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カフーを待ちわびて



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【この小説が収録されている参考書籍】
カフーを待ちわびて
カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

カフーを待ちわびての評価: 4.19/5点 レビュー 120件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全120件 101~120 6/6ページ
No.20:
(4pt)

ウチはイイと思った('∀`*)

大賞をとったってことで呼んでみたんですけど、ウチはかなり好き!!
最後がちょっとしっくり来なかったのが星4つってとこです(;'Д`)
ウチ的にはハッピーエンドが良かったんです((汗
でもピュアでおもしろかった!!ちょっとうずうずするとこもあるけど、
明青を応援しちゃうんですよー(○'∀`)ノシ
かなりオススメですっ☆★
カフーを待ちわびてAmazon書評・レビュー:カフーを待ちわびてより
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No.19:
(5pt)

果報は自らの足で探せ

南国の心地良い風が心に届くような作品でした。
沖縄の海、空、風の情景がありありと心に浮かぶ描写には舌を巻きます。プロットは新味はありませんでしたが、丁寧な描写が積み重ねられて最後は大きな感動のうねりとなりました。
明青の奥手で恋愛下手なところは読んでいて歯痒かったですが、相手を信じる気持ちの強さが恋愛の成否を分けるものなんですね。
その点で結婚詐欺に遭った人のことをふと考えました。相手を信じての行動なのだから、恋愛としては○なのかな?簡単には笑えません。
審査員絶賛賞の「SWITCH」も読みましたが、惹きこませる度合いはこちらに軍配が挙がります。
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No.18:
(3pt)

キレイゴトの恋愛小説

第1回(2006年)日本ラブストーリー大賞受賞作。

「カフー」とは与那喜島の方言で、「いい知らせ(果報)」、「幸せ」
という意味を持つ。
主人公は生まれつき右手の不自由な30代半ばの男性で、高校卒業後、
与那喜島にある家業の雑貨屋を継ぎ、たった一人の身内のおばあを8年
前に亡くしている。裏の巫女(ユタ)のおばあと食事をとり、幼馴染の
友人がひとりいるだけ。

そんな沖縄の小さな島の暮らしを小説のモチーフにうまく活用し、口当
たりのいい、耳に心地いい文章を紡いでいます。

けれど人間性は希薄なんですね。生まれつきの障碍者である明青(あき
お)の煩悶や消極的な生き方がキレイすぎます。

ですから描かれるすべてのことがキレイ事に感じられてしまいます。

明青が一度だけ渡った本土の神社に収めた絵馬を見て、連絡をしてくる
女性・幸は唯一いい味を出しています。

小説としての仕掛けやモチーフにはセンスがあるし、情景描写力はある
ので、あとは人間をどれだけ描けるようになるか。原田マハの課題はそ
こですね。

また蛇足ながら、作家・原田宗典は兄。

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No.17:
(5pt)

風が吹き抜けていく。

シンプルで爽やかな純愛物語。
一気に読み通せる軽妙なタッチ。
青い空と白い雲、紺碧の海、そして趣のあるなんでも屋。
舞台もストーリーも熱くなれる最高の設定。
現実では絶対に無いストーリが心の奥にしみる。
最後は涙で字を追えない。
『日本ラブストーリー大賞』、納得。
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No.16:
(4pt)

秀作

ピュアすぎる純愛小説。
作者は女性だが、男性目線で書かれたようにも思われる。
今時、この主人公のような男性を好きになる女性いないのでは?
と勘ぐってしまうが、「セカチューや今会い」がヒットする
現代だからこそ受け入れられるのかもしれないです。

文章の構成力・レトリックは秀でて秀作であることは間違いない。
個人的には沖縄へ旅行に行きたくさせられた。
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No.15:
(1pt)

構成の問題点

物語の三分の一あたりになって、ようやく白いワンピースのヒロインが登場する。映像化されるそうだが、このまま映画化すると120分なら40分もたたないとヒロインが出てこないことになる。男女の恋愛を主題としたストーリーとしては失敗だろう。
 また、主人公が他の女性と談笑しているのを見たヒロインが、自殺未遂をはかるシーンがある。主人公は必至でそれを止める。ベタだがなかなか上手くかけていると思う。
 しかし、その後、主人公はあまり悩まずにヒロインに別れを切り出すし、ヒロインは簡単に出て行ってしまう。かなりのご都合主義と言える。人物設定が未熟すぎるのではないだろうか。
 また、ヒロインの秘密が最後のほうで手紙という形で明かされるのだが(それもたいした秘密ではないが)、こういうものはヒロインの言動をもって示すべきで、これこれこうなんですよ、と説明するのは稚拙な手法と言える。
 
 ラブストーリーの主題は「愛」なはずだが、舞台である「沖縄」に焦点が合っているのは不自然と言う以外にない。もしかしたら「沖罠愛」が主題なのかもしれない。それならば名作だろう。

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No.14:
(4pt)

澄んだ空、澄んだ心、迷いながらも幸せを待つ気持ち

人柄が良く、口下手な主人公を応援したくなるこの本は、
お金も名誉も望まない、ただ一緒に生きてくれる人、
それだけを望み待ち続けるその思いに胸が熱くなる。
女慣れしていないだけに、心を言葉に出来ない主人公明青。
幸せがすり抜けていかないようにと、じれったくなりながら読み進んでしまう。
謎だった身元も違和感なく展開され、ラヴストーリィーとしてまとまってます。

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No.13:
(1pt)

映像化前提かな...

きれいな沖縄・伊是名の風景が目に浮かびます。でもそれだけです。
基本ストーリーはきっと悪くないんだけど、構成が甘すぎ。
登場人物達の人間的魅力も薄く、感情移入ができませんでした。
何よりご都合主義過ぎ。最後の数ページで「実はこうでした」って一気に種明かしですもん。それはないでしょう!まあ、見え見えだったんで分かってはいたんですが、まさかドンデン返しがないとは!!
映画化決定とのことですが、「きれいな南の島+凡庸なストーリー」という組み合わせで、「ニライカナイからの手紙」くらいの映画にはなるんではないでしょうか?役者さん次第かなあ。
脚本化でご都合主義的なところがきちんと修正されることを期待します。
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No.12:
(4pt)

カフーを待ちわびて

僕は40代半ばの男性です。
GWに読むには、ちょうどよかったですね。
人生って後で考えると「あんなこと言わなければければ良かった」とか「しまった!よけいなこと言わなければよかった。」という事がありますよね。客観的に考えれは゛「なんで?」と思う事が結構ありますよね。僕は自分の失敗も含めて人間の行動の面白さを感じる作品でした。巧みなトリックや非日常ではあり得ないストーリ展開も面白いですが、僕と同世代の人が読むと昔を思い出して苦笑いと懐かしい甘酸っぱさを感じ、これはこれで楽しめる作品だったと思いました。ストーリの中では、島の開発を否定も肯定もせず淡々と描く姿勢が面白かったです。日本人はとかく開発反対を唱えると喜ぶひとが多いですからね。
環境開発=自然破壊 と思う人が多いようですがそんな簡単な話じゃないと思います。
そこで、天下の宝刀 「開発否定」を使わなかったことがかえって新鮮でしたね。
文章は丁寧で情景の浮かぶ、美しい文章でした。その分後半の物語の展開が早く感じられましたが、感情移入のできる物語でした。
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No.11:
(4pt)

日常?非日常?

GWに読んだが、面白かった。
言葉数が少ない主人公は、きっと過去によけいなこといって失敗したからだろう。
自分の体験と苦笑いしたくなる描写が多かった。
自分は作者と同世代みたいだが、ある程度、年齢が行くとこの物語を楽しめる気がした。
日本人が大好きな、開発反対!も否定も肯定もせず、それがかえって新鮮だった。
マスコミに踊らされた「開発反対!」ばかり叫ばす、「自然との共存共栄」について語ることも必要だと思う。
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No.10:
(3pt)

うーん。どうなんだろう

最後まで主人公の明青が好きになれなかった。
朴訥で口べたで奥手で不器用で、という設定は、作劇としてとてもよくわかる。
だが、話にかかわる部分では、鈍感で頭が悪いようにしか読み取れない。
都合のいいハリウッド映画によくありがちな
「おまえが一言話しておけば、全部解決したんじゃ!」
的ストーリーにも、イライラさせられる。
しかもこの手の話にありがちなことなのだが、主人公、全然反省していないし。

また、主要人物が裏で全部つながっているのも、どうだろう。
実は、昔、会ったことがありました。
実は、血のつながりのない兄妹でした。
実は、実は、実は。
種明かしのタイミングが悪いのだろうか、非常にご都合のための設定に読み取れ、そこに奇蹟や盛り上がりは感じ取れない。

なんというか劣化した浅田次郎「ラブ・レター」とか佐藤正午「ジャンプ」のような印象。
決して読みにくいわけでも駄作でもないが。

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No.9:
(2pt)

恋愛小説としては◎

南の島の主人公と本島からやってきた女性とのラブストーリー。

確かに2人の物語としてだけ読めば、良い作品なのだが、
読み終わったあとに気分は晴れず、かえって悪くなってしまった。
それは、物語のなかにリゾート開発は人々を幸せにするという
人間(作者)の傲慢さがにじみ出ているからだと思う。
その気分の悪さは物語の後半で主人公に開発に反対していた自分を
反省させるくだりに最高潮に達する。

人間“だけ”が幸せになれば、海や山が破壊され汚されてもいいの
だろうか?
過疎化が進み人がいなくなり島が元の持ち主に返される。それが自然
の摂理ではないのだろうか。

読み進むうちに島の情景や神が近くにいる生活が感じえられる物語。
リゾート開発はその総てを打ち砕く。
一度壊した自然は二度と同じ姿には戻らない。

2人が島に帰ってきても幸の好きだった島はもうそこにはない。

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No.8:
(3pt)

読みやすく 無難

ラブストーリー大賞ということで読みましたが、衝撃的でもなく、だからと言って当たり前すぎず、まー第一回ということで無難な作品が選ばれたといったところでしょう。

ちょっと創り込み過ぎている印象があります。そのため逆に回想や、ストーリーのキーになるようなアイテムが登場するとき、先がなんとなく読めてしまいます。
それと、主人公とヒロインの描写が物足りなく、もっと「これだ!」というものがほしかったかな。なぜ互いに惹かれあうのかもっと説明がほしかった。

それでも、作品自体は読みやすく綺麗な印象で、なかなか面白い内容になっています。
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No.7:
(5pt)

完全にヤラれました。

「日本ラブストーリー大賞」、エイベックス映画化前提・・・。思いっきり甘ったるい内容かと思いつつ手にしました。期待度が低かったのが逆によかったのかもしれませんが予想は完全に裏切られました。

汐風の匂いが漂ってきそうな爽やかな沖縄の海・背景描写。そんなのどかな浜辺の町に持ち上がったリゾート開発計画。そこに現れたラブストーリーの一方の核、幸(さち)。唐突というか三文芝居並の「恋」の始まりに、「なんだこりゃ、なんでこんなんが大賞なん?」と思ったわたしが愚かでした。

二人の感情の機微を伺いつつ読者はおそらくこんなだろうなと思いながら読み進める。で、裏切られる。うーーーん、ページをめくる手が速くなり、ラストに近づきジグソーパズルが徐々に完成に近づき、クライマックスへ。エンドピースがハマり完全無欠のシンフォニーが現出する。浅薄な読みを二層倍・三層倍上回って高まるエモーション。口惜しいくらいヤラレタ感をこれほど覚えさせられた小説は久しぶりです。

絶対読むべき。
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No.6:
(5pt)

優しい物語

表現豊かな描写があっという間に沖縄の風を運んでくれる、そんな作品です。
沖縄の独特の方言や風習もロマンチックに物語を引き立てる。
”ラブストーリー大賞”というからにはベタベタのラブロマンスかと
思いきや、そこには島人(シマンチュ)としての誇りや遠き母への思い、
一歩踏み出す勇気の大きさ、様々な想いが詰まっています。
読み終わった後に、青い海と大好きな人に逢いたくなる温かい物語でした。

後半部分は涙なしには読めません。
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No.5:
(5pt)

純愛系ラブストーリー好きな人にお薦めです

最初のうちはこんなうまい話、あるはずないって感じで読んでいましたが、
それにはちゃんと訳があって、読み終わった後にはすごいうれしい感じでした。
純愛系が好きな人には絶対のお薦めです。
これぞラブストーリーって言えるでしょう。

あえて苦言を呈するなら、
幼馴染や幸との誤解や邂逅が急すぎること、
また幸の過去に関する告白が少し淡白だったかもしれません。

あとは個人的にもう少し先の展開まで書いてもらえたほうが、
最後の最後で嬉し涙を流せるんじゃないかと・・・
映画ではそれが見られるのではと期待しています。
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No.4:
(5pt)

沖縄に行きたくなった

素敵な小説。沖縄の青い空、ゆったりと流れる時間、暖かい島の人たち。すべてが美しい描写でした。最後の展開に、はらはらしながらも心が温かくなる読後感が良かった。お勧めです!
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No.3:
(5pt)

美しい映像♪

海に投じられるサンゴ。追いかけるカフー。両手いっぱいに広がる水平線と色鮮やかな太陽。ディゴの木やガジマルの木の匂いまで伝わってくるような世界はゆっくりと力強く流れ宝物のように感じられた。
 原田さんの紡ぐ世界は僕を沖縄に誘い、彼等の生活を愛おしいものにしてくれた。
 そして幸せとはなんなのか気付かせてくれた気がします。
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No.2:
(5pt)

読んだ後味がとても良いです!

沖縄独特ののんびりとした空気感・心情描写などが、とても素敵な文章で綴られていました。さわやかな恋愛小説ですが、恋愛だけなく、人の温かさや優しさがわかるような作品です。読んだ後味がとても良く、もう少し物語に浸っていたくなりました。映画や浜田マハさんの次作がとても楽しみです!
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No.1:
(5pt)

映画が楽しみ

読み終えた後、しばらくジーンとなるような素敵な作品でした。一枚の絵馬を介してはじまっていく、恋の行方に時間を忘れて読んでしまいました。
舞台となっている沖縄の離島の生活も憧れてしまいます。海があって、柔らかな風が吹いて、デイゴやガジマルの木があって、すべてがゆっくりと流れていく、そんな南の島の時間感覚と空気感が伝わってきます。
人が生きていく上で本当に大切なものが何かを改めて教えてもらった気がします。本当に素晴らしい作品でした。映画化が楽しみです。
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