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(短編集)
まほろ駅前多田便利軒
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まほろ駅前多田便利軒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 21~40 2/8ページ
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便利屋という少しやくざな商売を営む主人公の多田。過去に何かをかかえているようで、暗い影がちらほらする。そんな中、元同級生の行天(ぎょうてん)が多田と再会する。行天も深刻な過去を抱えているようで、行き場がない状態になっており、多田便利軒に転がり込み、多田の仕事を手伝う。多田便利軒の周りで、どちらかというと表に出ないやくざな世界で事件がおこり、多田は巻き込まれていく。 あらすじだけだと暗い話に思えるが、日が当たらないような世界でありながら、人々はあたたかい。多田も行天のことをだんだんと認めていく。裏世界で人々の役に立ち、周りの人々を幸せにしていく、心温まる作品だった。 | ||||
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個性的な登場人物も面白かったし、突拍子もないストーリーではないのになぜか惹きつけられてスイスイ読んでしまいました。やっぱり彼女の本好きです。 | ||||
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一気に楽しく読めました。 町田出身の三浦しをんさんの作品はなんとなくいいです。 まほろ(おそらく町田)駅前の便利屋の多田がひょんなところで行天と出会い、居候状態で転がり込んできた高校時代の同級生である行天との不思議な生活が始まります。 お互いに影響を受けつつ、他人ごとをほっとけない二人のとった行動が周りにいろいろと影響を与えていきます。 すごくたばこを吸うシーンが多く登場人物は何本ぐらい吸っていたのだろうか。 | ||||
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読みやすいですし、今の時代にはまって おりました。 心に残る作品となりました。 | ||||
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はじめは煙たく感じた行天にどんどん惹かれていく、主人公に近い気持ちで読めました。続きがあると知り、全部購入しました。 | ||||
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私の人生、平々凡々でいい~の。 普通でいい~の。 どうせ、私なんて大したことないから・・・。 え~っと、普通って何? 平々凡々ってどんな感じ? 人生、誰しも波瀾万丈だぜぃ! つまんな~い、くだんな~い、どうでもいいような、そんなショボい人生で、何が楽しいの? 何が面白いの? 消し去りたい、隠したい、忘れたい、そんな記憶が、誰しもあるもの。 そこに蓋をして、毎日の生活に不平不満を言って終活するの? いつまで、同じ道を走り続けるの? 「きっかけ」があれば、人は、何度でも変われる。 内的要因より、強制力がある外的要因の力を借りてでも。 苦手なタイプだと逃げたくもなるけどさ、息をしているだけでは「生きてる」って言えない。 やりたいこと、やらずに死ねるか! | ||||
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個人的には「舟を編む」の方が好きですが、三浦しおんさん、いいです。 軽快な展開、魅力的な人物たち。 ちょっと劇画タッチすぎるかなという場面もありますが。 爽やかな読後感です。 | ||||
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今更になって、過去の直木賞を読んでみた。 舞台は東京と神奈川県の境になっている架空の街、まほろ市。 歓楽街と酪農が一緒にあるような、そこだけで全てがあるような街なんてあるのかな?と思っていたが、解説では東京都町田市という場所はそうらしい。 まほろ駅前で便利屋をして生活する多田。高校の頃、一言しか発しなかった同級生の行天が転がりこみ便利屋と珍コンビで人助け。 最後は、「ん?」という感じ。塾に子供を送り迎えする二人のシーンが好きだった。 高校までしかお互いのことを知らないすれ違いも面白い。 2018.1.29 読了1冊目 | ||||
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何かものすごい事件が起きるわけではないのだけれど、 便利屋に舞い込んでくる様々な依頼を、 ひとつひとつクリアしていく過程の中で、 登場人物たちの内面が少しずつ少しずつ見えてくる。 そんな人間、実際にはいるはずないじゃん! って一見思う人物が多い。 行天さんは本当にどういう思考回路だか分からない。 行天の「妻」も、自分は全く共感ができない。 ルル&ハイシーも、 チンピラの星も、 女子高生も、 「特殊な人」に思えて共感がわかない。 でもなぜだか、 というか理解できないからこそなのか、 登場人物たちの言動に興味をそそられてしまう。 そしていつの間にか、 あ、こういう人いそうだな、と思わされてしまう。 どんな人間にもその人なりの魅力はあるものだな。 と感じました。 | ||||
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便利屋を営む主人公の元に転がり込んだ高校の級友。高校時代は一切、会話を交わさなかった二人が、ひょんな事からゆるゆるのビンボー便利屋ライフを過ごす連作短編集だ。 ワケありのうっとおしい男たちが、ちょっとした日常の波乱に巻き込まれるのだが、彼らの脱力感が実に心地良い。読み進めるうちに二人の過去が詳らかにされ、ストーリーに厚みが出てくる。友情をはっきりと表さない二人だが、ラストはしっとりとしていて、次作への期待が膨らむ。 ドラマの方を先に見たので、登場人物のイメージが固まってしまったのが残念。 | ||||
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ずっと積本だったのをやっと読了。 この本の魅力はなんといっても個性的なキャラクターたちだ。中でも行天はエキセントリックで魅力的な人物だ(身近にいたら係り合いになりたくないが笑)。 それだけならよくあるキャラ小説というかラノベに落ち着くところなのだが、行天のエキセントリックさの理由が彼の生い立ちや物の見方に起因しているということが段々わかってくるので、単なる記号的なキャラ付けに終わらない。そういうところがわかってから彼の危険な振る舞いを見てみると、切なさに胸が締め付けられさえする。彼は常に自暴自棄であり、自分を価値ある人間だと思っていないからこそ、何かをしようとするときに対価としてあっさりと自分自身を差し出してしまうのだ。それが行天の強さの秘密であり、また同時に弱さでもある。 この小説は痛快でテンポよく進むのだが、物語全体をどこか切なさが覆っているようにも感じられる。 | ||||
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Amazon prime でドラマを見てから読みました。ドラマがいい意味で予習になり、キャラクターがつかみやすかったです。三浦しをん作品の中では「仏果を得ず」が好きだったのですが、この作品も少し通ずるようなところがあり、お気に入りに入りました。ドラマもとっても良かったですが、原作の方がさらに良かった‼ | ||||
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忘れもしない2013年のこと、 その昔「今まで生きてきた中で一番幸せです!』と言った子がいたけれど、 今まで生きてきた中で一番ダメージをいただいたのでした。 「終わった‥何もかも。いやとっくに終わってたんだよ!お前なんか!気づけよ!」そんな感じ。 年の初めから始まったドラマ版まほろ。そっから好きになって原作を読み、その他のしをんさん本を たくさん読みました。主にブックオフ経由で。すんませんねアマゾンさん、しをんさん。 どれだけ助けられたかわかりません。もしそれを数値であらわすことが出来たならば、 それこそビックリ仰天な数値になるに違いない。 「誰かに必要にされるってことは誰かの希望になるってことだよね?』 相変わらず誰からも必要とされていない私ですが。 ある程度の歳をとると誰しもが それなりの仕事を持ち、収入を得、家族を持ち、子供を持ち、悠々と暮らしていけるわけではない。 そんな事からあぶれたらどうしたら良い? いわゆる一つの答えになっていたっけかな? | ||||
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便利屋稼業を営む多田、そこに転がり込んできた行天。依頼人から持ち込まれる種々の仕事と共に、話が展開していく。物語の楽しさを味わえる。 | ||||
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独特な雰囲気を楽しめる作品 短編集になっているので、隙間時間などでも読みやすい | ||||
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便利屋を通して、その街に生活する人々との出来事が面白かった。主人公のキャラクターは良いし、相棒は変わってるし、仕事を依頼してくるお客が普通に見えるが訳あり。面白おかしい部分とちょっぴり哀しい部分が絡み合い、余計に物語に深みが増しています。 | ||||
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便利屋 多田と 同級生の行天の不思議な関係。 小指を高校生のときにあることで切り落としその小指をくっつけて 生きている 行天。 行天は子供のころに虐待を受けた。そして精子提供者で 子供がいる。 多田には 苦しい過去があった。バツイチである。 それぞれの過去を背負いながら 懸命に生きようとするが、事件のようなものに 巻き込まれていく。 構成は実に巧みで コミカルでもある。 両親を殺した高校生の友人。 取り違えられたと思いながら、悩む北村。家族の絆が ばらばらにされている。 そのコミカルな文体に ふっと 深い考察がある。 言葉のもって行きかたが うまいのである。 テーマは 『幸福の再生』。 冷たい部分を抱えながら 生きていく 包容力とも言うべき たくましさ。 幸福とは何かよりも 幸福になるための何かが重要なのかもしれない。 | ||||
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サンプルを読み出したら最後迄読みたくなり購入しました。読みやすく面白かったです。 | ||||
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ややおりめがありました。中身は大丈夫です。三浦しをんさんの作品はどれも面白いです。便利屋タダ軒のネーミングから笑えますよね。 | ||||
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泣くものと思ってませんでした。 でも不覚にも… なぜかラストで号泣。 たのしかったです。 | ||||
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