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ブラッド・ブラザー
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ブラッド・ブラザーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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世評が高かったので読んでみた。それなりに面白いが。。 登場人物が複雑すぎる。名前が覚えられない。。 こういう海外の小説を翻訳するとき、問題がなければ覚えやすい名前を使う(改名しても)べきだと思った。ま、もう読まない。名前をいちいちたしかめながら読むのは苦痛。もうこういう小説は読まないだろうなあと思った。 | ||||
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どこかの書評を見て購入しました。 久しぶりにサスペンス物を読みましたが、最初の方は殺人現場の描写などが結構きつかったです。 ただ中盤以降は意外な展開となっており一気に読み終わりました。 もう少し真犯人との絡みがあったらよかったなと思うのと、翻訳が直訳になっていて今一つ意味がうまく伝わっていないなと思ったところがいくつかあったので星四つにしました。 | ||||
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GOOD | ||||
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今回も、海外で常にカーリィが高い評価を得ているのも納得の一冊でした。全くマンネリはしていないです。ジェレミーの新たな一面を知ることができて更にこのシリーズへの思い入れが深まりました。それはそうと、日本は本当に邦訳遅いですね、もう11冊は出ているのになぜこの人気シリーズに取り掛からないんですか?私は待てずにもう原本買いましたよ | ||||
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ジャック・カーリィ初めてでした。 ちょっとビックリしました。 他の作品も楽しみです。 | ||||
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狂気は狂気を持って知るべし。 あるいは、毒を以て毒を制す。 その常軌を逸した捜査手法は『羊たちの沈黙』を思い起こさせる。 しかし、その驚愕の真実はラストまで明かされることはない。 一人称と三人称をミックスした進行にちょい読み疲れるが、 その苦労はラスト50ページの怒涛の種明かしですべてが報われる。 | ||||
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相変わらずプロットが面白い。 サイコスリラーといわれているこのシリーズ。 どちらかというとソシオパスを扱ったシリーズのように感じる。 (以下Wikiより) ソシオパス→親の育て方などによる後天的なもの サイコパス→元来の性格、気質などの先天的なもの 微妙なラインだが、主人公たちはソシオパス的な性格の持ち主のようだ。 これはこれで面白い。 1作毎が小説として面白いか否か… 結局はそこじゃないでしょうか。 | ||||
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「この著者の本は全て読んでいる。新刊が待ちどうしい」 誰にでもいると思いますが私にもその様な小説家が何人かおり、ジャック カーリイはまさにそのうちの一人となりました。 ただ、翻訳刊行が少なすぎます。amazon.comで調べると未翻訳が10本はあるようです。 三角和代さん、がんばって全部翻訳してください。(それとも出版社に頼むべき?) | ||||
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対応も迅速で、店の評価よりも本の状態が良好でした。またの機会があればよろしくお願いします | ||||
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彼の作品を全て読みました。コナリークラスの重鎮と比較されると「軽い」とか「B級」とか書評されていますが私は彼の作品が大好きです。軽くて何が悪い。肌にまとわりつくようなねっとりとした空気に包まれた重いサイコキラー作品が格上で、国宝級の軽妙洒脱な会話がちりばめられミステリーの新境地を開こうとしている作品が格下というのも変な話です。要はミステリーとして面白いか、ドキドキできるか、読後はあまりの充足感にしばし目を閉じて呼吸を整えることができるかです。彼の作品はおすすめ。絶対読んでおくべき。 | ||||
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ミステリーの仕掛けや騙しだけでなく小説としての完成度も一級品の腕を持つ一流の技巧派作家カーリイの初めて舞台をNYの街に移した第四作です。今回はカーソンがホームタウンのモビールを出て一時的に初めて大都会NYの街で捜査する物語で、これまた初めて異常連続殺人犯の兄ジェレミーが悪の主役を務めるとあって否が応にも期待が高まりますね。 カーソン刑事はある朝いきなり大都会NY市警から出張要請を受け、急いで空路駆けつけ早速犯行現場に到着して見た惨殺死体は何と殺人犯の兄ジェレミーが収容されている施設の所長である知人の女性ヴァンジーだった。やがて兄ジェレミーが施設から脱走したとの情報を得たカーソンはヴァンジーがこの事に加担している事を確信するが、まともな彼女が何故に取った行動なのかさっぱりわからず首を傾げるのだった。 本書の文庫裏カバーの末尾には「ラスト1頁まで真相はわからない」と書かれていますが、こういった表現自体がヒントになって朧気に真相が見えて来る事があります。それでなくても著者は意外性の作家ですから著作が増えるにつれて企みを読まれる場合も出て来て始めから不利な面があるでしょう。私は読み進む内に大きな流れの真相とどんでん返しについてもほぼ見当がつきましたが、でもそれ以外の面でも大いに楽しめました。NY市警に兄ジェレミーとの関係をひた隠しにするカーソンの苦悩と次第に明らかになる意外な人間関係の真実には相変わらずの著者の巧さを感じさせられました。他にも最初は田舎者と馬鹿にされながらも徐々に人間的な魅力が相手に届いて女刑事と恋に落ちるカーソンのお馴染みの色男振りもやっぱり何度読んでもその度気持ちが良くなりますね。私が声を大にして言いたいのは、著者はミステリー作家である以上推理の巧拙で判断されるのは当然の事ですが多く書いて行けば読者に見破られる確率もそれだけ高まる訳で中には仕掛けに気づいて落胆される方も出て来るとは思いますが、私は著者が人間性の描写に優れた小説巧者である事を強く信じていますので、例えミステリーに満足出来なくてもその事だけで極端に評価を下げたくないと思っているという事です。私は特に前作での小説面での充実度に触れて、著者の作家としての成長と力量の進歩を強く感じ大いに感心しています。私はやはりベストなのはジェレミーが人間性に謎を秘めた不可解な男のままである事だと思いますし、その意味で彼の登場する次の作品を書くのは難しいだろうなと推測しますが、既に一冊は書かれている様ですので著者がその難題をどの様にクリアしたのか紹介されて読める日を楽しみに待ちたいと思います。 | ||||
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ジャック・カーリィの小説は3回目だったが、今のところ外したと思ったことわない。 この作品も凝った展開と驚愕の結末で楽しめた。 今回もフェミニズム支持の女性大統領候補や、その反支持運動家など登場人物が個性 的できわだっている。また、カーソン・ライダー刑事とハリー・ノーチラス刑事の息の合った コンビぶりもほほえましく、壮快な読後感となった。 | ||||
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もう3年前になるが、その頃評判のよかったジャック・カーリイの『デス・コレクターズ』を読んだが、あまり面白いミステリとは思えなかったが、本作が海外ミステリ・ベスト10に多く入っていたから読んでみることにした。 本作は、先に読んだ『デス・コレクターズ』とかなり趣が違い「僕」ことカーソン・ライダー刑事が二ューヨーク市警の招請でニューヨークを舞台に活躍する話である。 ニューヨーク市警の刑事たちに、「南部の田舎刑事」と馬鹿にされる設定は、シドニー・ポアチエ演じるニューヨーク市警の敏腕刑事が南部の田舎町で事件に巻き込まれる映画『夜の大捜査線』の逆バージョンとの感じもしたが、本書を読み進むうちに映画好きの評者の思いすごしのようであった。 本書でも相変わらず相棒のハリー・ノーチラス刑事もアラバマ州のモビール市警でバックアップする事件として構成されている。 このハリー刑事が関係者などを訪ね事件について訊き出す時のテクニックと心理描写などがユーモアーもあるユニークな会話となっているところなど作者のディテールへの拘りが感じられる。 先に読んだ『デス・コレクターズ』より本作『ブラッド・ブラザー』のほうが事件の展開するプロットも登場する人物にたいしての心理描写なども面白く描いていた。 3年前評者は、『デス・コレクターズ』を、星三つの評価にしてしまったが、本作がレベルが高い作品になっていたから星を一つ増やしました。 本書が翻訳刊行された四作目だが、翻訳されていない作品も何作かあるようだから新作刊行を期待している。 | ||||
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毒蛇の園では欲求不満に陥っていたが、本作はそれを見事に払拭してくれた。 兄弟の忌まわしい関係が明らかになるにつれ、物語に引き込まれていく。 特にラストは期待を裏切るほどのできで、おおっと声を上げてしまったほど。 やっぱりサイコスリラーはこうでなくちゃ。 | ||||
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初めてジャック カーリイの本をこれで読んだ 兄と弟の関係が、どんどんわかっていく・・・ スリルたっぷりで最後まで引きつけられていった わりと結果を想定して読むが、この種明かしは想像できていなかった 面白い! これを読んだ後に、この前に出ていたシリーズをすべて読んだ 種明かしを知っていてる前提でも十分楽しめた お勧め一冊だ! | ||||
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恐らく、次回作が最も期待される「海外本格ミステリ作家」が著者であることは間違いない−−ということを実感させられる作品。 それほど完成度の高い作品であると感じました。 <僕>こと、カーソン・ライダー刑事を主人公としたシリーズは、本作品で4作目ですが、第1作「百番目の男」、第2作「デス・コレクターズ」とも本格ミステリ好きには堪えられない満足度でした(第3作「毒蛇の園」はちょっとおとなしめでしたが)。 本シリーズの最大の特徴は、主人公の<僕>の兄、ジェレミー・リッジクリフが「連続殺人犯」として、矯正施設に収容されていること。 ちょうど「羊たちの沈黙」のクラリスFBI捜査官に対する、ハンニバル・レクター博士のように、<僕>の関わった事件にアドバイスをしてくれるという特異性が特徴的な本シリーズ、今回は、舞台設定をがらりと変えています。 本シリーズらしい、猟奇的な殺人事件がニューヨークで発生するのですが、何とリッジクリフが施設を抜け出し、ニューヨークに潜伏しているというのです。 当然、リッジクリフは容疑者になってしまうという展開の中、「何のために施設を抜け出し、何をしようとしているのか」−−その謎が、緊張感が途切れることのない物語全体を貫いています。 特に、プロローグ「1980年代なかば、アラバマ州南部の片田舎」での「少年」と「ドライバー」が誰なのか、は終盤までは謎で、プロローグと本編がつながった瞬間、「次はこの手できたか!」と、大満足でした。 −−と、大いにオススメの本作品ですが、第4作目ともなると、やはり第1作から順番に読んでいないと、面白さを十分に味わえない(ある種、シリーズ物の宿命か)作品ですので、その点はご注意ください。 | ||||
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サイコスリラーとしての力量は相変わらずで、最後まで読者を引っ張ってくれる。 前作までとの大きな違いは実際にあった事件(ワシントンDCでの連続狙撃事件)をベースとしていること、舞台がアラバマではなくニューヨークのマンハッタンであること。 カーソンの兄であるジェレミーがキーとなって謎めいて、かつまがまがしい連続殺人が展開されていく。ジェレミーとカーソンの過去については前作までである程度は掘り起こされてはいるが、本作では更に掘り下げられて、ジェレミーの過去について新たな事実が発見されることになる。 実際の連続射殺事件がモチーフとなっているが、それによってジェレミーの神秘性が弱まってしまったような気がするのが残念なところ。 いくつか未訳作が残っているようなので、出版をぜひ待ちたい。 | ||||
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一時、嫌悪感から、本棚から一掃したサイコ物。 のはずなのに、このシリーズはなんで行けたんかなぁ。 思うに、いいのか悪いのかはおいておいて、事件性のわりにはなぜか読後感がさわやか。(笑) まず、主人公の性格がいい。 主人公の一人称が「僕」ってーのが珍しいけど、ここがひとつ、私の好きなパターンだったりもする。 今までにはまったミステリーシリーズの主人公が結構「僕」か「私」だったなぁ。まず「俺」はない。ハードボイルドはタイプじゃないのだ。 パートナーの黒人警官もいいキャラ。 卑劣な犯人は出てくるのだけど、それ以外はこいつ、いやな奴〜と思っていた同僚警官が案外それほど悪い人間ではなかったと、読んでいくうちに分かったり、脇役の育ち加減も効いている。 あとはアメリカ南部の自然描写や料理などが珍しいというのもある。 都会を舞台にしたのとは違って、風通しがいいというか。 事件に息詰まるとカーソンと一緒にテラスから海を眺め、カヌーに乗る、そんな感じ。 主人公が「僕」であることで、30代にして今だ青春している感じが出ていて、一作ごとにお相手が変わるのも納得できるというか。ある意味主人公の成長を見守るミステリーでもある。 まあ、ここまでが表の感想。w 何よりもこのミステリーにおける多大なるスパイスが「お兄ちゃん」の存在。 カーソンの実の兄にして、16歳で父を殺し、その後も虐待を黙殺した母の代理に白人女性5人を連続殺人した罪で終身施設服役のサイコキラー、ジェレミー。 細身、色白、薄青い大きな目、とうもろこしのような金髪で犠牲者となった女性の母性本能をくすぐってしまったという美形。IQも高い。その彼が作品中、レクター博士のごとく、犯罪アドバイザーを務めていて、出番は少ないながら強烈な印象を残す。 はっきり言ってこういうキャラを出してくるのはずるい、と思う。 どうしたって気になる。 作者は一応心得ているらしく、お兄ちゃんはたまにしか出してくれない。くそ、じらしやがって。w そのお兄ちゃんを大々的に動かしてしまったのがこの4作目。 野に放しちゃったよ・・・・・・・・・・ まるでレクターのように、ワインを楽しみ美食に酔いしれ(人肉じゃないよ!)スーツをあつらえるお兄ちゃん。 こうなってくるとこれはパロディーなのか?と思いたくなってくる。 次はお兄ちゃん主役のスピンオフか? 残念ながらその後もお兄ちゃんは脇でちら見らしいですが。 どうもアメリカでの人気よりイギリスでのほうがあるのか、調べるとレビュー数など多い。 なんとなく納得。日本でも好まれそうな気もします。繊細さがあるというか、科学捜査一辺倒でなく足でも稼ぐ警察ものでもあるし、犯人はいつでも意外だし。 今後も翻訳され続けることを願います。 | ||||
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「このミス」で知り、シリーズものとは知らずに読んでしまった。 プロットや仕掛けが仕組まれてはいるが仕組まれ過ぎではないか、 読んだ後に「どうだったっけ?」と頭を整理しなおす必要がある。 ただし、最初から最後まで一気に読ませ、長さもちょうど良い。 この作家の作品をすべて読んでみようと思う。成功だ。 | ||||
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サイコパスのシリアルキラー、ジェレミー・リッジクリフは、「僕」ことアラバマ州モビール市警のカーソン・ライダー刑事の6つ上の兄である。飛び抜けてIQが高いジェレミーは、15歳の時に父親を惨殺し、26歳の時には暴力的かつ象徴的な方法で5人の女性を殺害し逮捕された。それ以後は、アラバマ州逸脱行動矯正施設の中で厳重な監視下にある。兄弟は父親の壮絶な虐待にあっていた。 上司からカーソンに緊急の呼び出しがかかり、直ちにニューヨークに向かうように命令がくだされた。カーソンは空港に向かえ来たニューヨーク市警察のウォルフ刑事とともに、レンガ造りの倉庫に向かった。倉庫には、下腹部が切り裂かれそこに切り取られた頭部が突っ込まれた、アラバマ州逸脱矯正施設の所長ヴァンジー・ブロウズの遺体があった。ブロウズは死の前に撮影されたビデオで、カーソンに捜査を指揮させるようにと訴えていた。カーソンには、反社会的人格障害者にガードを緩めさせる才能があるというのが理由である。 空港の監視カメラに、ブロウズに追い迫る施設に閉じ込められているはずのジェレミーが映っていた。ジェレミーはどうやって施設を脱出したのか。ブロウズを殺害したのはジェレミーなのか。カーソンがニューヨークに滞在し始めたその夜に、ふたり目の女性の惨殺死体が発見される。 カーソンは、事件の責任者フォルジャー警部補や捜査班のメンバーから田舎者扱いされながら、捜査を進めることになる。そして、3人目の女性が惨殺された。カーソンは、犯人がジェレミーではないのではと考え始めていた。ジェレミーが手にかけるのは30代から40代初めの白人、母親の身代わりになるような女性のはずである。3人目はラテン系の女性だった。やがて、フォルジャー警部補やカーソンの周囲に犯人の影がちらつき始める。 前半はバラバラであった事件が、後半は一点に向かって畳み掛けるように集約していく。超人的なサイコパスのシリアルキラーのきわめつきは、トマス・ハリスのハン二バル・レクターである。レクター博士には拭いきれない不気味さが終始つきまとうが、同じように超人的なジェレミーは当初の不気味さが徐々に影を潜め、愛すべきキャラクターに描かれていく。 | ||||
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