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(短編集)

ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち



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ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの評価: 3.85/5点 レビュー 321件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.85pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全321件 281~300 15/17ページ
No.41:
(4pt)

雰囲気を味わう本

既存の小説を題材にした本ということで、
興味をもって読んでみました。

内容はいくつかの中編に分かれていて、
それぞれでストーリーは簡潔しています。
謎解きの要素もありますが、そんなに
複雑でも劇的でもないので、解決の過程を楽しむといった感じです。

終わりの方を除くと、あまり動きもなく、
のんびりとした空間が広がっている、そんな印象です。

刺激とか意外性を求める人には向きませんが、
とりあえず軽めの本を、という方にはお勧めです。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)より
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No.40:
(5pt)

読書ミステリー

本が好きな人が楽しめる読書ミステリー。引用の言葉もよいし、ストーリーもほどよく心地よい。本を読まない主人公と本が好きなヒロインをつなぐものが新鮮でさらによい。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)より
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No.39:
(3pt)

流行っているからという滅茶苦茶安易な気持ちで読んでみた

先日覗いたライトノベル情報サイトの情報によると、『ビブリア古書堂の事件手帖』が、シリーズ累計87万部突破したらしい。
今だシリーズ2冊しか発売していないにも関わらず、このような売上を叩き出しているのは、ライトノベル業界の中では異例の事態である。
ビブリアは確かにウェルメイドな作品ではあるが、ただウェルメイドなだけではここまでの売上を見せないのではないか。
僕はこの作品が人気を集めている主たる理由は、本作がここ最近のオタク系コンテンツの流れの中に身を置いているからだと思う。

ここ最近のオタク系コンテンツ、その中でもアニメ業界の流れをザッと見直してみよう。
ゼロ年代の半ば、京都アニメーションによるテレビアニメ『けいおん!』や『らき☆すた』のヒットにより、「日常系アニメ」というムーブメントが発生した。
このムーブメントは別名「空気系」などと呼ばれており、ドラマツルギーを徹底的に排除した、永遠に続くかのような日常世界を描いたものだった。
また、日常系作品の特性のひとつとして、虚構と現実の混同(フィクションの中に、実在の地名やスポットが登場する)という点が挙げられる。
そのため、ファンがアニメに登場したスポットを実際に訪れるという「聖地巡礼」なる行為も多発した。
(それ以前に京都アニメーションは『涼宮ハルヒの憂鬱』をヒットさせており、この作品は、所謂「セカイ系」作品と「日常系」作品をコネクトさせた物だった。『涼宮ハルヒの憂鬱』では「日常」と「非日常」が地続きであり、『新世紀エヴァンゲリオン』のネルフのように、この二つの世界の分水嶺となるような仕掛けは登場しない)

而して2011年、アダルトゲームのシナリオライターである虚淵玄氏が脚本を担当したアニメ、『魔法少女まどかマギカ』が大きなヒットを記録し、この年の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞した事は記憶に新しい。(正直、この賞の存在自体はなかなか胡散臭いモノなのだが。)
この作品は魔法少女というエレメントにSF的なガジェットを組み合わせた、一見ファンシーだがその実硬派な物語であり、「日常系」作品の興隆によって済に追いやられたドラマツルギー、言い換えるならば抑圧された「物語」への欲望が本作のヒットを支えていた、という見方をする人間も少なくない。
この流れを時系列順に並べるのなら「セカイ系」→「日常系」→「物語の復権」、と大雑把に整理することが可能だろう。

本作『ビブリア古書堂の事件帖』は、「日常の謎」というミステリーの一ジャンルに分類することができる。
「日常の謎」は、広義では人物の死が起こらない推理小説全般を指し、トリックは通常のミステリーとは違い、日常の中で高い確率で起こりうる非常に地味なものが多く、当然、世界の終わりもSF的ガジェットも登場しないが、ドラマツルギーは成立している。
つまり、言い換えるならば、このジャンルは「日常」に根を張った「物語」であり、これをオタクコンテンツの流れの中に当てはめるならば、「日常系」と「物語の復権」の丁度中間に位置することにならないだろうか。
確かに『魔法少女まどかマギカ』は支持を集めたが、同時に「日常系」物語の求心力が弱まっているのかというとそういうわけでもなく、そのことは2011年現在公開されている劇場版けいおんの集客力や、動画工房によるアニメーション『ゆるゆり』のスマッシュヒットからも明らかだろう。
現在のオタク系コンテンツの傾向を大局的に眺めると、「物語」への欲望と「非物語」への欲望が混在している。
そんな中、「日常の謎」というジャンルに属する『ビブリオ古書堂の事件手帖』のヒットは双方への欲望が一箇所に備給された結果であり、「日常」というぬるま湯に浸かっていた人々が「物語」へと向き合うためのリハビリテーションとして機能しているのではないかと僕は思う。(逆に言えば、人々の「物語」に対する耐性が弱かったからこそ、『魔法少女まどかマギカ』が話題になったという面もあるのではないかと思う。本作は美少女ゲームのフォーマットから見れば非常にスタンダートな作品だ)
そして其のことの妥当性は、数々のエポックメイキングな作品を送り出してきた京都アニメーションが、「日常の謎」の代表的作品である『氷菓』(米澤穂信著)のアニメ化に着手したという情報が強く裏付けているのではないだろうか。
また、本作の舞台は神奈川県の鎌倉市であり、「長谷」や「鎌倉駅」などといった実在の地名も頻出する。
これも、先程指摘した「現実と虚構の混在」という日常系作品の傾向とシンクロしており、そのような作品と『ビブリア古書堂の事件帖』の親和性を暗に示しているのではないかと思う。

長々と本作のヒットのコンテクスト(と予想されうるもの)を書き記したが、消費者にとって一番大切なのは作品そのものの面白さだろう。
僕個人としては、ヒロインの人格の断絶が人物としての魅力を損なってると感じたり、単純な作業の積み重ねがカタルシスとして昇華されていない点に退屈さを覚えたが(このジャンルの根幹を揺るがす発言かもしれない)、これが貴方の求めている物語なのかもしれない。
小品としての破綻は無いので、最先端を体感するためにも一読してみることをオススメする。


ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)より
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No.38:
(4pt)

すっと胸にくる・・・

ミステリー要素はあまりないが、作品をとりまく雰囲気がいい。
古書にまつわる様々なエピソードが絶妙に絡み合い、重くはなく、
けれども軽すぎず、といった非常にいいバランスで書かれている。
作品ではなく本の数だけ物語がある。
そんなことをふと思った。
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No.37:
(4pt)

登場人物が本を愛していて、好感が持てます

全編に流れている、
古くも穏やかな雰囲気が好ましいです。
古書に纏わる日常系ミステリ。
文章も変に硬いところがなく、読みやすいのは好印象でした。
登場人物のキャラ設定もしっかりしていて、
自然に物語に入っていける。
古書自体、知識のない私には?でしたが、
本を愛する気持ちはわかります。
一話ごとで話が区切られていると思っていましたが、
様々なところに伏線が潜んでいたのには気付きませんでした。
素晴らしい作品だと思います。

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No.36:
(5pt)

先が気になって眠れない一作

話題作ということで、ミーハーな気持ちで購入。売り切れで入荷まで2週間かかってようやく手に入れました。
古書店で働く美人で古書好きの栞子。一見現実味がない感じもしますが、読んでいくうちに栞子への強い憧れや、古書への興味にどんどんのめりこんでいきました。
普段、流行の小説ばかり読んでいますが、この本に出会って、古い日本文学にも興味を持ちましたし、久しぶりに夏目漱石を手に取るようになりました。
図書館などで借りるのではなく、自分の手に持っていたい一冊です。
第3作目も非常に楽しみです。
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No.35:
(5pt)

ソフトでもハードでも「本」が好きなヒロイン

「本好き」とか「読書好き」という時、本の内容(物語)が好きな人と、ハードとしての本(デザインとか材質とか含めて)が好きな人とがいると思います。
この小説の主人公(ヒロイン)は片方だけじゃなくて両方を好きな人で、そこが物語の中でも意味を持っており、読者としての私は好感をもちました。
その主人公(ヒロイン)が日常の謎系の事件(殺人のような事件は起きない)を話を聞くだけで解決していくのですが、こういうときってあんまり名探偵過ぎると、鼻に付くというかちょっと白けてしまう場合があります。
でもこの作品中では、「あんまりわかりすぎると不幸になるかも」みたいな表現があり、バランスが取られていると思います。
もうひとりの本が読めない体質の主人公(語り手)の設定もよく、作中に出てくる小説に自然に興味がわきました。

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No.34:
(2pt)

普段読書しない人向け

普段まともに読書している人なら耐えられないレベルの文章力だと思う。
内容は、正直??。
特に面白くもない。途中で投げ出しました。
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No.33:
(4pt)

鎌倉と古書と年上美人の織り成すミステリー

重度の本好き・栞子さんと、ひょんなことから彼女の経営する古書店で働くことになった五島の
身の回りで起こったささやかな出来事やちょっとした事件を解き明かすミステリー。

今年の3月に読んだ「スメラギガタリ」と同じレーベルの文庫なので存在は知っていたが、
手は出していなかった小説。ネットでの評判といきつけのサイトでの評価が良かったので、
思い切って購入してみた次第である。

表紙のイメージからクールでスマートなキャラクター像を想定していたが、
気が弱くて人と接するのは苦手なのに、本にまつわることになると饒舌になってしまう栞子さんは、
内気な読子・リードマン(倉田英之著『R.O.D』)といったところだろうか。
店内で古書を駆使して事件を解決していく話かと思いきや、探偵役の栞子さんはとある事情で入院中。
なんと安楽椅子探偵ならぬ、車椅子探偵なのである。

漱石や太宰といった文豪の名著とそれにまつわる「物語」が面白くて、3時間ほどで読めてしまった。
重厚な謎解きではなく、日常の小さな謎を解くタイプのミステリー(但し最終章は緊迫した展開)だが、
謎の発端となる古書の存在が物語に彩りを添えている。
鎌倉の空気が本からにじみ出てくるような雰囲気も素敵だし、読み終わると本編に出ていた古書は
全部読んでみたくなるしで、読書好きには一粒で二度美味しい一冊だろう。

先月嬉しいことに待望の2巻が刊行されたので、続きも楽しみにしたい。
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No.32:
(5pt)

美しい文章と魅力的な登場人物で描かれる、ビブリオミステリー

古書店を舞台に、一冊の本が刻んだ時間が多くの物語を結ぶ。
丁寧な文章も素晴らしく、本をこよなく愛するかわいらしい店主も好印象。
古本ミステリーという新ジャンルに、多くの読書家、愛書家が引き込まれることだろう。
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No.31:
(4pt)

気持ちのいい締めくくり。

たった今、読み終えたばかりです。
本の内容は、本好きの男性なら誰もが望む美しい古本屋の女性店員と、本が好きなのに読めないいわゆるニート男性が、古書店に持ち込まれた古本が誰から誰へ渡りどんな歴史を経てきたのかを、二人で謎解きのように解いていく四話収録の小説です。
推理小説好きな僕としてはどの事件も最後まで読みきる前に結果がわかってしまいました。
そして、多分最後の事件はみんな、篠川さんは更にこの男性を雇った時点から全てが計算され尽くしたものだったのでは…
そこまでだったなら、修復はもう無理か…
そんな状況でどう仲直りできるんだ…

と、悲しい気持ちになりながら、フィナーレに向かっていきましたが、結果はそうでなく、思ったより、そこまで厳しいことになっていなくて、気持ちのいい終わりに向かってくれたので、ふうと胸をなでおろしました。 読み終えて清々しい気持ちになりました。
熱の入ったミステリー、推理小説としてではなく、周囲の身近な事件の謎解きの世界で読んだら推理小説好きの方にも物足りなさは感じないと思います。
ちなみに推理小説には五月蝿い僕も続編が出ているので買うつもりです。
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No.30:
(4pt)

落ち着いた読後感に感謝です。

”古本屋さん”モノには憧れもあるゆえか、元々このジャンルが
何となく好きなので甘くなりますけど、
ただ「本(原書・古典など)」の由来にちなみ有り勝ちな決め事をせず、
”これは、当然こうだろうっ!?”という
推理モノに陥らないのが、本書のまず良いところ。

 現実の手に取れる「一冊のただの本」から始まる、あくまで”本アレルギー”の
「俺」の眼差しからの遣り取りがあってこそ、僅かだけど届く交流の心地良さが
本書には生まれていきます。
 ああそれにしても、アンナ・カヴァンの『ジュリアとバズーカ』だのマイクル・コニィの
『ブロントメク』だのと、とうに亡き”サンリオSF文庫”の話が誰かと出来る機会なんて、
めったにあるものではないと良くご存知ですwww。

 それはともかく、実は大きく主人公と”美人さんなのに色々問題の多い彼女”の命に関わる
事件が極希少「太宰本」絡みであったりするのですっ!!!
 …じゃあ、あとは実際に読んでみて下さいねっ♪ 主な舞台は「鎌倉」周辺です。
 続刊もなかなか良いですよ?
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No.29:
(5pt)

物語全体の雰囲気がとても良いです。

『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』を読みました。
 すげー面白い!!! やられたって感じです。こういう小説を書きたかったんだっていう、そういう内容です。だから、やられた。まいったまいった。どうしよ。
 個人的には、169ページ目に『日本思想大系』が一瞬出てくるのがとても嬉しかったです。『日本思想大系』を読んでる女性とかいたら、一発で惚れるわ。割とマジで。
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No.28:
(4pt)

良いです

某書店ですごいスペースを割いて置かれていたので、どんなものかと衝動買いしました。
なのであまり期待していなかったのですが、すごい良かったです。
古書をこよなく愛する女性店主栞子と、ふとしたことから古書堂で働くことになったプー輔。
古書が呼び込む事件を栞子が推理していきます。
普段はまともに人と会話もできないものの、本の事となると人が変わる栞子の描写がとても素敵です。
気づいたら2巻も出ていました。続けて読んでみようと思います。
栞子とプー輔の距離はこれからどうなっていくのでしょうか。
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No.27:
(5pt)

ぼくは好きだよこの雰囲気

この本の物語のように、「人の手を渡ってきた本そのものに物語がある」というような物語はもうなくなってしまうかもしれない。
 
 電子書籍が普及し始めている現在、本の購入は検索してダウンロードすることで完結する。「本」はデータとして端末に取り込まれ、「紙の本」そのものが人の手を渡る、という形式はなくなっていくのだろう。と考えるとこの「人の手を渡ってきた本そのものに物語がある」物語はこの時代にぎりぎり間に合ったのかも知れない。
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No.26:
(3pt)

書店ものというジャンル

それほど「書」というものに執着しない自分のような人間からするとあまりトリビア的な知識に興味はもてないのですが、それでも楽しめました。
 ただ、ここのところ図書館や書店、古本屋等を舞台にした小説というのがジャンルと呼べるまでに数を増やしていますが、その中ではミステリーとしては圧倒的に甘いです。自分のようなミステリー初心者にさえ先を読ませるようではまずいと思います。
 よって☆は小説として3.5、ミステリーとしては2くらいの評価で。
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No.25:
(5pt)

古書に詰まっている“物語”

古い本には中身だけではなく本そのものにも物語がある。
それが、この小説の骨格となっています。

北鎌倉で古本屋を営む若くきれいな女性とそこの従業員のコンビが物語の秘密を解き明かしていきます。
北鎌倉という街自体が歴史も古く、物語のある街です。
そのため、全ての出来事も不思議と納得させられます。

物語の秘密を解き明かす過程もさることながら、古書の魅力と楽しみ方が全編から感じられます。
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No.24:
(4pt)

中弛みするけど

全体的に“当たり前だろ〜”と突っ込みたくなるようなやり取りが多すぎる。
全体の七割ぐらいはまるでコナンのような、分かりやすい展開。

最後の方でドキッとする急展開。ハラハラするスピード感。
こんな勢いどこに隠してたの?!って思うぐらい!
最後は一気に読んでしまって爽快感が残る一作。

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No.23:
(4pt)

本好きだけど堅苦しいものを読みたくない人に

表紙の絵と、タイトルの響きが良くて買いました。
古書をめぐる安楽椅子探偵ものです。
内容をあまり吟味せずに購入した割にアタリでした。
最初文章がいけていない気がしたのですが、四話中の最初の一話を読んでみて、
いい意味で安心して読めるリズムだったので、すぐに体になじんできたというか最後まで気持ち良く読めました。

古書って時間と人の手を経ているのでなんとなくミステリアスな気がします。
2巻目が出るようですが、ぜひシリーズ化していってほしいと思います。
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No.22:
(5pt)

文学少女に似ていますが

作者のレベルが全然違いますね
どちらが高いのか読んだ方にはわかってもらえると思いますので書きませんが

とにかく密度の濃い一冊だと思います
ありきたりな話を引き延ばして中身スカスカな最近のラノベにも見習って欲しいものです

続編を期待しております
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