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孤宿の人



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孤宿の人の評価: 4.25/5点 レビュー 167件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全167件 21~40 2/9ページ
No.147:
(5pt)

なんとなく、心に染み入りました。

いつものサスペンスとは、違ったものでした。でも読んだ後に、この女の子ほうが、いじらしくなりました。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.146:
(4pt)

人間の尊厳とは

すぐ到着しました。充分に快適に読める綺麗な状態でした。ありがたいです。今宮部みゆきさんにクラクラしてます。ぼんくら、おまえさん、火車、模倣犯と、読み進みスケールの大きさと、人物描写の確かさに喝采です。孤宿の人は、孤宿の意味がわかりませんでした。ネットでしらべたら、加賀さまと
ほうのことで、ひとりぼっちという意味です。宮部みゆきさんの造語です。ご本人がおっしゃってます。薄幸にもめげずに数々の縁に巡り合いながら、
生き抜いていく幼い女の子、ほうの生き様が、
胸をうちます。そして丸海藩に永の預かりとなった
加賀さまとほうの出逢いは、圧巻でした。ほうは、
自分の名前を阿呆のほうと教えられ、自分もそうだと信じて疑わなかった。しかし、加賀さまは、
ほうの名前を、方角の方と名付けてやり、最後は自らの死を前に、ほうの名前をたからの宝であると、
ほうに書き置きして、死んだ。ほうを一人の人間として、その尊厳を貫いた加賀さまに、涙が溢れて止まりませんでした。徳川家と、末端の丸海藩を取り巻く政治情勢を描いた、スケールの大きい作品です。映画で孤宿の人を描いたものがあるのかしら。
なければ是非映画で再現してほしい。
推理小説の大家であるだけに、ストーリーの面白さ大胆さは、言葉で言い尽くせない。おすすめします。令和元年5月 マダム
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.145:
(5pt)

続編が読みたい

宮部みゆきさんの時代小説の中では1番だと思いました。丸亀城から瀬戸内海を眺めに行きました。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.144:
(5pt)

続編希望の方は投書を(笑)

宮部みゆきさんの時代小説で一番好きな作品です。他の方も書かれていましたが、続編を書いてくれないかなあ。作者か出版社に投書しようかな。他の方も投書してくれないかな。(笑)
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.143:
(4pt)

心温まる、加賀殿とほうの交流

50男です。

母に勧められ読んでみた。

加賀殿、ほう、宇佐、舷洲先生、和尚、啓一郎先生などなど、登場人物に魅力的な人が多く、

本の世界に入り込んで読書を楽しめた。

悪霊と恐れられ殆ど食事も拒否していた加賀殿が、ほうと出会い、読み書きを教えることで、徐々に優しさ、

思いやりといった人間らしい感情を取り戻してゆく。

その加賀殿が、自ら落雷による死を予見、覚悟し、丸海の守り神になる心境の変化が、自分には印象的だった。

知恵遅れの心根の綺麗さを描いた話は稀にあるが、本作は、孤宿の人加賀殿を中々登場させず、

人々が畏れる悪霊や毒、雷などと、藩内一族内の骨肉の争いを絡ませながらミステリー風に

読ませるあたりが、さすがだと感じた。

「ならばそのお守りには立派に効き目がある。おまえを守るのは神ではなく、おまえを案じてくれたその娘だ。

だから怖がることはない。」(下巻p298)

「あの子は御仏に会うた。人の身の内におわす御仏に。」(下巻p501)
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
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No.142:
(4pt)

破滅の中の希望

宮部作品の中でも「展開」をこんなに最後まで引っ張るのも珍しいなと思う。
主人公もころころ変わる印象で。
「加賀様」は冒頭から存在感はあるんだけど、実態がない。
これは宮部さんらしい。
物語の後半でやっと登場し、ほうと触れ合う。
しかし、ほうとの交流も僅かで、物足りなさを感じる。
にも関わらず、この2人の件は鮮やかで強烈な印象を残す。
結局冒頭からのこの構成は、ラストの「破滅の中の希望」を際立たせている。
幕府や藩の思惑に翻弄される2人だが、彼らの心だけは翻弄されない。
「孤宿の人」孤宿はひとりぼっちという意味なのに、これに当てはまる人はたくさん登場する。
でも、最後には、真逆の意味に感じるのがとっても不思議です。
やっぱ、深いなあ〜宮部ワールド。
この小説を絶賛される方々はかなりの読力のある方々だと思う。
私もそんな方達の一人になりたいとさえ思いました。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
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No.141:
(5pt)

ぜひ電子書籍にしてほしい。

本当に良い本です。キンドルでも出してほしいです。紙の本は持っているのですが、長期に出かけるときは沢山本を持っていけないのでキンドルを重宝しています。もっと電子書籍にしてほしい。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
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No.140:
(4pt)

すばらしく楽しい新書でした。

大変高品質、良い本で、すぐに読破してしまいました。感謝しています!
孤宿の人 (上) (新人物ノベルス)Amazon書評・レビュー:孤宿の人 (上) (新人物ノベルス)より
4404035586
No.139:
(4pt)

高品質の本でした。

大変高品質、良い本で、すぐに読破してしまいました。感謝しています!
孤宿の人 (下) (新人物ノベルス)Amazon書評・レビュー:孤宿の人 (下) (新人物ノベルス)より
4404035594
No.138:
(2pt)

40点かな。読まなくてもいいかも

宮部ファンなので、荒神を読んで、こちらの方がおススメ、
とあって、思わず手に取りました。

 とりあえず、お話の後半になって、ようやく匙とか、引手とか、
意味がわかるようになってきて、堀外とか、番小屋とかは未だに
イメージできませんでした。

 もっと言うと、残念ながら、このお話は主人公は、ほうちゃん
なんですよね。それすらも、なんだかよく分からなかった。
 とりとめもなく、書き連ね、何も絡まなかった。無駄が多かった。
花吉さんも琴江さんも渡部さんも本当に必要だったの?
 浅木家に下されたのは雷だけ?あれだけ毒のこと書いといて?
 ほうは、本当におあんさんに会いたかったのか?加賀様と一緒に
いたかったのか?

 40点。
 こう言う絡まない物を書き連ねるタイプの代表に笹本さんって
作家がいらっしゃるのですが、大長編で一個も絡まない。その作品
群を思い出した作品でした。笹本さんの作品を名作って読まれる方
もいらっしゃるので、ちょっと相容れないかな、と。

 ところで、あとがきで丸海は丸亀だとされています。香川は
結構行ったことあるんですが、こんなに雷落ちるんですか?
一回も見たことないんですが。
 夕立と雷は山陰が一番すごいと思うんですが、地形描写も
あわせて、イメージがしにくい作品でした。
 模倣犯とか理由とか火車をイメージされてる方、読まなくても
全然OKです。
 感動しました、泣きましたって方多いのですが、どこに泣いたん
でしょう。加賀様の最後?宇佐さんの最後?ほうさんが助かった
から?花吉の最後?
 ほうさんの無垢さが全く引き立たなかったこの流れが残念。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
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No.137:
(4pt)

80点。上巻は兆しあり。

宮部ファンなのですが、熱烈な宮部ファアンなのですが、実は、
最近の宮部さん。って、模倣犯以降。力を込めた作品と、それ以外。
少し差があって、そりゃあ、全部が全部模倣犯だと宮部さん早死に
しちゃうかなって。
 荒神って作品を久しぶりに手に取って、まあまあかな。レビューを
みたら、孤宿の人が最高って意見があって、手に取りました。

 阿呆のほうがその名前。
 なんで生まれてきたのかって。なんで生きるんだろって。
 私はおつむが弱いんだって、思う小さな女の子。
 そんなほうが、なんの因果で讃岐の国へ。丸海とは街の
カタチ。そこで巡り会う啓一郎様とその一家。そして引手の
女の子。
 丸海の街に伝わる因果と、加賀様。
 その重なり合う波と波がほうの身に襲いかかる。その兆し。

 80点。
 宮部さんは、文章が上手なんですが、丸海の形も匙とか引手
って言葉もイメージはかなり困難。さらに言えば、以前と
比べると人物の説明が不足してるから、ちょっとこの人誰?
ってところあり。図とか、言葉の注釈があっても良かったかも。
 それ以外は、上巻では兆しのみ。けれど大きな高まりを期待
させる兆し。
 下巻。楽しみです。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
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No.136:
(5pt)

涙が…

おあんさん、ほうは帰ってきました。加賀さまは、優しい方でした。加賀様は、怖い鬼ではありませんでした。またこうしておあんさんのところにかえってきました。おあんさんと 、またいっしょに暮らせます。
胸につまった。…そして涙が…涙が…
阿呆のほうは宝のほうになった。…また、涙が…これからほうは、おあんさんの示した道へ行くのでしょうね。心の中から無くなることのないおあんさんと、加賀様と、琴江様も一緒に、…世の中の廻っていく様はこのお話しの様なものなのでしょうね。人々の思いも考えもくわだても…宮部作品を読んだなかでは一番心に残りました。前は「火車」でしたが。しばらく「弧宿の人」から心が残ってしまい、離れられそうにありません…他の宮部作品もまだまだ読みたいのに…
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.135:
(5pt)

上・下巻を読み終えて

小説はやはり最後の最後まで読まないと何がどうなるか分からないものだと思いました。
自分の推測や予測とは大きく外れていました。これから読もうとしている多くの方に、結末に広がるこの光景を見てもらいたいと思います。それはきっと読者の心と主人公の心、両方に重なると思います。
また、人それぞれに持つ信仰心というものについても考えさせられました。正義や信条といった類のものよりももっと大きく人を動かす力です。この小説の中のことだけで考えると悪とも善とも言えない、裏を返せば善にも悪にもなる都合の良い生きもののような存在でしょうか。そう考えると結局は人を動かしているのはその人の心ということになるのですが・・・。
もう一度読んでみたいと思っています。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.134:
(4pt)

上巻の感想

これまでに読んだことのある宮部みゆきさんの時代小説とは打って変わって暗い印象です。
生きることに必死という緊迫感のような雰囲気をいつも漂わせているように思います。そんな中、まだ小さな子供のほうは、なぜそれほどまでにと思うほど大人たちに従順で、まるでよくしつけられた気の弱い小犬のようです。子供の頃はみんなそんなものだったろうかと考えてしまいます。
巻末では、思いもしなかった急展開に涙してしまうほど悲しい事件が待っていました。子供らしく無邪気に笑うほうの姿は今のところ全く想像できません。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.133:
(3pt)

うーん

金比羅参りの途中の立ち寄り先、また特殊な染物を生産することで主要な収入源を得ている四国の小さな藩、丸海藩が舞台。金比羅参りのために江戸から連れてこられそのまま置き去りにされた少女ほうと、江戸から罪人として流されてきた高官加賀をめぐる物語です。

上巻でやっと話が動き出すのが400ページ目くらい。その前に登場人物や丸海藩での様々な暮らしの描写が続きます。ひとつひとつ丁寧に書いてあるとも言えるし、冗長とも言えると思います。正直言ってちょっと飽きてしまって、読み続けるのが辛かった。その後物語が盛り上がって、下巻に突入。でおもしろくなったと思ったら、また色々な人が登場して、その人たちの心の動きを丁寧に説明するので、物語の勢いを削いでしまったのではないでしょうか。

最後はたしかに感動でしたが、やっと終ったーとほっとした思いもあり。全体的な感想として、主要なストーリーラインはすごくおもしろくて泣けるものだったのに、周りを書き込みすぎて焦点がぼやけてしまったような気がしています。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.132:
(5pt)

是非読んでもらいたい作品

美しい四国の海や山、森を描き、丸亀藩をモデルにした架空の丸海藩の様々な人々の心の様を描いている。決して綺麗だけの物語ではないのに、澄んだ心をもつ、ほう、の存在が私の心にも大切なものを気づかせてくれた。俳優で亡くなられた、児玉清さんが解説で宮部みゆきさんの言葉を引用している。

本は人間の友達

と。

親友の一人に出会えた気持ちになった。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.131:
(5pt)

【人は優しい。しかし人々は残酷だ。】

上巻は正直なかなか進みませんでした。
少し間延び感を感じました。
しかし、下巻はあっという間に読了。
この作品を前もって読んでいた人たちには、「泣くよ」と言われておりました。
しかし、なかなか泣くことのなかった私はいくら大好きな宮部みゆき先生の作品とはいえ、泣かないよ、と思ってました。
しかし、読み終えた今、涙止まりません。
もう陳腐な言葉でこの作品を語るのは申し訳ない思いでいっぱいです。
星が1つの方たちのレビューを読みましたが、上巻の間延び以外は読み方というか視点が違うのだなぁ、と感じます。
【あきらめ】や【覚悟】というような言葉で読むほど安っぽいお話じゃありません。
人が成長するということ、そのためにどれだけの人たちが関わってくれるのか。人は弱くそして、人は優しい。しかし、人々は残酷である。
この違いを突きつけられる作品でした。

オチだけに捕らわれず、細部まで読んでいただきたい作品です。。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.130:
(5pt)

たくさんの人に読んでもらいたい

最後に感動して涙が止められなかった。この感動を多くの人に感じて欲しいと思います。
孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)より
4101369313
No.129:
(5pt)

孤宿の人<下>(新潮文庫)

囚われ人として流されて来た加賀之守に仕えることになった(ほう)は、育った環境から自分は頭が足りないから阿呆の呆と名付けられたと思い込んでいて、名を尋ねられるとそのように答えていましたが、
賢い加賀様の導きで、いろいろ出来るようになり、加賀様が落雷で自分が命を落とすと悟られた時、奉公を解かれ、加賀様が亡くなってから伝言として、お前の名前は宝の(ほう)と告げられた時は、本当に嬉しかったです。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321
No.128:
(3pt)

終わり方がスッキリしない

全体の2/3くらいまでは、話の全体像に謎が仕込まれておりそれなりに読み応えがあるのだが、1/3くらいは終わりに向けていろんなことが一挙に進められている感が有り、読んだ後のスッキリ感はなかった。
孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)より
4101369321

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