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ブラッド・ブラザー
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ブラッド・ブラザーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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「このミス」で知り、シリーズものとは知らずに読んでしまった。 プロットや仕掛けが仕組まれてはいるが仕組まれ過ぎではないか、 読んだ後に「どうだったっけ?」と頭を整理しなおす必要がある。 ただし、最初から最後まで一気に読ませ、長さもちょうど良い。 この作家の作品をすべて読んでみようと思う。成功だ。 | ||||
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サイコパスのシリアルキラー、ジェレミー・リッジクリフは、「僕」ことアラバマ州モビール市警のカーソン・ライダー刑事の6つ上の兄である。飛び抜けてIQが高いジェレミーは、15歳の時に父親を惨殺し、26歳の時には暴力的かつ象徴的な方法で5人の女性を殺害し逮捕された。それ以後は、アラバマ州逸脱行動矯正施設の中で厳重な監視下にある。兄弟は父親の壮絶な虐待にあっていた。 上司からカーソンに緊急の呼び出しがかかり、直ちにニューヨークに向かうように命令がくだされた。カーソンは空港に向かえ来たニューヨーク市警察のウォルフ刑事とともに、レンガ造りの倉庫に向かった。倉庫には、下腹部が切り裂かれそこに切り取られた頭部が突っ込まれた、アラバマ州逸脱矯正施設の所長ヴァンジー・ブロウズの遺体があった。ブロウズは死の前に撮影されたビデオで、カーソンに捜査を指揮させるようにと訴えていた。カーソンには、反社会的人格障害者にガードを緩めさせる才能があるというのが理由である。 空港の監視カメラに、ブロウズに追い迫る施設に閉じ込められているはずのジェレミーが映っていた。ジェレミーはどうやって施設を脱出したのか。ブロウズを殺害したのはジェレミーなのか。カーソンがニューヨークに滞在し始めたその夜に、ふたり目の女性の惨殺死体が発見される。 カーソンは、事件の責任者フォルジャー警部補や捜査班のメンバーから田舎者扱いされながら、捜査を進めることになる。そして、3人目の女性が惨殺された。カーソンは、犯人がジェレミーではないのではと考え始めていた。ジェレミーが手にかけるのは30代から40代初めの白人、母親の身代わりになるような女性のはずである。3人目はラテン系の女性だった。やがて、フォルジャー警部補やカーソンの周囲に犯人の影がちらつき始める。 前半はバラバラであった事件が、後半は一点に向かって畳み掛けるように集約していく。超人的なサイコパスのシリアルキラーのきわめつきは、トマス・ハリスのハン二バル・レクターである。レクター博士には拭いきれない不気味さが終始つきまとうが、同じように超人的なジェレミーは当初の不気味さが徐々に影を潜め、愛すべきキャラクターに描かれていく。 | ||||
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シリーズものと知ったのはこれを買ってから。全体を通して良い意味での軽さがあり、内容のわりに暗くないです。キャラも魅力的で面白いんですが、ラストの展開が前三作を読んでないせいかそれほど驚きも感動もなかったです。 解説にはこれ一つ読んでも十分楽しめるようなことが書いてありましたが、やっぱりシリーズものは順番通り読むほうがいいなぁと思わされた作品でした。 あと他の人も書いてましたが、解説が微妙な気が。心理学のこととか、題名の意味(血まみれの兄なのか、血のつながった兄弟という意味なのか)、ニューヨークとモービルの違いとかそういうことを解説してほしかったです。 | ||||
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これ、すげー。 ここ何年も、日本の作家しか読んでいなかった私。 お恥ずかしながら覚えているのはスカーペッタシリーズとか。 で、たまたま会社にあったのを読んで、 もう目から鱗とかがつんとハンマーで頭を殴られたみたいとか。 なんとも説明できない、このすごさはなんだなんだ? とにかくオモシロい! ネタバレるのであまり詳細は書けないけれど、主人公と相棒・ハリーのやり取りと、 主人公の邪悪な魔法の杖であるジェレミーのキャラがもう、最高。 これだけの感動は、羊たちの沈黙以来かも。 あるいはボーンコレクター。 洋モノを読み慣れるまでに時間がかかり、 (だって変な形容詞とか日本人にはわかりにくい比喩が多いんだもん) しかしこの作品で、久しぶりに洋モノの扉を開いちゃう予感。 最後に一言。 これがシリーズ物の3作目とは‥あうぅ。 ちゃんと最初の1冊から読んでいたらきっと、その伏線に泣いていただろう。 伏線を知った上で読んでもなお、最高作品だと思うけどね。 映画化されないのは、なんでだろう? | ||||
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カーソン・ライダーが今回はいきなりNYに飛んでNY市警の刑事とコラボして捜査にあたるので、 新しいNYの刑事のキャラ紹介とか、新しい出会いとか、200ページまでは退屈な部分も あり、<本の帯>で<ディーヴァー、コナリーに比肩>と大絶賛されているが、”大丈夫か?” と一瞬不安になったが... 大丈夫!きっちり200ページ過ぎからは<ジェットコースター>に 乗せてくれますから。サイコパス犯罪あり、これまでに無い大立ち回りあり、確実にスケールアップ しており、前作「毒蛇の園」の数倍楽しめた。これで830円は安い!と思わず叫びそうに なる面白さでした。 ただ、後書きの冒頭、コナリーの小説の引用を先に目にしてしまってから、本文を読むと ミステリーを読みなれた読者なら、話の大まかな骨格に想像が付きそうなんだが.... まァ、とにかくリッジクリフは最高に楽しいキャラで、今回は大幅に善人方向に舵が切られており、 次回からどんな活躍をするのか楽しみでなりません。 続編としては、<Little girls lost>とが控えているらしい。 (この辺りも、ちょっと後書きで触れて欲しかったが...) | ||||
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