | ||||
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いっきに、読み切りました。さすが横山先生渾身一作と、思います、 | ||||
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テンポ良く展開していくので、止められずに一気読みでした。 事件は一応の決着なのかもしれませんが、その後の話ももう少し知りたかったので、 星を一つ減らしました。 | ||||
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