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上と外
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【この小説が収録されている参考書籍】
上と外の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 21~40 2/3ページ
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恩田陸さんは面白い。 すーっと引き込まれていくのが心地良かったです。本を読む醍醐味ですから。 下巻は到着が待ちきれなかったのでiBooksでダウンロードしてしまいました。 | ||||
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複雑な家族の心の探り合いから一気にジャングルの冒険に加速していく展開が素晴らしいです。 この本を読むといつも草木の匂いと密林の湿気に包まれてる錯覚をしてしまいます。 限界状況にぶつかった時読むと、この兄妹に比べれば今の自分の困難などたいしたことないのでは?と勇気を貰えるんですよね。 一週間後、自分達は生きてるのか?と白骨をイメージしてしまう主人公の練くんの恐怖は生命の危険に追い込まれた経験がある人にはリアルに胸に迫って共感できるでしょう。 飢えや外敵の恐怖はもちろんですが 妹が熱で寝込んでしまった時、練くんが想像した一人ぼっちになる孤独への恐怖が最も怖かったですね。 | ||||
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夏休みのフィナーレ。マヤ遺跡への観光は家族四人。軍のヘリコプターをチャーターしての空路。地平線まで続く緑一面森の上を行きます。 そのころ開催されていた大統領就任十周年記念式典でクーデター発生。クーデターに呼応したヘリコプターのパイロットは、家族四人を乗せたまま、首都へと向かいます。 二〇〇〇年八月から世紀をまたいで一年間。隔月で刊行された書き下ろし長編ファンタジーの第二巻。 第二巻「緑の底」の感想は「アドベンチャーが面白い。」でした。 ヘリコプターから墜落した兄妹、二人のアドベンチャーがおもしろい。でした。 なんだか、人様の不幸を楽しんでいるような表現に心苦しい気もしますが、兄=練と、妹=千華子のジャングルを進む、生存へのアドベンチャーが面白い第二巻でした。 ジャングルの状況を見極め、目標を定め、限られた手持ちの道具を駆使し、必要な食料を確保しながら進む練と千華子の逞しい姿。取り立てて感心したのは、外界に対してだけではなく、恐怖や、パニックなど、自分や、千華子の感情までをも的確に把握し、対処する練。巻末近く、千華子のセリフを読むまでは、二人が小学生と中学生だと言うことを忘れていました。 たしかに、読み返してみると、屈強と言うよりは、身軽さ、しなやかさでサバイバルを続ける二人。案外自分の読書が自分のイメージ先行であった事に気づかされました。 イメージ先行と言えば、僕はトラブルに巻き込まれると、必ず同行者の中に八つ当たりを始める人の悪夢をイメージしてしまいます。しかし、この第二巻では、遭難した二人、子どもを失いながらクーデターでとらわれの身となる両親、日本で安否を気遣う親戚達、誰一人として、八つ当たりを始めるする人がいません。このように自分のイメージと違う物語に「ファンタジーだ!」と感じてしまった第二巻ですが、まだまだです。第二巻では、現実的に遭難した兄妹と、とらわれの身となった両親。情報収集に奔走する日本の親戚達が描かれているだけで、空想的な、まさしくファンタジーと呼べる物語は、第三巻以降です。 そのような意味でも、第二巻は、アドベンチャーが面白い一冊でした。 | ||||
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遭難した兄妹=練と千華子は、ジャングルの中をティカル目指して進んだ。ようやくたどり着いた二人が目にしたのは、異様な赤いピラミッド。 二〇〇〇年八月から世紀をまたいで一年間。隔月で刊行された書き下ろし長編ファンタジーの第三巻。 第三巻「神々と死者の迷宮(上)」の感想は「いよいよファンタジーだ!」でした。ついに現実と非現実が分離します。 地上では、クーデターのあおりを食ってとらわれの身となった両親=賢と千鶴子。 一方、練と千華子は地下の迷宮へ。 賢と千鶴子の救出への行動が、現実的で、果敢な分だけ 「彼らの努力は報われないのではないか?」 と、手の届かない世界へ足を踏み入れる練と千華子に不安に駆られる第三巻でした | ||||
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千華子を人質にとられ、危険な儀式に参加することを余儀なくされた練。 一難去ってまた一難。状況の変化に対応しようとする練の思考に結論は出るのか。 二〇〇〇年八月から世紀をまたいで一年間。隔月で刊行された書き下ろし長編ファンタジーの第四巻です。 第四巻「神々と死者の迷宮(下)」は「隔離された個人がいかなる行動をとるのか。」バラバラになった家族が、それぞれ最善を尽くす姿が鮮やかでした。 でも、みんなの努力が報われるのかどうか。結論は見えてきません。 唯一の救いは、誰も諦めないこと。自分の体力と精神力を量りながら、今までに家族から授かった知恵や力を振り絞る姿が鮮やかな第四巻でした。 | ||||
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危険な成人の儀式でのニコと練のアクションに胸を躍らせた第五巻でした。。 筋力を感じさせるアクションではなくて、瞬発力やしなやかさで危険を脱する二人のアクションが新鮮でした。 外の世界では、父親「賢」と母親「千鶴子」のヘリコプターをめぐる葛藤に感じる事の多かった第五巻です。社会性と、身内の保身との葛藤にリアリティーが感じられました。 社会性を重んじても、身内を守れなければ意味がない。また、愛情の表現の仕方もそれで変わってきます。当たり前の事なのですが、父親と母親のそれぞれのバランスの取り方に個性が鮮やかに表現されていると感じました。 | ||||
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ほんっとうにおもしろかった!! 上下分厚い本ですが、あっという間。 じっくり読むと、 「そんなばかな!」「それはありえないのでは・・・」 「あれってどうなったの??」 みたいな箇所がいっぱいあるのですが、 そんなもの吹き飛ばす展開のおもしろさ。 読んでいる時間登場人物の冒険にわくわくして、 とても堪能できました。 | ||||
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読んでいて「この作者は実際に熱帯雨林に入ったことが無いのだろう」というのがヒシヒシと伝わって来て、あまりの現実味の無さに物語に入り込む事が出来なかった。子供が困らない程マンゴーやバナナ等の果物がそこここになってるなど有り得ないし、数日いるだけで虫の存在が気にならなくなったりするなど有り得ない。そんなに自然は甘く無い。空が見えない程鬱蒼としているとあれば、後で遠くから風船を見つけてそれを目印にしたりする。矛盾点が多い。人物設定も、中学生と小学生があれだけのサバイバル術や問題解決能力を持ってるなどリアリティーが無さ過ぎる。作者の他の作品が好きなだけにこの本には正直がっかりした。 | ||||
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リアリティに乏しいのと多少ご都合主義の所があるが、及第点だろう。 最後の文章 『だったら俺にだった、この世界が動かせないはずはない。 なぁ、そう思うだろう?』 は、ちょっと逞しくなった練君を応援したくなります。若いって、いいわ。 | ||||
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前半はやや説明的でしたが、中半のはらはらドキドキが面白い。 後半はやっぱりと思わせる結末でしたが。全体にはバランスが良かったです。 中・南米のマヤ・インカ文明は好きなので共鳴できる部分もありました。 ただこの本の前に“恐怖の報酬”を読んでいたので,作者にとっては良い報酬を得たのだと思いました。 | ||||
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ほんとにおもしろいです!!一気に読めちゃいますよ。分厚いけれど読みやすいので気になりません。冒険といった様相ですけれど家族関係についての各個人の心の葛藤についても書かれていておもしろいです。家族ってものについて考えさせられます。また、おじいちゃんが素敵だったりします。所々でいい言葉がたくさん出てきて勉強になります。思わず、誰かに聞かせたくなるほどです。みなんさん、ぜひ読んでみてください!! | ||||
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こういう冒険ものが大好きなので面白かった〜満足です。上、下巻と厚くて読み応えたっぷり。両親が離婚して父方の祖父にひきとられた兄、母と二人で暮らすようになった妹。夏休みの恒例行事として再会する元・家族四人のそれぞれの複雑な思惑と、その再会の地となるG国で偶然起こる謎のク−デタ−事件が絡み合った「サバイバル・不気味な怖さ・絆」が詰まった物語だ。途中、説明が長くて脱線したくなる箇所も何回かあったけどまあ良し。兄・練の賢さと「チカ!」と何度も妹のことを気遣う思いやりがステキ〜と萌え萌えしてしまった(^O^)あと途中出てくる不気味な場面が怖かった。。読み終わると、ニコの設定が少しつじつま合わないような?気もしたけど、ニコは好き。それと題名の意味が未だによくわからないので教えてほしいなって思いました(^O^) | ||||
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読まず嫌いで敬遠するには あまりに惜しい作品です。 文庫版でも出ていますので。 日常の中で もしかしたら起こりうる非日常の冒険を主人公と同じ目線で楽しめます。 登場人物の行動を頭に思い描きながら あっという間に読み終えてしまいました。 細かい設定も大変興味深いです。 | ||||
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この小説の恩田陸らしさというのはちょっとわからないというくらい、新しいジャンルに挑戦した印象を受ける。しかもしっかり成功させているのがすごい。テイストとしては、古田足日とか山中恒の昔懐かしい少年冒険ものを、ディテールを書き込んで大人向けにした感じ。途中から江戸川乱歩ちっくになっていくところが、恩田陸らしいといえばらしいのかもしれない。ラストというかエピローグっぽいところはあまりにいかにもで僕はひいたけど、お約束と思えなくもないかもしれない。 | ||||
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この作品は恩田陸作品の中でも特に好きなシリーズです。 はらはらドキドキの展開で一気に読めます^^ 1巻から6巻まで一気に読んでください^^ | ||||
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6巻まで一気に読み終えることが出来ました。これは映画にするととても面白い話です。それにしても発想がすごい。ジャングルの濃密な空気が伝わってくる感じがします。 | ||||
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面白い.6冊あるのもなんのその,4日間で読み終えてしまった. 何処と無く作風が宮部みゆきに似ている,南米のG国で繰り広げられる楢崎一家の物語.子供たちのサバイバルが「動」ならば両親の思想葛藤は「静」.やることなすこと上手くいく多少ご都合主義と感じないでもない箇所もあったが,一気に読ませてしまうだけの魅力ある作品だった.それにしても著者はゲームを上手く物語に取り入れるのは上手い. | ||||
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楢崎練は、両親の離婚で別れて暮らす妹(千華子)や母親とともに、中央アメリカで考古学者をしている父親のもとまでやってきた家族旅行で訪れたG国でクーデターに巻き込まれる。密林に落下した練と千華子のザバイバル、そして成人の儀式…。 めまぐるしく物語が展開していきます。 全巻揃えてから、一気に読むことをお勧めします。 | ||||
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この第一巻を読んでいらい、はまりました。二巻、三巻と、とにかく待ち遠しく、また出版予定日が、遅れ、じらされ、それも、楽しませてもらいました。 南米のむっとした空気が、伝わってくるような描写、あっと驚かされる、本当に、天から地に落ちるような展開、楽しませていただきました。私は、全巻読み終わった後、思い返すに、この第一巻のぞくぞくとした、幕開きの瞬間が、たまらなく好きです。 | ||||
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日本でバラバラになってしまった家族が中南米のG国で再会する。段々と家族としての感覚を取り戻していくが、そんな中クーデターが勃発する。しかもそのクーデターはいわゆるクーデターとはどこかが違っていた。またまた家族は離れ離れになってしまい、それぞれ苦難の道を歩むことになる。 それぞれが命を懸けてクーデターという異常事態を生き抜いていく中、子供は人生について、大人は家族の大切さについて学ぶ。 また、それぞれが死と向き合いながら成長していく。 読んでいたらいつの間にかハマって、主人公の練と一緒に冒険しているかのような感覚になる。 1冊が150頁程度なため、気軽に手に取ることができる。1日に1冊づつ、6日間の冒険に出てみてはどうでしょうか。 ソレデハ… | ||||
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