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楽園のカンヴァス
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楽園のカンヴァスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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人気小説ですが、最初から入っていけなかった。 | ||||
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しかし、一方であらゆるジャンルの本を色々とポジティブに読んでいる読書家の友人にどう?って聞かれたら、中盤あたりからの構成と話の展開が、特に人物間の描写と説明が読んでて辛くなる、と答えるかな、。 どんでん返し的で、びっくりさせたい終盤の結末を成功させたいなら、もっと伏線を緻密に論理的に脇を固めておいてほしいなという気がした。 主人公の女性がティムをいきなり動物園に誘うというような不思議な展開というのか、心変わりというのか、女性らしさの発揮というのか、男性への気遣いというのか、なぜいきなりそうなるの?みたいなところ。 女性作家ならではの話の持っていき方と言えるのかもしれないが。 まあ、しかし全部読んだし悪い作品ではないと思います。 | ||||
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特に問題なし | ||||
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本をレビュー数や評価を参考に購入してる。マハさんの本の中で、一番の傑作なんだろう。期待半分、興味のもてそうにない題名。 とにかく、一気読みしたが、途中から流し読み、飛ばし読みになった。いつか、ちゃんと読み返してみようと思う。 なぜそうなったのかというと、やはり興味のわかない分野だったから。旅行に行くとき、美術館に行くのは好きだが、ボーッとしてる時間と、売店で絵葉書や模写を買うのが好き。 どう絵画を見たらよいのか、この本で書かれいる。なるほど今度美術館に行ったら、気に入った絵を30分でも1時間でも、じっくり見ようと思う。 主人公が誰なんだろう。早川織絵のようでいて、ティム。初めの頃は、出てこないティムという人間が、しだいに重きをなしてくる。ほかにも、エッ、そうなの?ということが・・・・。 私にとっては、興味の薄い美術館の世界の話だったので、★3つになったが、絵の好きな人にとっては、お勧めだとおもう。 マハさんの本、あと4冊買ってあるので、全部読んでみる。 | ||||
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商品自体は満足しています。丁寧は包装で、ありがとうございます。 ただ、納品日は予定日より少し遅くなったのが・・・。 土曜日、日曜日に読みたかったのですが、残念ながら月曜日に。(2月26日までにお届けとなっていたのですが、27日に配達されました。) | ||||
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ミステリー×美術ということで途中までは本当に面白かった。手が止まらなかったくらい。しかしながら転→結で一気に下がった。織絵の人物像が中途半端で、最後まで読めばわかるかなと思ったがそうでもなかったのが残念点。何より娘が可哀想。せめて娘と一緒にMOMAに行くくらいの描写が欲しかった。暗幕のゲルニカもそうだったけど、途中まで面白くて段々だれてくる印象。他の作品は面白いのかな? | ||||
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私が原田女史の作品を読んだのはこれで3つ目である。 こちらも原田女史お得意の美術を主題にした作品で、別作品との比較になるが暗幕のゲルニカよりはミステリーの度合いは強いと言える。 しかし…しかしである…原田女史の美術関係の作品をよくよく注意して読むと話の構成パターンが全て一緒ということに気付いてくる。 こちらの作品もそうなのだが、原田女史の美術系作品は決まった構成になっている。 導入:現在(起)→展開:過去(承、転)→過去(欠)→現在(エピローグ) と、こんな感じで、話の展開に大なり小なりの違いはあるけれど、基本的にこうである。 パターン化でわかり易く、且つこだわりのあるテーマを掲げる人を例にあげれば遠藤周作も同様でこちらも、作品には一定のパターンがある。 ここで冒頭に戻る。 繰り返しになるが楽園のカンヴァスは暗幕のゲルニカに比べればミステリー色は強い、これは確かだ。 しかし原田女史の美術系作品には一つの黄金パターンがあることに気がついた。 まず物語の始まりはMOMA(ニューヨーク近代美術館) そして物語の鍵を握る人物がほぼ必ず「主題となっている作品の作者の子孫」これである。 導入でMOMAが作品の収蔵か展示の企画を行う。 主役は大体MOMA職員かMOMAに接点のある人。 そして暗幕のゲルニカではピカソとドラの私生児が主役の危機を救い、楽園のカンヴァスではルソーの支援者の子孫が物語のキーマンとなり幻のルソー作品を救った。そしてこの有名人の子孫が物語終盤で正体を明かすと言うのが、原田女史の黄金パターンなのではないかと私は思う。 以上を踏まえて、ミステリー色は強めであるが、この人は無理にミステリーに持っていかずに、淡々と純文学風に起承転結で物語を書けば良いと思う。 既にそれが許される域に達しているのだから、変にひねらず堂々と自分の強みを生かして物語を作れば良いのだ。 | ||||
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★3.3/2022年103冊目/8月14冊目/『楽園のカンヴァス』(新潮文庫/新潮社)/原田 マハ/P.440/2014年/670円+税 #読書 #読書2022 #読了 #読了2022 MoMA勤務経験を活かした原田マハの真骨頂。いろいろ小説を読んできたが、アートx小説を描いたものを読むのは初。アートも小説も好きな私にとっては最高の組み合わせだ。こういった作品が増えて、アートに親しみや理解を抱く人が増えたら嬉しい。ただし、本書の内容に大きな満足はなかった。ワクワクするストーリー展開ではあるけれど、いろいろな仕掛けに中途半端感が否めなかった。17年前の話も冗長で、ミステリとしても不完全燃焼。今回はルソーが”主人公”だったが、今後は現代アートに関する原田マハ作品も読めると嬉しい。 | ||||
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ちょうど半分まで読んだが、読むのがつらい。 織絵というヒロインにオーラを纏わせるための描写が入念でしつこい。もう織絵さんが内面的な美しさを備えた気品のある内なる強さを持った才女だってのはわかったから。 日本の小説(漫画も)にありがちなことだが、専門知識を詰め込んで、業界の奥深さを誇張しすぎだし、その業界で働く者たちをかっこよく見せようとしすぎ。 | ||||
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芸術の情熱と狂気に触れることができ、美術館に行きたくなる良書だと思います。 芸術に携わる人のドラマという点ではかなり好感が持てました。 ただ、ミステリーとしては稚拙すぎるような。 真贋の判定の割には一切絵画に向き合わないし。 ずっと本読んでるし、本の作者はアレですし。なんだったんだ。 政治バトルが始まるけどいまいちピンとこないし。 どんでん返しも返してやろう感が伝わってくるし。 真贋がメインの割に真贋がないがしろにされてるような 真贋はどうでもいいのは理解できたのですが。。 まぁそこが作者の主張であるのも納得できるのですが。 ここは議論の余地があって楽しそうです。 なので、良作というより良書って感じです。 さて、面白そうな展覧会ないかしら。 | ||||
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娘との関係がギクシャクしていたり、近所からヒソヒソされていたり、序盤あまりいい生活をしていないような描写だったが、終盤に絵の話題で少し盛り上がっただけで、カタルシスがない。 娘が大物の愛人の子だったような話が出るが、ただの味付け設定で「ミッションとしては失敗し、研究者の道を捨てしがない監視員として子育てしてるんだなぁ」と察するのみ。 ミステリーとしてカラクリは明かされるものの、最大の謎は葬られ、都合よく収まった。 「ルソーの絵と価値は守られました。きっと展覧会も成功して昇進するのだろう。よかったね」という感じでそんなに感動はなかった。 | ||||
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(ネタバレがあるのでご注意を) アートファンとしては楽しめた本です。 著者の知識、作品や作者へのリスペクトと愛情、そういったものに感動させられました。 フィクションの部分にも、妙にリアリティがあって面白かった。 ルソーに対する考え方も、かなり変わったと思います。 ただ、小説として見たときには稚拙と言わざるを得ません。 アーサーCクラークのSF小説の人物描写がお粗末なのに似て、ちょっと物足りなかったです。 捨て駒のように使い捨てされるキャラクター達、特に娘の扱いは酷すぎます。 どの場面も作り物感が抜けず、名詞に頼ってばかり。 ミステリーとしてはそれぞれのキャラクターの駆け引きが変で、手札を公開しながらポーカーをやっているような感じです。 しかも、後になって隠してあったカードが登場したりして、「それは反則だろ!?」って言いたいです。 織絵の行動原理もイマイチ理解できないし。 あと、私は素人だからわからなかったのですが、絵画の真贋ってもっと科学的に行われるものではないのですか? 研究者が見ただけで判定するって、物凄く違和感がありました。 しかもあの程度の講評では、ここまで読んできた甲斐がありません。 バイラーの正体も、ちょっとあり得ない。 あんな貧乏人がどうやって大富豪になれたのか…… あんなことしたティムは、マニングによって追放されるのではないのでしょうか。 著者が、色々な調査をして集めた資料を前にして、デスクの上だけで考えた物語なのだと思います。 全体的にルソーやピカソの力で持っている小説であって、アートに興味のない人が読んだらガッカリすると思います。 私はこの本の前に『ジヴェルニーの食卓』を読んで感動し、この本を読みました。 でも『ジヴェルニーの食卓』ほどの感動はなかったです。 アート作品を巡るミステリーというのはいいと思うけど、これを読んでしまうと原田マハの他の本に手が出なくなりますよ。 | ||||
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おもしろかった。美術に関心のない人には新しい世界への扉が開く切っ掛けに、世界への旅への参考書になり得るだろう。けれども私は固い頭の持ち主で、事実と創作が混ざる物語に落ち着かず、絵が好きなら描こう、本当に芸術を愛している人は見る人ではなく描く人だと思う反感。謎解きの部分では主人公よりも先に筋がよめるワ、という感じだった。上流的主人公たちなんだけど、どこかチープでサバサバした描写は品が感じられない。女性が描く女性に匂うような色気がなく古い時代の小説ばかり読む弊害かもしれないと思った次第。 | ||||
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主人公は、ティム・ブラウン。 ニューヨーク近代美術館のアシスタント・キュレーター。 彼は、ルソーの幻の名画の真贋の判定を依頼される。 ライバルは、日本人研究者である早川織絵。 果たして、作品は真作か、贋作か・・ どうしても、ラストの真作か贋作かの判定の 根拠に乏しい。 物語を読んで判断するとは・・。 依頼者としては、自分の望む判断を下して欲しかったと 考えることもできるが。 言ってはダメなのだろうが、 後半に出てくる別の作品の存在に関しては、 X線検査をするのが、一番確実なのではないだろうか。 読後感はよかった。 | ||||
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なんだか安っぽい物語のように感じました。 ストーリー展開も面白いし、アートに興味があるので、ある程度は楽しめました。 でものめり込めないのは、文章がイマイチだからでしょうか...。 主役(?)のティムにもあまり魅力を感じず、感情移入できませんでした。 | ||||
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ルソー作の「夢」を中心に進むミステリーで、伝説の富豪が持つとある作品が本物から否かという謎を解決していく話。 芸術の難しい話も多くなく、登場する人物それぞれの思惑がある中で話が進むのでハラハラする人間関係も楽しみながら読めました。 あと私は作中の描写でルソーもピカソも好きになりました。 原田マハさんの作品は初めて読みましたがとても読みやすい文章でほかにも何か読んでみようかと思いました。 ↓少しネタバレ含みますが 「夢を見た」の1章ごとにあるキャピタルの最後の考察が(心は動かされるけど)少し納得できなかったかなーアナグラムのようなそうでないような・・・解釈が難しかったです。 | ||||
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絵画の素晴らしさを文字で綴るのは不可能だ。絵画との出会いは一瞬で決まる。作者はこんなことは百も承知。それで尚、この難関に挑んだ。情熱を唯一の頼りにして。日曜画家ルソーの未だかつて世間に出たことのない絵画の真贋をめぐる物語。素人にもよく分かるように美術史がときほぐされ、ピカソをはじめとする当時のパリの画家や作家、文化人たちも十全に活躍する。一見、完璧に作られた物語のようだが、私にはその作為が鼻につく。 | ||||
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私の大好きな画家アンリ・ルソーを主題にした美術ミステリー小説。世界の有名美術館、キューレーター、コレクターの世界が垣間見られて興味深いが、なによりも著者のルソーに対する愛情が感じられて好ましかった。 | ||||
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大変申し訳ないことに絵画明るくなく、もし知識があれば何倍も面白かったと思います。 個人的には監視員と娘に関して掘り下げられるのかな?と思いつつ読んでいたが、そこは残念と言う事はなく、自分の想像で補完したいと思います。 | ||||
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アート好きでミステリーはあんまり読まないのですが、最後まで面白く読めました。 ルソーについてはあまり良く知らなかったのですが、この本を読んで興味を持ちました。美術の知識欲を掻き立ててくれたというところでこの本に感謝です! 実際の史実とフィクションを上手く融合させて、読んでいるうちに話に引き込まれていきますが、全体的に話の設定が甘いのと、フィクションの部分に関しては文章力も弱い感じがしました。 全体の半分ちょっと読んだ辺りで大体オチが分かってしまい、思った通りの展開になったので、もうちょっと全体的なシナリオがしっかり書けていればミステリーとしても完成度が高くなると思います。 でも美術をテーマにした小説は珍しいので著者の他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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