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64(ロクヨン)
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64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全542件 1~20 1/28ページ
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面白かったけど、三上の娘の家出、刑事部長のおこもり、といった伏線が回収されていないのが不満。特に家出は冒頭のシーンだけに何も進展がないのはなんで? | ||||
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横山秀夫の映像作品、個人的に外れは無く、コンパクトにまとまっていると思うが、 どうしても映像は2時間程度の枠になりがちで深みに欠けてしまう。(恐らく映像を 手がけている監督を始めとする関係者も、完全再現できない事を歯がゆく思っている気がする) 64も映像作品は面白いと思ったが、小説のような、良い意味でのじれったさや緊迫感が 不足しているように思う。64の映像を見た人には原作も読んでもらいたいと思う。 | ||||
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警察の内部について長々と書かれている。読むのに苦労した。ミステリー小説を期待していた自分としては、とても読みにくいものでした。 登場人物の心情などを読み解きながら見たい人にはおすすめです。 下巻も読もうと思いますが、口コミを見る限り私の好きな小説ではなさそう。 著者の短編はとても面白くて読みやすいのでおすすめです! | ||||
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過去の事件に深いこだわりを持ち事件を追う刑事の個性にいろいらもしましたが、最後まで気になって読みました。 | ||||
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タイトルは“ロクヨン”と読む。たった7日間で幕を閉じる昭和64年に起きた「翔子ちゃん誘拐殺人事件」のことを指す符牒だ。この14年も前のD県警史上最悪の未解決事件が暗黒の地下回廊をくぐって甦ってくる。 主人公は三上義信、46歳。警察はおおまかに刑事部と警務部に二分されるが、この春までは刑事部捜査二課の次席。それ以前は長く知能犯捜査係の班長として汚職や選挙違反事件捜査の現場指揮を執っていた。刑事3年目に警務部の広報行きを命ぜられるも1年で出戻り。今春、再び広報行きを命ぜられる。広報は外と内の窓のはずだが実際は、「記者の手先」「警務課の犬」という評価しかなかった。2年で刑事部に戻るつもりだったが、どうせなら腹くくって広報の改革に乗り出した、つもりだった。しかし、広報は警察機構の中では、つんぼ桟敷であった。赤間刑事部長いわく“あなたが情報を得れば記者にもらしてしまう可能性が生じます。何も知らなければ何も話せない”ということになる。赤間は三上を「強面の案山子」として抜てき?したに過ぎなかったのだ。そして、突然、長官視察の話が出てくる。しかも、その目的が“ロクヨン”をめぐるものだった!さらには、三上の娘が消息不明になってから3月。全国に捜査網を張ってくれたのは赤間だった。つまり、三上は何としても赤間の指令―長官視察を無事成功させるための、文字通り「警務課の犬」と化さねばならなくなる。 二渡真治、警務課の調査官にして、高校時代、剣道部で三上の下に甘んじていた男。その後、彼は異例の出世を遂げ、今やD県警内でも破竹の勢いを誇っている。その男が、ひそかに「幸田メモ」=「幸田一樹が書いたメモ」を追っていた。そこには、D県警による組織ぐるみの隠蔽を暴く事実が書かれていた。長官視察は、実はそのことを踏まえたものだったのだ。しかし、それはさらに深い「本庁の本音」へと通ずる前哨戦でしかなかった。それを知った三上は“全身の血が沸騰した”。本部長への直訴なんて狼藉までやった。 一方、三上には3人の部下がいた。それぞれに個性的なメンバーだが、いずれも信用するに足る仲間だ。中でも美雲という交番務めだった女性警務官は、どこか三上の妻、美那子に似た実直な娘だった。彼女は三上の唱える「窓」に賛成し、“戦略”ではない広報のあり方を模索したいと具申した。「窓」を開くとすれば美雲だろうと三上は思った。実際、本作に訪れるさわやかな風のようなものは、女たちからしか吹いてこない。美雲は、仲間から「高倉健と美雲だけは嘘をつかない」とまで言われている。単にマスコットなぞではないのだ。いや、美雲だけではない。三上自身も、この広報という任務を通して徐々に“成長”していく。いわば“既成観念”の殻を少しずつ破っていくのだ。彼の変化によって、部下とのマスコミとの、そして広報という「窓」を開いていく。三上は、「上は変わるが職務は不変だ。広報のことは広報が決める」という諦観へと導かれていく。この心の準備が整ったところで、本作のジェットコースターは信じられないほどの高さまで上り詰め、そして急転直下のスリリング―とも言いたくない猛スピードで闇雲な転回が始まる。長官視察前日に「ロクヨン」と酷似した誘拐事件が発生するのだ! いや、さわやかなのは女たちだけではなかった。松岡がいた!この「影の刑事部長」の存在こそが本作を読むに値するものとしているといって過言ではない。三上は彼に私淑していたが、松岡は容易には刑事部の情報をくれなかった。その真意が最終的に判明したときのさわやかさったらない。世界の頂上で顔を弄られているような気にさえなる。これは、警察小説ではあろうが、松岡のハードボイルドばりの一切無駄のない一挙手一投足を拝んでいるだけで人間の普遍的な考えと行動を学ぶことができるはずだ。もちろん、彼の人間離れした努力と才覚を真似られるはずもないが。 | ||||
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下巻まで読了しました。 一気読みでした。 まず、よくこんなストーリーを考えついたと思います。驚きました。 そして、それを読ませる力も感動的でした。 書かれていることには納得出来ました。 そして、書かれていない部分まで想像が広がりました。 横山氏の他の作品も楽しみです。 | ||||
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文庫本を購入してから何年も積んであり、ふとしたはずみで出てきたことから読んでみることにしました。 昔はこうした「警察モノ(捜査モノ)」も良く読んだように思いますが、10数年ぶりに読んでみるとまた色々と思うところもありました。 まず、話としては面白いです。 D県警にずっと根深く傷として残る未解決事件、親に反発して家を出ていった娘と残された親の苦悩、キャリア・ノンキャリア間に横たわる大きな溝、権力・派閥争い、刑事部と警務部間の対立… 色々な要素を同時並行で走らせながら構成していく様は見事です。 そのすべてが解決に至ったわけではない形(ネタバレは伏せます)でのしまい方も私は好きです。 一方で、主人公のやることなすこと見事なまでに「アタリ」になるような場当たり感は否めません。 「それだけ有能」と言えばその通りなのでしょうが、であるにしても違和感を覚えるレベルです。 クライマックスの電話を受け続ける方にも、違和感ありありです。 「ま、小説ですしね」と言えばそれまでなのでしょうが、さすがに「おいおい」って突っ込みがとまりません。 この点で☆-1ですが、全体的に「いつまでも積んでないでちゃんと読んでおけば良かった」と思える良作でした^^ さて、個人的にとても興味深かったのが、警察官同士、警察官・ジャーナリスト間の会話です。 私の職場にも本当に本当に使えない、どうしようもない人間がいます。そしてリーダーはリーダーの役割を果たさず出来ない人間に寄っていくばかりでひたすら日和った態度・行動をとり続けています。 結果的にチームが、組織がひたすら腐り続けており、誰もそのチーム・組織に愛着を持てなくなっていっています。 たまたま役職上、このチームをまとめなければならない立場に置かれているのですが、心の底から全方面に向かって怒鳴りつけたい、くそみそにこき下ろしたい、突っぱねたい衝動に常に駆られています。 彼らは日常的にこれだけ示威的に、高圧的に、取り付くシマもないようなコミュニケーションを取ったりするのでしょうか。 仕事の際に私もこういう姿勢を取りたいなぁ、でもすぐ「パワハラ」などと喚き散らすんだろうなぁ、なんてまた日常を思ってうんざりもしました。 あとジャーナリストたちがここまであからさまに主張してくるのにも辟易はしますが、これらも含めて「小説的表現」なのかな。「警察モノ」らしい雰囲気は出ますけど。 | ||||
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客観的事実による組立てよりも、心理描写による推測の場面があまりにも多く、納得感が中途半端な形で終わったように感じました。この作者の作品はどれもそうした傾向がありますね。 | ||||
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クライマーズ・ハイもそうでしたが、この作者はサラリーマン社会の内部闘争の描写が上手だな。。。と感じます。推理小説的な部分よりも上記部分の内面描写がほとんどでした。なんにせよ、その上で下巻が楽しみだなと思わせる内容の上巻でした。 | ||||
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正直、この本って下巻の150ページ以降だけでよくないか。それまではひたすら地方警察の縦割りや縄張りや出世意識等々が、庁舎を動き回るおっさんの視点や語りで進められる恐ろしく動きのない展開。読書中にずっと感じるのは「上司と飲みに行ったときに1人で語られてるような時間」。警察小説って今まで意図的に避けてたけどどれもこんななんでしょうか。それとも単に横山秀夫が合わないのか。 | ||||
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大作で傑作なのだろうが、主人公(三上)の心の葛藤が最初から最後まで重くのしかかり続けて、読んでて楽しくない。登場人物が多すぎるのは最後で明らかになる真相との関連もあるに違いないがそれにしても多すぎ。 | ||||
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前半は、主人公の我慢が続き、読み手もしんどい思いをするが、後半になってからの展開が鮮やか。これは最近聞いたaudible作品の中でもトップクラス。 | ||||
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警察内部の権力構造、マスコミとの駆け引き、事件捜査の主導権争い、犯人追跡、確保までの展開がなめらかで、最後までとても堪能出来ました。 ただ、警察官である主人公は家出した自分の娘に帰って来てほしいと願いつつ何も出来ず、誘拐された他人の娘を取り戻すことに全力を尽くす。しょうがないとはいえ、理不尽だなと思いました。 | ||||
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多少冗長で、いつもの著者の作品(特に一連のD県警シリーズ)の事件現場の臨場感の様なものは感じられないが、続く下巻にはそれが予測される内容(前置き)で、 下巻の展開を読むのが待ち遠しい。 | ||||
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翔子ちゃん事件(64)と三上の娘(あゆみ)の存在が気になるのに、関係のない描写が多すぎて上巻でイライラしてしまいました。警察の忖度が見たいならいいかもしれないけれど、推理小説要素を強く求めると痛い目を見るかも。どうしても警察内部のゴタゴタ記者クラブとの駆け引きが前に出てくるので、事件へのアプローチがしょぼいなという印象でした。ボリュームはあるのですが、無理やり上巻と下巻に分けたような感じがして、他の小さな事件まで事細かに書く必要があったのか?謎です。これから読まれる方はうっかりあらすじに騙されないで欲しいと思います。 とはいえ、好きなシーンもありました!三上が日吉に言葉をかけるシーンです。下巻はこのシーンがあるので満足しています。事態を好転させるきっかけとなる「誰か」が家庭では不十分なこともあるという点においては、時代が変わっても通ずるものがあるように思いました。ちなみに下巻は事件の展開も面白くなるので、 上巻ほど読み進めるのが大変ではなかったです。 | ||||
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上下の長編。ちょっと長いが、上巻の1/3から疾走感が増す。つまり1/3までは全体を書き切るための助走-仕込み期間か。よく練られた、巧い小説です。 | ||||
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下巻になって疾走感が増して、読むスピードが速くなる。伏線も何とか破綻なく結論へと結びつけ、終局へ向かう。相変わらず巧い書き手です。 | ||||
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事件の描写が素晴らしくのめり込んだ。実際の事件のようにハラハラドキドキ、なんでYahooニュースに出てないんだ?!と思ったほど。 | ||||
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警察官の心理描写が素晴らしい、読んでいて止まらない。下巻が読みたくて仕方ない。 | ||||
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警察小説のつもりで読み始めたが、最初から最後まで一気に読みました。決して評価を裏切らない内容でした。 | ||||
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