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本陣殺人事件
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本陣殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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今のミステリー作家には描けない、時代背景のワードに久しぶりに出会った。 小作人、復員兵、復員船、本家、分家などなど。 やはり、そこにこそ、横溝正史の世界があり、再読も十分楽しめた。 #「本陣殺人事件」は、日本で一番有名な密室トリックではあるが、この自刃した 刀を遠くに飛ばす方法が、イマイチ、小説内の文章からイメージ出来ない。 水車の動力と琴糸で、こんなにスルリといくのだろうか? 面白かったのは、金田一のプライベートが垣間見える所で、アメリカの放浪生活 で薬物中毒者になった事があるのと、パトロンが居て資金援助のもと探偵事務所 を開業した点だ。 #「車井戸はなぜ軋る」 は、犬神家の一族の原型的な作品で、村にある三つ家 の確執と嫉妬、復員した義眼の大助は誰なのか? 入れ替わりなのか? 私的には、かなり面白かった。 #「黒猫亭事件」は、なぜ、マダム(お繁)が、二役を演じて殺人事件を起こした かの動機やトリックの説明にやや難があり、納得できないなあ~~~。 | ||||
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『八つ墓村』を読んで以来,すっかり横溝正史ファンになってしまいました.全巻読破しようと思い,本書を手にしました. 表題の『本陣殺人事件』の他,2編が収められています.横溝氏はこの頃,読者をアッと驚かせるトリック作りに熱中していたのかな,と思いました.いずれの短編も,後の大作の原型を想起させてくれました. 正直,「ものすごく面白い作品」ではありませんが,私のように全巻読破を目指している方には,初期の佳作としてお薦めです. | ||||
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物語の背景や犯人の動機など、現代とは感覚が大きく異なることを痛感する。 ただ、海外作品にも負けない良質なミステリーを書いていこうとする当時の作者の気概が感じられる作品群である。 | ||||
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自選でも3本の指に入る名作と誉れ高いが、トリックが複雑すぎて、実現性低いと思う。動機も疑問。 金田一耕助がアメリカ帰りで、向こうで○○○だったという設定に驚いた。 | ||||
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比較的初期の横溝先生の王道ものですが、短く、死人も少ないせいか、私的にはぱっとしません。 トリックは非常に有名ですが、複雑すぎて、本当にうまく行くのかと思います。 | ||||
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横溝の密室物という事で、参考に手にしてみました。 練られたトリックではありますが、でも結局そーゆーことなんでしょ?という肩透かし感。 これが東西ミステリーベスト100の、新版でも旧版でもかなりの上位とは・・・。 そこまでかなぁ?と思ってしまいます。 その時に起こる琴の音や舞台装置の和風感などが支持されているのでしょうか? 本書では「そこまでひっくり返すか?」の”黒猫亭事件”の方が面白く読めました。 好き嫌いで言ったら、嫌い寄りの作品ではありますが。 | ||||
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角川文庫やブックオフで安くて簡単に読める超有名作品を今さらハードカバーにして何の意味があるというのだろう。 自選といっても、横溝正史が直接選んだわけではなく、一位から五位までは、田中潤司が選んだ作品を追認しただけのものである。 おまけに全七巻で七位までと中途半端な上、非金田一ものの「蝶々殺人事件」までまぜているし、全くセンスがない。 発表当時のままで収録するとか、中絶版「仮面舞踏会」、中編「迷路荘の怪人」を収録するなどして、付加価値をつけない限り、マニアは見向きもしないだろう。 レビューがほとんどないことから見ても、そう売上は見込めないだろう。 | ||||
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当時の日本の社会的な背景,日本的なモノを使った密室トリック,動機等々,どれをとっても和風な仕上がりなのに何故か洋物ミステリを日本風に置き換えたバタ臭い印象がぬぐえないのは,作者の初期の作品だからか?丁寧に書かれており、さらに真相の意外性という意味ではかなりの出来.読んでも決して損するようなことはない. | ||||
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