■スポンサードリンク
真鍮の評決 リンカーン弁護士
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
真鍮の評決 リンカーン弁護士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書『真鍮の評決』とのタイトルの意味は、下巻ラスト数ページで明かされますが、タイトルの意味が分かった瞬間「ほほう!」と感嘆の溜息が出ました。 過去のマイクル・コナリー作品の中では、『わが心臓の痛み』の原題『Blood Work』の意味が作品途中で明らかになった瞬間も衝撃でしたね。 さて、本作は弁護士ミッキーハラーもの第2作目。 ボッシュも登場しますが、あくまで脇役。 アメリカの陪審員裁判では、世間から注目を集める事件については、テレビの生放送があるということは知っていましたが、それも事前に報道機関からの申請に検察側・被告人側双方の署名が必要であるということは本書で初めて知りました。 放映に同意する弁護人にとっては、自身の活躍場面が放送されることで自身の顧客を増やす無料の広告になり、検察側も自身の政治的野心をより大きくすることに役立つ、といった面もあるようです。 リーガルサスペンスにおける最大の見どころは、一見、誰が見てもひっくり返しようがない事実を、いかにひっくり返すことができるのか、という点かと思います。 本書においては、ハラーが弁護する被告人が、銃を撃っていないと主張するにも関わらず、被告人から検出された銃の発射残渣をどう説明するか、という点。これが説明できれば、被告人無罪を勝ち取る道が一気に開けるのですが、果たして・・。 さて、ハラー2作目の本作では、リンカーンの運転手としてパトリックを新たに雇うことになりますが、その過程がなかなかいいです。 窃盗容疑にかけられたパトリック。 自分の行為を真摯に反省するパトリックに対しハラーは言う。 「過去の行いに、きみがいまできることはなにもないんだ。過去に押しとどめておくしかない。法的事柄を切り抜けるのに手を貸してやる。残りは君次第だ。その残りの部分が厄介なところだ。だけど、きみはすでにそのことを分かっている」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボッシュ・シリーズのマイクル・コナリーのもう一つのシリーズ「リンカーン弁護士」の2作目(1作目は映画は見たが未読)にボッシュが登場するということで読んだ。 基本は法廷シーンとその準備シーンになるのでボッシュ・シリーズに比べてアクション部分は少なくなる。アメリカの刑事事件の司法制度やその制度を生活の糧にしている人々(判事・検事・弁護士・職業的証人)や陪審員制度など勉強になる。しかし、この制度を維持するには相当ヒト・モノ・カネが必要だということもよくわかる。また、制度の中に悪徳者が入り込むのもまたしかり。 日本的(ドイツ的?)制度とはだいぶ違う。違う制度なのに、アメリカの影響受けて法科大学院作って弁護士増やしても食べていけなかったのは当たり前だ。 司法制度にがんじがらめでもがくハラー弁護士とチャチャっとケリをつけるボッシュ。ラストシーンでボッシュの方から腹違いの兄弟であることが告白される。ストーリーの面白さ、意外な犯人などコナリー節は相変わらず。それでいて、ボッシュの間に読むことでリフレッシュできる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『リンカーン弁護士』シリーズ2作目。 ボッシュ・シリーズ#2『ブラック・アイス』で、ボッシュとミッキー・ハラ―の関係が明かされている。 コナリー作品はそれぞれのシリーズが繋がり合うので、発表された順に読みながら本書に至ることを楽しみにしていた。 結果、大満足! ハラ―とボッシュの共演というだけでも二重丸なのに、ストーリー展開は(1作目と違って)前半から退屈させられることがない。 ハラ―は2年前の事件(前作)による外傷の後遺症に悩まされ薬物依存になり休職を余儀なくされたが、1年ぶりに復帰する。棚ぼた式にたくさんの仕事が舞い込むが、ブランクを感じさせずパワフルに臨む。 反面心理的ストレスも多大なのに、依存性のあるものを断つために酒はおろかコーヒーまで控えており、子供とは定期的にしか会えないため、寂しさや苦悩もある。 だがそんな環境下にあっても有能さは衰えておらず、終盤の銃の発射残渣にまつわる法廷シーンには、驚きとともにスカッと爽快感すら覚えた。 そして大どんでん返し。陰謀には影の影が…。 ラストシーンもよかった。今後も彼らの共演があるようで、それぞれのシリーズが楽しみだ。 (15歳違いのよう。…にしてもすごい父親だ、これほどいるとは知らなかった) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者のマイクル・コナリーのリンカーン弁護士シリーズ第二弾『真鍮の評決』下巻を読み終えた。 ハリー・ボッシュとミッキー・ハラーという個性あるキャラクターがからみあうリーガルサスペンスを久しぶりに堪能させてくれた作品だった。 プロットの巧みさにも、二転三転するストーリー展開にも、次々現れるサプライズにも、著者コナリーの苦心と才能を伺うことができる。 ネタバレになるが、エンディングでミッキーが命を助けられたボッシュに初めて知った異母兄弟であることを告げるシーンにもコナリーならではの心情描写の機微が感じられた。 ミステリー・ファンが選ぶ最高のアンソニー賞に選ばれた作品だけあると思いながら、コナリーの才能の豊かさに感じ入りながら本書を読み終えたのです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一年のブランクを経てそろそろ仕事に復帰しようと思っていたミッキー・ハラーのもとに、突然ロサンジェルス郡上級裁判所の主席判事メアリ・ホルダーから呼出しがあった。 長年仕事仲間だった刑事弁護士ジェリー・ヴィンセントが昨夜何者かに殺され、その遺書によりミッキーにジェリーの抱えている案件を引き継ぐよう命じられた。 多くの案件のなかでずば抜けて弁護料が手に入る映画会社会長の妻とその愛人殺し裁判がミッキーの最優先案件となった。 ジェリー殺し犯人を追う捜査担当刑事としてハリー・ボッシュもストーリーにからんできて面白くなってきた。 この時点でミッキーは、ボッシュが異母兄弟だと知ることもないが、ボッシュはミッキーが異母兄弟であることを知っているが素振りにも見せない。 あいかわらずディテールに拘るコナリーならではの筆運びである。 すこし前に評者は、このシリーズの一作目と5作目を読んだがやはり作品順に読むべきだと思いながら本書の上巻を読み終えたのです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
法廷ものですが、スピード感があり、一気に読破しました! 複雑すぎて混乱するようなことはなく、それでいてしっかりワクワクさせてくれます! 一つだけ残念だったのは私がボッシュ・シリーズを読んでいないこと。 読んでいればボッシュの登場場面など、もっと楽しめたのは簡単に想像出来ました。 やっぱりコナリーは発表順に読むべきでしたかね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件の真相、と犯人は誰かという事を常に考えながら読み進めても 中々そこに到達しないので飽きる事無く集中でき、読了後の考察にも そんな馬鹿なとか有り得ないなどと言った辻褄の合わない結末にしていないので それがM・コナリー作品を好んで読む所以だ。 今回の物語も後半からグイグイ加速して一気に読ませる展開は流石の一言。 HBシリーズのナインドラゴンズが珍しく何だこりゃ?的な展開の作品だったのでそちらに比べると楽しめる内容だった。 長く続けて年を取ったHB~MHシリーズへ将来移行することを考えているのでは?と言った印象も受けた。 ※一つ読んでいて気になったのが調査員であるシスコがバイクでハラーの自宅を訪ねる場面、 下巻223ページに乗ってきたバイクがV8エンジン搭載バイクと書かれており、 次いで236ページ、シスコのハーレーのエンジンが着火し・・・とあるが・・・ ハーレーパンヘッドにV8エンジンなんてあるんだろうか? 上巻69ページにはシスコの愛車はハーレー・ダビッドソン63年式パンヘッドと書いてある・・・ V8エンジンを搭載した2輪は実際存在するが、ハーレーでは聞いた事が無い。ツインじゃないならハーレーではないのでは? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもながらコナリー作品は途中から読書スピードが上がります。話の展開は何度か予想を裏切られ飽きさせません。最後の驚きの真相にびっくり。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「リンカーン弁護士シリーズ」の第二弾、主人公ミッキー・ハラー弁護士ものだ。今回の大きな話題は作者の大人気シリーズの主人公ハリー・ボッシュ刑事が共演するということ。 今回ハラーは以前の事件の後遺症で薬物依存症になった後のリハビリを経て約1年ぶりに現役復帰することになる。しかも、知り合いの弁護士が殺害され、急遽その後任とし て合計31件もの事件を引き受ける羽目になる。そして、その事件の中には、全米が注目する映画会社のオーナーによる妻とその愛人の殺害事件の弁護が含まれている。 上下巻約800ページ弱の作品の中で、いつもの如く作者は稀にみるストーリーテラーとしての才能をいかんなく発揮する。そして最後にこの事件がすべて結びつき、予想もしない 大物が背後にいることが明らかになる。いや、そのような事件そのもののどんでん返しもさることながら、最後の章で明らかにされる、ハラーとボッシュの関係。マイケル・コナリー という作家がやはり現代最高のハードボイルド作家であることをいやというほど知らされる、そんな作品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2008年に発表され、2012年に邦訳された本作品は、リンカーン弁護士ことミッキー・ハラーシリーズの第2弾。 著者の主要なシリーズである<ハリー・ボッシュシリーズ>の主役、ハリー・ボッシュ刑事との共演を実現している点が、この2つのシリーズを読み継いでいる読者にとって、大変うれしいところでしょう。 物語展開も、凝っています。 前作での心身のダメージから、1年間仕事を休んでいたミッキー・ハラー弁護士を待っていたのは、旧知の弁護士、ジェリー・ヴィンセント殺害事件であった。 ヴィンセント弁護士は、自分の身に何かあった場合に備えて、ミッキー・ハラーを依頼された事件の代理人に指定していた。 このため、ミッキー・ハラーは、30件を越える事件を一挙に抱えることとなる。 巻末解説によると、こうした弁護士が代理人を指定しておくという制度は日本にはないようで、アメリカの司法制度をうまく使った設定で面白いと思いました。 さらに、ミッキー・ハラーが受け継いだ事件の中に、開廷間近の大手映画会社会長の殺人容疑を巡る事件があり、その殺人事件の犯人は誰か(被告が真犯人かどうか)、という謎とともに、旧知のジェリー・ヴィンセント弁護士殺害の謎も並行して描かれることなり、当初から錯綜した展開が期待されます。 また、今回は、「陪審員制度」が重要なポイントとなっているところも、「裁判員制度」が開始されて間もない、日本の読者にとっては、関心の高いところではないかと思います。 それにしても、著者の作品は、邦訳に恵まれています。 その邦訳のうまさは当然のこととして、版権の関係で、著者の初期の作品と最近の作品では出版社が違ってきているのですが、1作を除いて、同じ方が訳しているのです。 だから、どの作品も違和感なく、物語に没頭できます。 前作、「リンカーン弁護士」を気に入ったなら、期待して間違いなしの作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はロス市警ボッシュ刑事シリーズではなく、ハラー弁護士シリーズの二作目である。しかし、ここにボッシュが登場するので、その興味も手伝って読んだ。 冒頭で検察官ヴィンセントとハラー弁護士が刑事裁判所で対峙し、ハラーに軍配が上がる。その裁判が原因で検察官を辞め、刑事弁護士になったヴィンセントは15年後、事務所駐車場で車に乗ったまま、至近距離から銃弾で撃たれ死亡する。 ヴィンセントの遺言により、彼の抱えていた案件をハラーが引継ぐことになるのだが、ヴィンセントの事務所に行くと、刑事2人が重要ファイルを渉猟していた。その中の1人がボッシュだった。ここから興味ある展開になるのだが、ハラー弁護士シリーズは一人称語りなので、ボッシュも、ハラーから見た印象となり、少しばかり勝手が違う。有能さは窺い知れるものの、冷たい感じが勝っている。 さて、ヴィンセントの抱えていた案件の中で、映画制作会社の会長兼オーナーによる妻と愛人殺害事件が有り、それとは一見何の関わりもなさそうな別の事件も絡み、裁判(ハラー)と捜査(ボッシュ)が錯綜する。 アメリカの陪審員制度は、映画「12人の怒れる男」で表面的に知っていたが、陪審団の中から判事がランダムに選定しても、そこから検察側と弁護士双方から候補者に質問する事ができ、結果、専断的拒否権をもってノーと言えるのが新鮮だった。このように個人的には司法のカラクリが面白いのだが、そういう説明が入ることによりストーリー展開が鈍くなってくる。 ただしこれらのジャブが後で効いてくるのである。下巻に入って拳銃の硝煙反応の証言など読みどころがたっぷり有り、満腹になりかけていた矢先に、さりげない筆致で意想外の展開となるのだが、念入りな伏線が有り、それにも納得させられる。 さらにラスト近く、ハラーとボッシュの印象的な会話が余韻を残す。そしてハラーの娘を見たボッシュに対して、こう描写する。――ボッシュが本物の笑みを顔に浮かべるのを見たのはそのときが最初だと私は思った。この描写が心憎い。色々なことが判明するこのマッチングは、今後更なるエピソードを加えてくれ、ますます楽しみである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハラーの法廷サスペンスだと思って読んでいたら、実はハリー・ボッシュシリーズの本当に重要な作品だってことに。 タフなボッシュもさすがに年齢が・・・ということで、まだ若い?ハラーへの闘魂継承がこれから行われていくのかな?なんて考えてしまうエピローグになっています。 ハラーシリーズはとりあえずパスして、Nine dragonsを読んだりしていたのでラストにはズッコケました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
リンカーン弁護士の2作目。今回の目玉は、何と言ってもコナリー作品のヒーロー:ボッシュとの共演でしょう。脇役ながら、上下巻、物語の節目々でしっかり、リンカーン弁護士 ミッキー・ハラーをサポートしてくれます。上巻は、ゆったりめ、下巻に入ってから、物語が大きく展開します。 アメリカの弁護士界は、担当弁護士が無くなった場合に備え、後任の弁護士を事前に決めておく契約で裁判が行われるとは、初めて知りました。 つまりは、後任弁護士となったミッキー・ハラーが後任の弁護士となり、事件の渦に巻き込まれていく展開は、さすがに文章力も巧みで、どんどんと読み手を引き付ける筆力は、やはりコナリーです。最後に、思わずの大展開もあるし、今後コナリーの誇る二大ヒーローの共演作も、どんどん翻訳されるようで楽しみが増しますね。ボッシュ物の初期作品は、ハードボイルド物で、硬質な文章がとても好きでした。最近の数作は、より読みやすくなっていて、ミステリー色、仕掛けもどんどん多くなってきた感じがしますね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻はオーソドックスな法廷物の展開で不利な状況に追い込まれ ながら再起に掛ける主人公に思い入れをしてかなり熱中して読ん で行けました。 登場人物の名前が変わった名前ばかりで憶えやすく、性格も わかりやすく設定されているのは素晴らしい工夫。 ですが最後の最後に来てミステリーの月並みネタ「意外な犯人」 のお話になってしまうのはちとがっかりです。法廷物、弁護士物の 闘うべき敵はそういうことではないはず。 マット・スカダーばりの薬物依存症からの再起をかけるという設定も 下巻では何だか薄ぺらく見えてしまう。 とはいうものの並の凡作ではありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
マイクル・コナリーの最新作は、『リンカーン弁護士』で始まった弁護士、ミッキー・ハラーを主人公としたシリーズの第2弾。マイクル・コナリーは、複数の主人公を使い分けてるけど、これもシリーズ化されたんだ。 私としては、ハリー・ボッシュシリーズが好きで読み始めたマイクル・コナリーだけど、そのハリー・ボッシュもこの作品に登場するので、ファンとしては嬉しいところ。ただ、あくまでもハリー・ボッシュは脇役にとどまり、この作品の主人公は、ミッキー・ハラー。彼が特段好きなわけではないけど、この作品は、リーガル・サスペンス風のミステリとしては、それなりに面白かった。 ただ、最近のマイクル・コナリーの作品は、ちょっと重みがないというか、軽くなってきていて、昔からのファンとしてはちょっと物足りないところ。その分、読みやすくなってきていて、なんだかジェフリー・ディーヴァーを思わすよう。と、上巻を読む限りでは感じたが、後半はどんな展開だろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
リンカーン弁護士シリーズ第2弾の下巻。上巻に引き続いて、読み始めたんだけど、あっという間に読み終えてしまった。さすが、マイクル・コナリーと思わす内容だった。結構、このシリーズ、好きかもしれない。 ネタバレになってしまうので、あまり細かいストーリーは書くことはできないけど、殺人事件の被疑者の弁護をつとめる主人公、ミッキー・ハラーの弁護活動、調査活動により、その殺人事件に隠された秘密が暴かれていく過程は非常に読み応えがあった。ただ、ちょっとその結論は安易だったような気もするが、読ませることは間違いがない。 コナリーらしい深さはないけど、気安く読めるリーガル・サスペンス風ミステリとしてはなかなか楽しめる内容だった。 そして、なんといってもラスト数十ページのお話。ここでは、書けないけど、なるほど、こういうことだったのねって言う種明かし的なエピソードもある。リンカーン弁護士シリーズはこれからも続くようなので楽しみにしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妻とその愛人の殺害容疑のかかる映画製作会社社長、その弁護士の謎の射殺死、この二つの事件に関連はあるのか? 勿論ある!そんな射殺された弁護士の後を引き継ぐ主人公<マイクル・ハラー>、後半ストーリーは二転三転、誰が誰にどんな欺瞞を仕掛けているのか、 やけに陰気なポッシュまでがハラーに仕掛けを...驚愕のエピローグまで飽きることのない物語が展開してゆく。 ボッシュはカメオ出演かと思いきや、いやいや、やっぱり堂々の競演です。最後にはさっそうと...さらには、あのジャック・マカヴォイがチョイ役とは... コナリー・ファンなら、絶対に読み逃してはならない作品でしょう。 ボッシュとハラーとマカヴォイが集結して、さらにはこのジェット・コースター・ストーリー、☆5以外考えられない。 個人的研究成果(?)なんで、他にも気づいている人もいると思うが、やっぱり <コナリー真犯人の法則> が本作でも適用出来たのは嬉しい限り。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
流石、コナリー、上巻は、一気の読み切りました。第一部は、まあ、導入部で、のたくらしてますが、第2部は、1年振りの弁護士復帰ということで、活気に溢れ、キレよく冴えてる主人公に、ぐいぐい引っ張られて読めてしまいました。緩急のつけ方が、猛烈に、うまいんですね。こういうムードは、大好きです。 しかし、何か、胡散臭いムードが、漂ってます。いつもの仕掛けでしょうかね?何か良く判らないんですが・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結構、唖然です。はじめっから、胡散臭いを思っていたのですが、それでも、騙されましたです。騙されるのは、悔しいですが、楽しいです。下巻後半から、3回続けて、えー?!でした。最後のが、一番、??でしたが・・・。「人は嘘を吐く」が、今回(今シリーズ)の原則なんですね。 近年のミステリは、複数事件が錯綜して、しかも、複数の逆転が必要なのでしょうが、コナリーは、その中でも、秀逸ですね。伏線は、しっかり張ってあるし、エピソードも不自然でなく、推理に、説得力があるなあと、納得です。(読み切れなかったのは無念ですが) この後も、MH−HBコラボが、続くようで、とても、楽しみです。早く、読ましてくださいね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
3〜4年、待ちました。泣く泣く、待ちました。「リンカーン弁護士」も、映画化したのに、ちっとも公開される気配がないし、 「ナイトホークス」なども映画化されるといわれつつ、ちっとも撮影していなし、翻訳されていないものがまだ4、5冊あるらしいし、 ほんとに、待ちました。 ああ、面白かった!! 法廷物では、「評決の時」や、「推定無罪」「法律事務所」など、一時期どばっと面白いのがでましたが、これも負けていません。 今回は、ボッシュは味付け役に徹していて、ボッシュを愛してやまない私には物足りないと言えば物足りないですが、 いいえいいえ、これはこれで、ハラーの主役ぶりがひきたって、なかなかいいですよ。これなら、ボッシュの扱いも許せます。 後ろの解説を読むと、まだまだ彼らの物語や、コラボレーションが続くそうで、困っています。 半年とか、1年とか、どうやって待てばいいの? 読めば読むほど、先が楽しみにならい、また、元に戻って、「ナイトホークス」から何度も読み返してしまう私です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!