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【トム・ロブ・スミス】
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エージェント6の評価:
7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.50pt
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繋ぎ止めるものは
レオの最後の物語です。どこまでいっても辛い。終わりはあるのか・・・幸福という終わり方はあるのだろうか。どこまでも深い、そして冷たい。
不屈の男・レオ、本領発揮
ソビエト国家保安省捜査官・レオのシリーズ三部作完結編。捜査官を辞め、今は工場長として平凡に(やや屈折し、覇気は失ってはいるが)、しかし、愛妻ライーサと二人の養女と一緒に幸せに暮らしていたレオに、思いがけない、身を引きちぎられるような不幸が襲いかかる。果たして、レオはこの不幸から立ち直れるのだろうか?前半は、レオとライーサの出会いを中心にした恋物語からスタートし、思いがけない悲劇の勃発まで、冷戦時代の情報戦のお話が続き、比較的静かな展開で進む。それが後半になると、一気に“怒りのアフガン”ではないが、アフガニスタンでの冒険に変化し、不屈の男・レオの本領発揮となる。トム・ロブ・スミスという作家は、前二作と同様、本作でも徹頭徹尾レオを厳しい状況に追い込んでゆく。そんな苦境をいかにして脱出するのか・・・驚嘆すべきレオの知恵と体力と精神力が発揮される。思想と人間性、国家と個人、夢と妥協など、さまざまに考えさせられる小説だが、アクション小説としても一級品なので、一気に読み通すことが出来る。ラストシーンは、かなり悲しい。
レオの最後の物語です。
どこまでいっても辛い。
終わりはあるのか・・・幸福という終わり方はあるのだろうか。
どこまでも深い、そして冷たい。