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64(ロクヨン)
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64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全542件 261~280 14/28ページ
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久しぶりにおもしろい小説を読ませていただき、 感謝の気持ちでいっぱいです。 ギンギンの目で、あっという間に読み終えました。 非常に精緻な構築物という感じでしょうか。 しかも細部まで血が通ってる。 おそろしいくらいよくできていると思いました。 警察庁と県警の間の関係、キャリアとたたき上げの関係、 刑事と広報の関係、マスコミと警察の関係、 こうした組織のパワーゲームの描き方も隙がなく見事。 また家族などの人間同士の関係性の描き方もきっちりしている。 さらに、「64」という言葉が感じさせる奥行き。 平成の今から昭和につきぬけていく時間のスケール感を感じられます。 あとは卓抜な比喩、表現。かっこいいですね。 状況を、雰囲気まで込めつつ、 端的な言葉で表現するのが異様に上手いですね。 ああいう部分に力を入れている感じが伝わってきます。 物語の筋自体も、 二転三転させながら最後はいい感じの落としどころに至る。 サイドストーリーに見えるものがそうではなく、 すべてが収斂していく、それも自然に。 感嘆した。 そういうほかありません。 | ||||
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この作家の作品を初めて読んだが、読み応えがあった。計算されたストーリー展開や施された駆け引きなど面白いところが随所にあった。 全編を通じて、緊迫感が支配しており飽きさせない。少々しつこ過ぎるのとストーリーが若干長過ぎたことが欠点といえば欠点だろう。 | ||||
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この作家の作品を初めて読んだが、読み応えがあった。計算されたストーリー展開や施された駆け引きなど面白いところが随所にあった。 全編を通じて、緊迫感が支配しており飽きさせない。少々しつこ過ぎるのとストーリーが若干長過ぎたことが欠点といえば欠点だろう。 | ||||
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読む程に引き込まれていった。それからそれからとあっという間に読み終えた。 | ||||
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とにかく無駄に長い。これでもかこれでもかと、苦行を強いる紋切型の文章。 先を急ぎたいのに足踏み続き。読み物としては失格だと私は思う。恐らく200 頁程度の短編小説で間に合う内容。 特に県警と記者の軋轢や駆け引きなど本編にはどーでも良い内容なのに、しつこい くらいに微細なやりとりや心理描写が続く。部下の美雲にしてももう少し使い方が あるだろうと。結局はただの傍観者としての存在なら不必要。 妻と娘にしても結局本編の伏線には実質何の影響も無かった。もちろん三上の 心理描写に影響は与えたのはわかるが、無くても本編は何も変わらないと思われ。 前半はとにかくどーでも良さそうな話に付き合わされ、後半四分の一位から折角 スピーディーに話が進展していったのに、最後の最後に蛇足のような無駄な話が 続くが結局娘の件は梨の礫。 これほど失望するのも珍しいのには理由がある。 正月用にわくわくしつつじっくり暖めておいて読み始めたは良いが、あまりに つまらなくて、つまらなくて2ヶ月もかけて仕方なく読まされ、期待値が膨らみ 過ぎたせいもあるが、長編の割には半径数メートル程度のドタバタ劇が9割以上を 占める小粒な内容に失望したから。 | ||||
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本書は短編「陰の季節」同様D県警を舞台とした作品で、「陰の季節」の主人公二渡真治がちらちらと姿を見せます。 このちらちら、というのがミソなのですが、それは読んでのお楽しみ。 短編集「陰の季節」では、警務課調査官(人事担当)警視、警務課監察官、警務課婦警担当係長、警務部秘書課(議会対応)課長補佐といった面々が主役となって活躍する作品群でしたが、本書の主役は警務部秘書課広報官である三上義信。 民間だろうと公だろうと、報道対応は一歩間違うと組織が受けるダメージが相当大きいがため、責任が非常に大きい部署です。 (私自身、広報部門で執務をとったことがあり、よく分かります。) そして、さすが元記者である著者だけに、警察と記者クラブとのやりとりは緊迫感がありリアルです。 後半の展開は、これまでの著者の他の作品同様急展開し、ぐいぐいと引っ張る疾走感をみせページを繰る手が止まりません。 そして落とし方は、「陰の季節」を彷彿させましたが、本書の魅力はオチがどうかというより、そこに至るまでの主人公三上の心の動きにあります。 娘の失踪という自身の家庭の問題に悩みながら、自分の意にそぐわない部署でどのように生きるべきなのか悩む。 最終的に、広報官として「俺の職場はここだ。キャリアにも刑事部にも好き勝手はさせない」と決意した後の報道対応場面。 本書のテーマは犯人捜しのいわゆる刑事ものとは違います。 もちろん後半は刑事が犯人を追うミステリーの要素が強くなり、それはそれで非常に面白いのですが、そういったオチよりも、そこに至るまでの三上の苦悩と描かれ方が、本書における物語の重厚さに繋がっています。 公私における苦悩を持ちながらもなんとか生きていく、それこそが人生なのだと、安易にハッピーエンドにしていない点も好感が持てます。 | ||||
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後半部へのラッシュの切り込み方は良かったが、上巻の娘の家出との関連が希薄と思われた。 | ||||
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最後まで読みましたが、うーんって感じです。 ストーリー自体は大変面白いと思います。ただ、状況説明やどーでもいい描写のオンパレード。 これ、250ページぐらいで収まるんじゃない? なんか短篇集を無理やり長編にしたような印象を持ちました。 この作者の作品は初めて読みましたが、みんなこういう感じなんでしょうか? 火サスの2時間ドラマとかにしたら面白いものになると思います。 普通、この手のものはドラマや映画になると時間が足らなくて物足りなかったり、つまらなくなったりするものですが、 これは逆だと思いますね。 8割どーでもいい説明です。 小説ってある程度の描写や感じを書くだけであとは読者がそれを想像したりして楽しむものだと思うのですが、 これはその想像する部分をひたすら説明してくれるという大きなお世話状態。 小難しい説明書をひたすら読んでる気分が味わえます。 ストーリ自体は面白いのにそのうざすぎる説明がすべてを台無ししている。 私はもうこの人の作品は読まないでしょう。ストーリーは面白いから映画とか見ることにします。 | ||||
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久々に横山秀夫氏の作品を読んだ。物語が進んでいく中で、関係ないと思っていた点と点が結びついて、線になっていく瞬間や、最後に訪れる予想外の展開に、鳥肌もんです。相変わらず、深い、素晴らしい。 | ||||
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何重にも束ねられたストーリーと、息がつまるような筆致。最高傑作としか言えない。 | ||||
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前半は、はっきり言って主人公のストレスを強要されている感じがしましたが、結局後半のための抑鬱感だったんですね 最後のスピード感がたまらん | ||||
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横山秀夫氏の本は初めてでした。 刑事物の話でありながら事件が起きる訳でもなく、 何だかダラダラした話だなぁと、まったりしている と思い込んだ前半。 いやいや、事件は起きます。 後半はヤバイです。 謎、疑い、迷い、思い、そして涙と、あらゆる ものが総動員されて畳み込みます。 前半もしっかり読むべきだったと後悔しました。 | ||||
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ネタバラシになっていまうが、後半あたりからわかってくる、実はこの事件が64の被害者による64の犯人に対する復讐であるという展開は面白い。 ただし、それまでに述べられる、警察内の部局間の反目に関しては嘘っぽくて共感できない。 | ||||
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一番好きな作家さんです。 相変わらずの男っぽい文体にぐいぐい惹きこまれて一気に読み終わってしまいました。 が、横山さん独特の比喩を多用した心情描写が若干くどい…。 自身の文章の上手さに酔ってる感があり、無用にしつこい描写が続いて鼻につく、というのは正直ありました。 | ||||
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デビュー以来、主に警察小説を描き続けてきた著者の新作は前作から実に7年ぶり、600頁を超える渾身作とあって読み応えは十分。 しかしそこは横山秀夫、まるで実在しているかのような緻密な設定が敷かれた登場人物、台詞、人間関係、圧倒的な心理描写でストーリーに引き込まれてしまいました。 主人公の三上は元より、その他が付く登場人物が背負う正義や主張、苦悩までもが随所に描かれているのであらゆる登場人物に感情移入して愉しむことができました。取り分け、三上のかつての上司、松岡の描写に関しては素晴らしく、横山秀夫の描くその理想的上司像に共感する読者は多いのではないでしょうか。 余談ですが実写化されるならこの松岡役は誰になるんだろうと考えたところ、佐藤浩市さんが思い浮かんだのですが、来年公開予定の映画の64はその佐藤浩市さんが主役なんだとか。松岡役が誰になるのか今から楽しみです。 残念だったのは残り200頁くらいになってから急展開があるのですが、残り頁数的にすんなり終わってしまう事が読む前に分かってしまうところでしょうか。 最後は半落ちのような心地の良い感動もあり、これぞ横山秀夫の集大成と言えるのではないでしょうか。ご一読あれ | ||||
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昭和64年1月7日 昭和天皇崩御 たった7日で幕を閉じた昭和64年に起きた事件。 1月8日に平成の大合唱でかき消された昭和64年と言う幻の年にもう一つかき消された少女誘拐殺人事件。 犯人を昭和64年に引きずり戻す事ができるのか。 下巻に入り、想像とは全く違う展開で話は進み驚く。 あるキーワードを元に伏線がいくつも絡まりあい、否が応でも想像力を最後の最後まで掻き立てられる。 同時に自分も主人公と一緒に右に左に流され、先が読めないスリルに打ちのめされる。 推理小説とは違う、フィクションに近い内容で読み応え抜群の長編小説。 とても面白かったです。はやく来年公開予定の映画を見たい。 | ||||
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あゆみは何処へ、、、 僕はてっきり日吉があゆみを漬け物倉庫に捕まえてると思ってた 警察への復習のためにーーー 日吉は本当に人格者だった 本書の登場人物の中では1番好きな人物です 読んでない人は是非読んでみてください ちなみに僕は2回読みました 思わず読み返したくなる そんな本です | ||||
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いつもながら引き込まれました。寝る間も惜しむとはこのことです | ||||
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地方警察を舞台にした小説というジャンルを確立した横山だが、独特の言い回し、文体に少し飽きてきた。新聞記者と広報部門の描き方もややステレオタイプで陳腐な感じがする。 ストーリーは綿密に考えられており、どんどん読み進ませる力がある。 一方で、前述したように組織と人間の描き方が従来の横山作品のどこかで読んだような陳腐さが最後まで付きまとった。 | ||||
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予測もしなかった結末に、なんとも言えない心のもどかしさが残った。 | ||||
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