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獅子の血戦
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獅子の血戦の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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「コーリー・シリーズ」では最も面白かった「王者のゲーム」。当然「ハリールとの再対決を望む声」は多かった、ので「リクエストにお応えして」って感じの作品。個人的には「残念でした」。まず、1作目では「過去と現在・ハリールとコーリー」のプロットが絶妙な組み合わせだったのに、今回はほぼコーリーの視点のみ(ハリールの3年間:アルカイーダでの日々、なんか入れて欲しかった)。また、ハリールの目的も最初から判明してて「謎解き要素」無し(「アルカイーダ・プロット」を創って、大型テロ捜査と絡めれば良かったのに)。「ゲーム」以降もコーリーとのやりとりで笑わせてくれた妻ケイトがいきなり入院で「夫婦漫才」も無し。前作では良い味出してたヘイサム殺されちゃう一方で「ワイルドファイア」では馬鹿丸出しの上司トムが相変わらずヘタレてる(せめてケーニグぐらいの男にATTFは仕切って欲しい)し、多少なりとも勇気を見せたパレシが殺されるし(逆だろ)。対決シーンは「アップ・カントリー」だし。タイトルも冗長。「The Lion」のままとか「血讐」でいいのに。登場人物にはもう一人「やり手」が欲しかったなあ・・・。今度中東に行くらしいが、ケイトは殺さないでね。 | ||||
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初期の作品のような、ノンストップの迫力は若干薄れてきたが、この著者の作品にはハズレがない。衝動買いしても楽しめる。 | ||||
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上巻はそこそこ読めるのですが、後半は描写をはしょりすぎ。 ここまで引っ張ってきて、宿敵がこんなあっさりやられていいの? 凶悪なテロがこんなにあっさりと回避されていいの? どんでん返しも落ちも、さりとて緻密な描写もなく、作者は前半で力尽きたのだと思わざるを得ません。 お勧めできません。 | ||||
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これがエンタテインメントを意図しているのは分かる。しかし冒頭だけで後が続かない。多くを割く捜査機関の「内輪」の会話は好きになれないと男同士の退屈なおしゃべりが永久に続く。テロ実行者の内面の独語やその意図的に稚拙な背景設定は当然何の意味もない。ポツリポツリとマンガ以下の事件が起こる。人物設定が人間ではないから読み取るべきことがなく、展開はウダウダ停滞するから娯楽でも機能しない。誰の携帯がオンだオフだ・・。誰がどこの誰だ・・。 つまり、「続編」の悪い定型そのもののようになっているが、前のを知らないから判断はできない。 | ||||
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初めて読む方も、デミルの愛好家でなくとも「王者のゲーム」から読むのがお薦めであろう。 話しは、リビア人天才テロリストと、彼を追う捜査官との壮絶なる戦いを描くサスペンスであるんだが・・・テロリストの描写が、凄いのなんのって半端じゃないんである。冷酷、非情、最凶etc. ターゲツトをゲット&キルに手段を択ばない。この徹底ぶりは、仲間・同胞でも例外にはならないのだ。いったい、このテロリストの心の深淵には、何が・・・。ただ暗闇の広量な世界だけなのか。なぜ? 上下、一気に読める。 Readable Novel! | ||||
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初めて読む方も、デミルの愛好家でなくとも「王者のゲーム」から読むのがお薦めであろう。 話しは、リビア人天才テロリストと、彼を追う捜査官との壮絶なる戦いを描くサスペンスであるんだが・・・テロリストの描写が、凄いのなんのって半端じゃないんである。冷酷、非情、最凶etc. ターゲツトをゲット&キルに手段を択ばない。この徹底ぶりは、仲間・同胞でも例外にはならないのだ。いったい、このテロリストの心の深淵には、何が・・・。ただ暗闇の広量な世界だけなのか。なぜ? 上下、一気に読める。 Readable Novel! | ||||
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前作では、ジャンボジェット乗員乗客300名を葬り去っての、衝撃的アメリカ上陸を果たしたライオン・ハリールなんだが、 今回は9.11からほど遠からぬ時期での、再上陸にもかかわらず、整形もさしたる変装もなく、偽パスポート一枚 で易やすと入国を果たしてしまったのには、デミルのこの作品に対する力の入れなさ具合を感じて、ちょっと失望。 入国後の物語はなかなか読ませるのが、如何せん私憤にかられたというか、大義を持った復讐から、ズレてしまって ATTF/ジョン・コーリー一派(?)全て憎しの警官一家殺戮にいたっては、単なる連続殺人鬼にしか思えず、ラスト、コーリーがハリールの 罠に陥る最重要場面でも、<おい、おい、今まであんなに慎重だったのに、メールで、こんなに簡単に騙されるのか?> と、ここにもアイデア不足、力の抜き具合を感じてしまった.... 余談なんだが、ハリールを生かしてリビアに帰らしておいたら、2011年10月20日(カダフィ殺害)以降の、新しいハリールの続編 を読めたかもしれないと妄想...(たとえば、 母親と姦淫していたカダフィを、どさくさに紛れて私憤を晴らす...) デミルも同様に、残念がっていたら面白いのだが... ところで、前作から10年も経っての続編で、前作読了済みの立場ながら、冒頭の衝撃的シーンは鮮明に覚えているが、その ほかはウル覚えだし、本それ自体も、どっかいってしまって、読み返せないんで間違えていたら、見逃して欲しいが、 前作でハリールのアメリカ上陸の衝撃的最終目標は、1986年4月のアメリカ爆撃機によるリビア爆撃に係わったパイロットではなく、 攻撃命令を出したレーガン元大統領ではなかったか?....レーガン婦人のナンシーが住所を占いか何かで、勝手に変更していて 助かったような記憶が...この記憶が正しければ本作[獅子の血戦]の2003年にはレーガン元大統領は存命なのだが (2004年没)...なんだか、やっぱりモヤモヤしている。 | ||||
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前作から何と約10年の歳月が経過して、待望の続編登場です。(なぜこれほどの間隔があいてしまったのかについては、あとがきに解説があります) ただ、これは続編というよりも、「王者のゲーム」と併せて一つの物語と考えた方がいいですね。つまり文庫本4分冊の長編。ちょっとネタバレ的な記載になってしまうかもしれませんが、今回は前作にみられたようなラストのもやもや感は一切無し。きっちりと物語に決着がつきますので安心してお読みください(笑)。 出だしがちょっとゆるい感じですが、最強テロリスト、アサド・ハリールがアメリカに入国してからは相当なテンションで物語が進み、緊張感はかなりのものです。 いつも長い長いデミル作品ですが、本作は他のコーリー・シリーズと比べるとやや薄めなので、がんばれば上下併せて1日半くらいで読み切れるかもしれません。一気読み必至の快作だと思います。本当に面白かった! | ||||
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本が届いてまず思ったのが、『薄い!!』。上下各950円という価格から想像していた厚さの半分くらいでした。 この時点で内容の薄さが予想できたのですが、読後感も似たようなものでした。 アサド・”ライオン”・ハリールは今回も行く先々で敵味方問わず死体の山を築いていきますが、傲慢さと自信過剰に拍車がかかって、ああコイツ長生きできないな、と結末が予想できてしまいます。 コーリーの妻ケイトはオープニングで負傷して病院に入ったままほとんど何もできず、ドム・ファネッリに代わるような仲間もおらず、コーリーの単独捜査も独善的です。 『王者のゲーム』、『ナイトフォール』、『ワイルドファイア』で上司の命令を無視するコーリーの態度はそれなりに納得できる理由に基づくものでしたが、今回は上司のいうことを聞きながら裏でこそこそやっているという感じです。 元KGBエージェントの存在を上司に報告せず、それが結果的に元KGBの運命を決めてしまったのもすっきりしません。 最後のテロ計画はとってつけたようなものだし、ストーリーに大きな柱がないのが厳しい。 唯一の収穫といえば、出世にしか興味が無いようなトム・ウォルシュが結構肝の据わった男だと最後に判明したくらいですか。 | ||||
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