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(短編集)
まほろ駅前多田便利軒
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まほろ駅前多田便利軒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 41~55 3/3ページ
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これが直木賞・・・ 宮部みゆきの火車、横山秀夫の半落ち、浅田次郎の蒼穹の昴、他にも多数が落ちてこれですか・・・ 選考委員の老人達は、何考えてるんだ? あっ、文藝春秋から出てるからか。 | ||||
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難しい漢字はないし、字は大きいし、一話が50ページ程なので、移動時間に読むには最適な本だと思います。読んでいて全く疲れませんでした。 しかし、驚くほど全く何も残らない内容です。事件解決の部分でワクワクさせられるでもなし、人間の闇の部分で共感させられるわけでもない。多田と行天のキャラクターも本の世界では掃いて捨てるほどいるタイプです。 ラストにかけての展開も、無理矢理多田に暗い過去を作った感じがしてなんだかな〜と思いました。うわっつらをなでて書いたような本で、期待はずれでした。 | ||||
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この作品の最大の魅力はキャラクターだと思う。キャラクターが立っている作品が好みの人は気に入るだろう。「まほろ」という架空の土地の設定も、どこかにありそうな雰囲気を漂わせていてよい。 ただ、一話完結の読みきり形式の連続で大きな物語を形成する、というのは良し悪し。読みやすい一方で、ひとつひとつのエピソードがこじんまりとして、どこかしら予測のつくものになっているのは、この作品の一番の難点だと思う。 キャラクターが一番の売り、とはいうものの、語り手である主人公がやや紋切り型であまり魅力が感じられないのもどうかと思う。(一見軽いが、ハードボイルドなんかによくある、心に傷を持ち、どことなく影のある感じ) | ||||
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タイトルも内容もとてもおもしろそうだったので、期待して読みました。 でも、設定も登場人物もどこかで読んだようなありがちな感じがして いまいち入り込めませんでした。 最近、本原作のドラマなどが多いですが、 これはドラマにしたらおもしろいかな・・そんな感想です。 直木賞という肩書きが逆に足を引っ張った感があります。 | ||||
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おそらくふだん小説を読まない人が読めば面白いのではないでしょうか。読みやすくて、好感のもてる感じ。ただ(多田?)、ふだん小説を読む私としては登場人物、ストーリーともどっかで読んだような気がして今ひとつのめりこめなかった。行天のキャラクター設定って榎○津入ってね?とか。この手の男二人のバディものはBLではよくあるし・・・とか。あと、いくら行天の意外な強さを見せたいからって、ヤーさん弱すぎでしょ。出てくる女子は添え物のようだし(泣)。ラストはいいけど、そこに至るまでが・・・微妙ですね。 | ||||
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漫画ですね、マンガの原作本。軽くてなんとなく安心できてという雰囲気のある、女性でなければ描けないようなタッチでね。でも所詮、マンガです。直木賞選考委員の方々が賞を与えたことにまったく興味はありませんが、マンガの原作本も受賞の対象になるんだと分かりました。 | ||||
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多田と行天、絶妙のコンビとでも言うのだろうか。持ち込まれる頼みごとを、 二人はフォローしあってこなしていく。中には、どうしてこんなことまで?と 首を傾げたくなるような依頼もあるが・・・。人はいろいろなものを抱え込んで 生きている。それらとどう向き合って生きていくべきか?そこから一歩を踏み 出すのは容易なことではない。多田が一歩を踏み出すことができたのは、 やはり行天がいたからだと思う。この二人の活躍はこれからも続くのだろうか? できればそうあってほしいものだと願っている。 この作品、映画かドラマにしたら最高だと思うのだが・・・。 配役はだれがいいのか?それを考えながら読むのも楽しい♪ | ||||
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うーん。これで直木賞取ったんですよね? コメディにもなり得るし、 ハードボイルドっぽくも転べる要素がある。 けど、どっちとも言いがたくて 中途半端にまとまっちゃったかな。 作品の流れがどつちつかずだから読んでてもどかしい。 多田と行天はなかなかいいコンビだし、 彼らを取り巻くルル・ハイシー・星・由良・・・もいいキャラクターだと思う。 でも行天の変人さが最後までしっかり描ききれてない。 続編を書くつもりならわかるけど、 これじゃ読者は消化不良気味ですよ。 気分的に「爆発物を見つけたけど爆発しなかった」ってかんじ。 面白くなる要素は沢山あるのに、なんだかもったいなかったです。 | ||||
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主人公の多田は便利屋を開業している。 庭掃除や子供の送迎など、生活上の面倒くさい仕事を何でも引受ける「便利屋」。 暗殺業や探偵といったちょっとかっこよさそうな裏家業でなないところがミソだ。 多田は正月のある日、高校時代の同級生「行天」と再会する。 高校3年間でほぼ全く喋らなかった変人の行天は、よく喋るが何を考えているのか全くわからない「不思議君」になっていた。 路頭に迷っていた行天を拾ってから多田の仕事はいろんな意味でにぎやかになっていく。 正直なところ、これが直木賞?と首をひねってしまいました。 つまらなくはないけれど、特別面白くもないし、既存の枠からも脱しきれていないのではないかと思います。 「池袋ウェストゲートパーク」の三浦しをんバージョンといったところでしょうか。 読みどころとして挙げるとしたら、予測不可能な行動を取る行天と行天の手綱を取ろうとがんばる多田の掛け合いです。 高校時代にさかのぼる二人の微妙な関係とあいまって、心理戦も交えた掛け合いトークには笑わされたり冷汗かかされたりします。 舞台となっているまほろ市は三浦しをん在住の町田市がモデルのようです。 作中では町田と思われる風景が多々見られますので、町田近辺に住んでいる人には親近感のある作品になっていると思います。 | ||||
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便利屋・多田のところに転がり込む、同級生の行天。 二人が織りなす青春記を、時に「拳」で、「笑」で、「涙」で… という本を期待したのですが、ちょっと違ってました。 客から依頼される仕事にひそむ、いろんな問題。それを解決しながら、各々がかかえている「グレー」な心を解かしていく。 まぁ、それなりに面白かった本でした。 でも多田と行天というキャラクターからしたら、もっと元気にスカッとした物語にして欲しいものです。 | ||||
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なんか、暗いなぁ〜ってのが感想です。 天気で言えば、ずっと曇ってるって感じ。 スカッと晴れてるわけでもないし、 雨が降ってるわけでもない。 なんか降りそうで降らない、そんなもどかしい感じ。 陰気臭いというわけではないんだけど、 ずっと明るいところが見えてこなかった。 登場人物たちが何かしら心に傷を持っているから?なのだろうか? ただ登場人物は魅力的なんですよ、ぼくにとっては。 多田も行天もルルもハイシーも。星くんも。ついでにチワワも。 話し自体は短編ものを繋ぎ合わせていった感じで 読みやすかった。 読みやすいんだけど、 それは短いからだけであって、なんというか こうグイグイっと引き込んでいく力は この作品では余り感じられませんでした。 短編なのに途中で休憩入れたりしたこともあったので。 最後多田と行天のシーンは予定調和ではあるけど、その部分は良かった。 結局お互いがお互いを必要としているんだろうな、というところが 伝わってきました。 あのまま何もなく終わってたらもっと不完全燃焼だったかもしれません。 直木賞?と言われれば・・・ですけど、 まぁ他の作品も読んでみたいとは思いました。 | ||||
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かって読むほどのできではない。 主人公の設定など狙いがいやらしいので、ちょっと引く。 文章はところどころ魅せるものがあるが、全体的には、学校の作文程度の出来、なぜ直木賞がとれたか不思議。 今回レベルの高い作品があったので、刺身のつま的なスタンスだったか。 これよりレベルの高い続編がでることはなにだろうから、編集者の人も 変に載せないで欲しい。 | ||||
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直木賞には2つの側面があると思います。 有名作家にに箔を付ける場合と、 期待する作家に弾みを付けさせる場合です。 今作は、後者のような気がします。 だから、T○Sではなく、日テ○なんですね。 内容は、ストリートを舞台にして、 自由業の主人公が事件を解決していきます。 構図としては、石田衣良のIWGPと同じになるので、 どうしても、両者を比較してしまうのですが、 (三浦しをんはマジメな人だろうと思います) 石田衣良が、人や街を半歩ずらして表現しているのに対して、 三浦しをんは、真っ直ぐに表現しています。 その為、逆にリアルさを失っています。 それに人物描写も紋切り型で、脇役も甘い。 街の猥雑さも、匂いもあまり感じられませんでしたが、 その分、ハードさは無く、読み易さはありました。 女流のエンタメ作家は少ないので、次に期待です。 只、20分2000円は安すぎる。どんな風俗なんだ? | ||||
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作品としては可もなく不可もないんじゃないかと思います。面白くないわけじゃないですけれど、ちょっと浅いでしょうか。 そして主人公二人が恋愛関係にならないだけで(匂わすことはしますが), いわゆるBL小説とたいしてかわりがないんですね。BL小説に町のしがない便利屋とか探偵事務所とかを舞台に色々な事件と町の人々たちとの出会いを通じて主人公が成長したりトラウマを克服したりする、人情あふれる話はそれこそ掃いて捨てるほどあります。三浦さんがあるインタビューでよくそちらの小説とか漫画を読むとおっしゃるのをみて、なるほどと納得しました。BLっぽいのはそれはそれで結構ですが、読者としてはそれ以上がほしいところです。 | ||||
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地域密着型小説であるけれど、例えば池袋ウエストゲートパークのようなスピード感はなく。 よく言えば、落ち着ついた、おとなしいストーリである分、閉塞的で地味な印象も残る。 純文学も好き、エンタメも好きな人、町田に親近感のある人はきっと楽しめる事だと思う。 | ||||
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