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カフーを待ちわびて
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カフーを待ちわびての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 61~80 4/6ページ
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面白かったが、シナリオが軽い感じ。やや受けを狙ったような印象も。別な著書「花花」には幸が最後に戻ることになっているが、こちらでも戻るところまで書いてほしかった。余韻を残そうとする作者の意図はわかるが、結局、リゾート会社に住民は蹴散らされ、俊一にいいようにやられている明青があほくさい。どうせならはっきりハッピーエンドにしてほしかった。すっきりしない。 | ||||
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ピュアなラブストーリーとしてはなかなか読み応えがあったけど、俊一のやり方が卑怯で、またそんな奴との幼馴染としての関係を優先してしまう明青も信じられないし、渡に言われただけで自信が揺らぎ、本人に確かめもせず冷たい行動をとった明青の愛ってやつも大した深さはないと思うと興ざめした。 | ||||
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ほとんど本を読まないんですが、沖縄ひとり旅行に行く際友達に進められて読んでみました。 読んでいると沖縄の風景が思い描くことが出来、沖縄独特の風習なども知ることが出来ました。 お話の内容も心暖まるお話で、明青は35歳なのに胸がキュンキュンする青春のような恋でした。 最後はポロっと泣けて大満足です。また時間をあけて読みたい1冊になりました。 | ||||
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だれでも憧れる南海の離島。ストーリーは出来過ぎでもいいじゃないですか。主人公に肩入れして楽しく読んでみて。 | ||||
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待ちわびているだけじゃなくて、自分で手に入れようとするガッツのない人間が、 結局はすれ違ってしまい、本当の自分をさらけ出すことが出来ないまま、 ハッピーエンドにはならない物語。 消化不良というか、欲求不満のまま終わってしまった。(私はハッピーエンドが好き) 周囲の友人達も、結局は島のためと言いながら、 高齢のユタの命を脅かすような感じだし、 いじめの問題は解決しないまま引っ越す家族、親との葛藤、 身体的なコンプレックス、生きて行く上での様々な障害が、 果報か果報じゃないか、受け取る人次第なのをまどろっこしく描いた内容だった。 とにかく読後感が良くない。題名から受ける印象とは全く正反対。 主人公達が会えるか会えないか、そんな安手の映画のように、 続編を期待させるかのような、もしくはドラマの最後のように ご想像にお任せしますみたいな、そんな終わり方はして貰いたくなかった。 はっきりしていること。様々な障害があっても、手を離したくない、 そう思うには、余りに弱かったので失ってしまった恋愛の話。 題名に誤魔化されて読んでしまった感が強い話だった。 | ||||
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よくできて切ないお話でした。 とてもよかったです。 また購入します。 | ||||
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絵馬がつなぐ縁、ユタのおばあ、孤独な青年と犬…心惹かれるモチーフが、丹念に描かれた沖縄離島の風景や文化、人々の営みと重なり合い、その心地良さと期待感からは質の高さが感じられました。けれど後半部のステレオタイプの人物設定やベタな物語展開が、作品のしなやかさを奪ってしまったようで、残念に思います。 | ||||
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疲れを感じずに読めました 読みやすいです 久しぶりに感動して、泣けました 買って良かったです リゾート開発にこだわって、星を少なくしてる人もいますが、気にしなくていいです すらすら読めるので、読書初心者や、気軽に読める小説が読みたい人に 僕も好きな人にプロポーズしようと思いました 幸せになれる小説 | ||||
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帯からの引用 - 「読み終えたら、まず大事な人の声が聞きたくなる - そんな作品だ。」... 私は映画を見てから、原作本が気になって読んでみました。ストーリーがバレてしまうので、細かくはかけませんが、帯の通り「読み終えたら、まず大事な人の声が聞きたくなる 」作品でした。映画のラストでは、物語のエンディングがきちんと描かれているのに対して、原作では未来を予感、期待させるような締めくくりでした。 映画では「あなたが幸せなら私は幸せです」という幸(ヒロイン)の切ない恋心が印象的でしたが、原作の幸はちょっとおてんばで、「幸せは待っていてもダメ」というメッセージを感じさせる娘だったように思います。タイトルの「カフーを待ちわびて」(カフーは果報 ... 幸せ、よい知らせっていう意味)には、幸せになりたいというメッセージと、幸せは待っているだけじゃダメなんだっていうふたつのメッセージが込められているように感じました。 | ||||
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恋愛とは、二人が離れている状態をいう言葉で、 だから一緒に住むようになったりしたら恋愛ではないのだそうだ。 最近たまたま、ある作家の言葉として紹介されているのを何かで読んだ。 定義として考えると反対する声もありそうだが、自分の中ではなるほどと納得。 結ばれる以前、あるいはついに結ばれない関係の、不安、苛立ち、夢想、ときめき、切なさ。 そういうものが恋愛なのだろう。 第1回「日本ラブストーリー大賞」受賞作というこの小説は、沖縄の離島を舞台に、 まさにそうした「恋愛」を見事に感動的に描いた作品である。 実はこの作家、最新作らしい『楽園のカンヴァス』の書評を何かで読むまで、名前も知らずにいた。 一度意識すれば忘れにくい名前だろう。 興味を惹かれて調べてみると、もうずっと活躍している人だとわかる。 ほかの作品も面白そうで、 となるとむしろ先に書かれた本から読んでみたい気になって手に取ったのが本書である。 たまたまわりに最近、南の島に行く機会があったので、そういう気分だったのかもしれない。 沖縄、あるいは他であっても、南の島には癒しを感じる。 現地の人の感覚はまた違うのかもしれないが、外から行く人間にとっては少なからずそうだろう。 だからそういう舞台の物語には、癒しや和みをもたらしてくれるものが少なくない。 池澤夏樹の短編集『南の島のティオ』や、映画の『めがね』が思い浮かぶ。 恋愛が結ばれない状態を意味するとすれば、それは不確かなものとしてあるから、 サスペンス性も強くて物語にはなりやすい。 実際この物語も、謎やトリックもあって、ほとんどミステリーのようにも読めるのがすごい。 だが、そこで沖縄の島が舞台というのがとても大きな要素になる。 最後は広く深く海のように、何か無限に大きな優しさに包まれる感覚があって、それが心地よいのだ。 そのことはおそらく、とことん優しい主人公の人間性 (焦れったいまでの人の良さとも言えるが)とも無関係ではない。 冗談のように旅行先の神社の絵馬に「嫁に来ないか」と書き込んだ主人公のもとに、 「お嫁さんにしてください」という便りが届く。 ありえないような、あるいはバカバカしいとすら感じられる発端だが (しかしそのわけはちゃんとあとでわかる)、 こうして夢見るような設定もまた沖縄という舞台によく合うのだ。 これは恋愛を描いただけでなく、傷を抱えた者たちが、 絆によってそれを乗り超え、癒されてゆく話である。 そこには単なるラブストーリーを超えた感動がある。 一方で作品のマイナス面を挙げることはそう難しいことではない。 人物設定に疑問を感じたり(腹を立てている自分に苦笑いしたりする)、 ファンタジックな設定とリゾート開発をめぐるリアルさのギャップに釈然としないものを感じたりもする。 そもそもが作り物っぽい、わざとらしい話だし、展開もご都合主義的といえなくもない。 しかしそれらが欠点だとしても、物語に一度浸ってしまえば、 最後は圧倒的な筆力がもたらす海のうねりのような感動に呑み込まれてしまう。 結末に至る部分を読んで泣く読者は少なくないかもしれない。 作者のストーリーテリングの能力は高い。 切ないが優しい。 そして題が暗示するように、待つことには希望が託されているだろう。 南の島の光と風の中で遠くを見つめるような読書体験だった。 | ||||
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沖縄の澄んだ自然を体感できる文章でした。 ただ、登場人物の一人である「俊一」というリゾート開発会社のイケメンがまぁ、最悪で、その男に一矢も報いない主人公の不甲斐なさもイライラしました。 他のレビューを見ると、「リゾート開発は人を幸せにする」という趣旨で作者が書いているのが鼻白む、的なレビューが多いですが、私はむしろリゾート開発に伴う人間関係や田舎を取り巻く経済問題に対して作者が切り込んでいただけで、決してリゾート開発マンセーという印象は持たなかったですよ。 実際にこんな開発が持ち上がれば、賛成寄りに傾くでしょうし、主人公がもっと早く開発に賛成していれば、と後悔する場面も敬愛する人の健康や、自分の不甲斐なさからきたもので、開発そのものを手放しで受け容れてるわけでは無いと思いました。 終わりはちょっとできすぎですが、主人公達が「幸多い」未来を手にして欲しいと素直に思えましたよ。 でも、やっぱり俊一は腹立ちますが。 | ||||
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沖縄のゆったりとした暮らしや、自然や、それらの描写は、沖縄好きにとってはある程度楽しく読めましたが、そもそも文章が硬く、「文章を読む楽しみ」がまったく感じられない小説でした。 そして、ストーリーがあまりにもご都合主義的で、読後感が本当に悪い! なにもないけど豊かな島を舞台にしながらも、結局作者は物資的豊かさを良しとしているのか、リゾート建設に反対していたのに、最終的には賛成した主人公に、「もっと早く賛成しとけばよかった」と思わせたり、主人公を裏切った親友から持ちかけられた、高給取りなリゾートの広報という仕事に就くことを、主人公に真剣に検討させたり… そして、主人公にリゾート建設に賛成させるための親友がとる手段も最悪だし、それを知って、主人公が幸にとる行動も本当に最悪。幸がどれだけ傷ついたろう…と。まっとうな人がやることとは思えない。なのに、ストーリーは「良い話でしょ♪」とばかりに進んでいく。どこが心温まるラブストーリーなのか。私は、読んですごく傷つきました。。 | ||||
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ネタバレになるので詳しくは書きませんが、俊一が彼女に気づかないのはありえなくない ですか? ホウレンソウは社会人の常識だし、クライアントがその状況を一切確認しないなんて、いくらなんでも無理があると思います。 しかも抜け目なくて仕事ができるキャラのはずなのに・・・ww | ||||
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「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品ということで、読んでみました。 タイトルと装丁だけ見て気に入って買いましたが、内容が思いのほかよくてびっくりした。 原田マハさん、スミマセン。 読みはじめは、ライトノベルっぽいかなと思ったけど、 美しい文章は読みやすいし、きちんと沖縄のことも取材してるし、読了後もスッキリさわやかだった。 後半は「さち」の正体に関して説明しすぎのような気がしたけど、 前半の複線がちゃんとつかめていれば、ああ、なるほどね、なんて思えて楽しめる。 絵馬にプロポーズの言葉を書く、というユニークさも素敵、 相手を思うこととか、人のつながりとかが素敵。 ぎとぎとした嫉妬や、複雑に絡み合う面倒な恋愛話につかれたとき、ほっとさせてくれるような作品。 | ||||
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心に温かいものを沁みこませてくれる物語です。 人物描写が丁寧で、ストーリーも平易なので スっと物語に入り込め、素直に感動できます。 明青と幸の‘絶妙なすれちがい’が多すぎる気がしないでもないですが(笑) 人生って、人と人との関わり合いって、 実際こんな感じのタイミングの積み重ねなのかもなぁとも思いました。 他の原田氏の作品も読んでみたくなりました。 著者の面白い経歴に惹かれて手に取ったんですけどね、そもそも。 | ||||
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新設新人賞の大賞はなんぼものもんじゃい。 と思って手に取った本書。 賞のサイトでも好評だったので期待して読みましたが、 これがなかなかどうして良いです。 この本(著者?)はストーリー構成が抜群です。 読後には、“自分もこんな恋がしたいな”と思わせる内容です。 だからきっと、読み進める手がとまらなかったのだろうと思います。 特にエンディングが好きです。 激しい気持ちを心に秘めていながらにして、 それを互いへぶつけず、焦がし、 ただただ相手を想うことでしか叶わない切なさ。 その不安が嘆かわしくて、ラストに涙しました。 気になるマイナス面もいくつかありますが、 十分に友達へすすめられる一冊です。 個人的には新人賞受賞にも納得。 今後への期待も込めて★4つ。 | ||||
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皆さんの感想とほぼ同じで心あたたまる良作でした 明青のモヤモヤした煮えきれない性格がかつての自分みたいで妙に共感しました 最後の二転三転の結末はなーんとなくよめましたがそこはミステリーではないし幸が手紙で告白したのも同居中は互いの過去に触れなかったのだから説得力ありました そして涙がポロリときました ラストは今度は明青が前を向いて進みはじめて爽やかでした カフーにはちょっと気の毒でしたが多分また再会するんでしょうね | ||||
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沖縄のとある島で暮らす明青の元へ、一通の手紙が届く。そこには「私のこと、お嫁さんにしてくれますか?」という言葉。何のことかよくわからず混乱している明青のもとへ、本当に一人の女性が現れて…。というお話。 話自体はなんてことのない話なのですが、ストーリーの中にしっかりと書き込まれている 沖縄の風景や風土、おばあの話…。それらがぐんと話に深みを与えているのがよく分かります。映画化されたというのも納得。とても描写が綺麗なので、ぜひ映像でみたいところです。 なんてことのない話、と書きましたが、それなりに伏線が張ってあっておもしろく読めました。 小説の中に出てくるおばあが、とっても魅力的! 巫女のような役割を果たしている人なのですが、ちゃんと人が生きていく上で何を大切にしなければならないかを分かっている人。お年寄りなのだけど、強くて優しい。ああ、こんなおばあちゃんが近くに居てくれたら良いのに…。心がほんわかする、優しい話でした。 | ||||
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本を読んで涙がでたのは久しぶりです。 ミステリーが好きな私ですが、ラブストーリー大賞ということですが、あまり期待せず読んだのですがついつい主人公に感情移入してしまい、手紙を読んだときにはぽろぽろ涙ががなぜか止まりませんでした。ある程度の謎解き(というほどでもないですが)もあり、爽やかなラストでもあり、短い中でコンパクトにまとめている作品と思いました。 | ||||
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読み終えて、心がモワっと温かくなった気がした。ホントに主人公の明青は心優しい青年だし何と言っても幸さんが最高。 何度か明青に対して、しっかりしろよと思い続けながら読み進めた。でも当事者になれば、なかなか勇気が必要なこともわかる。 きっと二人は再び出会えて、今度こそ明青は勇気を振り絞って幸せに暮らすんだろう。 ずっと応援したい気持ちになった。 | ||||
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