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カフーを待ちわびて



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【この小説が収録されている参考書籍】
カフーを待ちわびて
カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

カフーを待ちわびての評価: 4.19/5点 レビュー 120件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(3pt)

う〜ん?デビュー作としては良いのかな。

「読み終わった後、あたたかい気持ちにしてくれます」って絶賛!の文字が帯にありますが、そうかな?
まあ〜確かに良いんですが、余りにも明青と幸が奥ゆかしすぎて、イライラします。作中の「おばあ」の気持ちに共感してしまいます。ラブストーリーとしての視点は新しさを感じました。「常設展示室」然り、特に若い女性が好む仕上がりになっています。
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No.8:
(3pt)

人間の弱さ

原田マハさんの著書を幾つか拝見しましたが、この人はひたすら人の心の弱さを描こうとしているのだろう。
ニート、引きこもり、子どもの気持ちを受け入れられない父親、子を捨て駆け落ちする母親。

文章は読みやすいし、人によっては登場人物に感情移入し、理解できるのかもしれないが、今回の作品は特に、私には無理だった。

ただ、沖縄に思い入れがある人には、良いのかもしれない。
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No.7:
(3pt)

すっきりしない

面白かったが、シナリオが軽い感じ。やや受けを狙ったような印象も。別な著書「花花」には幸が最後に戻ることになっているが、こちらでも戻るところまで書いてほしかった。余韻を残そうとする作者の意図はわかるが、結局、リゾート会社に住民は蹴散らされ、俊一にいいようにやられている明青があほくさい。どうせならはっきりハッピーエンドにしてほしかった。すっきりしない。
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No.6:
(3pt)

ところどころグッとくる部分があるけど、全体を見ると手放しでは感動できず

ピュアなラブストーリーとしてはなかなか読み応えがあったけど、俊一のやり方が卑怯で、またそんな奴との幼馴染としての関係を優先してしまう明青も信じられないし、渡に言われただけで自信が揺らぎ、本人に確かめもせず冷たい行動をとった明青の愛ってやつも大した深さはないと思うと興ざめした。
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No.5:
(3pt)

恋愛か開発か、友情か親子関係か、焦点がぶれてしんどい

待ちわびているだけじゃなくて、自分で手に入れようとするガッツのない人間が、
結局はすれ違ってしまい、本当の自分をさらけ出すことが出来ないまま、
ハッピーエンドにはならない物語。
消化不良というか、欲求不満のまま終わってしまった。(私はハッピーエンドが好き)

周囲の友人達も、結局は島のためと言いながら、
高齢のユタの命を脅かすような感じだし、
いじめの問題は解決しないまま引っ越す家族、親との葛藤、
身体的なコンプレックス、生きて行く上での様々な障害が、
果報か果報じゃないか、受け取る人次第なのをまどろっこしく描いた内容だった。

とにかく読後感が良くない。題名から受ける印象とは全く正反対。
主人公達が会えるか会えないか、そんな安手の映画のように、
続編を期待させるかのような、もしくはドラマの最後のように
ご想像にお任せしますみたいな、そんな終わり方はして貰いたくなかった。

はっきりしていること。様々な障害があっても、手を離したくない、
そう思うには、余りに弱かったので失ってしまった恋愛の話。
題名に誤魔化されて読んでしまった感が強い話だった。
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No.4:
(3pt)

心温まるラブストーリーって、これのことかと。

心に温かいものを沁みこませてくれる物語です。

人物描写が丁寧で、ストーリーも平易なので
スっと物語に入り込め、素直に感動できます。

明青と幸の‘絶妙なすれちがい’が多すぎる気がしないでもないですが(笑)
人生って、人と人との関わり合いって、
実際こんな感じのタイミングの積み重ねなのかもなぁとも思いました。

他の原田氏の作品も読んでみたくなりました。
著者の面白い経歴に惹かれて手に取ったんですけどね、そもそも。
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No.3:
(3pt)

キレイゴトの恋愛小説

第1回(2006年)日本ラブストーリー大賞受賞作。

「カフー」とは与那喜島の方言で、「いい知らせ(果報)」、「幸せ」
という意味を持つ。
主人公は生まれつき右手の不自由な30代半ばの男性で、高校卒業後、
与那喜島にある家業の雑貨屋を継ぎ、たった一人の身内のおばあを8年
前に亡くしている。裏の巫女(ユタ)のおばあと食事をとり、幼馴染の
友人がひとりいるだけ。

そんな沖縄の小さな島の暮らしを小説のモチーフにうまく活用し、口当
たりのいい、耳に心地いい文章を紡いでいます。

けれど人間性は希薄なんですね。生まれつきの障碍者である明青(あき
お)の煩悶や消極的な生き方がキレイすぎます。

ですから描かれるすべてのことがキレイ事に感じられてしまいます。

明青が一度だけ渡った本土の神社に収めた絵馬を見て、連絡をしてくる
女性・幸は唯一いい味を出しています。

小説としての仕掛けやモチーフにはセンスがあるし、情景描写力はある
ので、あとは人間をどれだけ描けるようになるか。原田マハの課題はそ
こですね。

また蛇足ながら、作家・原田宗典は兄。

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No.2:
(3pt)

うーん。どうなんだろう

最後まで主人公の明青が好きになれなかった。
朴訥で口べたで奥手で不器用で、という設定は、作劇としてとてもよくわかる。
だが、話にかかわる部分では、鈍感で頭が悪いようにしか読み取れない。
都合のいいハリウッド映画によくありがちな
「おまえが一言話しておけば、全部解決したんじゃ!」
的ストーリーにも、イライラさせられる。
しかもこの手の話にありがちなことなのだが、主人公、全然反省していないし。

また、主要人物が裏で全部つながっているのも、どうだろう。
実は、昔、会ったことがありました。
実は、血のつながりのない兄妹でした。
実は、実は、実は。
種明かしのタイミングが悪いのだろうか、非常にご都合のための設定に読み取れ、そこに奇蹟や盛り上がりは感じ取れない。

なんというか劣化した浅田次郎「ラブ・レター」とか佐藤正午「ジャンプ」のような印象。
決して読みにくいわけでも駄作でもないが。

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No.1:
(3pt)

読みやすく 無難

ラブストーリー大賞ということで読みましたが、衝撃的でもなく、だからと言って当たり前すぎず、まー第一回ということで無難な作品が選ばれたといったところでしょう。

ちょっと創り込み過ぎている印象があります。そのため逆に回想や、ストーリーのキーになるようなアイテムが登場するとき、先がなんとなく読めてしまいます。
それと、主人公とヒロインの描写が物足りなく、もっと「これだ!」というものがほしかったかな。なぜ互いに惹かれあうのかもっと説明がほしかった。

それでも、作品自体は読みやすく綺麗な印象で、なかなか面白い内容になっています。
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