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カフーを待ちわびて
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カフーを待ちわびての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 81~100 5/6ページ
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リゾート開発の描写がいま一つツメが甘かったりするのはファンタジーとして目をつぶるとして、どうしても解せない点が二点。作者は女性ですよね?下記二点はどうも、「男性が書いた幻想」っぽいにおいです。 ひとつめ、幸を「絶世の美女」扱いにする意味はあったのか? 明青が幸の内面にドキリとしたり惹かれたりする描写より、彼女の容姿に対するそればかりで、感情移入できなかった。 ふたつめ、「わたしのあの子」は完全な自己責任では? ネタバレを避けて書くと、上記の一行でしか表せないのですが…同じ女として、白けました。 こういったティーン〜夢見がちなOL向けの小説を読む歳ではないんですね、私。 沖縄の描写が好きで、二回読みましたが、三回目はないと思います。 | ||||
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文章、構成、風景及び心理の描写どれを取っても文句のない作品だ。 とても新人とは思えない。 荒涼とした小説が多い中で、これほど癒される作品も珍しのではないだろうか? 女性にはぜひお勧めの一冊だと思う。 | ||||
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雑貨屋を営む素朴な青年と傷ついた清楚で少し天然の女性が南の島で出会い一緒に暮らす。それだけで舞台設定としては典型的だが、本を読みながら目をつぶると浮かんでくるような透き通った青い海、波の音が聞こえてくるよう。描かれる沖縄の方言と習俗が現実から離れた楽園をイメージさせる。仕事にどっぷりつかって、旅行に行く時間も気持ちの余裕もないとき、ちょっと手にとって読んでみたら心の中に清涼感が満ちてくるかもしれない。 | ||||
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本を読んでいると沖縄に行きたくなるし、恋愛をしたくなるような甘くて、キレイなストーリーです。 とてもありえないような話でもあり、沖縄に行けばもしかしてありかもしれない と感じさせる、魔法がかったラブストーリーです。 読者の美的センスを高ぶらせることで都会で働く人にとって素晴らしいファンタジーに なりうるの細かい人物描写を省き、テンポ良く展開させるためにご都合主義を大胆に 使っているからではないでしょうか。 純文学としての恋愛小説としてはちょっと物足りないかもしれないけど、読んだ後に やさしい気持ちになれるのではないでしょうか。 | ||||
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映画鑑賞後、同書を手に取りました。 だから、本編が終わったとき、 「えーっ、これで終わり?!」と愕然としてしまいました。 映画では描かれていたラストが、原作にはなかったのです(泣) 人物が生き生きと描かれ、 読みやすい、頭に映像浮かべやすい、と思いきや やはり、携帯小説を書かれたことのある作家さん。 原作もイイですが、映画もお薦めします(笑顔) | ||||
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ゆったりとたゆたゆと流れる時間が好きだ。南国特有の時間の使い方やまが最高。幸がカフーの頭を透き通った手で毛並みを揃えあきおが日に焼けた手でカフーの顔をしわくちゃにしている。あきおの恋愛観が島らしくていいね。幸の身の上を予測しながら目を滑らせていったが反したものだった、そのおかげで最後感動の嵐。恋愛最高。40代のおいさんが言う言葉じゃないか。おばあの宗教感も文化的で好感ですなぁ。 | ||||
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とても感動しました。明青のところに来る幸の存在が謎めいていて、終盤でわかっていく、ここのところが大変気に入りました。同級生の明青に対する態度、それに対する明青の態度、など男のならでは?のことには理解できない部分もありましたけど。それからどうなった?となり、自分で想像するしかなったのですが、漫画をその後読みました。ハッピーエンドでこれまた感動しました。 | ||||
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個人的にはラストシーンがあと5ページあれば完璧でした。 泣けます。 | ||||
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右手の不自由な友寄明青が主人公です。 彼は、母親が家を出、父親が死亡、祖母も死んで、一人「よろずや」をし、裏に住む巫女のおばあと家族のような暮らしをしています。 そんな彼の所に、旅先で書いたプロポーズの絵馬に返事が来ます。それが幸です。 やがて、彼女が登場し、謎の女幸との同居生活が始まります。 物語は、このように何かメルヘンチックな要素を抱えてスタートします。しかも、舞台は沖縄は与那喜島です。 この自然を生かした情景描写の中で、主人公の恋物語が展開します。なかでも三度登場するデイゴの木が物語の中で大きな役割を果たします。 後半は、物語が二転三転し、幸の謎と二人がどうなるかと言う期待で楽しませてくれます。 何事にも受け身な明青が、すべての柵を見通して、最後に大きな決断をします。 しっかりした構成と読ませる文章で、いつしか読む側を楽しい気持にさせてくれます。 | ||||
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帯に踊る「日本ラブストーリー大賞・大賞受賞作」の文字。 確かに作家にとっては栄誉なこと。 しかし、今まさに書店の店頭でこの本を手に取ろうとしている特に男性にとっては、 この一行はジャマモノ以外の何者でもない。 こんな帯のついた単行本を、 カバーなしでデスクの上に置いておいたら同僚の女性社員になんて思われるかわからない。 第一、書店の店員が若い可愛い女の子だったりしたら、恥ずかしくて買うことすらできない。 でも、所詮、帯は帯。 そこはひとつ無視して、勇気を持って、物語の中に入っていってほしい。 その価値がある一冊。 舞台である沖縄の時間のように緩やかなテンポでストーリーは流れ始め、 やがて後半になると、田舎の国道から急にハイウェイに入ったかのごとく、ピッチを上げる。 次の行を、次のページを、すぐに追いたくなる。 午前3時で眠くても、追いたくなる。 まるで、優れたミステリーや推理小説を読んでいるかのよう。 そして訪れるエンディングは、あくまでも穏やかで、温かく。 日々の暮らしの中で、ちょっとした悩み、やるせなさ、葛藤を抱えながらも、 なんとかポジティブに生きようとする。 すぐには結果がでないけれども、未来は自分の力で作るものだと信じる。 そんな人間の背中を、優しく押してくれる本。 良い。 | ||||
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この本を読むと幸せな気分になり心が温まります。 与那喜島でめぐる明青と幸の甘く切ない関係。 純粋無垢な二人に心打たれます。 愛という言葉の重さを改めて感じた次第です。 | ||||
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久々に小説よみましたが よみやすくって 2日で読み切った!! 沖縄の風習とか方言とか いぱーい出てきて 沖縄好きにはたまらないーー | ||||
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沖縄のゆったりとした雰囲気と、突然はじまった幸との生活の中ではぐくまれる明青の恋の速度がリンクしているようで、こちらも読むというより見守るような、そんな優しくゆったりとした気持ちで読み進めることが出来た。 | ||||
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絵馬に書いたお願いに、会ったこともない“ちゅらさん(美人)”なおなごが嫁として立候補してくるというかなり、メルヘンなお話なわけだが、島のリゾート開発の問題や、情景描写などリアルな要素もしっかり描くことで、もしかしたら遠い島のどっかでこんなことがあるのかもと不思議な気持ちにさせられるところに文筆の才を感じた。 映画化が決定しているそうだが、ぜひ映画を見る前に読むことをオススメ!! | ||||
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絵馬に願い事を書いたら、ホントに嫁さんが来るって、 夢があっていいと思った。 そういう素直な気持ちに自然とさせてくれる、 著者の力がすごい。 なんか人生に迷ってたりとか、間違った方向に行っているなぁと 思っているなら、この本はすごくおすすめです。 自分が素直に正しいとか、好きとか感じることを することって大事だと気づかせてくれます。 | ||||
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雑誌や新聞の書評を見て読みたくなった本を書き込む「読むべき本」リストに常時140冊分あるので、いざ読むときには内容を全く覚えていないことが多い。この本もまさにそれで、「カフー」はイタリアのサッカー選手のことかと思っていたくらい。でも大違いで沖縄の小さな島を舞台にしたゆったりとしたいい恋愛小説だった。「カフー」というのは「【果報】 与那喜島の方言。いい報せ。幸せ。」という意味だそうで、「かほう」と読むよりとてもいい響きだ。読み終わるのがいやな本、なんどもあるシーンを読み返してしまう本がたまにあるが、これはそういう作品。今年映画化されるらしいからこちらも楽しみだ。オススメの本です。 | ||||
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「私をあなたのお嫁さんにしてくださいますか。」 沖縄の離島の美しい自然とゆったりとした時間の中で展開する、こころが温まるラブストーリー。 「見知らぬ女性がいきなり嫁にやってくる」という唐突な展開にもかかわらず、ストーリーは破綻せず、うまくまとまっています。主人公の過去の初恋の話や、リゾート開発をめぐるお話も、本編にうまく溶け込んでいます。主人公のありえないぐらい晩生な性格も、不自由な右手や母に捨てられた過去などによりすんなりと受け入れられるものになっています。 本作の魅力は、なにより、ヒロイン「幸」のキャラクターです。色白で美しく、元気で愛嬌たっぷり。家事はからっきしダメだけど、男気(?)がある。そして、過去には癒えない傷がある・・・まさに男にとっては「ほっておけない」理想のヒロインですよね。 与那喜島(モデルは伊是名島)の美しい自然。ゆったりと流れる時間。あたたかな人々。見守ってくれる神様。こんな舞台だからこそ、この小説のようなファンタジーが違和感なく受け入れられるのでしょうね。 沖縄の音楽でも聴きながら、ゆったりと読みたい小説。主人公たちに訪れるであろう「カフー(果報・幸せ)」を信じられる、暖かな気持ちになれる小説。これでデビュー作とは恐れ入りました。 | ||||
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「日本ラブストーリー大賞」の大賞作なんだから、ある程度の心構えは、当然もって読むべきだ。だから、少々きれいごとっぽくても、いいんです。こういうのが読みたかったんです。 だいたい題名がかっこいい。しかも、カフーは沖縄言葉で「果報」だと知ると、ぐっと親近感がわく。沖縄のおばあが、うわつきがちなラブストーリーにどっしりした重みを加えている。 俊一が中途半端な悪役だった。明青に仕掛けたワナは悪辣すぎるが、ふるさとへの思いは本物だってとこが、どっちつかずっていうか…。でも、なんくるないさー。きっと二人は幸せになれるさー。弱気に受け身に待ち続けた明青が、カフーをつかみとりに踏み出したんだから。 | ||||
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美しい恋愛小説。(どっかのソーリの言葉みたいですが) 読んでいる時間をとても楽しめる小説でした。 天女のように突然やってくる女性。 みずみずしくのびやかで その描き方がとても素敵だなあと感じました。 こんな子に会ってみたい! 自然とそう思いました。 主人公の心の葛藤、心のひだの描き方もうまい。 そして、その勢いでハッピーエンドの頂点へと向かう。 が、おとぎ話はここで一気に暗転する。 これがやはり現実、現代の恋愛小説だよなと思いつつ 次への展開を期待する。 そして、物語はもう一回転。 手紙による全ての謎解きは ちょっとあっさりしすぎた印象もあったが 結末を見させない、 いえ期待させる幕引きは 「待ちわびる」思いを募らせる演出として ボクは好意的に感じました。 今年、読んだ恋愛もので一番好きな物語でした。 | ||||
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なんか皆さん結構厳しい評価だけど俺はいいと思った。 あんま本とか読まないから構成とかわかんないけど読んで暖かくなったし人間が愛おしくなった それだけで充分じゃん。 | ||||
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