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孤宿の人



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孤宿の人の評価: 7.67/10点 レビュー 3件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

悪霊より恐いのは、ひと

宮部みゆきの時代物を初めて読んだ。歴史や時代考証を巧みに生かしながらミステリー要素もきちんと押さえていて、宮部みゆきの構成力、筆力に改めて感心させられた。
金比羅山への入口にある小藩・丸海藩に、妻子と側近を惨殺した悪霊と恐れられている加賀様が流罪となって預けられることになった。それを機に、穏やかな丸海の暮らしに暗雲が立ちこめ、不吉な出来事が次々に起きてきた。「加賀様の祟り」が重くのしかかった丸海藩では、武士同士の権力争い、領民間の不信による軋轢が頂点に達し、ついに爆発することになる・・・。
物語の本筋は、「加賀様」という「悪霊のシンボル」を軸に様々な争いを起こしていく人間の業の深さを、「ほう」という9歳の無垢な少女と「宇佐」という勝ち気で純情な若い女性の二人の視点を通して描いたもの。この二人を始め、善人悪人を問わず登場人物が非常に生き生きと描かれていて、読み進むうちに感情移入しないではいられなくなり、読後には深い感動が残されることになる。
時代ミステリーというより、人間の善と悪を追求した人情傑作としてオススメだ。

iisan
927253Y1
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

孤宿の人の感想


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松千代
5ZZMYCZT
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

孤宿の人の感想

宮部みゆきさんの作品は現代物ばかり読んでいたのですが、何を書いても本当にはずれのないすごい作家さんだなあと思います。
最後はホントに泣けました。
権力に翻弄される中でけなげに生きる人々が、とてもいとおしく感じられます。
でもちょっと人が死にすぎ?


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たこやき
VQDQXTP1

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