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緑の毒
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緑の毒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 1~20 1/3ページ
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途中までは面白くてどんどん読んで行ったのですが最後にひねりもなく、無理やり終わらせたような感じで少し残念でした。 | ||||
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テーマはどこにでもありそうな話だけど、どこにでもある小説にさせないのが桐野夏生。 善と悪、被害者=弱者とかそういう単純なものにしてくれないのが桐野作品の面白いところだと思う。 面白かったです。 | ||||
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さすが桐野夏生作品! ジェットコースターのように一気読みできてしまいます。 | ||||
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面白くないです | ||||
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桐野さんの実力がいかんなく発揮された文章の濃い作品で、人の描写は桐野さんらしくきわめて意地悪で追い詰め方もアウトのころから勢いを失っていない。一人暮らしの女性をレイプして回る川辺には恐ろしさを感じた。経営が上手くいっていないことや受付事務と看護婦たちの対立や開き直る浮気妻と救急医のあたりから加速して行ってこむずかしい手続きなくお前はケダモノのレイプ犯だと弾劾が始まり、いいぞもっとやれと応援できました。レアスニーカーのヤフオク出品は実現しなかったんですかね、川辺がばれたのはピーフラ飲み会のグウゼンということでいいのかな。家賃シェアの実態ってこんなんだったらほんま底辺ですね。カオルはカリスマ化しすぎで美化している文章(川辺や野崎に語らせるカオルの部分)が気持ち悪かった。ただの浮気メスということでいいですね。面白かったが現実のレイプの悲惨を考えると八つ裂きになって死ぬところまで書いてほしかった。 | ||||
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桐野の得意とする(?)いささか観念的で、登場人物の情念を描いた先品とはちょっと異なる作品だな というのが私の印象。でも、面白くて一気読みできるからそれはそれでいいのだが。開業医の川辺は 妻が救急医と浮気していることを知る。その嫉妬と、自分が抱えているコンプレックスから、彼は歪んだ 性的衝動を持って連続レレイプ事件を起こす。初めはただ泣き寝入りするしかないと思われた被害者 たちがやがてネットで繋がり、犯人を探し出す。エピローグを入れて15編の連作でそれぞれの被害者たちの 生活も描かれる。川辺への女性たちの追求や、川辺の妻と浮気相手の医師との恋愛の進展もあり、 読むのに面白いのは事実。しかし、桐野夏生ほどの作家には失礼ながら、ややチープ感を感じてしまう のは私だけだろうか。話の展開も早いし、読者をひきつけることは間違いないが、果たして桐野はこの 作品で何を言いたかったのか。理解できないのは、私の読解力不足か。 | ||||
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レイプと言う卑劣な罪を起点にそれぞれの人生が変わっていく様が描かれていく。読み易い、小気味良い小説です。 | ||||
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簡単に言えば、「読ませる小説」ですね。作者の力を感じます。人物の細かい描写や、人物の背景および心理的な描写、人間関係のつくり方など、リアリティがある。分野は推理小説ではないので、厳密にはミステリーのカテゴリーではない気はする。人間や社会の醜い部分を削り出して、そのリアリティのある怖さを見せてくれる、とそんな感じの小説です。なぜ4なのか(個人的には、4.5をつけたいが、.5っていうのがないんで) というと、エンディングの見せ方に好みがあるからだと思う。劇的な最後を見たい人もいるだろうから。でも、誰かの日常を切り取ったのであれば、劇的な終わりなどなく苦しいながらも日常は続くわけだから、淡々としてるけど象徴的な1シーンで終わるのが正しいのかなっても感じた。 | ||||
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流石の筆力、一度読み始めるとぐいぐい引き込まれますが ラストが尻切れトンボ気味です。結局何の為に読まされたのか分からない。 kindleで暇つぶしに電車で読むにはうって付けです、一気読みしたくなります。 ただ、結末には期待しないように。勿論天罰てきめん、悪者は最後負けますが.... (それがどうした)という思いが沸き起こるのを拭えません。 占い師の弥生先生をもう少しうまく使えていたら、読後感は確実に上がっていた。 | ||||
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裏表紙のストーリーの概略を読んで即購入。最後まで期待を裏切らないかと思いきや終盤で急速に失速、終わり方としても中途半端感が否めなかった。犯人(主人公)が追い詰められて破滅していく部分までは面白いが ラストを考えると、この主人公は嫉妬と劣等感にさいなまれてレイプを繰り返す主人公の内科医ではなく レイプされた側の被害者女性なのかなとも思えてくる。レイプ犯の背景に不倫する妻やその友人が描かれているが、それも設定が平板でよくある話でもう少し邪悪さを際立たせる動機が欲しかった。期待が大きかった分の星三つ。 | ||||
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久々に桐野夏生の小説を読みたいなと思い何となく選んだら、はまってしまいました。 妻の浮気に嫉妬する開業医の川辺が、邪悪な衝動に突き動かされ犯罪に手を染めていく。このメインストーリーを軸に、主人公の川辺だけでなく、川辺の妻や被害者、クリニックの同僚・元同僚などの様々な視点で物語が描かれていきます。短編をつなげたようなかたちで読みやすいのですが、それぞれが抱える妬みなどの暗い感情をえぐり出す巧みな描写に惹き込まれ、一気読みでした。 誰もが多かれ少なかれ心の中に毒を持っていて、それを表に出さないように何とか折り合いをつけて生きているのではないか。そんなことを考えさせられました。今後、人の何気ない言動の真意を裏読みしたくなってしまいそうです。それぐらい面白く、インパクトのある小説でした。 | ||||
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おもしろい。あっという間に読み進めた | ||||
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容赦なく人の心の奥に入り込み、見せたくない部分をさらけ出したような作品でした。 嫉妬の毒が日常生活を崩していく過程が見事に表現されていました。 あまり桐野作品に没頭しすぎるのは心の均衡を崩すかもしれませんよ 少し間を開けてから次の作品に挑戦するつもりです。 イッキ読みしてしまいました。 | ||||
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半分過ぎた頃にページ数から見て犯罪に至る経緯と復習劇の展開が間に合うのか心配になり、終盤に差し掛かりまさか簡単に片付けないよね?と。そしたら、あら、終わっちゃった。。。この肉付けのない小説期待して読んじゃったじゃないか。お金返して。作家の皆さん、真梨幸子さんを見習って下さい。 | ||||
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桐野さんの小説はいろいろ読ませていただいております。 毎回、切り口が独特であっという間に読み終わっています。 登場人物の心の中をえぐりとるように表現されるところが堪らなく好きです。 この本もいろんな立場の心情が手に取るように伝わってきて面白かったです。 | ||||
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前半、ふつうの犯罪小説に感じていましたが、次第に、著者の実力にぐいぐい引き込まれて行きました。誰もが営む日々の生活を描く裏で、レイプされた人もした人も、安定した生活を望んで、現実があると叫んでいる感じがありました。 | ||||
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女性の性被害者たちはこんなに多いことを見た思いです。表に出して訴えることの困難さ。でも、勇気をもって前に出る被害者たちの気概。ため息が出ますが、女性の勇気には拍手を送りたい。 | ||||
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盛り上げ方をよく知っている作家さんだと思う。展開も絶妙。中盤までどちらかと言えば淡々とした語り口が一気にフルスロットルで加速してゆく。読み手も気付かぬうちにどんどん深みに嵌まっていくよう。レイプ犯の高飛車な医者がどう転落していくのかは見物。 | ||||
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この小説は一体何が言いたかったのだろう、というが読後感。 推理・サスペンスにしては伏線がなにもないし、大したトリックもない。 主人公が悪者で、ラストでコテンパンにされる勧善懲悪ものとして読んだとしても、 本作の主人公は悪者は悪者なのだけど、本当に頭が悪いというか、 犯罪を犯すにしても、バレて当たり前というレベルで犯すので、 ラストでやっつけられても、 そりゃそうでしょ、という気分になる。 読むのは時間の無駄だと思う。 | ||||
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発売後2度ほど読んで、特に感慨も無く読み終えた印象でした。 最近再読してみましたが、これがなかなか面白い。 主人公川辺の中に生まれる嫉妬や悪意や言い訳が非常に人間らしく、 ここに関しては桐野節炸裂ってとこでしょうか。 強い嫉妬にめまいを覚え、さながら夜のサーフィンのごとくバランスを取る あたりなんかは、滑稽ではあるが川辺は至って本気なのだ。 そして拝金主義でしか自身を評価できない主人公がまた哀れで笑えます。 起きた事件や女性陣のやりとり、妻と浮気相手の事などはハマるというほどではないけど、 ページ数から行けばこのくらいかなと。 結末が非常にコミカルで道化ぶりが酷いです。 犯罪によって失うものが結構伝わってきますよ。 痴漢、レイプなどの性犯罪は人生が終わります。 他人の人生まで終わらせかねないので、心当たりのある方は これを読んで改心するべきですね。 | ||||
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