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(短編集)
ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち
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ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全321件 261~280 14/17ページ
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話題になっているのと、ラジオで作者が話すのを聞いて 好感がもてたので気軽に読み始めた。 古書店の栞子、ひょんなことからそこで働き始める俺のお話。 殺人がないミステリー。 謎解き。 人物の設定がいいので違和感なくその世界に入り込み、すらっと読める。 表紙といい、ライトノベルというくくりの中にあるらしく、若い方がしぜんに 手に取れる本だと思う。 続きも読みたいなと思わせてくれる本。 2巻はすでに出版されているが、次もきっとあるだろうな。 | ||||
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繊細なイメージの表紙でほとんど内容は分ると言う感触。 読んでみた印象も同様でさほどダイナミックな展開はなく、ちょっと乱雑な印象もありますがしっとりとした一時が過ごせました。 「事件手帳」と言う程には「推理物」として凄い面はありませんが、結末では過去の人々の切ない恋模様が明らかになるとともに、それが「今」にも繋がっているという予想外の真実が明らかになって人の絆について考えさせてくれます。 メディアワークス文庫とは思えない「真面目さ」と、らしい「奇想天外」さのバランスが面白い作品です! | ||||
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主人公が鎌倉市大船に住んでいます。そして著者と同じ大船高校(明示されていませんが)の卒業生という設定です。 ビブリア古書堂の所在地も北鎌倉。地元民必読です。ちょろっとですが大船駅も出てきます。大船駅駅前の大通りや、 大船の病院、それに鵠沼などなど。ああ、あの場所かと思い、面白さが倍増です。 地元じゃない方もぜひ、大船や北鎌倉に遊びに来て、小説の世界を楽しんでください。 | ||||
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異常なほどの対人恐怖症ですが、本のことになると鋭い洞察力で真実を見ぬいてしまう。持ち込まれた情報を論理的に分析し、活動的でないタイプの探偵さんは、ミステリーの場合、大概変わった人が多いのですが、この物語では巨乳で清楚で美人となれば、もう物語に引き込まれずにはいられないでしょう。 実はファミレスで読んでいたのですが、泣ける箇所がいくつかあり、いいオッサンがボロボロ泣いて読んでいるのが恥ずかしくて、慌てて出たんです。涙もろい方はそういう場所では読まないほうがいいですよ。 | ||||
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北鎌倉駅の近くにひっそりとそのお店はあった。「ビブリア古書堂」という名前のその店から 出てきた女性に、五浦大輔は興味を抱く。やがて大輔はその女性、篠川栞子と、祖母が所有して いた本がきっかけで知り合うことになるのだが・・・。 幼い頃の体験がきっかけで、それまで大好きだった本が読めなくなってしまった大輔。かなりの 読書家で、膨大な本の知識を持つ栞子。ふたりは大輔の祖母が所有していた本がきっかけで知り 合うことになる。祖母が持っていた「夏目漱石全集」に隠された謎を、栞子はものの見事に解き 明かしてみせる。そこには、大輔にかかわる重大事も・・・。 ほんのわずかな手がかりから、実際に見たわけでもないのに鋭い洞察力や推理力で真実を探り当てる 栞子。その過程は読んでいてワクワクするほど面白い。物事を、一方的な見方をせず多角的に捉える ことがいかに大事か、そんなこともあらためて考えさせてくれる。プロローグ、エピローグのほかに 4編の話が収録されているが、夏目漱石全集にかかわる話と、太宰治の「晩年」にかかわる話が特に 印象に残った。本好きにはたまらない作品だ思う。 | ||||
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人の死なないミステリで、個人経営の店舗の若い女主人で、雑学知識を駆使して謎を解決という点で、 とりわけ前半部分は「万能鑑定士Qの事件簿」「万能鑑定士Qの推理劇」に酷似しています。 Qシリーズの4巻目に、実在する映画作品のポスターやグッズを並べて鑑定する話がありましたが、 ビブリア古書堂はそれによく似てます。 篠川栞子という名前も、凜田莉子とか岬美由紀とか苗字と下の名の一文字目を同じ言葉にするという 松岡圭祐氏のパターンを踏襲しているから、刊行の時期的にもQをヒントにしたかもしれません。 けれどもトリックの面白さで読ませるQとは対照的に、ビブリアは叙情的な書物への愛着を、 すなおに表現する事に重きを置いていて、小説好きにはたまらないものがあります。 夏目漱石のサインや書籍に付いている紐を使ったトリックは日常の謎の粋ですが、 エピソードが情感豊かに描かれているので楽しく読めます。 文体も柔らかすぎず読みやすさとしては丁度良いのですが、Qと同じくこちらも著者の方は 40代ぐらい?とのことで、本来は一般小説の技巧をラノベに持ち込んだ作風ゆえ、完成度が高いのでしょう。 私としては万能鑑定士と同様こちらも楽しめました。続編も読んでいこうと思います。 | ||||
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内容は大変読みやすくて、本が好きな人は楽しめて良作だと思います。 ならなんで三ツ星かって? まず、ライトノベル作家の野村美月先生の『文学少女』の二番煎じという部分ですかね。何かの本を題材にして事件を読み解いていくというパターンが『文学少女』のもろパクり。 多分、このビブリアの作者自身もライトノベルでデビューしたいるので3・4年前にヒットした『文学少女』を読んで、 『これは、ラノベでビブリアやったら文学少女のパクり言われる可能性があるから一般文学ならバレないやろ!』って思いビブリアを初めた感じがするので、減点1。 そして、二番煎じなのはいいが野村美月先生の『文学少女』に比べると文章力、構成力、面白さ、が劣っているので減点1。 この本が文学少女の前に出ていたら五ツ星なんですが後なんでね… 惜しい作品ですがそれなりに面白いので是非とも読んで下さい。ビブリア好きなら文学少女は絶対読むべき。 | ||||
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訳あって店主が入院している古本屋を中心としたものがたり この作者の作品はわたしはこれが最初だったのですがかなり 多くの作品を書かれているのですね、そのせいか稚拙な作品が 多いメディアワークス文庫にしてはとても読みやすいです。 あらすじは、古都鎌倉にひっそりと佇む古本屋を舞台にして、 まさに本の虫、内気なんだけど本について語ると止まらない 栞子さんと、就職浪人の大輔を軸に話が進んでいきます。 古本には物語がついているということでこの作品では 4冊の本について4つの物語がついています。 この就職浪人の大輔がこの古本屋に行ってはまり込む原因になった 漱石全集の話。なぜか全集のうち、一冊だけが違う理由が 面白い作品 安く売っている古本屋から高く買い取る古本屋に本を移動することにより もうけをだす「せどり屋」にまつわる話 「論理学入門」を持ち込んだだんなと、それを取り戻そうとする奥さんの話 そして、この店主が怪我をする原因がわかる「晩年」 という4つの話で構成されています。 作者の丁寧な書き方は、舞台である古本屋、そして登場人物をわかりやすく やさしく語っていっています。そして多くのラノベと違うのは、 奇想天外な設定や、めちゃくちゃなキャラクターでストーリーを 引っ張るのではなく、読みやすさはそのままで自然な設定から 紡いでゆく物語の面白さに満ちています。 難しい小説好きや、まるでアニメのようなラノベ好きには少し 評価が低いかもしれませんが、とても読みやすいこの作品 どんな人にもお勧めできると思います。 | ||||
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古本屋さん関係は面白い作品がある(「古本屋探偵の事件簿」「蒼林堂書店へようこそ」等)ので、こちらも期待・・という感じで読み始めました。 読みやすくてあっという間に読めますが、古本屋を舞台にした小説に必須ともいうべき『古書にまつわる薀蓄』がなさすぎて肩透かし。 ただの青春恋愛小説のできそこないのようになっている部分も。 なのですが、第2巻からは一転して良くなります。『本』が主題としてちゃんと組み込まれてくる。作者の出し惜しみ?と思うほど。第1巻は第2巻のイントロと思えば、ライトな読みやすさが活きてきて、星三つとなります。 この本をこれから読まれる方は、必ず第2巻まで読まれるべきです。 (別に最近はやりの販売促進(さくら)をしているわけではありませんので・・) | ||||
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話題作になっていたのでちょいとタイミングは外しましたが読んでみました。 面白いです。 本好きの人が2倍楽しめる内容・ミステリー的な楽しみ方…… いろいろな魅力がつまった本だとは思いますが、 ちゃんとキャラクターを大切にしているところが一番よかったです。 まだまだ栞子さんのキャラクターも奥が深そうなんで 発売中の2巻にも手を出したいと思います! | ||||
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軽快な文章と古書の解説とミステリー。すべてが調和していて、本当に楽しく、あっという間に読んでしまいました。 背景描写も分かりやすく、物語の中にとっぷりと入っていけます。まさしく「2011年文庫No.1」だ、と思います。 この本で知り得た名作古書も、手当たり次第に物色したくなります。 もちろん「2」もすぐに購入しました。 五浦くんと栞子さん。2人の人物像は親しみやすくユニーク。TVドラマ化するとさらに人気が出そうですね。 | ||||
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古書店を題材にした作品で、内容も文章も頭に入りやすくスムーズに読み進めることができました。 私自身、本はよく読むのですが、古書に興味を持ったことはなかったため、新しい読書の楽しみ方 を教えてもらった気がします。 正直なところ、読む前は最近よく目にする“ライトノベルっぽくすれば売れるだろう” という安易な本の一部かと思っていたので、それほど期待はしていませんでした。 ですが読み進めていくうちに内容に引き込まれて一気に読んでしましました。 読書好きな方にも、そうでないかたにもお勧めしたい一冊です。 | ||||
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店頭で表紙に惹かれました。 評価が高いようですが、恋愛感情らしきものはない方が良かったかな。焼きもちでしょうか。 あと、最後の話の途中で犯人がわかってしまったのが残念でした。 まあ、そのうちTVドラマか映画化しそうな気がします。 | ||||
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北鎌倉の古書店。本好きで、本のことなら何時間でも目をキラキラさせながら、話してしまう。でも、極度の人見知りで、本以外の時間はオロオロしている。 もう、キャラ設定の時点で勝ちだよね。 本をテーマという意味では、文学少女と似た印象を持っていたけど、文学少女が、本の中身自体のオマージュ的出会ったのに対して、本作では、本その者に対して物語。大きな事件ではないが、日常の小さめの本にからむ事件を、栞子さんがキラキラ、オロオロしながら解いていきます。 | ||||
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北鎌倉の古本屋が舞台。内気だがめっぽう本に詳しい美人店長と、訳あっ て本を読めなくなってしまった大男。古い本、ちょいとワケありの人たち。 本の帯には「本の雑誌が選ぶ2011年度文庫ベストテン第1位」の文字 がある。その理由は、本それ自体がテーマであることの他に、文庫として の手軽さ、計算されたストーリ、そして何より「本好きの気持ちをストレ ートに表現している」ことにあると思う。 古本の価値とは、新刊の状態をできるだけ保ちつづけることだけではなさ そうだ・・ | ||||
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「本の雑誌が選ぶ2011年度文庫ベストテン 第一位」、このような推し方をする類の書物に良い思い出の無い私は、手に取るのを躊躇っていました。本書を読んでみた今は、読まず嫌いは良くないと反省しております。 本書の全体的な感想ですが、非常に読みやすく物語の流れも汲み取りやいため、非常に楽しめる一冊となっています。本巻では主要人物の過去に纏わる話でした。暗い過去を持つ彼らが今後どのような道を歩んでいくか、今代の「落穂拾ひ」の行く末は如何に… 話は逸れますが、「古書にはそれぞれの物語」があると本書には綴られています。皆さんにも思い入れのある書物があるのでしょうか?私には、10年前から集めている小説シリーズがあります。何度も読み返しているうちに、小口が黒ずんでみずぼらしいことになってはいますが…それでも、どんな宝石や貴重品よりも大切な「宝物」としてこれからも大事にしていこうと思っています。皆さんにも「大切な書物」があるといいですね。 「ビブリア古書堂の事件手帖」は書物に対する思い入れを改めて考えさせてくれます。興味をもたれた方は是非、一読する事をお薦めします。 | ||||
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「人の手を渡った古い本には、中身だけでなく本そのものにも物語がある。」 一冊の本にまつわる秘密を、ビブリア古書堂の若き店主、篠川栞子が解き明かしていく連作短編ものです。 登場する古書は、夏目漱石『それから』、小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』、ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』、 太宰治『晩年』の4冊。それぞれの本が引き起こす事件、エピソードは、それぞれその本の中の物語と呼応します。 本の内側だけではなく、その外側にも物語があるということに着目して書かれているところが面白いと感じました。 また、とある出来事から本を読むのが苦手になってしまった主人公、五浦大輔に対して、栞子さんが本の内容や歴史を教えてあげる場面が 多くあるので、実際にそれらの本を読んでみたくなるのもこの本の魅力です。 本を読むのがあまり得意ではないという方にもお勧めできるほど読みやすく、 また、この本を読むことでより本が好きになれると思います。 | ||||
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主人公の祖母の言葉である。この祖母も結構わけありなのだが.... 本書は典型的なアームチェア・ディテクティブ物である。絶世の美女が体育会系の語り手を走らせて「事件」を解決する。 本書の特徴は、そこに古書が挟まることである。薀蓄もあるが評者のような書痴ではない読者にも心地よい程度であり、ライトノベルズベストセラーの書き手達はここらあたりがうまい。キャラも立っている。主人公も魅力的である。伏線のはり方も解決の仕方も良し。表紙絵もシンプルだが、本書の雰囲気によくあっている。エンターテイメントとしては言ううことない。 # ただ、内容以前の問題で、評者には今ひとつのめり込めなかった。 評者は比較的本を読む方だと思っているが、「本は読めれはいい派」であり、厚い本は持ちやすいようにばらして持ち運ぶような人間である(糸とじでない場合)。電子書籍は古い本が読めないから使っていないだけ。けれど、外出する時は必ず本を持ち歩くし、5分でも時間があれば本を読むか、本の内容について考えている。 本書では「本を読まない人」=「本自体を愛する人」になっている。評者は本は愛しているが、本自体はあまり可愛がっていない。ここらあたりにギャップを感じたから少し点は辛めにしてしまった。 | ||||
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正直、ジャケ買いです。越島はぐさんの描く表紙の、あの女性にひかれました。 読み進めてみると、あのイラストとイメージがぴったりだ!と感じましたね。 『王様のブランチ』でも紹介されましたし、発行部数も伸びているので、ラノベの中でもなかなかのヒット作では。 | ||||
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いわゆる「ライトノベル」系ですね。古書をめぐるミステリーというテイストが付与されていますが,謎といっても本格的なものではなく,人物たちの言動も含めてまさに「ライト」な感じです。 「萌え」な要素もあるので,本格的なミステリーが好きで,なおかつ頭が固い人にとっては許しがたい作品かもしれません・・・。 でも,本好きとしては,主人公である栞子さんの口から語られる古書にまつわるうんちくを読んでいるだけで楽しくなってきてしまうのも事実。私はすっかり「文学」を読んでみたくなってしまいました。 | ||||
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