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エージェント6
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エージェント6の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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続きが気になって購入しました。 面白かったです。 | ||||
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続きが気になって購入しました。 面白かったです。 | ||||
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この著者の本年を読破してくて購入。古本屋には、売ってないので、安く購入できてよかったです。 | ||||
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1980年、ニューヨーク行きの野望を断たれたレオは、ソ連軍の侵攻したカブールで、設立間もないアフガニスタン秘密警察の教官という職に甘んじている。アヘンに溺れる無為な日々がつづくが、訓練生ナラを伴ったある捜査で彼女とともにムジャヒディン・ゲリラに囚われてしまう。ここにいたって、レオは捨て身の賭けに出た。惜しみない愛を貫く男は何を奪われ、何を与えられるのか?―。 | ||||
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相変わらず抜群の筆力でグイグイ読ませます。予想だにできない展開が次から次へと押し寄せてくるので、ページをめくる手が止まらなくなります。まさにジェットコースター。本3作部は単なる娯楽小説にとどまらず、新たな知見を与え、想像力を刺激し、時代や国境を超えて人間の感情を揺さぶる傑作です。傑作というのは、読むたびに何かを学び、 身に付けることができる本のことではないでしょうか。また一回り賢くなったような気がします。読もうかどうか迷っている方も、読んで損はありませんよ。 | ||||
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仕事で悩んだり、奥さんとぎくしゃくしたり、反抗期の娘たちに手を焼いたり、 若い女性に惹かれたり、でもそんな苦労の中で自身を成長させていく頑張る お父さんの話だなと感じてしまいました。 しかし、その苦労がとんでもないレベル! 自分だったら何百回死んでるか分からないほどの過酷の連続! 血のつながらない娘たちにどうしてここまで必死になれるのかが、なかなか感情的に 理解し辛かったですが、愛する妻が愛した娘たちだから、ということなのでしょうね。 で、これだけ苦労したのにラストが悲惨過ぎる気もしますが、娘たちの涙はレオが 報われたと思えるほどの価値があったような気もします。 レオの戦いは、どれほど壮絶でも、お金や名誉のためではなく、ただ家族を、 人を愛するためだったのですから。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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「チャイルド44」の3部作の最後の章です。 最初のインパクトに比べるとやや劣る気がしますが、一気に読めるおもしろさでした。 | ||||
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増殖する閉塞感。 加速する不安感。 哀愁と詩情は火砕流の如く。 たどり着くはずのない出口に向けて登場人物たちは疾走を続ける。 絶望三部作だ。 際限のない絶望の向こう側に希望は、ほの見えるのか。 エピローグで主人公の心は救われたのだ、と思いたい。 完読後、物語の愛おしさに6冊を並べて撫でさすってしまった。 「チャイルド44」はサイコスリラー風味の暗黒警察小説。 己よりも大切なものがある。 「グラーグ57」は熱血冒険小説。 誇りよりも大切なものがある。 「エージェント6」はエスピオナージ。 命より大切なものがある。 作品ごとに異なるテイストで、 それぞれが上下巻だから全6冊の大河ロマンミステリといえる。 しかし、これほど非道い目に遭わされる主人公は、 そう居なかろう。 カムイ伝の正助も目を剥くのではないか。 | ||||
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チャイルド44、グラーグに続く「レオ・デミドフ3部作」の完結編。 前作ではアクションスターばりの活躍を見せたレオですが、本作では、前半はあまり登場せず、後半はアフガニスタンでの自堕落な生活を送る中年男という設定。米国に渡ってから終盤で真犯人を追い詰める場面以外、活劇的な要素はありません。 本作のテーマは家族愛というのでしょうか。繰り返し表れるライーサへの追悼、娘たちを思いやるシーンが胸を打ちました。 謎解き的な要素はあまりありませんので、それを不満に思う人はいるかもしれませんが、冷戦下の米ソ対立やアフガン紛争の実相など、政治的な要素は満載で、興味深かったです。 最後は感動的。複雑な生い立ち、境遇にあったレオが、命をつなぐ家族という存在に癒され、自らの存在意義に気付くような終わり方で、非常に印象的でした。 | ||||
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国の為、仕事の為とはいえ多くの人々を逮捕、拷問、強制重労働所送り にしてきた罪人のレオの結末は大団円ではなかった。 正に因果応報の終局はとても切ない。 獄中で愛する娘達に面会できたのはせめてもの救いなのか? レオの人生はなんだったのか?忌まわしい国家体制の犠牲者なのか? 最愛の妻を亡くし、二人の愛娘も巣立ったレオは、国家の使役の為、 アフガニスタンに身を置くが失意の挙句にアヘンに溺れ世捨て人のような 人生を送る。しかし、逃れることができない危機が訪れ窮地に陥る。 そして、危機からの脱出する局面で生きる意味を見出していく。 トムの特徴の「会話の無い文章」にも慣れ上下巻とも一気読みでした。 チャイルド44、グラーグ57、エージェント6の三部作に共通しているのは、 残酷と非業と無慈悲に打ちひしがれながらも、絶望しもがき抵抗する人々の、 とても苦しい生々しい境遇でした。ですから、読了後には決して爽快感、幸福感と 言うものはありません。胸が苦しくなる、息が詰まるような思いです。 されど、卓越した文章に引き込まれ、寝るのも忘れひたすら読み進めていく。 読者を惹きつける表現力と展開の繋ぎが絶妙な点がトム・ロブ・スミスの凄いと ころなんでしょうね。でもね「偽りの楽園」は残念すぎました。 商業主義の人々にのせられ、稀有の能力を発揮できない作家にだけはなって欲しくない。 | ||||
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チャイルド44を手に取ってから1か月もたたないうちに、グラーグ57、そしてこのエージェント6を読み終えました。 グラーグ57も、面白かったですが、チャイルド44ほど夢中に読み進めることはありませんでした。 しかし、このエージェント6、上巻ラストは信じられないといった思いで、読み返したりしました。 下巻を読み進めていくとレオの苦悩が痛いほど伝わってきて、レオのこんな姿みたくないなんて思ったり。 中盤、ラストにかけては涙がじわじわと溢れてきました。 ここからチャイルド44のネタバレも含みます。 本作、レオの家族への愛が描かれてますが、レオの『血の繋がった家族』への想いというのは、まったく描かれていないのが、少し気になってしまいました。 前々作の重大なネタバレになってしまうからなのか、それを書く必要がまったくないからのか。後者の理由だからだと思うのですが、3部作の完結編ということで、そこらへん少し振り返るところが個人的に欲しかったかなと、思ってしまいました。 ただ、それがなくても、もう、充分楽しめました。下巻はちょうど休日に読み始め、その日のうちに読み終わってしまうくらい 引き込まれてしまったので。 レオの物語、というより、レオとライーサの物語の完結編を読み終えてしまったー 楽しみが1つ減ってしまった、という心境です。 チャイルド44からまた読み返してみるつもりです。 | ||||
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下のインスパイアさんのレビューを読んで。すっかりレオという男に入れ込んだ私のしては、 | ||||
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最終章が、これまでよりさらに凄まじい展開に引き込まれ上下3日で読破できました。 これまでの三話を、いま最初から読み返しています。短い文章表現での描写が効果的なのかもしれないと思いました。 | ||||
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チャイルド44 上巻 (新潮文庫)に始まるレオ・デミドフ三部作の完結編。本三部作はレオの内面と個人史、家族に対する愛を求める旅を描いています。家族への愛にのみ生き求め続ける点で極めて個人的な物語であると同時に スターリン時代の粛清時代から冷戦、アフガニスタン侵攻までの第二次世界大戦後のソヴィエトの現代史大河ドラマになっています。 第三部に当たる本作は米ソ冷戦を背景としたアメリカのレッドパージが生々しく描かれています。その象徴としてFBI捜査官ジム・イエーツが登場しますが、彼の反共思想はスターリン時代の秘密警察を思い起こさせます。これは、病んでいたのは共産主義のソヴィエトだけではなくその宿敵であるアメリカも著しく病んでいたことを示しています。その病理は対象がイスラム・テロリストとなり、その後のアメリカによるアフガン侵攻、イラク戦争へとつながっていることを思わずにはいられません。下巻p327泥沼化しているアフガンに駐留しているロシアの軍人がCIAエージェントに「アメリカもアフガニスタンに派兵するほど馬鹿じゃない」と言わせているのは何とも皮肉なセリフと言えましょう。 このように病んだ国家の犠牲なったレオと家族に多くの災いが降りかかりますが、その災いに正面から対峙して愛をつかもうとするレオの姿は愚かで痛々しくもありながら、美しいと感じられます。 | ||||
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うわー。こりゃすごい。相変わらず戦慄の展開。 前作、前々作も読みましたが、 まさか、1作目越えがあるのか・・・。 とにかく場面転換が鮮やか。 情景描写がきちんと次の出来事を示唆していて、 そこから想像をふたまわり超えた展開がやってきます。 このへんのやり口はさすがだなあ。 かつてスターリン体制下で過酷な生活を経験したロシアの子供達が 冷戦で厳戒態勢が続く中、平和を歌うためにニューヨークへやってくる。 初めて目の当たりにする成熟した資本主義社会の姿に圧倒されるうち 水面下でうごめくイデオロギー闘争に巻きこまれていって。 それはもう、とんでもないことに。 中盤まで読むとひしひしと感じるんです。 この物語にはヒーローが必要だと。その不在感がすごくて。 頼むよ、レオ・デミドフ。お願いだからなんとかしてくれ。と。 しかし、それはアレです。もはや望むべくもなくて。 上巻の最後はページをめくるのが怖いくらいでした。 下巻はきっと全く別の話になるだろうなあ。 レオ・・・。 | ||||
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うぐぐ。 これまでも相当過酷な状況に置かれて来た主人公だけど、これはキツすぎる・・・。 既に上巻の最後で考えうる限り最悪の事態は起きてしまっていて、 下巻では全てが手遅れになってしまった世界で苦悩し続ける男の姿が描かれる。 まあ、とにかく一番見たくないレオの姿を見ることに。 アフガニスタンでの共産主義統治に軍事介入するソ連側の顧問として、 レーニン時代となんら変わらない捜査官の役割を演じる事になり、 さらに反乱分子との熾烈なゲリラ戦に巻き込まれて行くなかにあっても、 どこかうわの空のレオが痛々しい。 話とは直接関係ないけども、 この共産主義政府に対する反乱分子で、裏でアメリカから支援を受けていた ムジャヒディンという勢力の中に後のビン・ラディンもいたわけで、 なんだか皮肉を感じる。 戦争ってのは途切れることなく繋がっているものなんだな。 これまでのシリーズでは考えられないくらい時間が進んでしまうのも先のない旅を予感させる。 | ||||
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ひさびさに寝る間も惜しんで読んだ小説。 チャイルド44、グラーグ57とも非常に引き込まれたが、このエージェント6はそれ以上だった。 それはやはり「家族の物語」がメインテーマだったからだろうか。 時間的、地理的スケールは大きいし、ソビエト時代の社会描写も非常に興味深い。 ただそれ以上に主人公の妻、娘への思いが全編を通して描かれ、これに心を動かされるのかもしれない。 | ||||
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旧ソ連の独特な価値観により、閉ざされた社会の中の物語だったチャイルド44、グラーク57と比べ、馴染みのある米ソ対立構造が真っ向から描かれ、よりマッシブな「らしい」エンターテイメント小説となってました。 あくまで、視点はロシア側ですが、この対立構造を映画なり何なりで見てた世代としては、やや刺激の薄い舞台でもあります。(空からコーラ瓶ってあったけど、ファンタは恐怖の象徴だとは…) 上巻では、娘に煙たがれ、体制に縛られ、何も出来ない体たらくのレオでしたが、下巻では、さらに乾ききり、何をするのかわからない状態となり、最後まで物語の展開が読めません。 そのかわりCIAやFBIが活動的で、アフガニスタン、ゴールデンクレセント、暗殺などアメリカにまつわる陰謀が多分に仕掛けられています。 本作も十分に面白かったのですが、構造自体が皮肉に満ちていたチャイルド44と比較して、評価は普通です。 | ||||
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大切に読み続けてきた3部作も、ついに終わってしまいました・・・。 ああ、そうか。 こういう結末を迎えたか。 最後までかっこいいぞ、レオ! まちがいなく、21世紀のオールタイム・ベストになりうる作品でしょう、これは。 お願いだから、へんてこな映画にしないでください、リドリー・スコット様・・・・ | ||||
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