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孤宿の人
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孤宿の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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文庫下巻155ページ辺りから、語りの流れがよくなり、読み手を引き付け止まない。残念ですが、それより前は、冗長過ぎないか。下巻155までの間に、そこまでを密度高く描き切れなかったか。 | ||||
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そして感動がない。駄作だと思う。時間の無駄。 | ||||
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宮部ファンなので、荒神を読んで、こちらの方がおススメ、 とあって、思わず手に取りました。 とりあえず、お話の後半になって、ようやく匙とか、引手とか、 意味がわかるようになってきて、堀外とか、番小屋とかは未だに イメージできませんでした。 もっと言うと、残念ながら、このお話は主人公は、ほうちゃん なんですよね。それすらも、なんだかよく分からなかった。 とりとめもなく、書き連ね、何も絡まなかった。無駄が多かった。 花吉さんも琴江さんも渡部さんも本当に必要だったの? 浅木家に下されたのは雷だけ?あれだけ毒のこと書いといて? ほうは、本当におあんさんに会いたかったのか?加賀様と一緒に いたかったのか? 40点。 こう言う絡まない物を書き連ねるタイプの代表に笹本さんって 作家がいらっしゃるのですが、大長編で一個も絡まない。その作品 群を思い出した作品でした。笹本さんの作品を名作って読まれる方 もいらっしゃるので、ちょっと相容れないかな、と。 ところで、あとがきで丸海は丸亀だとされています。香川は 結構行ったことあるんですが、こんなに雷落ちるんですか? 一回も見たことないんですが。 夕立と雷は山陰が一番すごいと思うんですが、地形描写も あわせて、イメージがしにくい作品でした。 模倣犯とか理由とか火車をイメージされてる方、読まなくても 全然OKです。 感動しました、泣きましたって方多いのですが、どこに泣いたん でしょう。加賀様の最後?宇佐さんの最後?ほうさんが助かった から?花吉の最後? ほうさんの無垢さが全く引き立たなかったこの流れが残念。 | ||||
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ストーリーテラーの力量は確かなのだが、冒頭に「香川では、ありえない」「それは違う」描写に出くわす。最初にここで引っかかると、そのあとも違和感を引きずって、どうにもならない。金比羅宮参りにあと一日という、讃岐の金比羅宮参詣者のための宿で、同伴者に路銀を持ち逃げされ、立ち往生した子供がいれば、宿や周囲の参詣者は手を尽くしてその子が金比羅宮参詣を完遂できるように助力する。間違っても、寺に預ける(参詣を完遂させない)ようなことはしないはずだ。現在でも四国では「ご接待」という、四国八十八箇所の寺の巡礼者に、お茶・食事・時には宿を提供して、巡礼を助ける伝統があるのだ。まして、江戸時代、しかも金比羅宮のおかげで商売が成り立っている宿で、金比羅宮信仰を軽んずるようなことが何の疑問もなくなされるわけがない。せめて、参詣をすませた帰り道にすれば、いただいたお札だけ国元に送って、帰りたくないという子供を篤志家が引き取るということもあり得たと思うのだが。 やはり、著者は東京の人だけに、他の土地の人を描こうとすると難しいようだ。残念なことだ。 | ||||
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上巻について、物語の入りは非常に興味がひかれ、その後の展開が楽しみになった。 しかし、すぐに登場人物の背景説明にほとんどのページが割かれ、中だるみした感が否めなかった。 正直読むのがしんどいと思ってしまった。 あの長い背景説明は、今後の展開に関係あるのだろうか。 | ||||
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文章は読みやすいのですが、登場人物が多すぎかつ端役まで背景を語りすぎて、重要な事象がぼやけている気がします。 物語の始まる地点を早く設定しすぎたのでは。加賀様、が到着してからでもいいかと思います。それ以前の騒ぎは軽く回想で触れる程度で。 すべての人物や事件をこと細かく描写するのは、手抜きしない宮部氏の良さだと思うのですが、もっと簡素にして端役を減らしたら、 スピード感のある物語になったと思います。 | ||||
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下巻はあっという間に読み終わってしまいました。いつも読み終わった後に爽快感、納得感、満足感があるのが彼女の作品だったのですがこの本は読み終わって「よかった?」と聞かれてもなんだか即答できません。 宮部みゆきの時代小説は好きですが、これはちょっと途中読んでて苦しかったです。中だるみと言うかなんと言うか。 方の成長。渡部の決断とあきらめ。宇佐の想い。加賀の覚悟。 いろいろメッセージがあったのは分かります。 でも、あともう少し宮部みゆきらしさが欲しかったような気がします。 やっぱり彼女の作品は短編の方が好きかも。 | ||||
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絶賛される方が多く、児玉清氏の賛辞も信用して購入しましたが、期待外れでした。 宮部氏の1990年代に著された江戸時代物に描かれた市井に生きる人々の人情、感情の細やかさ、切なさに感涙した私からすると 「ぼんくら」あたりからその路線を離れ、宮部氏の現代推理物に通じる氏の「頭の中でこねくり回した」ストーリー重視に傾斜しており、本作もそれにあたると思います。 素晴らしい舞台設定や魅力的な多数の登場人物を配し、数々の伏線をストーリーの中に走らせ絡ませようとしているあたりは流石と思わせます。しかし、氏のインタビューにもあるように途中で執筆を早く終わらせたくなるほど複雑にお膳立てし過ぎたが故に、途中から折角の伏線を「登場人物の死」で安易に消し込んでしまっています。 また、ほうと加賀殿の交流と別れも割くページが少なく中途半端です。「風呂敷を広げ過ぎて早く畳んで帰りたい」作者の気持ちが途中から見えてしまい、残念としか言いようがありません。もし機会があるのならば、物語途中から執筆し直し、この素晴らしい設定と題材を生かし切った新作に生まれ変わらせたらどうだろうと常々思っています。 | ||||
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人物に感情移入できない。 ほうが俺よりよっぽどちゃんとしゃべるので、手習いの場面は嫉妬しかできなかった。 あと、ふりかえると何もしてないように感じる。繰り返す日常の描写ばかり。悪い意味で寂しさが残った。 | ||||
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「誰か」から、どうも昔の勢いがなくなってきたような気がします。 オビに惹かれて読んでみましたが、登場人物はそれぞれ魅力が あるので、全くつまらないわけではないのですが、テンポがとろく 退屈で、期待はずれでした。 | ||||
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宮部みゆきの作品は、時代物、現代物を問わずスピード感があり、読んでいるとどんどん引き込まれて行くのですが、この作品は10日ぐらいかかってようやく読み終えました。 主人公の孤児の少女、ほう、を取り巻く登場人物の心理描写がしつこいほど長く、あーでもないこーでもないと繰り返し出てくるのでうんざりします。しかも、かれらが途中でどんどん死んでいくのでちょっとしらけた気分で結末をむかえる・・・。 結末は、純粋無垢な主人公を通して人々が「御仏を見る」、ということになって最後に泣かせます。 このような感想になってしまうのは、読み手である私自身に問題があるのでしょうか? | ||||
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テーマは良かったと思うが、消化不足か。特に後半の展開が、話を進めるための強引なものに思えた。あの人たちを物語中で殺す必要があったのか、ラストの少女の反応はあっさりしすぎていないか。 | ||||
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帯紙に「懇親の力をこめて…」とあるが、残念ながら、まったくそうは感じられない。明らかに、少し書いてはまた書きたして、筆を休め、また思いついたら筆で書き続けていく。そんな、ゾンザイさが明らかに漂ってくる。多忙で依頼された原稿が詰まっているのだろうが…このような作者の添削直しが不充分とあられば、先がみえている。残念な失敗作と感じるのは小生だけではないであろう。 | ||||
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期待しすぎだったからかもしれません。 確かにほうの純真さと宇佐の人情、渡辺の正義感には心打たれたところもありましたが、『模倣犯』のような人物描写の深さやお初シリーズのようなゾクゾクドキドキを期待した自分にはいまひとつでした。 次作に期待します。 | ||||
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