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狂う(彼女はもういない)
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狂う(彼女はもういない)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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自分が女だから、というのもあって特殊な感情を持つ主人公鳴沢の気持ちに共感できないし、殺人の目的もめちゃくちゃなんだけどとりあえずページをめくる手が止まらなかった。 女性への暴行シーンもR18にしてはさほど過激ではなかったのでよかった。 想像の遥か上をいくラストに驚いた。 | ||||
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お金を使えばこんな事件を起こす必要がない(キリッ) 犯行現場を特定されるようなDVDを作る必要がない(キリッ) こんな見当外れなこと言ってる人が約一名いらっしゃるようですが…もう一回、ちゃんと読み直した方が恥をさらさずにすむかと…(笑) 犯人は、お金を使えば解決できるだろうという考え方に異常な反発を覚えていた。それが彼の人格に歪みを引き起こした原因のひとつであり、事件を計画実行する動機のひとつにもなった。 犯人のやったことには彼なりの目的があり、それを達成するためには、DVDを観てわかる人にはその現場が何処なのかすぐわかることが極めて不可欠なポイントであった。 日本語が理解できて、冒頭と解決編だけでもちゃんと読んでいれば、中学生程度でも読み落とすところじゃないはずなんですけどねぇ…狂ってる人間の思考だから、なんてムツカシイ話でもないしねぇ… ひょっとして、まともに読みもしないで適当にケチつけてる?怖い怖い(笑) | ||||
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「彼女はもういない」の改題。 タイトルに関しては圧倒的に単行本の方が秀逸。 実に西澤さんらしいと言うか、氏の数ある作品群の中でもトップクラスにエグい内容(笑)。 確かに動機と犯行の無茶さのギャップに感情移入しにくい部分もありますが、真相の意外性はそのエグさをも内包し、旧タイトル「彼女はもういない」の意味が分かると共に切なさと虚しさがこみ上げてくる。 西澤さんのファンなら買いですが、そうでない人にはお奨めし兼ねる内容です。 | ||||
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幻冬舎文庫から出ている殺すの姉妹編であり、単行本刊行時は彼女はもういないというタイトルだったものの文庫化でこちらも改題されてい る。 もともとの彼女はもういないのタイトルの方が内容をよく表現しているのだが。 犯人視点からのストーリーだが、倒叙推理ではなく、犯行と警察の捜査を平行して描く一種の警察小説スタイルである。 猟奇的な趣向だが、単にそれだけではなく、西澤氏らしい謎の提示の仕方が抜群で先が気になって仕方ない。 動機に現実味がないという意見があるが、ミステリーにおける動機は現実味があるかどうかではなく、ストーリー内での整合性が納得できれば、現実的でないとかそういう突っ込みは無意味である。そういう点が気になるような人はそもそも西澤作品を読むべきではない。 本作もロジックの西澤氏らしく、現実にはこんなことあり得ないが、そうであった方が面白いという小説上の論理を優先しており、見事な結末である。 | ||||
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意外な結末。動機は単純だが魅力的?狂うのはラストで本当に狂ったこと。淡々と進む中でも真実は強烈。作者らしいといえばそれまでだが、色の付いたミステリーであった。 | ||||
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人により評価が大きくわかれそうな作品ですね。「気分が悪くなっただけだった・・・」という読者もいそう。 ただ、私には合いました。動機は共感できませんが(当たり前か)、真相の部分のキレ味はなかなかのもの。 恥ずかしながら西澤さんの作品を読むのは初めてなので、他の作品も手に取ってみたいと思います。 | ||||
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いや〜、西澤さんらしいというか、そんな数ある作品群の中でもトップクラスにエグい内容(笑)。 しかし真相の意外性はそのエグさをも内包し、タイトルの意味が分かると共に切なさと虚しさがこみ上げてくる。 | ||||
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正直なところ、主人公(鳴沢文彦)の人物造型が荒く(ちなみに、捜査官の城田理会警視も存在としては薄っぺら)、その性格破綻振りそして暴走振りには附いていけなかったというのが率直な感想なのですが、やや強引とはいえプロットの妙と作者の筆力で、徹夜で一気に読まされました。後から考えれば、全ての手掛り(例えば、『リセット・プレイ』なる詩の存在や性同一性障害への言及など)はきちんと開示されていましたが、最後まで結末が読めず、その分ラストでは頭を殴られたかのような衝撃を受けました。(それにしても、奏絵の住所が同窓会名簿から消えたことで何故鳴沢が「裏切られたという激しい被害妄想にまみれてしま」(188頁)ったのか、その動機はいまだに評者の理解の範疇を越えています。) 最後の疑問:「ガムテープでぐるぐる巻きにされたDVD四本」(120頁)と「エアコンのリモコン」(同)とは何の記号(隠喩)なのか?そもそも鳴沢の実家は日本の何処に位置しているのか?(事件の舞台はどこの町か?) 本年度の各種ミステリー・ランキングでも上位に入っている訳ではないようですが、読み始めたら止められない一作であることは間違いないように思います。 | ||||
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話としては、ヘビーです。 人によっては途中で読むのを止めるグロさでしょう。 一冊の卒業後の住所録で、狂気の世界にはいっていく男。 狂気の世界は読者の心まで狂わせそうです。 学生時代に思いを寄せた少女。 どこに今はいるのか? その少女への思いを、恐ろしい表現ですすめていきます。 とはいえ、物語へ引き込むチカラは作者ならでは。。と いったところでしょうか。 後味は悪いのに、読んだ事への後悔はありません。 | ||||
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西澤さんの作風が大好きで、新作をいつも楽しみにしてます。 今回、説明文に『R18』と記載されていた為、ある程度のえげつなさを想像してましたが…想像以上のえげつなさです。 読み終えた第一印象は、救いの『す』の字も無い、えげつなさと悲しさです。 ラストは、読み終わる寸前、 『もしかして…』と予想した結果と同じでした。 そして、陰惨な内容は今までと似たような雰囲気ですが、何故か新しい作風だなと思いました。 『猟死の果て』という作品に出てくる女刑事が再登場します。 えげつないですが、やはり一気に読んでしまう所がさすがです。 読み終えてから、タイトルと表紙を見返すと、更に悲しい気分になります(笑) | ||||
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